2021年には新作も発表され、強い人気にさらに拍車がかかり、さらに注目を集めています。今回はそんなロレックスエクスプローラー2の歴史や特徴、2021年に発表された最新作についてご紹介していきます。ロレックスエクスプローラー2のもつ魅力や、高い金額で取引されるレア個体についてもご紹介します。
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ロレックスエクスプローラー2とはどんな時計?
ロレックスエクスプローラー2とは、1953年に発売されたエクスプローラーがさらにグレードアップして1970年に発売された機種です。初代エクスプローラーから受け継いだデザインはそのままに、日付表示、24時間針が追加され、昼夜の区別が難しい洞窟内でも時間が一目で解るような作りになっています。大きさも一回り程度大きくなっており、文字盤の色もブラックのみではなく、ホワイトとの2色展開です。エクスプローラー2はエクスプローラー1をより冒険家、探検家向けにバージョンアップさせた機種で、太陽光が届かない場所でも実用性に優れた機種であるということがわかります。
ここでエクスプローラー2の大きなこだわりですが、もともとの第1世代ではまだエクスプローラー1の上位互換といったデザインだったのが、第二世代では秒針夜光ドットを追加、さらにベゼルのフォントも太く見やすくなりました。更にその次世代にあたる第3世代から文字盤がブラックとホワイトの2色展開となったのです。ムーブメントもCal.3185クロノメータームーブメントが新たに搭載されたことにより、今まで以上に実用性に優れた機種へと進化していきました。
こうした変化を重ね、他のロレックススポーツモデルでは取り入れられないオレンジの24時間針が追加されたり、時間と世代を重ねるごとにこうして現在のモデルが完成していったのです。2021年に発売されたRef.226570はデザイン、ムーブメントもさらにアップデートされ、発売から1年近く経過しようとしている2022年5月現在でも取引相場は150万円以上と、プレミア価格が落ちる気配がありません。エクスプローラー2の50周年記念に新たに発売されたモデルとして、非常に人気が高く、それにともなって過去のモデルも再び注目を集めています。エクスプローラー2が持っている独特のデザインは、多くの人の心を掴んで離さないのです。
ロレックスエクスプローラー2の歴史
ロレックスエクスプローラー2が誕生したのは、今から約50年前の1971年です。今でこそ多くのロレックスファンから注目される人気ですが、発売当初は洞窟の探検などを想定して設計された実用タイプの時計ということもあり、ロレックスらしくないデザインが印象的でした。そのため、発売された当初の人気はそこまで高くなく、市場に多く出回っていないのです。同じく1987年に生産、販売されたRef.16550に関しても生産期間は著しく短く、そこまで市場に出回っていません。
しかし、1989年に発売されたRef.16570は非常に人気が高く、20年もの間生産され続け、エクスプローラー2は徐々に注目されていったのです。その後、2011年にはエクスプローラー2がリニューアルされ、発売当初の初代エクスプローラー2の独特のデザインを豊富に練り込んだ仕上がりになっています。エクスプローラー2発売当初は人気がそこまで無かったため、残念ながら生産台数は非常に少なくプレミアがついてしまっています。そうした初代のエクスプローラー2を欲しいと願っていたファンにとっては嬉しいリニューアルだったのです。現行モデルと並んで人気が高まり、エクスプローラー2はさらにロレックスファンから注目を集めるようになりました。
そして注目すべきは昨年2021年、ロレックスエクスプローラー2は誕生から50年という節目を迎えたのです。当然最新モデルの発売は多くのファンが注目しました。その期待に応えるがごとく、満を持して発売されたのがロレックスエクスプローラー2 Ref.226570なのです。多くの人から注目されたエクスプローラー2Ref.226570は発売から1年近く経過しようとしている現在でもプレミア価格がついて、定価の2倍以上の価格で取引されています。さらにこの50周年を迎えたと同時に、かつてのエクスプローラー2も再び注目を集め、過去のモデルも価格が高騰傾向にあります。
2021年に発売された最新作、ロレックスクスプローラー2 226570とは?
2021年に発売された最新モデル、ロレックスエクスプローラー2 Ref.226570は、デザインに大きな変化こそないものの、細かな部分でバージョンアップしています。特に針の根元部分にブラックコーティングをすることで、針が浮いて見えていたのですが、このブラックコーティングを不採用とすることで、黒い文字盤ではより視認性が増したのです。さらにこまかい変更点としては、リューズガード部分のデザインの変更です。現行モデルと比較して、若干急な角度になっていることがわかります。
見た目にはわかりませんが、ロレックスエクスプローラー2 Ref.226570はムーブメントも変更されています。現在のロレックスは従来のCal.3100系ムーブメントからCal.3200系を使用するようになっており、ロレックスエクスプローラー2 Ref.226570はこの3200系のCal.3285が搭載されています。これにより、従来のパワーリザーブ48時間がさらに延長され、70時間というロングパワーリザーブを実現したのです。巻き上げの効率も向上し、高耐磁性も供え、磁気の不安定な山や洞窟といった場所でも精密性が落ちることはありません。
実用性、デザイン性ともに優れ、さらに細かいマイナーチェンジにより着用することで気が付く魅力もまた奥の深さとも言えます。ロレックスが持つパラフレックス・ショック・アブソーバーという耐震装置を採用することで、衝撃にも強く、洞窟などの探検に特化した腕時計であることがよくわかります。
ロレックスエクスプローラー2の魅力
最新モデルも従来モデルも人気の高いロレックスエクスプローラー2は、それぞれの世代や発売された年によっても違う魅力があります。ロレックスエクスプローラー2の大きな魅力としては、よりプロ仕様になっている部分です。エクスプローラー1のシンプルさをそのままに、他の針と区別しやすいオレンジの24時間針、人目で解る日付表示、視認性に特化したインデックスとこだわりが見えます。さらにエクスプローラー1より大き目のデザインになっているので、暗い洞窟などではより見やすくなっています。オレンジの24時間針は初代のモデルを覗いて、少し名が細いオレンジの針となっていました。しかし、2011年モデルから初代のデザインが復刻、さらに2021年発売の現行モデルはブラックコーティングが外れたことによりさらに視認性に優れています。2011年のRef.216570と並べてみるとその見やすさがよくわかります。
とはいえ、Ref.16550も短い製造期間でしたが、人気が出てきたRef.16570に近いデザインで魅力があります。特にRef.16550はそれまでブラックダイヤルのみだったものにホワイトダイヤルが追加され、スポーツモデルではあまり見ないアイボリーモデルも出てきました。この、ブラックとホワイトで選べるようになったのも、ロレックスエクスプローラー2の大きな魅力と言えるでしょう。それ以降のRef.16570ではその魅力をしっかりと引継ぎ、デザインの修正、そしてムーブメントのブラッシュアップにより精度と安定性が向上されました。生産終了モデルではありますが、当時のRef.16570もまだまだ人気の高いデザインですので、過去のモデルでも今だに高額で取引されています。特にRef.16570とRef.16550で採用されているアイボリーダイヤルは、今のモデルにはない仕様です。そのレトロな雰囲気は時間の経過とともにさらに味が出てくるということで、時計愛好家からも愛される色合いです。過去の個体にはその個体にしかない魅力があり、これらは後述するレア個体とも呼ばれ、魅力があるだけではなく非常に高額な金額で取引されています。
ロレックスエクスプローラー2は、時計の実用性も非常に優秀なので、最新モデルでなくても日常使いに全く問題ありません。さらに時計が古くなっていったからといって価値がなくなるのではなく、時間の経過とともに価値も増してくるモデルが豊富なため、しっかりメンテナンスしておくことで購入価格よりもはるかに高額で売却ができる可能性もあります。
ロレックスエクスプローラー2のレア個体について
ロレックスエクスプローラー2には製造が著しく短かったモデルや珍しいデザインなどのレア個体というものが存在します。また、経年による時計の変化が与える劣化も、美しく変色していくとそれが価値のある変化になるのです。今まで100万円に満たなかったモデルも、近年その希少性が注目され、少しずつ価格は高騰傾向にあります。
ここで注目すべきは2世代目のRef.16550です。実はこのRef.16550はほかのロレックスエクスプローラー2と比較してもレア個体が多く存在している世代となっています。また、製造期間が1984年頃~1988年とされていますが、実際にはその内の2年間しか製造されておらず、世に出ている個数もごくわずかです。そんなRef.16550のレア個体として真っ先に思い浮かぶのが現行モデルでは採用されていないアイボリーの文字盤です。文字盤全体がアイボリー仕様になっているものや、文字盤ドット部分のみがアイボリーが強く入ったものなどさまざまです。たったこれだけで価格は200万円近くに跳ね上がるのですから驚きのレア個体です。さらにセンタースプリットといって、6時の位置にロゴのスペースが揃っている仕様もレア個体の特徴なので、アイボリーに加えてこのセンタースプリットが入るとさらに価格は高騰します。
さらに古い初期のモデルもそれはそれでレアなのですが、最初期のマーク1ダイアルと呼ばれる文字盤はロゴ、王冠マークが小さく、秒針にドットがありません。こうした今ではないデザインやモデルは希少性が高く、ロレックスエクスプローラー2のファンだけではなく、時計愛好家からも愛されるモデルとなっています。ロングセラー商品となっているRef.16570はこれらの希少性の高いモデルとことなり、流通量も多く現段階で比較的手に入りやすいモデルと言えます。しかし、ロレックスは経年劣化によって出て来る時計の魅力すら価値がつく時計です。特に黒い文字盤でよく見られるスパイダーダイヤルは、過去のモデルが劣化した際に見られる仕様で、文字盤に蜘蛛の巣状にひびが入ったものがこのように呼ばれています。これもRef.16550あたりの世代でよく見られますが、こうした劣化は状態の良い通常のものより高額です。流通量が多くても、今後Ref.16570にもそのモデルにしかない劣化の仕方、価値、レア個体が注目される可能性は非常に高いと言えます。
短い製造期間のRef.16550はその短期間にさまざまな試行錯誤がされたというのがよく解るモデルです。そのため、比較的レア個体の多いモデルですが、ロレックスは同じモデルでも製造された年数によって使われる素材などが異なる場合があり、特に1999年ごろには夜光塗料の変更があります。2004年には王冠の透かし、2007年にはルーレット刻印、など変化があります。今ではそこまで注目されていなくても、長い年月をかけて注目され、一気に価格が上がる可能性は充分にあります。手元にあるエクスプローラー2が新しくてレア個体とは縁が無さそうでも、どこで価値が上がるか未知数ですので、製造が多いからといってレアがないとは限りません。
ロレックスエクスプローラー2の買取価格はどれくらい?レア個体は?
ロレックスエクスプローラー2は最新モデルである③エクスプローラー2 Ref.226570は875,600円の定価であるにもかかわらず、プレミア価格がついて倍以上の値段で現在取引されています。近年はコロナ禍の影響もあり、高級時計や宝飾品の購入の需要が高まっているのも影響しています。こうした背景があるなかで発売された最新モデルは、当然需要も高いのです。しかし、生産が需要に追いついていないため、流通量は少なめです。コロナ禍による需要の上昇、少ない流通量という条件も相まって、最新モデルの価格が高額になりました。
だからと言って過去のモデルの価格が下がってしまったということはありません。過去のモデルも同様に需要が高まっていますので、それにより70万円前後で購入できたモデルが一気に100万円以上の価値に跳ね上がったという個体も存在します。とくにアイボリーダイヤルは以前も注目されてはいたものの、現在ほどの注目は集めていませんでした。製造年数が著しく短く、かつレアな仕様ということもあり、その希少性が評価されて高額になっていったのです。このアイボリーダイヤルに関しては、200万円が相場と非常に価値がある個体と言えます。そこにセンタースプリットが入ろうものなら400万円近い金額で取引されますので、今まで注目されなかったモデルやデザインでも何が起きるか解らないのです。最新モデルも現段階で流通量が非常に少ないため、購入できるときに購入しておけば、今後も価値が上がる可能性は非常に高くなります。
経年劣化が関係するレア個体と言えば、スパイダーダイヤルとアルビノ針です。スパイダーダイヤルとは、16550世代のロレックスに見られる劣化で、黒い文字盤にクラックが入り蜘蛛の巣のように見える状態です。価格は特に名言されていないものの、通常個体よりも価値が高くなる傾向にあります。同様にオレンジの24時間針が白くなってしまったものを「アルビノ針」と呼び、これも非常にレア度の高い個体となっています。それぞれの価格については名言できないものの、いずれも通常個体より高額になりますので、それぞれの通常個体の価格にプラス数十万程度と見ておくと良いでしょう。もちろん、場合によって100万円以上価値が上がるので、一概には言えません。
まとめ
ロレックスエクスプローラー2は発売から50年、現在に至るまで多くのロレックスファンの心を掴んできました。実用性に優れた冒険家時計は、暗い場所でも見やすい、午前午後の見分けが付かない場所でも解るようになっている、などデザインや機能性、実用性が試行錯誤されてきました。最新モデルはさらに人気が集中しており、高級腕時計への需要も相まってプレミア価格もついています。古いモデルもさらに人気が高まっていますので、エクスプローラー2の購入を検討しているのなら、早めに購入したほうがいいでしょう。
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