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    知っておきたい
    ロレックスのデイトナ
    「116520」の特徴や魅力

買取を利用する前に
知っておきたい
ロレックスのデイトナ
「116520」の特徴や魅力

ロレックスには資産価値が高いモデルが多数ありますが、コスモグラフデイトナはスタイリッシュなデザイン性と高い実用性を兼ね備えた高級腕時計、ロレックスの顔として地形業界を牽引している人気持つコレクションです。ここでは、注目を集め需要が高まっているデイトナ「116520」に着目し特徴や魅力そして買取のときなどのお役立ち情報を解説することにしましょう。

ロレックス
人気ランキング1位は
現行デイトナ

ロレックスは時計界の王様、数ある高級腕時計ブランドの中でも最も高い人気を集めています。

歴史、技術・ステータス、いずれも突出した特徴を持つブランドです。ロレックスは、数多くのロングセラーモデルを抱えており現在における人気は一体どのモデルに集まっていたのか気になる人も多いのではないでしょうか。高級腕時計なのでそれほど買う人はいないだろう、このように考えるケースも多いかと思われますが新品や中古などに関係なくロレックスは人気ブランドであり、高価な値段はするけれども生涯買い続けることができる耐久性や信頼性を持つことから選ぶ人は少なくありません。

特に人気を得ているのは、コスモグラフデイトナの「126500LN」です。2023年にリリースされてから常に人気を得ています。「126500LN」はコスモグラフデイトナの最上位機種であり定価は2,176,900円と高額な値段です。約210万円の超高級腕時計は一見価格が高額に思えるけれども、ロレックスは廃盤になって価格が上昇することも多いブランドですから、将来的な資産価値への期待もできる魅力もあるわけです。

「126500LN」は、直径40mmで厚みが11.9mmのケースサイズ、駆動方式は機械式で自動巻き、ムーブメントはCal.4131を搭載しており、パワーリザーブは約72時間、防水性は100mなどの仕様です。

2世代前の「116520」も人気

現行モデル「126500LN」と前作「116500LN」に続き、非常に人気が高いのは「116520」です。

デイトナの正式名称は「オイスターパーペチュアル・コスモグラフ・デイトナ」です。今から50年~60年前の1960年代前半頃に登場したモデルです。

このモデル名かなり長いので一般的なデイトナの名称で流通されたり、オイスターパーペチュアルを省略してコスモグラフデイトナで流通されることも少なくありません。ロレックスのモデル名は機能などの意味が含まれているものが多いのが特徴で、オイスターはロレックスが採用してい高い防水性のケースを意味するものでパーペチュアルは自動巻き機構を意味するものです。そのため、デイトナは高い防水性を持つケースと自動巻き機構を有しているモデルであることが分かります。

ちなみに、コスモは宇宙を連想させる言葉でこれに続くデイトナはモータースポーツを連想させる言葉でありモデル名がちぐはぐに感じる人も多いのではないでしょうか。

コスモグラフといった名詞は存在していないのでロレックスが作り出した造語であり、アメリカを意識で作り出された言葉になるのではないか、このように考えられているようです。デイトナが登場したのは1960年台初頭、この時代もアメリカは巨大なマーケットとして存在していたのでロレックスなどを含めたスイスの時計メーカーはアメリカに対して販売をしたいなどのように考えていました。

スイスメーカーは、第二次世界大戦を境にかつての業界覇者ともいえるアメリカの時計メーカーから時計業界の覇権を奪い取り、アメリカに対してスイス時計の売り込みには注力したなどの歴史もあります。

なお、「116520」の文字盤の中心部下側には赤色のDAYTONAの刻印が刻まれているのですが、初期のコスモグラフデイトナの中にはこの刻印がないモデルも存在しており、コスモグラフのみの文字盤とコスモグラフとデイトナ両方の文字が印字されている文字盤の2種類が存在していることになります。そのため、コスモグラフの名称がベースとして存在していてデイトナの言葉は付加要素などのように考えることもできます。

コスモグラフデイトナの
名前の由来とは?

コスモグラフデイトナは、当初アポロ計画に採用されることを目的として開発されたといわれています。アポロ計画は、1961年から1972年にかけて実施されたもので時代的にも合っていますが、結果的には他社の腕時計が勝者となりロレックスは敗者になったようです。しかしロレックスはコスモグラフの名は冠したままで別のアピールを始める、それはレース用モデルとしての宣伝です。

アメリカ合衆国のフロリダ州デイトナビーチには、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイと呼ぶオーバルトラックがありますが、ここはストックカーレース会場として1959年に完成したものです。毎年2月には最高峰クラスのシリーズ開幕戦のデイトナ500、独立記念日の7月4日前後にはナイトレースが開催されるといいます。カーレースに興味をお持ちの人ならご存知ではないでしょうか。それと、スポーツカー選手権の一つでもある世界三大耐久レースでもあるデイトナ24時間レースも開催される場所です。

ロレックスのデイトナは、このオーバルトラックからネーミングされたといわれているのですが、これは公式な発表ではありません。ですが、ロレックスは1991年よりデイトナ24時間レースのスポンサーになったことから、コスモグラフデイトナはレース用モデルの形でアピールをしていたなどのように考えられています。なお、デイトナ24時間レースにおいて裏蓋に刻印が施されたコスモグラフデイトナを優勝チームに提供しています。

最近はF1レースとも密接な関係を持ちます。

NASAの公式時計になりたいといった思い(コスモグラフ=宇宙)、当時盛り上がりを見せていたモータースポーツとの関係性を作りたい思い(デイトナ24時間レースなど)、このような願いからコスモグラフデイトナのネーミングが誕生したのではないか、このように考えることもできます。

ちなみに、デイトナにはポールニューマンと呼ばれるRef.6239がありますが、このモデルは映画俳優でありカーレーサーでもあるポールニューマン氏が愛用していた、大俳優が身に付けていたなどのステータス性と他のデイトナにはない圧倒的な個性があります。

コスモグラフデイトナ
「116520」の特徴

人気コレクションの一つコスモグラフデイトナは、パンダダイヤル仕様の現行モデルの「126500LN」への注目が集まっていますが、2世代前のモデルの「116520」も需要が高くなっています。ここでは「116520」の特徴について見て行くことにしましょう。

ケース素材はステンレススティール、ケースサイズは直径40mmで厚みは12.5mmです。駆動方式は機械式で自動巻き、ムーブメントはCal.4130を搭載しています。防水性は100mでこれらの仕様は116500LNと同等です。「116520」は2000年から2016年間で生産されていたモデルで、当時の定価は1,242,000円です。2016年に生産終了などからも正規代理店での在庫もないため、このモデルを入手する方法としては中古品を扱う時計専門店を利用する必要があります。人気を集めているモデルなので中古品でも高額なものが多いかと思われますが、これは買取に出す場合も高価な値段で売れる可能性があるモデル、このように考えることもできます。

生産終了から年数が経過することで希少性が高まり続けることになるのですが、「116520」はデイトナの第五世代に当たるモデルですが、ロレックス初の自社製自動巻きクロノグラフCal.4130を搭載しているなどの特徴もあります。クロノグラフは、ストップウォッチ機能を指します。Cal.4130は、2000年に開発されたムーブメント(駆動装置)です。ゼニス社製のエル・プリメロ「Cal.400」をベースにして独自改良を加えたもの、Cal.4030と比較するとクロノグラフ機構の部品数は約6割削減、クロノグラフに関係するクロノグラフ針・30分積算計・12時間積算計、これらを駆動させるための部品を裏蓋側に集約させているのが特徴です。

さらに、秒針の位置は9時から12時の位置に変更して駆動配列を簡素化、これにより伝達効率を向上させ、アフターサービスのときのメンテナンス性も向上させています。なお、このムーブメントのパワーリザーブは約72時間、現行品のモデルにも採用されている完全自社製ムーブメントです。

品番や仕様で非常に高値で
取引されるものも存在

「116520」は、16年の製造期間の中で様々なマイナーチェンジが行われているため、品番や仕様などより値段が高くなる個体も存在します。その中でも顕著なものは、2010年頃から最終品番(ランダムシリアル)です。これは、「116520」の中では後期に生産された機種になるわけですが、過去モデルは製造年が新しいほどコンディションが良いので最終品番は重宝されることになります。もっともロレックスは経年劣化が少ないブランドなので最終品番だから特別などはないけれども、最終に近づくほど差があるのもビンテージ時計の特徴の一つです。

現在は旧型になっていますが、2014年から新ギャランティが登場、2015年頃から新クラスプが採用されているなどの特徴もあります。2016年に「116520」が廃盤になっていることを考えると、新ギャランティと新クラスプの組み合わせ持つ個体は数年程度しか製造が行われていないことになります。きわめて高い稀少性などからも、高値で取引さる要素の一つといえましょう。

ベゼルデザインに魅力がある
モデル

デイトナは、ロレックス唯一のクロノグラフなどのように呼ばれることもありますが、サブマリーナーやエクスプローラーなどの人気モデルがある中でデイトナの人気の高さは衰えることはありません。

日本はもちろん、ヨーロッパやアメリカなど海外でもデイトナへの人気は高く現在生産が行われている現行モデルよりも、生産終了モデル特に1960年代から1970年代のヴィンテージモデルの市場価格の高騰はすさまじいものがあります。ヴィンテージモデルの中でも注目が集まっているのがエキゾチックダイヤルと呼ぶ超レアモデルの存在です。これは映画俳優でありカーレーサーでもあったポールニューマン氏が愛用してたことから、ポールニューマンモデルやポールニューマンダイヤルと呼ばれるようになりました。市場はプレミア価格として数千万円、パーツや時計の情愛次第で1億を超える価格が付けられることも珍しくありません。

「116520」は、このような歴代モデルを持つデイトナシリーズの一つで第五世代のモデルです。ブレス素材はステンレススチール、ブレスタイプはオイスター、風防はサファイアクリスタルなどの仕様を持つ腕時計です。基本的なデザインは、前モデルの「16520」のデザインを継承していますが完全自社製のCal.4130ムーブメント搭載によりインダイヤルのレイアウト変更、インデックスの大型化など細かなブラッシュアップが行われているのが特徴です。

インダイヤルは、文字盤に配置されている小さなダイヤル(文字盤)を意味するもの、クロノグラフに見られる30分積算計・12時間積算計・秒を示すスモールセコンド・月表示・日付・曜日・月齢表示(ムーンフェイズ)など様々なものがあり、スモールダイヤルやサブダイヤルなどのように呼ばれることもあります。

「116520」に人気が集まる理由の一つにベゼルデザインがありますが、「116520」のベゼルはステンレス製です。次に登場した「126500LN」にはセラミックをベースにロレックスが独自開発を行ったセラクロムベゼルが採用されていますが、ステンレスベゼルはクロムベゼルよりも耐久性やキズの強さなどは劣るけれども、独特なメタル感持つことや「116500LN」よりコントラストが弱めなども統一感に優れシックな雰囲気を与えてくれる魅力を持ちます。

年式によるコスモグラフ
デイトナ「116520」の価値

コスモグラフデイトナの「116520」は2000年から2016年までの間に生産されていいましたが、この時代は時計業界が大きく発展した時期ともいわれています。業界の再編やメーカーのマニュファクチュール化(自社内で一貫して腕時計を生産できるようにすること)、様々な試行錯誤が行われていたなどからも、「116520」にも時代により仕様およびデザインが異なるものが多数存在しています。

16年間の中で全く変わらないデザインおよびスペックの場合は、比較的新しくて状態が良いものが高評価になりやすいのですが、「116520」のように度重なる小さな変更が加えられているものは年式などで、価値が変わります。これは買取価格も年式により異なるなどからも、売却を検討されいる人などは手元にあるデイトナの製造年度とその価値を把握しておくことをおすすめします。

2002年モデルは、タキメーターの文字が太くなる、2003年から2004年は針が太くなり、2006年モデルはルーレット刻印が施されて2007年から2008年モデルはブルーパラクロム・ヒゲゼンマイの採用やバックルが新仕様、2010年モデルインダイヤルの淵色が変更されるなど細かな改良が行われています。腕時計の裏蓋にはシリアル番号が刻印されていますが、このシリアル番号を見ることで製造年度を把握できます。例えば、2000年はP・2001年はK・2002年はYなど、それぞれの番号にアルファベットで製造年度が記されています。ただ、2011年から2016年の生産終了年度まではランダムシリアルになっているのが特徴です。

仕様面で大きく変化しているのは、2007年から2008年モデル辺りからです。「116520」は、デビュー当初から耐磁性に優れているパラクロム製のひげゼンマイが採用されており、高い耐久性と精度を実現していましたが、2007年になるとロレックスが独自開発を行ったブルーパラクロム・ヒゲゼンマイを採用して、耐磁性・耐衝撃性などの向上が図られました。それと、2013年以降のモデルについては、ロレックス独自の夜行塗料黒魔ライトが使用されるになりました。

まとめ

コスモグラフデイトナ「116520」の特徴や魅力などについて解説しましたが、現行モデルの126500LNにも人気が集まっているけれども、廃盤になった「116520」にも人気が集まっています。

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