※下記の画像は全てイメージです
ロレックスの中でも異彩を放つモデル「サンダーバード」は近年、ロレックス全体の価格高騰が話題になる中で、「サンダーバードの価格も上がっているの?」「今買うべきなの?」と気になっている方も多いでしょう。
そこで本記事では、ロレックス サンダーバードの魅力や特徴、モデルごとの違いに加えて、価格推移や市場動向をご紹介します。さらに、購入を検討する際に押さえておきたいポイントや注意点についても解説するので、サンダーバードの購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
Contents
ロレックス サンダーバードとは?
サンダーバードはデイトジャストを基盤に両方向回転ベゼルを組み込んだドレス×スポーツモデルです。
アメリカ空軍サンダーバーズ隊長の退官記念に誕生したことで物語性を帯び、50年にわたる改良を経て2004年に廃盤となりました。
現在は中古市場のみで流通し、デイトジャストの実用性とスポーツモデルの機能美を兼備する稀少ロレックスとしてコレクターから高い支持を受けています。
デイトジャスト由来の上品さと回転ベゼルの機能美
36㎜ケース、ステンレススチールの鏡面と筋目を織り交ぜた外装に、ホワイトゴールドやイエローゴールドで成形した両方向回転ベゼルを装備しています。
視認性に優れるワイドな目盛りは経過時間計測を可能にし、バーやローマ数字インデックスの文字盤と相まってビジネスにもカジュアルにも映える端正さを保ちます。
ドレスウォッチにスポーツ機能を融合した大胆な設計が唯一無二の存在感を生み、購入層から高い実用評価を獲得しているモデルです。
1956年誕生、サンダーバーズへのオマージュ
誕生の契機は1956年、米空軍アクロバット飛行隊サンダーバーズ隊長ドン・フェリス大佐の退官記念モデルです。
空のエースへの敬意を示すため、ロレックスは端正なデイトジャストに操縦計時を想起させる回転ベゼルを付与しました。
愛称“Thunderbird”はこの逸話から定着し、公式モデル名が「オイスターパーペチュアル デイトジャスト」である現在も、時計愛好家から親しみを込めて呼ばれ続けています。
ストーリー性の高さが資産価値を下支えする要因の一つです。
世代別に見るリファレンスと技術進化
初代Ref.6309はクル・ド・パリ装飾のベゼルとアルファ針を備えたヴィンテージ感が特徴です。
第2世代Ref.6609で細線型ベゼルに変わり、第3世代Ref.1625からは名機Cal.1570を搭載しバーインデックスへ転換しました。
第4世代Ref.16250/16253で高振動化し、最終第5世代Ref.16264/16263ではサファイアクリスタル風防とCal.3135を採用して完成形に至りました。
各世代でダイヤルや素材の選択肢が増え、コレクション性を高めています。
2004年で生産終了、希少性が高まる中古市場
ブランドラインナップ再編に伴い2004年に生産を終了しました。
新品供給が絶たれたことで流通量は年々減少し、特に初期世代や金無垢モデルは良コンディション個体が枯渇傾向です。
ドレスとスポーツ両面の魅力に加え、唯一ストーリーを持つデイトジャストとして再評価が進み、2025年現在も中古相場は底堅く推移しています。
希少性と実用性を兼ね備える点が、購入志向の強いコレクターを惹きつける大きな要因となっています。
共通スペックと外装バリエーション
全世代共通でケース径は36㎜前後、100m防水のオイスターケースにデイト表示を備えます。
ブレスレットはフォーマルなジュビリーとスポーティーなオイスターの2種類、素材はステンレススチール、コンビ、金無垢を展開しています。
文字盤表記は通常の「ROLEX」「DATEJUST」のみでThunderbirdの名は刻まれません。
デイトジャストの汎用性と回転ベゼルの個性が両立するため、シーンを問わず着用できる万能ロレックスとして人気を維持しています。
サンダーバードの価格が値上がりする理由
ロレックスのサンダーバードの価格が値上がりする理由には下記のような理由があります。
需要と供給のバランス
ロレックスの中古市場価格は需要と供給の変動によって左右されます。
常に高い需要があるロレックスは基本的に一定の価値を保ちますが、サンダーバードの場合、生産終了により供給が増えない一方で根強い需要が存在するため希少性が増しています。
現行モデルとは異なり新品供給がないため、欲しい人が増えても市場に出回る本数は限られており、それが価格上昇につながっているのです。
ロレックス全体のブランド価値向上
近年の高級時計ブームや投資対象としての人気拡大により、ロレックスというブランド全体の価値が高まっています。
価格高騰が顕著なのはデイトナやサブマリーナーなどスポーツモデルですが、デイトジャストをはじめとするドレス系モデルも連動して相場が上昇傾向にあります。
サンダーバードも例外ではなく、このブランド価値向上の流れに乗って注目度が上がり、結果として価格も上がってきています。
経済情勢・為替の影響
ロレックスの価格変動には世界的な経済情勢や為替相場も大きく影響します。
例えば、日本円が安くなるとスイス製であるロレックスの正規輸入価格が上昇し、それに伴い定価改定が行われます。
実際にロレックスは近年たびたび定価の値上げを実施しており、2025年1月には主に金無垢モデルの正規価格が引き上げられました。
公式価格が上がれば中古市場での需要も高まり、中古相場の上昇要因となります。
また、金の価格高騰や世界的な政情不安による実物資産への需要増といった要因も、高級時計市場全体の価格押し上げにつながっています。
- おたからや査定員のコメント
サンダーバードは既に製造が止まり流通量が増えないため、求める声が増えるほど希少価値が顕著に上昇します。
近年のロレックス全体のブランド価値の高騰と円安に伴う定価改定、さらに実物資産志向のマネー流入が相まって中古相場を底上げされています。
特にオリジナル外装・付属完備の良コンディション個体は、今後も値幅拡大が見込まれるでしょう。
現在の中古相場と今後の予測
2023年〜2025年現在、サンダーバードの中古相場は他の人気スポーツモデル等と比べると比較的安定しています。具体的な価格帯はモデルや状態によって幅がありますが、おおよそ数十万円台後半から百数十万円程度が目安です。
例えばヴィンテージのRef.6609(第2世代)なら販売価格が約130万円〜、最終世代のRef.16264でも80万円〜が一つの目安となっています。
一方、2000年代に登場した後継モデル「ターノグラフ」Ref.116264(2004年〜2011年製造)は特に人気が高く、中古では115万円〜で取引されています。
安定しているとはいえ、サンダーバードは生産終了から既に20年近く経過しており、年々良コンディションの個体は減少していくと考えられます。
実際、特に生産数が少ない金無垢モデルなどは中古市場でも高値で取引される傾向があり、前述の公式価格改定の影響もあって一部ではすでに値上がりが進んでいます。
将来的には希少性の高まりと相まって相場高騰に転じる可能性も十分あるでしょう。
現在は比較的落ち着いた価格で品質の良い個体を入手できるチャンスとも言えます。サンダーバードの購入を検討している方は、今のうちにチェックしてみる価値がありそうです。
サンダーバード購入時のポイントと注意点
最後に、ロレックス サンダーバードを実際に購入する際に押さえておきたいポイントや注意点を解説します。
中古でしか手に入らないモデルだからこそ、事前に知っておくことで失敗のない買い物につなげましょう。
モデル選びと予算のポイント
サンダーバードと一口に言っても、世代や素材の違いで雰囲気や価格帯が大きく異なります。
まず、ご自身がどの世代・仕様のサンダーバードを求めているのかイメージしましょう。
ヴィンテージ性や希少価値を重視するなら初期〜中期のモデル(Ref.6309や6609など)が魅力ですが、流通量が少なく価格も高めです。
逆に実用性や入手しやすさを重視するなら、比較的玉数の多い1980〜90年代の後期モデル(Ref.1625x系列や1626x系列)がおすすめです。
ステンレススチール×ホワイトゴールドベゼルのモデルは控えめで上品な印象、イエローゴールドとのコンビモデルは華やかさが際立つなど、素材の違いによる見た目の変化も考慮して、自分の好みや予算に合った一本を選びましょう。
コンディションと付属品の確認
中古でロレックスを購入する際は、時計本体のコンディションチェックが何より重要です。
外装の傷や磨耗具合、ムーブメントの状態などを確認しましょう。
特にサンダーバードは生産終了から時間が経っているため、防水性能の低下や部品の劣化が起きていないかも気にかけたいポイントです
。可能であれば販売店にて精度測定や機能確認をしてもらうと安心です。
また、付属品の有無も見逃せません。ロレックスの場合、保証書や箱、コマといった正規付属品が揃っているかどうかで価値に差が出ます。
特に保証書は真贋を証明する重要な手がかりとなり、あると数万円単位で買取価格が変わることもあるほど重視されています。
購入後の資産価値維持や安心感のためにも、可能な限り付属品が揃った個体を選ぶと良いでしょう。
信頼できる販売店で購入する
サンダーバードを含むロレックスの中古品は、その人気ゆえに偽物も多く出回っています。
初めて購入する方や時計に詳しくない方は、信頼できる専門店での購入を強くおすすめします。
長年の実績がある正規の中古時計店や、ロレックス認定の技術者が在籍する販売店であれば、鑑定やメンテナンスがしっかり行われているため安心です。
価格だけで飛びついて個人売買やオークションで入手すると、後々トラブルになる可能性もあります。
保証が付くショップで購入すれば、万一不具合が見つかった場合の対応やアフターサービスも受けられるので、安全策として検討してください。
まとめ
ロレックス サンダーバードは、デイトジャストのエレガンスとスポーツモデルの機能性を融合した独自の魅力を持つ一本です。
生産終了モデルながら安定した人気と需要があり、今後さらなる価格上昇も期待されています。
購入を検討する際は、モデルごとの違いや価格動向を把握した上で、自分の目的や予算に合った最適な一本を選びましょう。
また、購入時のポイントや注意点を踏まえて信頼できるショップで手に入れることで、末永く満足できる相棒として愛用できるはずです。
サンダーバードならではの魅力をぜひ手首で味わってみてください。
「おたからや」での「ロレックス」の参考買取価格
「おたからや」での「ロレックス」の参考買取価格をご紹介します。
モデル名 | 参考買取価格帯(目安) |
---|---|
デイデイト 128238 ホワイト | 4,955,500円 |
デイトナ YG/SS ホワイト 116503 | 3,080,000円 |
サブマリーナー デイト SS ブラック 126610LN | 1,952,000円 |
エクスプローラーSS ブラック 214270 | 1,397,000円 |
ロレックス デイトナ 126500LN ホワイト | 4,983,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
ロレックスはスポーツモデルからドレスモデルまで幅広いラインナップを揃え、堅牢な作りと資産性の高さで世界的に需要が衰えません。
「おたからや」ではリファレンス番号・製造年・付属品の完備状況などを専門鑑定士が細部まで確認し、国内外の最新リセールデータを反映した適正かつ高水準の査定額をご提示いたします。
売却をご検討中のデイトナ、サブマリーナー、デイデイトなどがございましたら、まずは無料査定だけでもお気軽にご相談ください。
- おたからや査定員のコメント
デイトジャストの気品に回転ベゼルの機能美を融合したサンダーバードは、ドレスとスポーツ双方のニーズを一本で満たす稀有なモデルです。
近年は生産終了の希少性とヴィンテージ回帰の追い風で相場が緩やかに上昇しています。
年式ごとのダイヤルバリエーションや14Kコンビなどは特に品薄で、状態良好な個体は早期完売が目立ちます。
購入時はベゼルのエッジ摩耗と交換歴の有無を確認しましょう。付属完備なら将来的な資産価値も期待できます。
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全国の店舗へご来店いただくだけでスピーディーかつ丁寧に査定し、ご承諾後は即日現金化が可能です。
キズやオーバーホール未実施の個体でも価値を正確に見極めますので、大切なロレックスの売却をお考えの際は、信頼と実績の「おたからや」へぜひご相談ください。
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