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    おいても不動の人気!?
    ロレックスサンダーバード
    を大解剖!

廃盤になった現代に
おいても不動の人気!?
ロレックスサンダーバード
を大解剖!

ロレックスと聞くとスポーツモデルを中心に価格が高騰していますが、人気モデルはどのモデルも相場が軒並み価格が上昇傾向にあります。

今回は、1970年から1980年代に人気を集めた古き良き名作と称されるサンダーバードの魅力について解説します。

ロレックスの
サンダーバードは愛称

ロレックスには、エクスプローラー・サブマリーナ・デイトナなどのスポーツモデルを中心に人気が集まっていますが、これはドレスウォッチのデイトジャストにおいても例外ではありません。

いずれも買取の評価は高めで、個体そのものの状態次第では予想を上回る高額な値段で取引されることも珍しくありません。ところで、デイトジャストには派生モデルのサンダーバードと呼ぶものがあることをご存知でしょうか。

ロレックスのサンダーバードはモデル名ではなく愛称として親しまれている高級腕時計です。

両方向に回転するベゼルを備え、デイトジャストの派生モデルとして登場した通称サンダーバードは、米軍アクロバットチーム「サンダーバーズ」の隊長「ドン・フェリス大佐」の退役記念モデルとして別注されたことが由来しているものです。

以降、このような話題が広まったため、回転ベゼルを装着したデイトジャストはサンダーバードと呼ばれるようになりました。2004年に生産は終了となり現在入手できるのは中古品のみですが、ロレックス愛好家の間でも人気を集めるドレスウォッチで買取も高価査定への期待が高まります。

ちなみに、サンダーバードはデイジャストの愛称になるネーミングで正式名称は「オイスターパーペチュアルデイトジャスト」です。オイスターパーペチュアルは、高い防水性・防塵性を誇り、自動巻き機構を持つ時計の総称でありロレックスが名付けたネーミングです。

ロレックス3大発明の中で2つの特徴を兼ね備えたロレックスの原点、これを今に伝えるモデルがオイスターパーペチュアルです。

ロレックスの時計は、その名前がそのまま機能を示していることが多いブランドです。オイスター(ケース)は高い防水性(防塵性)、パーペチュアルは自動巻き機構を意味します。さらに、デイトは日付表示機能でデイトジャストは日付表示機能の中で瞬時切り替えタイプです。

これらのことから、オイスターパーペチュアルデイトジャストは、高い防水性や防塵性を持つケースで自動巻き機構と瞬時切り替えタイプのカレンダーが備わった時計になることが分かります。

サンダーバードは5世代に
わたりモデルチェンジ

ロレックスの中でも独特な存在感をアピールすサンダーバードは、1956年に特注されたオリジナルモデルから歴史が始まりました。サンダーバードは、ロレックスのスポーツモデルには採用されることがないドレッシーな回転ベゼルを搭載しているもので、基本的なデザインはデイトジャストと同じですが従来とは全く異なる存在感を放ちます。

ロレックスは文字盤にモデル名を記載していますが、サンダーバードにはそれがないのが特徴で、記載されているものはROLEXやDATEJUSTの文字のみです。サンダーバードはあくまでもデイトジャストであること、派生モデルに付与されたニックネームのようなものであることが理解できるのではないでしょうか。

回転ベゼルを備えたデイトジャストがサンダーバードのような位置づけになっていますが、サンダーバードが登場する前にも回転ベゼルを備えたロレックスは存在しており、1953年に製造が行われたターノグラフのRef.6202がそれに相当します。

ターノグラフは、サンダーバードと同じくデイトジャストに回転ベゼルを装備したモデルになるのですが、煌びやかなイメージを持つサンダーバードとは異なり、ロレックスのスポーツモデルのサブマリーナの原型になった時計といわれるほどダイバーズウォッチに近いデザインになっています。

なお、ターノグラフは製造後にダイバーズウォッチの系譜に引き込まれるようになっていきましたので、デイトジャストと回転ベゼルの仕様はサンダーバードになります。

サンダーバードは、1956年頃に発表された第1世代のRef.6309、1958年頃に発表された第2世代のRef.6609、1962年頃に発表された第3世代のRef.1625、1977年に発表された第4世代のRef.16250/16253、そして1988年発表の第5世代Ref.16264/16263、5世代に分かれます。

5世代に分類されていますが、ムーブメントの変更や細かな仕様変更を除くと大幅は変更はありませんし、全てのモデルともに一目でサンダーバードであることが分かる特徴的なデザインを持ちます。

第5世代まで続いた
ロングセラー

サンダーバードは、1950年代に回転ベゼルを備えた初代ターノグラフを系譜としたモデルの位置づけを持つデイトジャストの特注モデルが始まりです。1956年に登場したサンダーバードの初代モデルは、回転ベゼルの装飾としてクル・ド・パリが施された個性的なデザインです。

クル・ド・パリは、フランス語でパリの爪の意味を持つ言葉で、腕時計のダイヤルやベゼルなどに施される模様で、多数のピラミッド型が連なっているようなギザギザ模様です。

第2世代のRef.6609からは、細いラインが無数に入るデザインに変更されて第2世代から最終型までこのデザインが採用されているため、第1世代と他の世代を比較するときには、このような特徴を把握しておくと簡単に見分けることができます。

第3世代のRef.1625は、ムーブメントの名機とされるcal.1570を搭載したモデルで、以降ムーブメントが高振動化した第4世代を経て完成形となる第5世代までの愛され続け1980年代に生産終了になりました。

回転ベゼルはサンダーバードを象徴する部分、世代ごとに細かななマイナーチェンジが行われているのも特徴の一つです。初代はクル・ド・パリ装飾で第2世代以降は細いラインが無数に入るデザインが特徴的です。立体的に装飾されたアラビアインデックスの書体についても、横長のデザインに変更されるなど5世代全てのサンダーバードを並べて比較してみたい、このように考えるロレックスファンも多いのではないでしょうか。

第2世代まではくさび型インデックスとアルファ針でしたが、以降はバトン針およびバー、ローマンインデックスなど、多彩なバリエーションが誕生しています。

サンダーバードは、ロレックスのラインアップのなかでも異彩を放つ生産終了モデルであり、最近特に注目を集めていますが、生産終了から10年以上経過しているので、年を追うごとに状態が良い個体は減少しています。中でも価格が高額な金無垢モデルは生産数そのものが少ないため、中古市場では高値で取引されることも少なくありません。

1988年~2004年の最終世代(第5世代)は、ステンレススチールやコンビモデルなど豊富なバリエーションが展開されているので比較的安定した市場価格で取引されています。

デイトジャストの歴史

サンダーバードはデイトジャストの特注品としての位置づけを持つ腕時計、デイトジャストの歴史を知ることも楽しいのではないでしょうか。デイトジャストは、ロレックスが40周年を迎える年にすでに開発が行われていたオイスターケースとパーペチュアル機構を集約させて画期的な日付表示機能を備えたモデルとして1945年に登場したのが始まりです。

オイスターケースはロレックスが1926年に開発したもので、パーペチュアル機構は1931年に開発されたものです。1945年に登場したデイトジャストは、当時の最先端の腕時計であり実用性を追い求めた腕時計の1つの完成形と称されました。1955年に開発された、深夜0時になると瞬時に日付が切り替わるデイトジャスト機能は、後のロレックス3大発明の一つに数えられる機能です。

ちなみに、腕時計のカレンダーは、時刻が0時を迎えようとすると少しずつ日付が動いて0時になると翌日の日付に切り替わるタイプが多くありますが、当時の日付昨日は0時になると翌日の日付に瞬間的に切り替わる画期的な発明ともいえる機能だったわけです。

1955年になると、デイトジャストはカレンダー表示を約2.5倍に表示させるサイクロップレンズの正式発表が行われ、これを搭載したモデルが登場しました。サイクロップレンズは、ロレックスが開発して特許を取得した日付表示確認のためのレンズで、深海型ダイバーズモデルを除いた日付機能搭載モデルに採用されているものです。

日付表示が約2.5倍に拡大することで、視認性を高める役割を担っていること、名前の由来はギリシャ神話に登場する「サイクロプス」に因むといいます。

1956年になるとサンダーバードの登場になるわけですが、デイトジャストは後世の腕時計に対して技術的にもデザイン的にも多大な影響を与えているロレックスモデルの一つであり、不朽の名作になりました。

以降、時代とともに様々な改良が施されながら歴史を作り続けているけれども、伝統的なクラシックデザインは魅力を与える重要な要素といえましょう。

サンダーバードの
価格高騰の理由とは

ロレックスのモデルは大半が価格高騰しているといいますが、サンダーバードの価格が上がっている理由には何があるのでしょうか。サンダーバードは既に生産終了になっているので、新品腕時計はありません。

ですが、原形となっているデイトジャストはCal.3235のムーブメントを搭載した現行品が多数あるので、中古品を買うのではなく新品を買った方がお得、このように考える人も多いといえましょう。

サンダーバードは初代が1956年製の製品になるので、半世紀以上も前に生産されたものです。腕時計は精密機器ですのでオーバーホールをしっかり行っていても古くなれば故障する可能性も高くなりますし、変色や劣化なども起こりやすくなりがちです。

腕時計は生活の中で使う道具といった位置づけで考えると中古品よりも新品の方が良い、デイトジャストは現行品もあるのであえて生産終了になっているサンダーバードを買う必要もない、このように考えるの一般的です。

しかし、サンダーバードは他のモデルと同じくヴィンテージといった価値を持つ機種であり、現行品のデイトジャストにはないその時代を象徴するデザインなどを兼ね備えたものでありロレックスのマニアと呼ぶ人々からの高い評価を得ている機種です。

廃盤になるとそれだけで付加価値が付くので価格が上昇しやすくなります。当時は、それほど人気があつまっていたわけではないけれども廃盤になると手に入らないので欲しくなる、このようなマニアの心理が価格をアップさせているわけです。

ロレックスはスポーツモデルに人気があるイメージを持つ人も多いかと思われますが、ドレスモデルもスポーツモデルと同じく人気があります。サンダーバードは、スポーツモデルやドレスモデルなどどちらでもない曖昧なモデル、このような曖昧なものはコアなファンから愛される理由の一つになっている、希少性から実勢価格が少しずつアップして高騰していると考えられます。

中古価格相場と
サンダーバードの魅力

初代サンダーバードのRef.6309は、1956年から1962年頃まで生産されていた機種で、セミバブルバックとなる初代サンダーバードです。バブルバックは、1933年頃~1955年頃までとされており、1950年代以降はセミバブルバックと呼びます。

セミバブルバックは日本国内の造語です。1940年代の後半頃から視認性が高い大型ケースへの人気が高くなり、ロレックスは時代の流れを取り入れる目的で大型ムーブメントの開発に取り組みました。以前よりも巻き上げローターの面積が広くなり厚みが解消された、初期と比較するとバックケースの形状そのものが平らになって膨らみも薄くなりました。

なお、バブルバッグは、1930年代から1950年代にかけてロレックスが製造していた、裏蓋が泡のように丸く膨らんでいる自動巻き機械式時計の総称です。

中古市場で初代モデルが登場することは稀、市場に登場することがあるのは1988年に発表されたRef.16264/16263などの第5世モデルです。

Ref.16263は、イエローゴールドのベゼルと青色の文字盤が特徴的な機種で、ベルト部分にも中央にイエローゴールドが使用されているので全体的な豪華さなデザインが魅力です。2024年現在、中古相場は95万円~115万円です。

第5世代のRef.16264は、ステンレススチールのベゼルと黒色の文字盤で、中古相場は75万円~118万円です。

まとめ

ロレックスのサンダーバードはデイトジャストの特注モデル、1956年に初代モデル登場して第5世代モデルまで5度のモデルチェンジが行われました。

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