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高級ブランドのクォーツ時計の
メリット デメリットを知りたい

クォーツ時計は精度の高さと安定的な機能性により、世界中シェアを獲得しました。現在は電波時計やGPSなどの機能を搭載し、より便利に使用されております。全てが既存の方式よりも優れているわけではありません。メリットやデメリットを知り、愛用することでより長く使うことが出来るようになります。

クォーツ式時計の特徴

高級時計と一般的な時計の違いは気になるポイントです。多くの場合は内部のユニットに違いがありますし、文字盤やガラス竜頭や針なども高級になるほどハンドメイドでパーツ単位で作られることが多くなるのです。良質な素材を使い心血を注いで製作されるために、必然的に製造本数は減ってとくにマニュファクチャリングと呼ばれる、時計職人アーティストが自分の名前を冠して作り上げる一本は、垂涎の逸品として数百万円から数千万円のレベルで取引きされております。こうした高価格帯のハンドメイドの時計は、そのほとんどが機械式と呼ばれているゼンマイや歯車を組み合わせて作り上げられる、小さな機械工場のような内部ユニットを持つ時計なのです。
高級時計を購入する時には駆動方式をチェックしておくことがおすすめであり、時計の寿命やメンテナンス方法を知っておくためにも駆動方式の把握は大切なことになります。高ければ高いほど時計の寿命が長いと考えているのは、半分正解で半分は間違いです。高額な時計の場合には機械式のユニットが組み込まれており、定期的なメンテナンスやオーバーホールをすれば半永久的な使用が出来ると言われております。
しかしクォーツ式の内部構造をユニット化している場合には、電子ユニットの寿命などにより修理が出来なくなる可能性もあるのです。機械式とクォーツ時計が異なる点で最大のメリットとデメリットが底の部分になります。電子部品を使っている関係上、コンデンサや半導体などの寿命は数年後か数十年後か定かではありませんが、必ず寿命はやって来るのです。
クォーツ時計やソーラー時計は内部に電源のために電池が内蔵しております。充電タイプにはエネルギー変換のためにキャパシタという充電ユニットが組み込まれているのが特徴です。電池が止まってしまった時には電池やキャパシタの交換や、各部の清掃注油などのオーバーホールで復活するケースも多くなります。しかし内部的な電子部品の故障や寿命の場合には、部品があればユニットごとの交換など、修理というよりも内部構造ごと入れ替えることで修理対応が行われるのです。

高級時計の寿命の現実

一万円と百万円の時計の寿命は百倍ではありません。性能が百倍高いわけでもなく、機能的な負荷はあるかもしれませんが違うのは趣味性の違いの部分です。極端な話百万円から一万円を引き算して、九十九万円分が趣味的な価値かもしれません。趣味という言葉の中にはブランドアイデンティティや、中のメカニカルな機構や、流行のブームであるプレミア化や話題性に支払っているのかもしれません。
だから高級だからと言ってイコール、寿命が極端に長いなどはあり得ないのです。その一方で機械式時計ならば修理をする技術者がいる限りその前提があれば、寿命は五十年以上だと言われております。機械式時計の内部にはメカニカル・キャリバーが入っており、ゼンマイや歯車などの金属パーツが複数噛み合っており、手動や自動によってゼンマイを巻き上げて動力の源にするのです。
この機構は使っていく内に油が切れたり、金属パーツが摩耗することもありますし、噛み合わせが狂うなどが原因で誤差が生じるようになります。そんな時は裏ブタを開けて内部へアクセスし、摩耗したパーツを取り外して交換したり、摩擦が生じる箇所に注油することがオーバーホールと呼ばれる作業です。機械式時計はこのメンテナンスを数年に一回行うことで、想定寿命は五十年以上に上昇することになります。
クォーツ時計やソーラー時計は、中に電池やキャパシタを封入して、電気的な制御により時計を動かしているのです。電子部品にも寿命があり、コンバーター内の半導体やICやコンデンサが寿命を迎えてしまえば、動力は伝わらなくなって時計としては機能しなくなります。もちろんパーツを交換すれば直りますが、電気的な故障を診断するためにテスターで不良個所を切り分けなければなりません。こうしたクォーツユニットは多くの部分を自動機械の制御による量産化で行われており、目に見えないような集積回路化して小型にしております。だから人間の手で修理することは、コスト高になるのか実質的に無理だと判断されるのです。故障した時はクォーツ時計のユニットを丸ごと交換することになります。

クォーツ時計の動力は電池

クォーツ時計の内部には電子回路が入っているのが特徴です。クォーツは電気を流すと特定の周波数の振動を起こし、この原理を利用して時刻を正確に表示することがクォーツ時計の仕組みになります。クォーツ時計の日差は一秒以下であり、以前の機械式時計が日差一分や三十秒ならかなり正確であり十秒程度ならば驚愕されていたレベルでした。現在は電波を受信することで定期的な修正を行うモデルもあり、日差一秒のレベルよりも遥かに正確性を持っているクォーツ時計も数多く販売されております。
高級ブランドはその起源にはよりますが、腕時計専業の場合には機械式のユニットを好んでいるメーカー大半です。価格帯数十万円クラスならば、ほぼ機械式と考えて間違いありません。逆にファッション系の要素が強かったり、時計専業ではない場合には時計部門を自社に持っていてもOEM生産であり、クォーツユニットを組み込んだ時計である場合が多くなります。その代わりにケースやベルトにこだわってみたり、文字盤に特殊な加工や宝石を組み込むなどのブランドアイデンティティをアピールポイントにするのです。
こうしたブランド系のクォーツ時計には、廉価版よりもグレードの高いユニットが組み込まれているケースが少なくありません。クォーツ時計のユニットを生産出来る企業は数少ないので、そうしたムーブメントを生産メーカーから購入してそのまま使うケースもあれば、カスタムして内部へ組み込むケースもあります。
クォーツ時計は電子回路や集積回路を搭載している関係上、耐用年数は十年程度と考えておけば問題ありません。ソーラー発電仕様や動力変換発電などの機構であっても、内部の充電池やキャパシタの寿命は十年程度になります。一度オーバーホールをして電池交換を行い、内部のクォーツの診断も行わなければなりません。電気を使って振動を信号化する性質上、電池交換や電子ユニットの劣化は避けられないのです。これは廉価グレードのクォーツ時計でも、高級ブランドのクォーツ時計でも同様の現象になります。

一生物のクォーツ時計という質問への回答

結論から言えば故障をしない時計はありません。長く使える時計はあったとしても、メンテナンスフリーであることはあり得ないことなのです。機械式時計でもクォーツ時計でもソーラー時計でもこの原則は変わらず、メーカーは推奨のメンテナンス期間を提示しております。定期的にメンテナンスやオーバーホールをすることで、費用はかかりますが長く愛用することが出来るのです。壊れたパーツは早めに交換し、電池式ならば電圧をチェックして、可動部には特殊なオイルで注油することで内部負担を減らすことが出来ます。
クォーツ時計は電子回路が壊れてしまうと、部品を修理したり交換することは難しいです。趣味で電子工作をしている人ならば、簡単なIC交換やコンデンサの取り換えを行えばいいのかもしれません。しかしそれで直るとは限らず、電気的な負荷が他の場所により大きなダメージを与えてしまう可能性もあります。
クォーツ時計のメリットは、時刻的な正確さです。さらに近年ではGPS機能を持っていたり、スマートウォッチになっていてスマートフォンと連動させられる機種もあります。音楽プレイヤーになっていたり、カメラや簡易ナビが使える場合もあるのが特徴です。厳密には時計というよりも電子制御のモバイル機能ですが、こうした付加価値的な機能は電子制御だからこその恩恵と言えます。機械式のユニットでは、腕時計タイプでは実現不可能です。集積回路は小型化されており、実装されている基盤の各パーツの中には、さらに細かい回路が詰め込まれております。
一生物とは考えにくいクォーツ時計は、人気ブランドや人気モデル限定品などでは、意外とリセールバリューが高いことがもう一つのメリットです。リセールバリューとは二次流通価格のことであり、中古市場での価値と同じ意味になります。時計を購入して手放すサイクルの多い人は、比較的に購入しやすく手放しやすいことも、クォーツ時計を選択する理由になるかもしれません。コストパフォーマンスに優れ、話題性にも長けているので流通のサイクルは低くはないのです。

クォーツ式時計が一生物になる可能性

高級ブランドのクォーツ式時計でも、メンテナンスやアフターケアに力を入れているブランドのモデルならば、長く使える可能性は少なくありません。たとえばロレックスのオイスタークォーツのような製品ならば、電池交換や故障の際のユニット交換によって数十年単位で使うことが出来る可能性があります。ロレックスは部品保管期間が長く、アフターケアにも定評があるブランドだからです。クォーツ時計を長年使いたいのならば、こうしてメンテナンスを任せられる信頼性や、部品の保管期間を長く設定しているブランドを選択しの一つにするといいかもしれません。
高級クォーツ時計のメリットは、内部のムーブメントが専用設計であったり、ワンランク上の部品が使われている可能性が高いことです。廉価なモデルは使い捨ての部品を多用しておりますが、高級モデルは修理をしたりオーバーホールを前提にしている場合もあります。電子化した部品と言えどもやはり機械の一種ですから、定期的なメンテナンスが寿命を大きく左右する要素です。
自分で出来るケアや気を付けたいポイントも、事前に学んでおくことも必要になります。こまめに皮脂や汚れを取り除くこと、強い時期には近付けないことや、耐水性の高いモデルであっても海水や激しいマリンスポーツをする時には外しておくなど、精密機器と同じ認識で扱うことで故障のリスクを減らすことが出来るのです。タフなクォーツ時計だからと言って、乱暴に扱うことで極端に寿命が短くなってしまうこともあります。
クォーツ時計は歴史が約五十年程度しかありません。対する機械式時計は千三百年頃には登場していました。この二つの時計の時刻に対するアプローチは全く異なりますが、歴史は大きく異なり機械式時計に一日の長があります。今後クォーツ時計がさらなるブレイクスルーを起こして、半永久的に使えるようになるかもしれません。寿命が短いことが資産価値が低いこととイコールにならないよう、新しい可能性は価値観を変えることも十分にあり得ることです。

時計ブランドのクォーツ時計の寿命

二本が世界に誇る時計ブランドであるセイコーグループは、クォーツ式を改良して小型省エネルギーに作り変えて、世界中にクォーツ時計を販売した時計界のガリバーブランドです。以前は機械式に強いこだわりを持ち、数々の名作を生み出していた国産の雄ですが、クォーツ時計に主軸を移して機械式の時計生産を大幅に縮小していました。
現在は原点に立ち返り機械式時計の自社生産を復活させて、クォーツ式と機械式のメリットを活用した、ハイブリッド型の機構を研究開発しております。またクォーツムーブメントの新しい可能性に関しても貪欲に開発を続け、多数の高性能クォーツの開発にも成功しているのです。
高級路線のグランドクォーツのクォーツ時計は、電池寿命が約三年と公表されております。電池交換と定期的なメンテナンスを行えば、腕時計専用メーカーで技術力に優れているので十年以上は使えるクオリティがあることは想像出来るのです。グランドセイコーの部品保管は廃盤後十年で設定されていると言われているので、ロングセラーモデルならば、最悪内部ユニットの全交換をすれば時計は復活します。こうした強みが時計ブランドの高級クォーツ時計のを購入するメリットです。
廃盤後月日が経過した時計は、部品ストックがなければメーカー修理は断られます。思い出の時計や記念品ならば、同型の中古を手に入れて部品を移植する方法を検討するしかありません。メーカーではなく時計修理専門店など、外部のウォッチリペア業者をチェックしてみることがおすすめです。
海外のブランドでタグ・ホイヤーもセイコーと状況は似ています。機械式もクォーツ式もリリースしており、価格帯もブランドの中ではお買い得な部類です。タグ・ホイヤーの時計の場合は、クォーツ時計ならば三年程度でのメンテナンスと電池交換が推奨されております。また二年ごとの防水検査や五年ごとのオーバーホールなども推奨されておりますので、長く付き合いたいと考えるのならば定期的にメーカーにチェックしてもらうことがおすすめです。

長く使うのならば機械式時計を検討

機械式時計のメリットは電池に頼らないシステムです。故障をしても電池がなくても、優れたクラフトマンがいれば元に戻すことが出来ます。動力はゼンマイを巻き上げてゼンマイが元に戻る力を使い、歯車を動かして秒針を動かして時刻を表示する仕組みになっているのです。シンプルな機械式だけではなく、ストップウォッチ機能やGMT機能、永久カレンダーやデート機能などを搭載した機械式モデルもあります。機構が複雑になるほどにパーツ点数が多くなることが特徴です。
機械式時計はクォーツ以上にメンテナンスが重要になります。勤続の摩耗や内部のゴミの除去、古くなったゼンマイの交換や、角が丸くなった歯車の交換など使用期間が長くなるほどにメンテナンスの重要性が増してゆくのです。その代わりに正確なノウハウに基づいたメンテナンスを行えば、半永久的に使うことだって可能になります。
しかし製造から三十年や五十年が経過すれば、全体的な経年劣化をすることは否めません。大仕事を覚悟してオーバーホールを依頼してパーツ交換、必要ならばリビルドによる金属パーツの削り出しなども行い、時刻が正確に刻むようになるためのメンテナンスを行う必要があることもあります。
ソーラー時計はクォーツ時計に小さなソーラーパネルを搭載して、光エネルギーを電気エネルギーに変換させる方式の時計です。キャパシタという特殊な電池を搭載して、発電と蓄電を繰り返しながら運用を行っております。ソーラーパネルの劣化やクォーツムーブメントの劣化などを考えると、十年程度で寿命を迎えるケースは少なくありません。
時計全般に言えることですが、日々のメンテナンスや保管状況により寿命を延ばすことも短くすることもあります。故障を放っておけば修理不可能になってしまうこともありますし、内部への水の侵入などにより錆が発生してしまうこともあるのです。定期的なメンテナンスや注油が必要になります。
時計を手に装着したままスポーツをしたり、サウナや入浴をすることはおすすめできません。アンティーク時計はメンテナンスに強い店で購入するようにしましょう。一生物の時計を考えるのならば、アフターケアに力を入れている時計専業ブランドがおすすめです。そしてどんな高級な時計であっても、定期的なメンテナンスこそが重要な要素になります。

まとめ

高級時計のクォーツ時計にも寿命があります。しかしメンテナンス次第では寿命を延ばしたり、内部ユニット交換で限りなく新品に近付けることも可能です。アフターケアに強いブランドを選ぶことで、長く付き合える時計を選択することが出来ます。

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