「ブルガリをはじめとした有名なブランドの時計は、偽物を入手してしまうおそれがある」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか？

なかには、自分が持っている時計も偽物なのではと不安を感じている方も少なくないでしょう。

ブルガリの時計の真贋を見極めるには、刻印や付属品などいくつかのポイントをチェックすることが大切です。

この記事では、ブルガリの偽物が流通しやすい理由を解説するとともに、時計の真贋を見極めるためのチェックポイントを紹介します。併せて、時計が偽物だった場合の対処法や注意点も解説します。

ブルガリの時計は偽物が多い？偽物が流通しやすい理由

ブルガリには、レプリカや本物と見分けがつかないほど精巧に作られた「スーパーコピー」と呼ばれる偽物の時計が存在しているため、間違って購入しないよう注意が必要です。

ブルガリの時計にスーパーコピーをはじめとした偽物が多い理由は、ブランドとしての人気やネームバリューの高さが挙げられるでしょう。多くの方が手に取るだろうという考えのもと、偽物が多く製造・流通しやすいといえます。

また、ブルガリは、数多くの時計ブランドのなかでも高級ブランドに属し、数十万～数百万円と高値で取引されています。そのため、より安く時計を購入したいと考える方をターゲットに偽物が流通しやすいという側面もあるのです。

実際、ブルガリだけでなく、ロレックスなどの人気高級ブランドでも偽物が多く流通しています。

手もとにあるブルガリの真贋を見極める6つのチェックポイント

ここでは、手もとにあるブルガリの時計が本物かどうかを見極めるには、どのような点を確かめれば良いのか、6つのチェックポイントを挙げて解説します。

刻印

時計の裏蓋やブレスレット部分のブルガリのロゴやスイス製の刻印の有無、仕上がりを確認すると、真贋を見分けることができます。

例えば、ブルガリの刻印は本物の場合、レーザーでは行なわれていません。

一方、偽物の場合は、安価に処理できるレーザーで刻印されていることが多い傾向です。レーザーで刻印されている場合、特注のドットと呼ばれる小さな点が見えるため、このドットが確認できる時計は偽物の可能性があります。

また、本物のロゴや質感を確かめるには、ブルガリの公式サイトなどで腕時計に刻印されているものと見比べるのもおすすめです。

付属品

ブルガリの時計の付属品の一つである「箱」は、時計本体に刻印されているものと同じロゴがあしらわれているのが特徴です。そのため、もし時計と箱のロゴが異なる場合は、偽物の可能性が高いといえるでしょう。

また、前述の刻印と同様、事前にブルガリの公式サイトで箱の形やサイズ、素材、色、文字のフォントや大きさなどをチェックしておくと、違いを判別しやすくなります。

文字盤（ダイヤル）の仕上げ

時計の文字盤（ダイヤル）の仕上げをチェックするのも、真贋の判別に役立ちます。偽物の場合、文字盤部分の細かなデザインが雑に仕上げられている場合があるためです。

本物の場合は、インデックスやブランドのロゴ、秒針に至るまで丁寧に仕上げられています。

一方、偽物の場合は、それらの繊細な作業を完璧に再現する技術がないため、粗が出やすくなってしまいます。数字などの文字が薄くかすれている、バランスが悪いように感じられる場合は注意が必要です。

シリアルナンバー

高級ブランド製の時計には、それぞれに定められたシリアルナンバーが記載されているのが特徴です。ブルガリの型番は、アルファベット2文字に加え、モデル名、文字の色、ケースのサイズ・素材などがアルファベットと数字に変換して記載されています。

このシリアルナンバーがでたらめに記載されている場合や、刻印が薄い、正規品と刻印方法が違っているなどが見られた場合、偽物のおそれがあるため注意しましょう。

時計のムーブメント

ムーブメントとは時計の動力源です。時計に搭載されている動力源が、モデルのスペックと一致するかを確認することが真贋を見極めるうえで重要になります。

本来は「機械式」というムーブメントが搭載されているはずなのに、「クォーツ式」というムーブメントが搭載されていれば、偽物の可能性が高いといえるでしょう。

なお、機械式とクォーツ式は、秒針の動きや時計を振ったときに内部から聞こえる音などで判別できます。機械式の場合、秒針は「スイープ運針」と呼ばれる連続的な動きを示し、クォーツ式は「ステップ式」と呼ばれる1秒刻みの動きを示すのが特徴です。

ギャランティカード

本物のブルガリの時計は、購入の際に必ず正規品であることを証明する「ギャランティカード」が付属します。ギャランティカードは、専用の箱に収められたうえで、腕時計と同封されているのが一般的です。

本物のギャランティカードは、ブラックライトを当てると光るという特徴があります。反対に、偽物の場合は光らないため、ギャランティカードの真贋を判別する際に役立つでしょう。

自分でブルガリの真贋を確かめるのが難しい場合は？

前述のチェックポイントを見ても、なかには「本物かどうかよくわからない」「真贋を見極める自信がない」という方もいるかもしれません。その場合は、以下の2点の方法を試してみるとよいでしょう。

正規店・直営店に持ち込む

保存状態により真贋の見極めが難しい場合は、ブルガリを取り扱っている正規店や直営店に持ち込んで調べてもらうのも一つの方法です。

並行輸入品のメンテナンスや修理に対応しているメーカーであれば、修理依頼時に偽物かどうかを判断してもらうこともできます。もし偽物だった場合は、修理およびメンテナンスを断られるため、真贋の判別にもつながります。

ただし、直営店や正規店、メーカーに持ち込んだ時計が偽物だった場合、コピー商品として没収される可能性もゼロではないので注意が必要です。

査定士に依頼する

ブルガリの直営店や正規店、メーカー以外では、時計の専門家や時計専門の買取業者などに見てもらうのも有効な手段となります。

専門家やプロの査定士は、ブルガリに関する知識が豊富なため、真贋の見極めも期待できるでしょう。依頼先を選ぶポイントは、ブルガリの取り扱い実績や専門知識の有無はもちろん、コピー品に関する情報を最新のものまで網羅しているかなどが挙げられます。

「おたからや」では、ブルガリをはじめとしたさまざまなブランド時計の真贋の査定が可能です。時計の売却を検討している方はもちろん、「自分の持っている時計が本物か知りたい」という方も、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

持っているブルガリの時計が偽物だった場合の対処法

セルフチェックやプロの目による査定の結果、所持しているブルガリの時計が偽物だった場合、どう対処すべきかわからない方もいるかもしれません。

ブルガリの時計が偽物と判明した際は、以下の方法で対処します。

1. 販売元や購入店に返品の旨をできる限り早急に伝える
2. 警察に相談する
3. 消費者センターに連絡する

偽物とは知らずに購入した場合、一定期間内であれば返品や契約解除ができるクーリングオフ制度の対象となります。まずは速やかに販売元に連絡しましょう。

また、偽物の販売は違法行為にあたるため、警察に相談し被害届を提出すれば、警察が対応してくれます。購入店が営業を続けており、返品や返金を断られている場合、警察へ相談することで、返金に応じる可能性も高いでしょう。

消費者センターへ連絡する場合、ホットラインを利用すれば、消費生活相談窓口へ相談でき、返金対応の方法やトラブルへの対処法などのアドバイスが受けられます。

上記の方法以外では、弁護士に依頼するのも有効です。

偽物のブルガリを処分する際の注意点

ブルガリの真贋をチェックした結果、偽物だとわかったブルガリを手放したいと考える方もいるでしょう。

ここでは、偽物を処分するにあたり注意すべき点について解説します。

偽物とわかっているのに買い取りを依頼するのは、法律違反として警察に逮捕される可能性がある

偽物の処分方法として、買取専門店への売却を考えている場合は注意が必要です。偽物であっても買い取りを依頼すること自体は問題ないとされています。しかし、偽物だと自身で理解しているにもかかわらず、買い取りを依頼するのは法律違反として詐欺罪や商標権の侵害に問われることにがあります。

自分でオークションサイトなどに出品するのも避けるべき

オークションサイトやフリマアプリへの出品も、あらかじめ偽物と知りながら出品する場合は商標違反となり、処罰の対象となるため避けましょう。

ここまで説明したとおり、一度所持してしまった偽物を偽物だとわかった状態で買い取りや出品を通して処分するのは難しいといえます。そのため、できる限り偽物を購入せず、手もとに置かないよう心がけることが重要です。

例えば、相場よりも大幅に安い価格で売られているブルガリの時計や、信頼できない店舗などは偽物を入手してしまう可能性が高いため注意しましょう。

購入する際は、正規販売店や高評価で信頼できる優良販売店を選ぶのがおすすめです。また、大型ショッピングモール内の店舗なども、出店するまで厳しい審査が設けられているため信頼できます。

ブルガリの時計の査定なら「おたからや」にお任せください

ブルガリの時計の真贋を確かめるのに、プロに査定を依頼したいと考えている方は、「おたからや」がおすすめです。

「おたからや」には、経験と知識が豊富なプロの査定士が在籍しているため、お持ちのブルガリを正しく査定することができます。

これまでに「ブルガリブルガリ」「ディアゴノ」「オクト」など、ブルガリの幅広いモデルの買取実績もあり、どのモデルでも安心してお任せいただけます。

また、偽物かどうかだけでなく、「時計が本物であれば売却もしたい」と考えている場合は、査定後に売却も可能です。査定・買い取りはいずれも手数料無料のため、気軽に利用できる点も魅力です。

なお、「おたからや」では、ベルトやパーツの汚損やサビ、ガラス面の割れ、動作の不具合がある時計でも査定・買い取りを行なっていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

ブルガリの時計は、ブランドとしての人気やネームバリューの高さから、精巧な偽物が流通している可能性があります。そのため、偽物を購入してしまわないよう注意する必要があります。

時計の真贋を見極める際は、刻印やシリアルナンバー、動力源、ギャランティカードの有無などをチェックするとよいでしょう。

手もとの時計が本物かどうか確かめたいという方は、ぜひご相談ください。

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