エルメスのバッグは、世界中のセレブやファッショニスタから憧れを集めるラグジュアリーブランドの象徴的存在です。

バーキンやケリーなどの定番モデルはもちろん、若い世代に支持されるカジュアルラインやリセールバリューの高さも魅力の一つとなっています。

本記事では、そんなエルメスのバッグの人気モデルや選び方、偽物との見分け方などを一挙に紹介します。

エルメスのバッグの人気定番モデル一覧

エルメスは1837年の創業以来、一人の職人が一つのバッグを最後まで手掛ける製法で高品質なバッグを生み出してきました。

そんなエルメスのバッグの中でも、時代を超えて愛され続ける定番モデルがあります。

その品質とデザインで確立されたブランドステータスを象徴する、バーキンやケリーをはじめとした憧れの人気バッグをまずご紹介しましょう。

バーキン

バーキンは1984年に、当時エルメスの社長が偶然飛行機で隣り合わせた女優ジェーン・バーキンの声をきっかけに誕生しました。

優雅なデザインと抜群の収納力を兼ね備え、エルメスの代名詞ともいわれる世界的な人気バッグです。

豊富なサイズ展開とカラーが揃い、自分のスタイルに合ったバーキンを見つける楽しさも魅力で、見た目の美しさと実用性から、多くの女性の憧れの的となっています。

また、希少性が高く入手困難なことから、高級バッグの王様とも称されるほどで、「一生に一度は手にしたい」夢のバッグと言えるでしょう。

ケリー

ケリーは1935年に「サック・ア・クロア」という名で誕生し、モナコ公妃グレース・ケリーが妊娠中にこのバッグでお腹を隠したエピソードから彼女の名が冠されるようになりました。

端正でエレガントなフォルムが特徴で、フォーマルな装いに抜群に映えるバッグです。

ハンドルで手持ちをするのはもちろん、付属のストラップを使えばショルダーバッグとしても使用でき、実用性も兼ね備えています。

気品漂うデザインから「持つだけで一流の女性に見える」と言われることもあるほどで、バーキンと並ぶエルメスの象徴的存在です。

コンスタンス

コンスタンスは1959年に誕生したショルダーバッグで、フロントに大きなHマークのバックルがあしらわれたデザインが特徴です。

第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ夫人のジャクリーンが愛用していたことで一躍有名になりました。

元々デザイナーが自身の娘の名前にちなんで名付けたバッグで、母から娘へと世代を超えて受け継がれることも多い逸品です。

洗練されたアーバンな雰囲気を持ちつつ上品さも兼ね備えており、エレガントなスタイルからカジュアルまで幅広いコーディネートにマッチします。

ケリーやバーキンに次ぐ定番人気として根強いファンを持つモデルです。

リンディ

リンディは2007年に登場した比較的新しいデザインのバッグです。左右に付いたハンドルと横長のフォルムが特徴的で、一目で個性が光る存在感があります。

ハンドルで手提げとしても、付属ストラップで肩掛けとしても使える2WAY仕様で、シーンに応じて使い分け可能です。

両サイドから開閉できるファスナーを開くと大きく口が開き、中身の出し入れがしやすい実用性の高さも魅力的です。

カジュアルなスタイルにも合わせやすく、デザイン性と使いやすさを両立したエルメスのバッグとして人気を集めています。

クラシックなバーキンやケリーとは一線を画すモダンなデザインで、他人と被らないバッグを探している人にもぴったりです。

ボリード

ボリードはエルメスが1923年に世界で初めてファスナーを採用した伝説的なハンドバッグです。

車での旅行用に開発された経緯があり、丸みのあるエレガントなフォルムと実用性の高さが魅力となっています。

ファスナー開閉により中身がしっかり守られるため、留め金で閉じるタイプのケリーやバーキンに比べて防犯性が高いのも特徴的です。

サイズ展開も非常に豊富で、用途に応じて選べるのもポイントです。ちなみに「ボリード」とはフランス語で高速車（レーシングカー）を意味し、自動車時代に誕生したバッグらしいネーミングとなっています。

上品で可愛らしいシルエットは幅広い年齢層に支持されており、エルメスの定番バッグの一つとして長年愛されています。

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若い世代に人気のエルメスのバッグ

バーキンやケリーほど高額ではなく、普段使いしやすいカジュアルなエルメスのバッグも若い世代から支持されています。

価格的にも手に取りやすく、デザインも親しみやすいこれらのモデルは、エルメス入門にぴったりです。

ここでは、20〜30代の初めてのエルメスとして選ばれることの多いエントリーモデルや、カジュアルシーンで活躍する人気バッグをご紹介します。

エブリン

エブリンは1978年に発表されたショルダーバッグで、カジュアル用途にぴったりなエルメスの入門モデルです。

バッグ正面に開けられたパンチング穴で描かれた「H」マークが特徴で、一目でエルメスと分かるデザインながら主張し過ぎない絶妙なバランスが魅力です。

元々は馬具の手入れ道具を持ち運ぶために作られた経緯があり、軽量で肩掛けしやすい実用的な作りになっています。

キャンバス地の太めストラップで斜め掛けできるため、両手が空き、日常のお出かけに最適です。

バーキンやケリーよりも価格が抑えめで購入しやすいことから、若い世代の初めてのエルメスのバッグとして選ばれることも多い人気モデルです。

ピコタン

ピコタンはコロンとしたバケツ型のバッグで、名前は牛や馬の餌を計測する容器の単位が由来とされています。

シンプルなワンハンドルのデザインに、上部を留める南京錠がワンポイントになっています。

開口部が広く中身の出し入れがしやすいことに加え、自立する安定感もあり、使い勝手抜群と言えるでしょう。

比較的手が届きやすい価格帯でカラー展開も豊富なため、自分好みの一品を見つけやすく、デイリーユースのエルメスのバッグとして定番化しています。

ガーデンパーティ

ガーデンパーティはシンプルなトートバッグスタイルで、肩肘張らずに使えるエルメスの人気モデルです。

キャンバス地にレザーのハンドルとトリムを組み合わせたカジュアルなデザインで、一見エルメスと分かりにくい控えめなルックスが特徴となっています。

また、口の部分はスナップボタンで開閉でき、荷物の量に応じてマチ幅を調整可能です。

容量が大きく実用的なことから、通勤や通学用バッグとしても重宝します。

価格もエルメスのバッグの中では比較的手頃で、初めてのハイブランドバッグとしても選びやすいでしょう。

エールバッグ

エールバッグはケリーバッグをカジュアルダウンさせたようなデザインが特徴の入門向けエルメスのバッグです。

1998年に登場し、キャンバス生地の本体にレザーのフラップとハンドルを組み合わせた軽快なスタイルで人気を博しました。

ケリーに似た台形フォルムながら、素材がカジュアルなため日常使いしやすく、気兼ねなく持てる点が魅力です。

取り外し可能なインナーバッグが付属するモデルもあり、実用性も十分と言えるでしょう。

価格帯もケリーの約半分程度と抑えられており、エルメス初心者が最初の一品として選ぶ例も多いバッグです。

人気を集めるエルメスのバッグの新モデル

常に進化を続けるエルメスは、近年も新たなバッグラインを生み出しています。

定番とはひと味違う魅力を備えた新ラインは「次に狙いたい」バッグとして人気も出ています。

ここでは、最近特に話題となっている新作バッグをご紹介しましょう。

イン・ザ・ループ

イン・ザ・ループは2022年秋冬コレクションで発表された新作バッグで、コロンとした丸みのあるフォルムと程よいサイズ感は、人気モデル「ピコタンロック」を彷彿とさせる愛らしさが特徴です。

さらに、エルメスの象徴的なモチーフであるシェーヌダンクル（錨のチェーン）のデザインがハンドルや底部分、金具に取り入れられており、クラシックなアイコンとモダンなスタイルが融合しています。

斬新さの中にもエルメスらしさが詰まったこのバッグは、発表直後から注目を集め、今最もホットなアイテムの一つとなっています。

ユニークなルックスながら日常使いしやすい点も魅力で、若い世代からも支持を得ています。

フェルトピコタン

フェルトピコタンは、お馴染みのピコタンロックをフェルト素材で仕立てた新バージョンで、厚手でしっかりとしたウールフェルトをメイン素材に採用しており、型崩れしにくく軽量なのが特徴です。

持ち手部分には上質なスイフトレザーが使われ、手触りの良さと高級感も兼備しています。

フェルト素材ならではの温かみのある風合いが秋冬のコーディネートにマッチし、季節限定の注目アイテムとして話題になっています。

通常のピコタンにはない新鮮なデザインだったため、発売直後から人気が高く、一部店舗では入手困難になるほどの反響でした。

エルメスのバッグの入手難易度

エルメスのバッグは人気モデルほど入手が難しいことで知られています。特にバーキンやケリーといった定番モデルは、エルメス直営店に行ってもすぐに購入できるとは限りません。

店頭に並ばないことも多く、購入には運やタイミング、販売員からのオファーが必要になる場合もあります。欲しいバッグに出会えるまで何年も待つケースや、フランス本店で購入するために渡航する熱心なファンも多いです。

こうした希少性ゆえに中古市場でも高値がつき、プレミア価格で取引されることも珍しくありません。

エルメスのバッグの入手難易度の高さは、そのブランド価値をさらに高める要因となっています。

エルメスのバッグの偽物との見分け方

人気と価値の高さゆえに、エルメスのバッグには精巧な偽物も出回っています。

見分けるポイントとしてはまず縫製を確認しましょう。本物は職人の手仕事による均一で美しいステッチが特徴で、縫い目が曲がったり長さが不揃いなものは要注意です。

また、本物のバッグ内側には製造年と職人IDを示す刻印があり、金具にも「HERMÈS」のロゴが鮮明に刻まれていますが、刻印のフォントや刻みが粗いものは偽物の可能性が高いです。

素材の質感も重要な判断基準となっており、本革の高級感や独特の香りが感じられずチープな印象を受ける場合も疑いましょう。

少しでも不安があれば専門の鑑定を依頼するのが確実です。

エルメスのバッグの選び方

エルメスのバッグを選ぶ際は、自分のライフスタイルや好みに合ったモデルを見極めることが大切です。

ここからはエルメスのバッグの選び方をご紹介します。

人気のカラーで選ぶ

エルメスのバッグで長年愛されている定番カラーとしては、服装に合わせやすく飽きのこないブラック、ゴールド（ブラウン系）、エトゥープ（グレージュ）などがあります。

しかし、近年は若い世代を中心に明るいカラーやパステルトーンも人気が高いです。

例えば、ピンクやライトブルーなどの可愛らしい色味は、持つだけで華やかさが際立ち、コーディネートのアクセントとして注目されています。

シーズン限定で登場する新色が即完売することも多く、レアカラーにはプレミアが付く熱狂ぶりです。

SNSでもカラフルなエルメスのバッグの写真が多く投稿されており、色選びで個性を表現したいという傾向が強まっています。

人気のサイズで選ぶ

エルメスのバッグはサイズ展開も豊富で、時代とともに人気のサイズ傾向が変化します。

かつてはバーキン35やケリー32など大きめサイズがステータスとされましたが、近年はミニバッグブームの影響でコンパクトなサイズが注目され、中でもバーキン25やケリー25（ミニケリー）といった小ぶりなモデルが人気です。

若い世代を中心に「バッグは小さいほど今っぽい」という風潮も広がり、デイリーには軽くて扱いやすいミニ〜ミディアムサイズを好む人が増えています。

ただし、荷物が多い人やビジネス用途には従来通り30cm以上のサイズも根強く選ばれており、最終的にはライフスタイルに合わせたサイズ選びが重要です。

TPO別エルメスのバッグの使い方

エルメスのバッグは、使うシーン（TPO: 時・場所・場合）に合わせて選ぶことで、その魅力を最大限に活かすことができます。

同じエルメスのバッグでも、シーンによってふさわしい使い方があるのでシーン別にエルメスのバッグの使い方を見てみましょう。

日常カジュアル

普段のカジュアルなシーンでは、動きやすさや気軽さを重視したバッグが合います。

例えば、エブリンやピコタンのようなショルダー掛けやハンドルでさっと持てるバッグは、ジーンズやワンピースなどカジュアルコーデにぴったりです。

肩から掛けられるエブリンなら両手が空くのでショッピングや子育て中のお出かけにも便利でしょう。

キャンバストートのガーデンパーティーも収納力があり普段使いに最適です。

また、2WAY仕様で柔らかなフォルムが特徴のリンディもカジュアルシーンで活躍します。

これらのバッグは高級感を保ちつつ主張しすぎないデザインなので、日常のちょっとしたお出かけでも気兼ねなく使えます。

ビジネス・通勤

通勤やビジネスシーンでは、品格と実用性を兼ね備えたケリーのようなバッグを選ぶのがおすすめです。

上品な台形フォルムのケリーはスーツやジャケットスタイルと相性が良く、持つだけで信頼感を演出できます。

書類やノートPCを運ぶ必要がある場合は、ファスナー付きで開口部が広いボリードが便利でしょう。

A4サイズの書類が収まる30cm台のボリードはビジネスバッグとしても優秀です。

また、レザー仕様のガーデンパーティーなどシンプルなトートタイプも、荷物が多い日の通勤に重宝します。

カラーは黒やエトゥープといった落ち着いた色味を選ぶと、オフィスのドレスコードにもマッチしやすいでしょう。

パーティー・フォーマル

結婚式の披露宴やパーティーなど華やかな場では、小ぶりでエレガントなバッグが活躍します。

ミニサイズのケリーは手に持つだけで装いを格上げしてくれますし、Hバックルが印象的なコンスタンスをアクセサリー感覚で肩に掛けるのも素敵です。

さらにフォーマルな晩餐会などでは、チェーン付きのミニバッグやクラッチタイプ（ジジェやケリーポシェットなど）が重宝します。

光沢のあるレザーや鮮やかなカラーを選んでドレスのアクセントにするのも良いでしょう。

パーティーシーンでは実用性より華やかさを優先し、エルメスならではの気品と存在感を楽しむのがおすすめです。

旅行・お出かけ

旅行など荷物が多い場面では、大容量で丈夫なエルメスのバッグが頼りになります。

バーキンなら35以上のサイズが荷物をたっぷり収納でき、旅行用ボストンバッグとして利用する人もいます。

ファスナー付きのボリードも元々旅行鞄として誕生しただけあり、開口部が広く出し入れしやすいので旅のお供に最適でしょう。

また、キャンバス素材で軽量なガーデンパーティーの大きめサイズも移動時に気兼ねなく使える便利なバッグです。

ただし、中身を詰め込みすぎるとバッグ自体が重くなるため注意が必要です。

まとめ

エルメスのバッグは、バーキンやケリーなどの王道モデルから普段使いしやすいエントリーモデル、新しい発想を取り入れた最新ラインまで多種多様な魅力にあふれています。

エルメスのバッグを選ぶ際には「自分のスタイルや用途に合うデザイン・サイズ・色をイメージする」ことが第一です。

そして購入方法やタイミング、予算を考慮しながら自分にとってベストな製品を見つけるようにしましょう。

「おたからや」での「エルメスのバッグ」の参考買取価格

「おたからや」での「エルメスのバッグ」の参考買取価格は下記の通りです。

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。

エルメスのバッグは素材や刻印、金具のカラー、そして付属品の状態などによって大きく価値が左右されます。

とくにバーキンやケリー、コンスタンスなどの人気モデルは安定した需要を誇り、革質や色味、刻印年など細部までチェックすることで査定額に差がつくこともあります。

「おたからや」では、エルメス特有の刻印やレザーの特性を理解した鑑定士が一点一点丁寧に査定させていただきます。

また、市場相場の動向を常に把握しているため、適正かつ高価な買取価格を提示できるのが強みです。

ご自宅で眠っているバーキンやケリー、または最新のエブリンやピコタンでも、ぜひ一度ご相談ください。

• おたからや査定員のコメント

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エルメスのバッグの買取なら「おたからや」

バーキンやケリー、コンスタンス、ピコタン、エブリンなど、エルメスのバッグはその希少性とデザイン性から常に高い需要を誇ります。

しかし、素材や刻印、レザーの質感、付属品の完備状況など、正しく評価するには深い専門知識が欠かせません。

「おたからや」では、エルメス製品を多く取り扱ってきた実績を持つ鑑定士が、一点一点丁寧にチェックし、市場の動向を反映した適正かつ高額な買取価格をご提示します。

全国の店舗にて無料査定を実施しておりますので、大切なバッグを手放す際は「おたからや」の査定をぜひご利用ください。

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