エルメスのリンディは、2007年に誕生したバッグです。ハンドバッグとショルダーバッグの2WAY仕様が特徴で、柔らかなフォルムが魅力です。

2019年にはリンディミニが登場し、ミニバッグの需要と相まって高い人気を集めています。

本記事では、エルメス リンディの定価をサイズ別・素材別に詳しく解説します。リンディの特徴や魅力、人気のカラー、代表的な素材についても紹介しますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

【2025年最新】エルメス リンディの定価と種類

エルメス リンディの定価は、サイズや素材によって異なります。ここでは、2025年2月の価格改定後の最新定価を、サイズごとに詳しく見ていきましょう。

リンディ ミニ

リンディ ミニ（リンディ20）は、2019年に登場したシリーズ最小のサイズです。横19cm×高さ12.5cm×マチ9cmというコンパクトなサイズ感が特徴で、ミニバッグブームとともに高い人気を集めています。

2024年2月の価格から約10％値上げされており、トリヨンクレマンスは115,500円、スイフト（ヴェルソ）は121,000円の値上げとなりました。

リンディミニにはロングストラップが付属しており、斜め掛けも可能です。スマートフォンや小さめの財布がちょうど入るサイズで、ちょっとしたお買い物に使えるバッグをお探しの方におすすめです。

リンディ 26

リンディ 26は、横26cm×高さ17cm×マチ13cmのサイズで、デイリーユースにちょうど良い大きさです。リンディシリーズの中でも汎用性に優れ、バランスの取れたサイズ感が魅力です。

2024年2月の価格からトリヨンクレマンスは143,000円、エヴァーカラーは132,000円の値上げがされています。値上げ率は約10〜11％です。

ハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても使いやすく、さまざまなシーンで活躍してくれるバッグです。

リンディ 30

リンディ 30は、横30cm×高さ20cm×マチ15cmのサイズで、A4書類を折らずに持ち運べる大きさです。ビジネスシーンでの使用にも適しており、実用性の高いサイズです。

2024年2月の価格から143,000円の値上げで、値上げ率は約10％です。リンディ 30は、500mlのペットボトルが立てて収納でき、ノートパソコンなども入る大容量サイズです。

ハンドル部分が他のサイズよりも長めに設計されているため、厚手の上着を着た状態でも快適に腕にかけられます。

エルメス リンディの特徴や魅力とは

エルメス リンディは、機能性とデザイン性を兼ね備えた実用的なバッグです。ここでは、リンディならではの特徴と魅力について詳しく解説します。

2WAY仕様でハンドバッグ・ショルダーバッグとしても活用できる

リンディの最大の特徴は、ハンドバッグとショルダーバッグの2WAY仕様で使える点です。シーンやコーディネート、気分に合わせて持ち方を変えられるため、1つのバッグで多様なスタイルを楽しめます。

荷物が少ない時はハンドバッグスタイルで持つと、しなやかなシルエットを楽しめます。一方、荷物が多い時や両手を空けたい時は、ショルダーバッグとして肩にかければ、快適に持ち運ぶことができます。

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長方形に近い形状で物を取り出しやすい間口がある

リンディは、長方形に近い形状をしており、間口が広く設計されています。かぶせ蓋をファスナーで閉める構造のため、バッグを大きく開くことができ、中身の出し入れが非常にスムーズです。

リンディは間口が広いため、バッグの中が見渡しやすいことが特徴です。必要なアイテムをすぐに見つけられる使い勝手の良さは、日常使いにおいて大きなメリットです。

内部は仕切りがなく、シンプルな構造になっているため、物を入れるスペースをゆったりと確保できます。

さらに、リンディは柔らかいシルエットでありながら、箱型でしっかりと自立する点も魅力です。底面には底鋲が四隅と中央の計5カ所に打ってあり（リンディ ミニは4カ所）、安定感があります。地面に置いても汚れがつきにくく、実用性に優れた設計です。

エルメス リンディの人気のカラー

エルメスは200色を超える豊富なカラーバリエーションを展開しており、リンディでもさまざまなカラーが楽しめます。ここでは、特に人気の高いカラーを紹介します。

ブラック

定番カラーであるブラックは、落ち着きがあり、カジュアルからフォーマルまで、どんなシーンにも対応できる万能色です。

鮮やかな色のスタイルやシックなワントーンコーディネートにも合わせやすく、さまざまなファッションを楽しめます。シンプルなスタイリングに合わせればエレガントな印象に仕上がり、カラフルなコーディネートに合わせれば全体を引き締める効果があります。また、女性だけでなく男性も使いやすいカラーとして人気です。

汚れが目立ちにくく、長期間使用しても美しい状態を保ちやすいといった実用的なメリットも感じられます。初めてリンディを購入する方や、長く使えるカラーを求める方にもおすすめのカラーです。

エトゥープ

エトゥープは、定番かつ人気のカラーで、グレージュ系の上品な色合いが特徴です。グレーとベージュの中間のような絶妙な色合いは、性別を問わず使いやすく、幅広い年齢層に支持されています。

白いステッチがリンディのフォルムを美しく引き立ててくれるため、シンプルで長く使えるデザインを求める方におすすめです。

ブラックやネイビー、ブラウンなどの落ち着いたカラーと合わせても重い印象にならず、レッドやピンク、ブルーなどの鮮やかなカラーとも好相性です。普段使いからフォーマルな場面まで、シーンを選ばずに活躍してくれるカラーです。

ゴールド

ブラウン系のリンディをお考えなら、「ゴールド」が特に人気があります。エルメスの人気カラーの一つで、深みのあるブラウンに映える白いステッチがとても魅力的です

ゴールドは、さまざまなシーンや服装にもマッチするコーディネートしやすいカラーです。ビジネスシーンではプロフェッショナルな印象を与え、カジュアルなシーンでは温かみのある印象を与えます。

エルメスらしいカラーを楽しみたい方や、上質な革の経年変化を味わいたい方には、ゴールドが特におすすめです。トレンチコートやキャメルカラーのアイテムとも相性が良く、秋冬シーズンにも活躍します。

ナタ

ナタは、ベージュ系のカラーで、トレンチコートの上品さを感じさせる色合いが特徴です。季節を問わず使いやすいカラーといえます。

年齢を気にせず、長期的に愛用できるカラーで、明るすぎず、暗すぎない絶妙なトーンは、上品で洗練された印象を与えます。シンプルなコーディネートに取り入れることで、シックなスタイルを楽しむことが可能です。

ナタは、ホワイトよりも汚れが目立ちにくく、ブラックほど重くならないため、バランスの良いカラーです。ベーシックなカラーでありながら、華やかさも持ち合わせているため、幅広い用途に対応できます。

ローズ・サクラ

リンディは、柔らかく愛らしい形状が特徴的なため、ローズ系のカラーが非常によく映えます。ローズカラーを選ぶことで、バッグに可憐で上品な花のような印象を与え、女性らしさをさらに引き立ててくれることでしょう。

シンプルな服装に合わせれば、明るく華やかな雰囲気を演出でき、女性らしいファッションを好む方におすすめのカラーです。

ローズ・サクラは、春夏シーズンに特に人気があります。白やベージュ、グレーなどのナチュラルカラーとの相性が良く、柔らかく優しい印象のスタイリングを楽しめます。

ブルー・ニュイ

ブルー・ニュイは、深みのあるネイビーブルーで、夜空を思わせる落ち着いた色合いが特徴です。ブラックに近い印象ながら、光の当たり方によって青みが感じられ、独特の存在感を放ちます。

ブラックほど重くならず、かといって明るすぎないブルー・ニュイは、エレガントでシックなスタイルを好む方に人気があります。ビジネスシーンでも違和感なく使えながら、個性も感じさせるカラーです。

ブルー系のカラーは、グレーやホワイト、ベージュなどのベーシックカラーとの相性が良く、洗練されたコーディネートを楽しめます。また、ブラウンやキャメルなどのアースカラーと合わせても、落ち着いた印象を与えられるでしょう。

エルメス リンディの代表的な素材

エルメスのバッグは、素材によって質感や印象が大きく変わります。ここでは、リンディの代表的な素材について解説します。

トリヨンクレマンス

トリヨンクレマンスは、雄牛のレザーを使用した素材です。エルメスのレザーの中でも特に柔らかく、独特の質感がある、カジュアルシーンにも使いやすい素材です。

シボ感（立体的なしわ模様）があるため傷がつきにくく、耐久性にも優れています。

トリヨンクレマンスは使い込むほどに風合いが増すため、個性的な味わいを楽しむことができます。ただし、柔らかい素材であるため、型崩れしやすい点には注意が必要です。適切に保管し、定期的にメンテナンスを行うことで、長く美しい状態を保てます。

スイフト

スイフトは「ヴォー・スイフト」という正式名称を持ち、若い雄牛の革から作られる素材です。肌に吸い付くような滑らかな感触と艶を抑えた質感が魅力で、触ると心地良さが伝わってきます。

シワは細かく浅めに入るため、滑らかで快適な手触りが楽しめます。さらに色の発色に優れているという特徴があり、ピンクやブルーなどのパステル系カラーのバッグによく採用されます。

この優れた発色性を生かした美しいカラー展開は、スイフトの大きな魅力です。柔らかさがありながらも、適度な張りも備えています。女性に特に人気の高い素材で、エレガントで上品な印象を求める方におすすめといえます。

エヴァーカラー

エヴァーカラーは、2013年にエルメスから登場したレザー素材です。

雄牛のレザーを使用しており、マットな仕上がりが特徴で、使用するほどに程よいツヤが現れ、経年変化の過程を楽しむことができます。そのため、主に財布などの小物類に使われることが多い素材ですが、リンディにも採用されています。

その名の通り「エヴァー（永遠）」の色を保つという意味が込められており、色あせしにくく、長期間美しい色合いを維持できる点が大きな魅力です。

また、傷にも強く、お手入れも比較的簡単で、柔らかい布で拭くだけで十分な場合が多く、メンテナンスのしやすさも魅力の1つです。適度なハリがあるため、リンディのフォルムを美しく保つのに適した素材です。

エルメスに関するよくある質問

エルメス リンディについて、多くの方が疑問に思う点をまとめました。購入時の参考にしてください。

Q．エルメスのリンディの定価はいくらですか？

A．2025年11月時点の定価は以下の通りです。

また、リンディの価格は、素材によって価格は異なります。たとえば、リンディ ミニのスイフト（ヴェルソ）は1,276,000円、リンディ 26のエヴァーカラーは1,463,000円と差がある状況です。

2024年2月の価格改定から約10％値上げしており、今後も価格が変動する可能性があります。最新の定価についてはエルメスの公式サイトまたは直営店でご確認ください。

Q．リンディに使われる素材は？

A．リンディの主な素材は、トリヨンクレマンスとスイフト、エヴァーカラーの3つです。トリヨンクレマンスは、柔らかく傷がつきにくいため、最も使用されています。

スイフトは、手触りがなめらかで発色が美しく、パステルカラーのアイテムによく用いられます。エヴァーカラーは、適度な硬さとハリがあり、色あせしにくいのが特徴です。それぞれの素材によって質感や印象が異なるため、好みや用途に合わせて選びましょう。

Q．エルメスのリンディが買えない理由は何ですか？

A．リンディは非常に人気が高く、特にリンディ ミニは入手困難な状態が続いています。エルメスの直営店では常に在庫があるわけではなく、入荷してもすぐに売り切れてしまうことが多いためです。

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Q．リンディの魅力は？

A．リンディの魅力は、機能性とデザイン性を兼ね備えている点です。

ハンドバッグとショルダーバッグの2WAY仕様で使えるため、シーンに応じて持ち方を変えられます。間口が広く設計されており、中身の出し入れがしやすく、実用性に優れています。

また、柔らかく愛らしいフォルムでありながら、しっかりと自立する箱型の構造も魅力です。バーキンやケリーと比べると比較的入手しやすく、カジュアルにも使いやすいデザインであることも人気の理由です。

Q．リンディの人気のカラーは？

A．リンディの人気カラーは、定番のブラックとエトゥープです。ブラックはどんなシーンにも対応できる万能色で、男女問わず人気があります。また、エトゥープはグレージュ系の上品な色合いで、エルメスの定番カラーとして高い支持を集めています。

また、ゴールドやナタなどのベージュ・ブラウン系も人気です。最近では、ローズ・サクラなどの明るいカラーや、クレやローズアザレなどの華やかなカラーにも注目が集まっています。

Q．「リンディ」とはどういう意味ですか？

A．エルメスのリンディ（Lindy）という名前は、1920年代から1930年代にかけてアメリカで流行したダンス「リンディホップ（Lindy Hop）」に由来しているといわれています。リンディホップは、スイングジャズに合わせて踊る活気あふれるダンスで、自由で楽しい雰囲気が特徴です。

バッグのリンディも、この自由で軽快なダンスのように、2WAYで使える柔軟性や、カジュアルに持てる気軽さを表現しているといえます。リンディが持つ自由で実用的なコンセプトは、名前からも感じることができます。

Q．リンディは使いにくいという意見もありますか？

A．リンディのショルダーストラップは取り外しができないため、ハンドバッグとして使う際に邪魔に感じるかもしれません。しかし、ストラップは平らな形状をしているため、バッグに沿わせたり背面に移動させたりすることで、すっきりと収められます。

また、荷物をたっぷり入れるとハンドルが持ちにくくなる場合がありますが、そのような時にはショルダーストラップを使えば快適に持ち運ぶことが可能です。使い方のコツを掴めば、非常に便利なバッグです。

Q．リンディの刻印はどこにありますか？

A．リンディの製造刻印は、留め具のベルトの裏側にあります。リンディ ミニの場合は、内側のポケットの中に刻印が施されています。

エルメスの製品には、製造年を示す刻印があり、年ごとに異なるアルファベット1文字で表されることが一般的です。この刻印を確認することで、製造年を知ることができます。

また、刻印は偽造品を見分ける際の重要なポイントであるため、購入時には必ず確認しましょう。

Q．リンディは中古で購入できますか？

A．リンディは中古市場でも人気が高く、ブランド買取店や中古ブランド品を扱うショップで購入できます。定価より安く手に入れられるチャンスもあるため、新品にこだわらない場合は、中古品を探すのも1つの方法です。

ただし、商品によっては状態が良くないものもあるため、購入する際はしっかりと状態を確認することが大切です。購入後に後悔することのないよう、信頼できる買取店に相談すると、満足のいく買い物ができるでしょう。

まとめ

エルメス リンディの定価は、2025年2月の価格改定後、リンディ ミニ（トリヨンクレマンス）が1,199,000円、リンディ 26（トリヨンクレマンス）が1,430,000円、リンディ 30（トリヨンクレマンス）が1,562,000円です。

素材によって価格が異なり、スイフトやエヴァーカラーを使用したモデルはさらに高額です。

リンディの魅力は、ハンドバッグとショルダーバッグの2WAY仕様で使える機能性と、長方形に近い形状で物を取り出しやすい間口にあります。柔らかく愛らしいフォルムでありながら、しっかりと自立する実用的な設計も人気の理由です。

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「おたからや」での「エルメス リンディ」の参考買取価格

ここでは、「おたからや」での「エルメス リンディ」の参考買取価格の一部をご紹介します。（2025年11月時点）

画像	商品名	参考買取価格
	エルメス リンディ30 ニロティカス K刻印	1,683,000円
	エルメス リンディミニ ショルダーバッグ レザー W	1,525,000円
	エルメス リンディミニ ショルダーバッグ レザー W	1,485,000円
	エルメス ミニリンディ トリヨンクレマンス B	1,171,000円
	エルメス リンディ26 トリヨンクレマンス U	1,017,000円

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

エルメス リンディは、2007年に発表されたモデルで、機能性と独創的なデザインから高い人気を誇ります。2WAY仕様の使い勝手の良さと、ころんとした愛らしいフォルムが特徴です。

バーキンやケリーに次いで入手困難なアイテムとして知られており、使用感があるアイテムでも、高額査定が期待できる場合もあります。

• おたからや査定員のコメント

「エルメス リンディ」の買取なら「おたからや」

エルメス リンディは、サイズやカラー、素材、状態、希少性によって買取価格が大きく変動します。特に、人気の高いリンディミニやリンディ26、エトゥープやブラックなどの定番カラーは、良好な状態であれば高価買取が期待できます。

「おたからや」では、全国1,600のネットワークと世界51カ国との取引実績に基づき、最新の需要と為替変動を加味した上で、リンディを査定いたします。

店頭買取はもちろん、出張買取やオンライン査定にも対応しておりますので、ご不要になったエルメス リンディがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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