石坂 貴史さんのプロフィール

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    独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)およびファイナンシャルプランナー(AFP)として、個別の資産運用やライフプランニング業務に従事している。行動ファイナンス理論の考え方を取り入れ、意思決定の癖や心理面を踏まえた資産形成の助言が特徴。 実務と並行して情報発信にも力を入れており、これまでに1,200件以上の記事制作・監修を手がけてきた。金融分野を中心とした取材対応のほか、金・銀・プラチナ・パラジウムなどの貴金属相場の解説、セミナーでの相談対応など、幅広い分野で活動している。 加えて、住宅メーカーやデジタル遺品解析を専門とする事業者、暗号資産分野における記事制作・監修にも関与。金融リテラシー向上を目的に、研究員制度を活用した高校生向けの学習支援や、金融×IT教育を行うファイナンシャルスクールへのコラム提供も行う。 専門分野は金融・住まい・相続・税制・保険・教育の6領域であり、生活全体を見据えた総合的な提案を強みにする。

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2026年7月のコメント一覧

日付/金相場

金相場の専門家コメント

23,668

2026年7月7日(火)の今朝の金店頭小売価格は24,025円、前日比-4円。NY金先物(中心限月)は1トロイオンス4,176ドル、前日比+0.2%と小幅に上昇しました。朝9時半時点のドル円は162.1円後半で推移しており、162円近辺を下値に円安方向の流れが続いています。 政府・日銀による対応への警戒感はあるものの、日米金利差が意識されるなかでは、円を買い戻す動きも限定的。国内金価格は、海外金の上昇力よりも、円建て価格として押し上げられている面が目立ちます。 地政学面では、EUが新たな対ロシア制裁を準備するなか、ロシアの銀行部門への負担が注目されています。戦費の増加でロシア政府が銀行への依存を強めており、融資環境の悪化や家計債務の増加が金融不安につながる可能性も指摘されています。こうした不安は金の下支え材料になりますが、防衛支出が経済を支えている面もあり、すぐに大きな危機として表面化するかは慎重に見る必要があります。 一方で、原油市場はOPECプラスの増産方針やサウジアラビアの販売価格引き下げを受け、北海ブレント先物は71.99ドル、WTI先物は68.55ドルと小幅安で推移。原油価格の落ち着きはインフレ警戒を和らげるため、金にはやや上値を抑える材料。 本日はBOE金融安定報告書や米国の貿易収支の発表が予定されています。今の国内金価格は見た目の水準だけで判断しにくい相場です。海外金が強く買われているというより、円安によって円建て価格が高止まりしているため、金価格そのものよりもドル円の動きを先に確認したいところです。特に162円台では介入への警戒も残るため、短期的な為替の振れで店頭価格が変わる可能性があります。高値を追うより、為替が落ち着いた場面でどの程度の価格になるのかを見ながら、納得できる水準を探るのがよいでしょう。

23,672

2026年7月6日(月)の今朝の金店頭小売価格は24,029円、前日比+230円。NY金先物(中心限月)は1トロイオンス4,198ドルと、先週末から小幅に下落しました。一方、朝9時半時点のドル円は161.5円台で推移しており、円安が国内金価格を押し上げる形です。 週初めの金相場は、海外金がやや弱含む一方で、為替が国内価格を支える展開。本日は米国の6月ISM非製造業景況指数が予定されており、結果次第では米金利やドル円が動き、金相場にも影響が出やすいでしょう。 地政学面では、トランプ米大統領が今週のNATO首脳会議に合わせ、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、戦争終結に向けた協議を進める見通しです。和平期待が強まれば安全資産としての金需要はやや後退しやすい一方、NATO加盟国への防衛支出増額要求や防衛関連契約の話題は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化を意識させる材料にもなります。 また、OPECプラスは8月から生産目標をさらに引き上げることで合意しました。原油価格の落ち着きはインフレ警戒を和らげ、金には重しとなる面があります。 月曜日の金店頭小売価格の上昇を「金そのものが強い」とだけ見るのではなく、円安による押し上げ分を分けて考えたいところです。週初めは、ISM後の米金利、ドル円、NATO関連ニュースを確認しながら、国内価格が24,000円台を維持できるかを注視していきましょう。

23,443

2026年7月3日(金)の今朝の金店頭小売価格は23,799円、前日比+376円。NY金先物(中心限月)は1トロイオンス4,136ドル、前日比+0.26%と小幅に上昇しました。昨日はドル円が一時160円半ばまで円高方向に振れましたが、本日朝9時半時点では161.5円付近まで再び円安方向に戻しており、国内金価格の上昇を後押ししています。 海外金は反発した一方、本日は独立記念日の振替休日で米国金融市場は休場です。今夜は米国発の取引材料が限られるため、相場の方向感は為替や地政学ニュースに左右されやすい一日となりそうです。 地政学面では、カナダがNATO首脳会議に合わせ、防衛関連投資へ低コスト資金を供給する「防衛・安全保障・レジリエンス銀行」の創設メンバー発表を目指しています。欧州の安全保障強化の流れは、ロシア・ウクライナ情勢の長期化を意識させる材料。実際、ロシア軍はキーウへ大規模なミサイル・ドローン攻撃を行い、多数の死傷者が出ています。こうした緊張は、安全資産としての金を支えやすい要因です。 一方、IEAはナイジェリアの準加盟を承認しました。産油国との連携強化は、エネルギー市場の安定につながる可能性があり、原油高への過度な警戒を和らげる面もあります。 金曜日の上昇は「海外金の反発」と「円安の押し上げ」が重なった動きとして見るのがよいでしょう。米国市場が休場のため、本格的な方向感は週明けに持ち越されやすく、今日だけの上昇で判断を急がず、週明けのNY金とドル円が同じ方向に動くかを確認したいところです。

23,066

2026年7月2日(木)の今朝の金店頭小売価格は23,423円、前日比+220円。NY金先物(中心限月)は1トロイオンス4,055ドル、前日比-0.66%と下落しました。 先日はドル円が162.3円付近まで円高寄りに反転しましたが、本日の朝9時半時点では162.5円台で推移。 本日21時半は米国の6月失業率、平均時給、非農業部門雇用者数など重要な雇用指標の発表が控えています。雇用が強ければ米金利やドルの上昇を通じて金には重しになりやすく、反対に雇用の減速が意識されれば、利下げ観測から金を支える材料になる可能性があります。 地政学面では、米国とイランがドーハで間接協議を終えましたが、恒久的な和平に向けた大きな前進は見られませんでした。ホルムズ海峡の航行や経済的支援が協議された一方、核問題は本格的な議題に上がっておらず、見通しはまだ不透明です。トランプ大統領は協議が順調との認識を示していますが、双方の温度差は残ります。 また、USMCAを巡って米国が現行の形での更新に合意せず、北米の通商協議にも不透明感が出ています。さらに、米中間では台湾問題への警戒も続いており、金相場を下支えする材料は残っています。一方、OPECプラスの増産観測やホルムズ海峡再開の動きは、原油高への警戒をやや和らげる要因です。 今日の金取引については、上昇をそのまま強い動きと見るのではなく、まずは円安による押し上げ分を差し引いて考えたいところです。NY金が下げたため、海外市場そのものが力強く買われているとはまだ言い切れません。今夜の米雇用統計で金利やドル円が大きく動く可能性もあるため、日本時間夜に金と為替が同じ方向に動いているのか、それとも国内価格だけが円安で支えられているのかを確認してからでも遅くないでしょう。

22,846

2026年7月1日(水)の今朝の金店頭小売価格は23,203円、前日比+78円となりました。NY金先物(中心限月)は1トロイオンス4,025ドル、前日比-0.33%と小幅安でした。 ドル円は162.7円台まで円安が進んだあと一時反転しましたが、円安水準は続いています。海外金はやや弱い動きでしたが、円安が国内金価格を支えた形です。本日は米国のADP雇用統計やISM製造業景況指数が発表されます。雇用や景況感が強ければ、米金利やドルが上がり、金には重しになりやすいため、発表後の値動きは確認しておきたいところです。 国内では、日銀短観で大企業・製造業、非製造業ともに業況判断が改善しました。企業の想定為替レートも円安方向に修正されており、日本企業の景況感には底堅さが見られます。ですが、足元のドル円は企業の想定よりもかなり円安に振れているため、国内金価格は引き続き為替に左右されやすい状況です。 地政学面では、イランが米国特使らとの直接会談を否定し、恒久的な和平の見通しはまだ不透明です。一方で、UAEの原油輸出は過去最高水準となり、原油価格も戦闘前の水準に近づいています。中東リスクは一時期より落ち着いて見られていますが、ホルムズ海峡を巡る対立は残っており、完全に材料が消えたとは言い切れません。 水曜日の今日は「国内金が上がったから強い相場」と単純に見るより、上昇の中身を確認したい日です。海外金は小幅安で、国内価格を支えているのは主に円安です。こういう場面で購入を考える場合は、価格の上げ下げだけで判断せず、円安が続いた場合の上値余地と、為替が反転した場合の下落余地を両方見ておくことが大切です。特に今夜の米経済指標でドル円が大きく動く可能性もあるため、慌てて追いかけるより、指標後にNY金と為替の反応を見てから判断する方が、後悔しにくい買い方になると考えます。

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