近年、人気ブランドのバッグやジュエリーなどのコピー品が市場に出回っています。手頃な価格や入手の容易さに惹かれ、知らないうちに偽物を購入してしまうケースや、事情を知りながら選ぶケースも珍しくありません。しかし、ブランドコピー品を買う行為は、愛着を持つブランドの価値を損ない、品質面でも不利益を被る恐れがあります。
本記事では、ブランドコピー品の特徴に加え、購入がもたらす影響やリスク、偽物の見分け方、関連する法的問題点、そして偽物を避けるためのポイントを詳しく解説します。
Contents
ブランドコピー品(偽物)とは?
ブランドコピー品とは、正規ブランドの商品デザインやロゴを無断で模倣して製造された非正規品、すなわち偽物を指します。権利者の許可なく人気ブランドのモノグラム模様やロゴマークを再現して作られた製品は、外観が本物に酷似していても模造品として扱われます。
これらのコピー品はインターネット通販サイトや海外市場で流通することが多く、一見しただけでは真贋の判別が難しいほど精巧なものも見受けられます。近年は「スーパーコピー」と呼ばれる高品質な偽物も増加しており、専門家ですら判定に時間を要する場合があります。
当然ながらコピー品は正規メーカーが保証する製品ではなく、品質や素材は劣っている傾向にあります。それでも本物そっくりの外見に惑わされて購入してしまう消費者が後を絶たず、さまざまなトラブルが発生しています。
ブランドコピー品が本物のブランドに与える影響
偽造品の流通拡大は、売上の減少にとどまらず、雇用や技術継承、さらにはブランド文化全体にも甚大な損害を及ぼします。
本節では、コピー品が正規ブランドへ与える影響を5つの観点から検証します。
ブランド価値の毀損
ブランドコピー品が市場を席巻すると、ブランドが守ってきた希少性と物語性は急速に薄れます。高価格を正当化する理由が見えにくくなり、所有の誇りも揺らぐでしょう。ロゴは単なる図柄となり、中古相場も下落し続ける恐れがあります。悪循環が進めば業界全体で品質競争が鈍り、ラグジュアリー文化そのものが危機にさらされかねません。
さらに、デジタル空間で偽物が拡散されれば真贋の境界が曖昧になり、価値回復には巨額のブランディング投資と長い時間を要するようになります。結果として投資家やメディアの評価も冷え込みます。
研究開発コストの回収阻害
正規ブランドは希少金属配合やセッティング技術の研究に巨額を投じ、製品価格で回収する構造を築いています。しかしコピー業者は投資を負担せず成果だけを横取りします。その結果、売上は目減りし再投資余力が削られるでしょう。資金調達コストが上昇し、次世代設備導入のタイミングを逃すケースも報告されています。
新素材やサステナブル工程の導入が遅れ、イノベーション速度が落ちれば消費者も長期的な恩恵を享受できなくなります。こうした停滞は業界全体の環境負荷低減目標にも悪影響を与え、サステナビリティ戦略そのものを後退させる恐れがあるでしょう。
職人・デザイナーへの影響
売上が細れば企業は真っ先に人件費を圧縮します。熟練の金職人や研磨師の雇用が不安定となり、継承すべき技能が断絶しかねません。デザイナーにも大量生産向けの制約が強まり、創造性は萎縮するでしょう。職人文化が縮退すればブランドDNAは希薄化し、若手の憧れも薄れます。
さらに、解雇された職人が異業種へ流出すると、再び高度な技術を集めるには長い年月と教育コストが必要になります。制作現場のコミュニケーションも断片化し、ブランドらしい一貫性が失われるリスクが高まるでしょう。結果として国際的な職人評価ランクも低下します。
サプライチェーンと雇用への波及
正規品の出荷減は素材工房や物流業者まで波及します。受注減少で地方工房は操業停止に追い込まれ、地域雇用が揺らぐでしょう。購買力が落ちれば周辺サービス業も冷え込み、産業クラスターは解体の危機に直面します。結果的に税収減が拡大し、社会的コストまで膨らみます。
地方自治体はこれらの工房を核とした観光資源を失い、地域ブランド戦略が頓挫するおそれもあるでしょう。波及効果で駅前商店街の売上も下がり、住民の消費活動が冷え込むことで人口流出が加速するでしょう。こうした悪循環を断ち切るには、正規流通を保護する法整備と消費者教育が欠かせません。
消費者保護と市場信頼
コピージュエリーは品質管理を受けず、ニッケルや鉛を含む例も報告されています。修理や交換サービスはなく、破損時の負担は購入者に跳ね返ります。粗悪品が広がれば市場全体の信頼が失われ、真作でさえ疑念の目を向けられるでしょう。国際規格に準拠しない金属アレルギー事故はSNSで瞬時に拡散し、ブランド全体のイメージダウンを招きます。
結果として正規品販売店も説明コストや検品フローを強化せざるを得ず、購入体験が煩雑化する可能性があります。安全性と流通コストの双方で消費者が被害を受けないためにも、偽物は避ける姿勢が必要です。
- おたからや査定員のコメント
コピー品の氾濫はブランドの希少性と価格プレミアムを直撃し、研究開発・職人技・地域雇用の循環を断ち切ります。品質保証のない粗悪品が市場信頼まで傷つけるため、正規流通の選択は購入者自身のリスクヘッジであり、文化的資産を守る行動でもあります。
ブランドコピー品を購入することのデメリット
ブランドコピー品は一見お得に思えても、品質・耐久性・資産価値、さらに社会的信用までも損なう高リスク商品です。
本節では購入者が被る主な損失を体系的に整理します。
品質とコストパフォーマンスの低さ
コピージュエリーは外観だけを模倣し、合成樹脂の擬似レザーや薄いメッキ金具を多用します。触れた瞬間に軽さと冷たさの違いが伝わり、輝度も短期間で鈍ります。高級感を支える芯材や研磨工程が省かれるため、数回の着用で糸ほつれや石落ちが発生しがちです。
購入価格を使用回数で割れば実質単価は正規品より割高となり、長期的満足度は得られません。愛用の歓びを期待したはずが、早期買い替えという無駄な出費を招く結果となるでしょう。
耐久性・アフターサービスの欠如
コピー品は試験環境を経ておらず、金属疲労や溶接不良が隠れています。汗や湿気で早々に変色し、石座が緩む例も散見されます。正規ブランドのような無償修理や部品供給は受けられず、専門工房に依頼しても適合パーツが見つからないケースが多いです。
結局は高額な改修費を払うか廃棄を選ぶしかなく、環境負荷も無視できません。使い捨てに近いサイクルが、消費者の財布と地球双方に重い負担を残します。
コピー品と思われることでの社会的信用の低下
粗悪コピーは縫製の歪みやロゴ刻印の滲みが目立ちます。遠目には気付かれなくても、会食や商談でテーブルに置いた瞬間、相手の視線が止まれば信頼は揺らぐでしょう。ビジネスでは取引額よりも人となりが評価基準になる場面が多く、偽物を身に付ける行為は誠実さへの疑念を招きます。
SNS社会では写真一枚で真贋が検証され、評判が瞬時に拡散します。積み上げた信用を守るためにも、本物の製品を選び堂々と身に着けるようにしましょう。
資産価値がないのでリセール不可
コピー品は商標権侵害物としてリセール不可です。質屋や買取店は鑑定時に取扱いを拒否し、返却されれば出費は完全に sunk cost となります。正規品なら限定モデルが値上がりする例もありますが、偽物は保存状態が完璧でも市場価格が0です。
そのため、金融資産としての流動性を持たず、担保価値も認められません。つまり売却をして資金回収をすることはできず、自分で使い続けるか廃棄するかしかなくなります。
法的リスク
個人の所持自体は刑罰対象になりにくいものの、フリマアプリで譲渡すれば商標法違反や不正競争防止法に抵触します。輸入段階で税関に差し止められると、没収だけでなく過料を科される事例も見受けられます。
悪質と判断されれば故意を推定され、刑事訴追や高額損害賠償に発展することもあるでしょう。意図せぬ違法行為を回避するには、購入段階から真贋を厳格に確認し、グレーな取引ルートを利用しない判断が欠かせません。
ブランドコピー品のランクについて
偽物は、その精巧さや品質に応じて「A級品」「S級品」「N級品」といった複数のランクに分類されます。一般的にランクが高いほど素材や仕上げが本物に近づき、外観だけでは真贋を判定しづらい傾向が見られるのが実情です。
コピー品には低品質品から高品質品まで幅広いものが流通しており、誰が見てもすぐに偽物と分かる粗悪品もあれば、一見では本物と見分けがつかない高精度品も存在します。ここからは、代表的な各ランクの特徴を順に解説します。
A級品
A級品はコピー品の最下位ランクに当たります。人工皮革やビニールが主体となっており、縫い目は曲がり幅も不揃いで刻印は滲み、金具のバリが指に引っ掛かるほど粗雑です。手に取れば軽く光沢も浅く、瞬時に安物だと見抜かれるでしょう。
価格は極端に安いものの数回で剥離や糸ほつれが起こり、すぐに壊れてしまうことがほとんどです。人前で壊れてしまったり、偽物とばれて恥ずかしい思いをしたりしないように購入をしないのが賢明でしょう。
S級品
S級品はA級品よりも品質が高いコピー品とされ、本物と同様に天然皮革など比較的上質な素材を用いています。しかし使用される革の等級は低く、使い込むにつれて通常では考えられない速さで色褪せや劣化が起こる傾向があります。縫製や金具もA級品よりは丁寧とはいえ精度に欠け、専門家や熱心な愛好家であればすぐに違和感を覚えるでしょう。
日本製の機械を搭載し本物そっくりに動く偽造腕時計もS級品に分類されますが、ケースや文字盤の仕上げが甘く、細部で本物との差が顕在化します。素人の目には新品時こそ本物同然に映る場合がありますが、時間の経過とともに欠点が露わになり正体が判明するため、安易に手を出すべきではありません。
N級品
N級品は「スーパーコピー」と呼ばれる最上位偽物です。革のシボや刻印の深さ、縫い幅まで正規品を緻密にトレースします。外見だけを見れば見分けは極めて困難です。新品時は鑑定士でも写真だけでは識別が難しく、スイス製ムーブメントを搭載した腕時計は重量感や針の動きも本物級に映ります。
しかし、内部素材や防水構造は完全ではなく、長期使用でメッキ剥げや糸伸びが顕在化して真贋差が明白になります。正規品の数分の一とはいえ価格は高く、発覚時の信用失墜と法的ペナルティを考慮すれば割に合わない選択でしょう。
バッグの偽物を見分けるポイント
偽造ブランドバッグは、外見が似ていても使用素材や仕上げの丁寧さに必ず違いが現れます。
ここでは、購入前に確認すべき主要ポイントを整理し、短時間で真贋を見極めるための実践的な手順を解説します。
金具と刻印の精度
ファスナーやプレートに刻まれたロゴは、正規品の場合、フォントが均一で刻印の深さも揃い、メッキも鏡面のように滑らかです。
一方、偽物ではロゴの刻印が浅く縁が滲み、メッキの色調も不均一で、指先にザラつきを感じることが多いため、容易に判別できます。
縫製と裁断の均一性
正規品ではステッチ幅が均等で縫い目が真っ直ぐに整えられています。また、革の断面はコバ処理が施され、触れても滑らかです。
一方で偽物は針目が曲がり幅もばらつきがあり、コバ面に凹凸や毛羽立ちが残ります。指先で段差や硬さを感じた場合は、偽物の可能性が高いので十分に注意してください。
シリアル番号とホログラム
多くのハイブランドは、製造履歴を固有番号やホログラムで厳格に管理します。正規品では番号体系が統一され、文字間隔も均一に刻まれていることが特徴です。
これに対し偽物は桁数の誤りやフォントの揺らぎが生じやすく、照合によって真贋を判定できます。
付属品の品質
保存袋や箱、保証書は真贋を判定するうえで欠かせない判断材料です。
正規品の布袋は目の詰まったコットン地に鮮明なロゴが印刷されていますが、偽物は薄手の生地に粗いプリントが目立ちます。また、カード類の箔押しや紙質も比較すると違いが分かるため、必ず確認してください。
腕時計の偽物を見分けるポイント
高級時計は外観だけでなく、ムーブメントや刻印に至るまで高度な技術が投入されています。
真贋を見極めるには複数の要素を総合的に検証する必要です。以下のチェック項目を体系的に押さえれば、誤購入リスクを最小限に抑えられます。
シリアル刻印と配置
正規品は固有番号と型番が規則に従って刻印され、刻印の深さと書体も均一に整っています。偽物は桁数の誤りや刻印位置のずれ、浅い彫りが確認されます。
購入前には裏蓋とラグ内側の番号を照合し、刻印の鮮明度もしっかり確認しましょう。
文字盤の透かし・微細加工
鑑定者はロレックスの王冠透かしをはじめ、顕微鏡レベルの微細加工が省略されていないかを入念に確認します。
偽物ではラインが太くなる、配置が中心からずれるといった細かな粗が表れやすく、光の反射角を変えて観察すると違いを見分けやすいです。
針の動きと作動音
機械式モデルでは、秒針が滑らかに連続運針し、チクタク音も一定のリズムで低く響きます。
一方で偽物に多いクオーツ改造品では、秒針が1秒ごとにはっきり跳び、作動音も高く不規則になりがちです。判別の際は耳を近づけて確認してください。
素材感と重量バランス
本物はステンレススチール904Lや18Kゴールドなど比重の高い素材を使用しており、ケースとブレスレットの重量配分が均整に保たれています。一方、偽物は合金やメッキで軽量化され、手首に載せたときの重厚感が不足しがちです。
両者を精密秤で計測すると重量差が明確になり、判別手段として有効です。
宝石・ジュエリーの偽物を見分けるポイント
購入者は宝石やジュエリーを安心して選ぶために、外観だけではなく素材や加工の細部まで丁寧に確認する必要があります。合成石や模造石の混入を避けるには、屈折率や内包物などの科学的データを参照し、複数の指標を比較する姿勢が重要です。
購入者がカットの対称性や石留めの精度、金属刻印の鮮明さに注目すれば、偽物特有の粗を早期に見抜くことができます。さらに鑑定書の有無と販売経路の信頼性を確認し、第三者の専門チェックを活用すると、購入リスクを最小限に抑えられます。
合成石と模造石の特徴
偽物は合成石(ラボグロウン)やガラス系模造石を多用しており、屈折率や比重が天然石と大きく異なります。
肉眼による観察では輝きが似ていても、熱伝導率や硬度を測定すると差異が明確になるため、専門的な計測が欠かせません。
インクルージョンの有無を確認
天然ダイヤモンドには針状や結晶状のインクルージョンが点在します。一方、キュービックジルコニアなどの人工石は内部に傷がなく、均質さを示す点が特徴です。
鑑別ではまず10倍ルーペを用い、微細な内包物の有無を確認することが基本となります。
カットと研磨精度の差異
熟練研磨士が手掛けた天然石は、ファセットが均一でエッジもシャープです。対照的に、偽物はファセットの対称性が乏しく、稜線が丸くなりやすい傾向があります。
鑑定時にはテーブル面の対角線を比較し、光の乱反射が生じていないかを確認しましょう。
金属刻印と石留めの品質
K18やPt950などの品位刻印が深く鮮明で、刻印位置が正規仕様通りかどうかを必ず確認します。
偽物は刻印が浅く字体も統一されておらず、爪留めの歪みや石座の隙間など仕上げの粗が目視でも見分けられるため、重要な判定ポイントになります。
鑑定書と購入チャネルの信頼性
購入者は、国際的な鑑別機関(GIAやCGLなど)が発行した鑑定書の有無を必ず確認し、記載番号と現物を照合して真正性を担保してください。
購入先は老舗の宝石商や百貨店に限定し、少しでも不安を感じた場合は第三者鑑定を受けて真贋保証を取得すると安心です。
ブランドコピー品に関する法律と罰則
偽造品の製造や流通は知的財産権を侵害する重大な犯罪行為であり、刑事罰に加えて行政差止めや民事賠償の責任が生じます。
本節では違反類型ごとに発生する法的リスクを整理し、購入または所持の際に留意すべきポイントをまとめます。
権利侵害に対する刑事罰
コピー品の製造や販売で商標権・意匠権を侵害すると、商標法と意匠法に基づき懲役5年以下または500万円以下の罰金が科されます。法人には最高で3億円の罰金が科される恐れがあります。
摘発は税関と警察の連携により年々強化され、SNSで少量出品しただけでも検挙されることもあるでしょう。前科が付けば就職や査証審査で不利になり、社会復帰に支障が残ります。短期利益と引き換えに背負うリスクが大きすぎるため、模倣品ビジネスへの参入は極めて危険と言えます。
詐欺罪の適用範囲
偽物を正規品と偽って販売した場合、相手を欺いて財物を交付させた行為とみなされ詐欺罪が成立し、懲役10年以下の刑を受ける可能性があります。フリマアプリやオークションでも取引記録が残るため、虚偽表示は直ちに立件されやすいです。
悪質と判断されれば執行猶予が認められず、実刑判決の例もあります。購入者からの被害届提出後に緊急逮捕となる事案も増加傾向にあり、軽い気持ちの出品が重大犯罪へ転じる危険は無視できません。
購入・所持のリスク
自己使用目的でコピー品を所持する行為は原則として刑罰を招きません。しかし、転売した瞬間に商標法違反が成立し、懲役や罰金の対象になります。フリマアプリは本人確認が徹底されているため身元はすぐ判明するでしょう。
2022年改正により、海外から持ち込んだ偽物も税関で差し止められ、悪質と判断されれば過料が科される恐れがあります。旅の記念と軽視した品でも代償は大きく、没収に伴う廃棄費用を請求される事例も報告済みです。
輸入差止めと行政措置
税関は知的財産侵害物品を発見すると、輸入差止手続を即時開始します。通知を受けた荷受人が10日以内に正当性を証明できなければ貨物は没収となり、廃棄費用まで負担させられます。差止件数は近年増え続け、少額の個人輸入も例外ではありません。
繰り返し摘発されればブラックリスト化され、将来の通関で長期検査が常態化するでしょう。「自分用だから大丈夫」という主張は通用しないため注意が必要です。
民事責任による信用の低下
偽物を販売・譲渡すると、権利者は損害賠償や販売差止を求める訴訟を提起できます。購入者側からも返金請求や慰謝料請求が行われ、裁判費用や和解金が重くのしかかります。故意でなくとも無過失責任が認められやすく、敗訴すれば実名が判決文に掲載されるでしょう。
信用が失墜すれば取引先や金融機関との関係にも悪影響が及びます。長期的損失を考慮すれば、正規流通を選ぶ判断が最も合理的と言えます。
ブランドコピー品を買わないための注意点
消費者は偽物ブランド品の被害に遭わないため、日頃から次のポイントに注意することが大切です。
購入時には疑わしい品を避け、正規品のみを賢明に選択するようにしましょう。
購入先は信頼できる店舗に限定する
ブランド品を購入する際は、正規販売店や信頼できるショップに限定する必要があります。新品は公式ブティックや正規代理店で、中古品は実績のあるブランド買取店や質屋で入手すれば、偽物をつかまされるリスクが大幅に減ります。
また、個人間のネットオークションやフリマアプリ、海外の真偽不明な通販サイトは偽物が紛れている可能性が高いため注意が必要です。特に「スーパーコピー専門店」などと称する違法サイトからの購入はやめましょう。並行輸入品を扱う信頼できる業者であれば、正規品を割安で手に入れられる場合もあります。そのため、購入時は販売元の信用度を最優先とし、「怪しげな売り手からは絶対に買わない」と決めておく姿勢が大切です。
極端に安い価格には要注意
読者の皆さまは「新品同様のシャネルのバッグが○○円!」「定価の3割以下でエルメスが買える!」といった、相場とかけ離れた安値に飛びつかないようにしましょう。ブランド品が異常に安い場合には、ほぼ確実に何らかの裏があります。大抵はコピー品であるために価格が下がっており、本物であれば中古でも一定の市場価値を保ちますから、極端に安価な出品は疑ってかかるべきです。
期間限定セールや知人からの譲渡であっても、正規品が定価の半額以下になるケースは滅多にありません。「値段が安すぎるものには裏がある」という意識を持ち、冷静に判断してください。安さに目がくらんで偽物を購入してしまっては、本来得られるはずの価値を失う結果となります。
付属品や証明書の有無をチェックする
購入時には、商品本体だけでなく、箱・保存袋・保証書(ギャランティーカード)など付属品の有無も必ず確認しましょう。中古品であっても信頼できる店舗であれば鑑定書や真贋保証が付くことが多く、安心して取引できます。一方で「付属品がまったく無い」「コピー品なので付属品だけ本物を流用している」といった説明がある場合は注意が必要です。
保存袋や箱だけが正規品で中身が偽物という悪質な手口も報告されています。また、ギャランティーカードがあっても日付や店名の押印が無い白紙のものは信用できません。付属品が一式そろっているか、その仕様が正規品と一致しているかを念入りに確認し、不明点は販売店へ遠慮なく問い合わせてください。回答があいまいな場合は、購入を見送る判断が賢明です。
不安なときはプロに真贋鑑定を依頼する
不安が残る場合は、専門家による鑑定を活用しましょう。ブランド品に精通した鑑定士やバイヤーに依頼すれば、多くの場合は一目で真贋を見極めてもらえます。購入前にはブランド直営店でメンテナンスを兼ねて確認してもらう方法や、宝石であれば鑑定機関に鑑定書の発行を依頼する方法があります。また、ブランド品買取店の無料査定を利用するのも効果的です。
実績ある買取店には豊富な真贋データと最新の市場知識を備えた査定士が在籍しており、査定という形で費用をかけずに鑑定してもらえます。正規店へ持ち込むよりも手軽で、店舗によってはLINEやオンラインで簡易鑑定サービスを提供しています。自分だけで判断せず、第三者であるプロの目を借りることで、偽物をつかまされるリスクを大幅に減らせます。
「おたからや」では、全国の店舗で無料査定を行なっており、真贋判定のみでの対応も可能です。もし、その場で金額に納得いけばそのまま現金化することもできます。ぜひ、お気軽にお近くの店舗にご来店ください。
まとめ
コピー品を選ぶと、品質や耐久性、再販価値が低下し、結果としてブランドの価値まで損なわれます。さらに、コピー品の販売は犯罪に該当し、購入や所持であっても法的リスクを負うため、決して手を出すべきではありません。
不安を感じた場合は、専門の鑑定士や信頼できる買取店に依頼し、真贋の確認を行いましょう。本物だけを選択する姿勢こそが、自分自身と愛用ブランドを守る最善の策です。
「おたからや」での「ブランド品」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「ブランド品」の参考買取価格の一部を紹介します。
画像 | 商品名 | 参考買取価格 |
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エルメス バーキン40 トゴ ブラック ゴールド金具 | 1,496,000円 |
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ルイ・ヴィトン カプシーヌミニ N82363 | 1,061,000円 |
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シャネル マトラッセ 親子バッグ ラムスキン | 1,232,000円 |
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グッチ×バレンシアガ GGキャンバス ネオクラシック ハンドバッグ キャンバス×レザー ブラウン 681695 | 238,000円 |
![]() |
ディオール レディディオール ハンドバッグ レザー ブラック | 470,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
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