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    エルメスのクロコレザー!
    その魅力の神髄

世界最高品質ともいわれる
エルメスのクロコレザー!
その魅力の神髄

最高級の黒光りと艶に
きれいな皮目が特徴の
エルメスのクロコレザー

ワニ革素材であるクロコレザーと聞けば、高級なブラックと美しい革の目をイメージする方は多いでしょう。もちろん革目の細かいポロサスやそれよりも大きめのニロティカスには、黒色だけでなく赤や茶色などさまざまな色味が存在します。いずれも共通しているのは、非常に上質な質感と艶のある表面です。長い歴史の中で敏腕の革職人をたくさん育てて来たエルメスでは、何種類もの加工方法のノウハウを所持しています。鉱石の1つであるメノウで磨いたリセ仕上げや、フェルト素材と機械を併用したマット仕上げなど光沢感のバリエーションが豊富であることも特筆すべきポイントです。クロコレザーの特徴を見ていくと、均等に散りばめられた革目と鱗に付随している小さな斑点が挙げられます。なおエルメスが提供するクロコレザーには、判別方法があります。製品に記載されている「メイドイン・フランス」の文字の横に、マークが付いているため分かりやすいです。ポロサスの場合は、ロゴの横に「V」を逆さまにしたマークが刻印されています。一方ニロティカスの場合、小さな黒丸が2つ付随しています。同じくワニ革素材である、アリゲーターに関しては生地の見た目で判別することが可能です。クロコ素材に見られる斑点がないこと、白抜きの四角形の刻印が刻まれていることが目印です。

 

エルメスのクロコの
捕獲量の減少と
市場価格への影響

ワニ革の素材を用いた製品が高価である理由は、単純にワニの絶対数が減少していることと捕獲が困難であることが挙げられます。流通量が少ないため、必然的にワニ革製品の値段も上がってしまうという訳です。牛や豚の革、馬の革とは異なり動物の飼育が困難である点も価格が高騰する理由の1つです。牛や豚は特に、家畜であるため効率の良い飼育方法が確立されています。一方でワニは、非常に大型かつ獰猛な猛獣なので飼育が大変なのです。さらにワニ革の中でも、クロコレザーは希少性が上がるため価格が上昇してしまいます。希少価値を上げているのは、野生のクロコダイルが絶滅の危機に瀕しているからです。ワシントン条約によって、野生の個体は保護対象となっています。従って、クロコダイルをはじめ製品に用いられる種のワニのほとんどは養殖に頼っています。自然環境の破壊による生息地の消滅、水質の汚染に加えて乱獲による個体の減少は、多くの種類のワニに及んでいるという訳です。養殖で育てていると言っても、飼育は限られた環境でしか出来ません。ある程度成長すれば凶暴な性格が頭角を現して、ワニ同士で傷つけ合うようになってしまいます。そのため孵化してから一定の大きさまで育ったら、個室で育てることが必須となり、餌代や大型設備に費やす費用、人件費など莫大な予算が必要となります。野生種が減り続けている限り、市場価格は上昇していくことでしょう。

 

エルメス社のクロコ皮革の
鞣し方と着色や縫製技術

創業者のティエリー・エルメスは、当時の主流の移動手段であった馬にまつわる製品を製造するための工房を開きました。当初は馬具にて成功をおさめ、社会が馬から車へと移り変わる情勢を敏感に察知した社長が、ファッション用の革小物へといち早く切り替えたのは英断と言えます。馬具製作で培われた職人の高等な技術を、ファッションアイテムにも惜しみなく注いだことによりエルメスの革製品は世界中に愛されることとなります。エルメスには数多くの高級バッグのラインナップがありますが、その中でもクロコレザーを使った製品は最高級のバッグとして知られ、多くの女性の憧れの的です。そんなクロコ皮革を作る際には準備と鞣し、仕上げといった3つの工程が必要となります。原料となるクロコの原皮は、腐敗しないように乾燥もしくは塩漬け状態にします。防腐処理が施された原皮は、鞣し工場へと運ばれて再度生の皮へと戻すために水に浸けるのが通常です。鱗や余分な脂分を取り除くために、さらに消石灰液へと浸しておきます。鞣し作業へと移る前に下準備として消石灰を薬品で取り除き、酵素によってタンパク質も除去します。鞣し作業で使う薬剤は、酸化化合物である三価クロムです。酸性度を調整したら鞣し剤を皮に行き渡らせて、縮みや伸びを防止します。皮革の厚みを均一にする必要があるため、機器を用いて革の裏側を削って均等にする作業を行います。使用する製品の種類に応じて再度鞣し作業を行ったのち、染色作業へと移るという訳です。

 

エルメスのクロコの
バーキンやケリーの
正規価格と近年の価格変動

高級素材であるクロコレザーが用いられたエルメスの製品は、いずれも高値がついています。そんな中でもブランドの代表作とも言えるバーキンやケリーに関しては、素材の種類を抜きにしても非常に高額です。加えて近年では、価格変動が行われておりこの2種類の価格は上昇しています。近いもので言えば、2019年に発表された値上げが挙げられるでしょう。そこから2年後の2021年までは、目立った価格の変動はありません。それぞれのモデルの正規の価格を見ていくと、ワニ革素材が採用されたバーキンの価格はいずれも500万円以上もの高値が付いています。小振りで便利に使えるバーキン25は、アリゲーターとクロコのニロティカスの2つが共に500万円台です。同じクロコレザーであるポロサスに関しては少し跳ね上がり、580万円近くの価格となっています。雄の子牛の皮革であるトゴや、雄牛のエプソンは共に110万円台である所からもその希少さや人気がうかがい知れるでしょう。少しサイズアップしていろいろ物が収納しやすいバーキン30に至っては、アリゲーターとニロティカスが共に580万円を超える額です。ポロサスの場合はさらに上昇し、700万円以上です。収納力が高く日本でも人気のバーキン35は、2種類の皮革が730万円でポロサスは800万円という高額になっています。なおバーキン40の素材はトリヨン・トゴだけで、ワニ皮革の取り扱いはありません。ケリーに関しても同様に、25・32には使用されていません。

 

エルメスのクロコの
バーキンやケリーは
資産保全に最適

バーキンやケリーの資産価値は非常に高く、高名な資産運用のアドバイザーも最適なアイテムと述べています。1984年に登場したバーキンは特に、値段が下がったことは一度も無く、毎年価値が上昇し続けています。その価値・価格は毎年13〜14%ずつ上昇しており、2000年代初頭には30万円前後であったバーキンが20年後の2020年あたりには200万円を超えるほどです。新品を購入するのは至難の業であり、正規店においては在庫を直接目にする機会もタイミング次第となっています。このまま価値が上がり続けていけば、現在からさらに20年後には2000万円を超える可能性もあると言われています。バーキンやケリーの価値が上がり続けているのは、特別な顧客にだけ販売するというエルメスの方針が影響しているでしょう。需要に対しての供給が足りていないという状況だけでなく、バーキンを所有すること自体に意味・ステータスを確立させたことが大きいです。流行廃りが激しいファッション業界において、デザインを大きく変えずとも不動の人気を得たアイテムの資産価値は計りしれません。母親が購入して、娘に譲るといったように親子二代で使える資産として考える方も少なくないです。加えて、個体数の減少により希少価値が上がり続けているクロコレザーを採用したモデルであれば、なおのこと資産価値は高まります。ワニ皮革を用いたバーキンなどエルメス製品を、資産保全の手段として一度検討してみるのもよいでしょう。

 

まとめ

エルメスが放つ高級バッグや腕時計は、いずれも凄腕の職人による手作業によって製造されており、それぞれが異なる個性を放っていて非常に価値が高いです。皮革素材の特性を熟知して製品に反映し、また素材の良さを引き立てる加工や染色が行われている点も大きなポイントです。そんな中でも選りすぐりの最高級素材である、ワニ皮革・クロコレザーはその値段以上の価値を秘めています。ワニ革を使った最高峰と言えるバッグの入手は非常に困難ですが、資産価値の面から見れば一考の余地があることでしょう。

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