高度成長期やバブル期前後、常にグッチは日本で流行しています。
日本人にとても愛されているイタリアンブランドであり、特にグッチのGGマークに魅了される人が後を絶ちません。
このGGについて、ここでは深堀していくことにしましょう。
誰もが知っている
GGのグッチシンボル
グッチのバッグや、財布にプレタポルテの多くには、グッチのシンボルGGマークが施されています。特に昔からキャンバス地にGGが施されたものが売られており、日本の高度成長期やバブル期前後、90年代は若者がこぞってグッチのキャンバス鞄を買いあさり、この鞄を通勤バッグや通学鞄とし愛用していました。このキャンバス地にGGが施されたデザインのバッグは、ディアマンテと言います。このディアマンテがどのように誕生したのか気になっている方も多いのではないでしょうか。このマークが生まれた背景には、戦争があります。もともとグッチは、皮革製品を扱う高級店としイタリアに開業していました。ところが第二次世界大戦時に軍部が皮革を使う為徴収されてしまい、物資不足に陥ってしまったのです。その際に苦肉の策として、調達しやすいキャンバス生地を使い鞄などの製品を作ることにシフトしました。しかし高級店としてのプライドと誇りゆえに、単に労働者を代表するキャンバス地を使いバッグを売ることに抵抗感を持ち、グッチならではのエッセンスや高級感、スパイスをそこに吹き込もうとして、GGマークが開発され施されたのです。単にGGマークをランダムにちりばめるのではなく、ダイヤモンドパターンを施しそこに等間隔にGGマークをデザインしていきました。これはグッチの二代目である、アルド・グッチがバッグにマークを付けることを考案したと言われています。ダイヤモンドパターンにGGマークと非常に格式高い品性を感じる美しいバッグに仕上げることに成功しました。バッグにGGマークを施すことで、宣伝効果は抜群であったのは言うまでもありません。世界各国の富裕層やセレブにも注目され、あいようされていきました。ジャクリーン・ケネディやグレース王妃、オードリー・ヘプバーンなどにも愛され、ハリウッドからも世界にそのバッグが発信され爆発的な人気となっていったわけです。
GGシンボルを使った製品
GGキャンバスはグッチを代表するラインであると言えます。バッグのみならず、財布や小銭入れ、カードケースのほか帽子やベルト、プレタポルテ全般にGGキャンバスで作った製品が見られるのです。独特のモノグラム柄で、普遍的なデザインであり定番で有って時代や流行に関係なく使い続けることが出来るのが魅力であると言えるでしょう。ただし、皮革素材ではなくキャンバス生地なので、扱い方を慎重にしなければ破れたり擦れが起こったりします。水などにも弱いので、雨の日などに使うには不向きです。しかしながらグッチの製品の中でGGキャンバスは最も人気があります。GGプラスも忘れてはなりません。GGキャンバスにポリ塩化ビニル加工が施されたものです。そのためキャンバスの弱点をカバーし、水濡れにも強くなり、耐久性も高くなってより実用性に優れるようになりました。万が一汚れが付いたときは、水拭きをしたり、中性洗剤を使って付着した汚れを落とすこともできるので、非常にメンテナンスが楽であるメリットがあります。GGスプリームは、今グッチの直営店でたくさん販売されています。GGプラスでは、ポリ塩化ビニル加工が施されていましたが、GGスプリームではポリウレタン加工に変更されました。これはグッチの環境に配慮した取り組みであると言われています。現代では最も人気のある素材となっており、プラスと同様丈夫でお手入れがしやすく、耐久性に優れるのが人気の秘訣です。シマはグッチのラインの中でも最上級と言われています。これは、上質レザーにGGマークがエンボス加工されたものです。GGマークが小さなマイクログッチシマやエナメル加工されたシャイニーグッチシマなどもあります。GGブルームは近年のデザインであり、GGキャンバスにポリウレタン加工をし、その上に鮮やかなフラワープリントをデザインしたラインです。ウェブラインも根強い人気があり、GGスプリームの上にグッチを象徴するグリーンとレッド、グリーンの三本のストライプラインがデザインされた商品です。
GGをモチーフ使いした製品
プレタポルテやオートクチュールコレクションで、グッチはGGを金属加工しベルトやボタン、ドレス装飾に採用していました。GGをゴールドやシルバーの金具でデザインし、スーツやドレスのワンポイントとして使うことも多かったのです。実用的なものであると、GGモチーフをベルトのバックルにすることも多く、そのベルトは日本でも90年代に爆発的なヒットになり、多くの人がこぞってそのベルトを身に着けていました。このベルトのバックルから着想し、バッグのメインオーナメントとするデザインが見られるようになったのです。そのバッグとはGGマーモントと言います。グッチが得意とする高級皮革に型押しや加工をして、キャビアスキンのようにしたところに、GGモチーフのゴールドのオーナメントを大きく配置しています。Gは重なり合っていて個性が際立ち非常にアイコニックな雰囲気なのです。レトロ感やノスタルジーを感じさせるような雰囲気で、現代の昭和ブームの日本にあって若者にGGマーモントは非常に人気があります。現代のグッチの直営店ブティックでは、GGマーモントのラインが製品の主流ともなっているほどです。インターロッキングGも近年のデザインで非常に人気が高いと言えるでしょう。Gが向き合って重なったモチーフであり、左右反転タイプのロゴです。インターロッキングGは2006年に誕生しました。当時の女性デザイナーのフリーダ・ジャンニーニが手掛けたデザインです。Brittラインやソーホーラインがあります。ソーホーラインは特に大きくGGロゴがデザインされているのが特徴的です。丸みの帯びたロゴデザインが優美で女性らしく、エレガントであり世界中の女性から支持されているデザインだと言えるでしょう。金属によるGGのオーナメントのほか、ロゴを皮革に型押ししたバッグなども見られます。
GGはデザイン力と品質の高さを表出
1975年前後、グッチ一族は一時期模造品が世に多く出回り、経営危機に陥りました。品質管理の甘さなどが指摘され、一時はグッチブランドがこの世の中から消失してしまうのではないかと危惧されたのです。しかし、そこから苦難をものともせず社内改革を徹底的に行い、品質管理も万全なものへと変化を遂げ信頼を回復してきました。やはりダイヤモンドパターンにGGマークというデザインは世界に唯一無二のものであり、その品質の高さとデザイン力は秀逸で有って、グッチが苦難に遭っても世界中の多くの人々がグッチ離れすることはなかったのです。最上の伝統を最上の品質で、しかも過去の良いものを現代に反映させる商品作りというコンセプトがグッチにはあります。伝統を重んじ最高品質のものを現代の形で創作する素晴らしさは、近年特にグッチ製品に顕著に表れていると言えるでしょう。GGブルームラインは、特に顕著にそのことを表しています。伝統のGGキャンバスの上に、赤やピンク、緑のあざやかなフラワーデザインにとどまらず、今までの既成概念に縛られない新しい感性がそこに生かされデザインされるようになりました。昆虫のチャームをセッティングしたり、いかついタイガーのアップリケを施したりそのデザインの幅は広く、自由な発想でデザインされるようになっています。このように、GGブルームは伝統と現代トレンドの融合であると言えるでしょう。自由な発想や、ほかのデザイナーとのコラボレーション企画なども相まって、グッチは新たな顧客層を広げることにも成功しています。単にデザインだけが長けているのではなく、やはり高級皮革店として発展してきた、巧みな職人の高度な技術や精巧な品質管理もそこには見られ、末永く安心して使い続けることができるのも魅力です。GGマークはこうしたデザイン性と品質の高さを表出する象徴でもあります。
GGラインを売り買いするための手段
グッチは伝統と現代のトレンドを融合したデザインが多く、デザイン力に長けています。それでいて品質も良く長年使い続けることが出来るのも魅力なのです。時代やトレンドに流されず、いつの時代でもファッションコーディネートにマッチするバッグが少なくありません。とくに、グッチ一族が手掛けていた時代のバッグは、オールドグッチとして現代でももてはやされ人気があるのです。しかし、ヴィンテージグッチに関しては直営店ブティックで手に入れることができません。そこでおすすめしたいのが、買取業者が経営するショップでの購入です。買取業者は日々、膨大なグッチ製品を買取っています。中にはグッチ一族がデザインしていた時代の希少性の高いバッグなども買い取ることがあるのです。そうした商品がショップで売られるため、お目当てのオールドグッチが見つかり購入できる可能性があるでしょう。反対に、使いこんだ古いグッチのバッグを売りたいという人もいるのではないでしょうか。グッチのバッグを売却する方法にはネットオークションやフリマアプリなど様々ありますが、適正価格で売れなかったり、いつまでも売れ残ったりするケースも少なくありません。このようなデメリットを回避するためには、やはり買取業者に査定に出し、適正な買取額を提示してもらって売却するのが良いと言えるでしょう。現在は、店頭買取にとどまらず、訪問買取なども実施されているケースも少なくありません。膨大にグッチのアイテムを売りたい、運搬が大変、子育てや介護で家を空けられないといった人でも、訪問買取で気軽に売却できるため非常に便利です。オールドグッチをはじめ、新作のグッチなども日本のみならず世界中からのニーズがある商品ですので、査定に出せば想像していたよりもはるかに高い値段で買い取って貰えることも非常に多い傾向です。現金化して、新たなグッチを購入する費用に充てるのも良いでしょう。
まとめ
グッチを代表するGGキャンバスは、戦時中の皮革不足によって代替品としてキャンバスが用いられ誕生。GGキャンバスは今でも人気が高く、加工法を変えてGGスプリームやGGブルームなどが現代では販売されています。GGマークをモチーフ使いしたインターロッキングGやGGマーモントは、現代の主流商品。GGマークという伝統を継承しつつ新たなデザインを加え、グッチの伝統を最上の品質で、しかも過去の良いものを現代に反映させるコンセプトを見ることができます。GGマークは高品質かつデザイン性の象徴と言えるでしょう。
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