夜光塗料モデルのロレックスが欲しいと思っているけれど、実際どんなモデルがあるのかわからないという方は多いのではないでしょうか。
実はロレックスの夜光塗料は特許取得したオリジナルの夜光塗料を使用しているので、じっくり選ぶ必要があります。そこで、この記事ではおすすめの夜光塗料があるロレックスの腕時計と共に夜光塗料の種類や購入の際の注意点について解説します。
Contents
ロレックスの夜光塗料は
3種類!それぞれ特徴を解説
ロレックスは古くからあるブランドなので、夜光塗料も時代を経て変わっています。大きく分けると下記の3種類が使われてきました。
- トリチウム
- スーパールミノバ
- クロマライト
それぞれ特徴があるので、詳しく解説します。
トリチウム
ロレックスの夜光塗料で最も古いのがトリチウムです。主に1960年頃~1990年代後半まで使われていて、物質自体が光る自然発光する塗料となっています。トリチウム以前に使われていたラジウムという塗料と同じで、放射性物質なのですが、放射エネルギーの低さから紙1枚隔てただけで防げることから普及しました。
夜光塗料は長い時間が経つと光が弱まる半減期というものがあり、トリチウムの場合は約12年です。そのため、現存するトリチウムのロレックス腕時計は既に光量を失ってしまった物ばかりです。
しかし、長い間の塗料の光によって茶色い焼けが起こっていて、それが時計の味となって独特のデザインになっているので、アンティーク好きの方にはトリチウムを採用している腕時計をおすすめします。
スーパールミノバ
1993年に開発された夜光塗料で、トリチウムの抱えていた弱点を解消した塗料です。主な特徴は以下のとおりです。
- 放射性物質を含んでいない
- 従来の発光塗料と比較して明るさが約10倍
- 太陽光や照明の光を取り込む蓄光塗料
- 緑色に光る
トリチウムはそれ自体が光る塗料だったので、光が弱まってしまうという弱点がありましたが、スーパールミノバは光を取り込んで蓄えた光を使っているので、経年劣化がほとんどないというメリットがあります。
また、従来の一般的な塗料と比べても約10倍の明るさと長く光る特徴も兼ね備えており、熱や水にも強いという特徴も兼ね備えています。多くのメリットがあるだけでなく、デメリットも少ないので、現在の夜光塗料の多くで使用される程です。
クロマライト
ロレックスが独自開発を行い、特許も取得している夜光塗料がクロマライトです。基本的な性能はスーパールミノバと変わりませんが、8時間発光というスーパールミノバと比べて2倍の発光時間が特徴です。また、長時間の暗所作業でも視認性が確保されているので、ダイバーズウォッチで採用されることもあります。
2007年頃から使用されており、オイスターパーペチュアルなどで採用されはじめ、2008年発売のディープシーで広く知られるようになりました。更に青く光るのも特徴の1つでスーパールミノバとクロマライトを併用することによってデザインの幅を広げることも可能です。
ロレックスの夜光塗料が
おすすめの理由
ロレックスの腕時計の中でも夜光塗料の時計はおすすめなのですがその理由が以下のとおりです。
- 暗い場所でも時計が見やすい
- ロレックス独自の夜光塗料が使われている
それぞれの理由について解説します。
暗い場所でも時計が見やすい
他のロレックスと比べて暗い場所でも時間がわかりやすいというのが大きなメリットです。暗く、街灯もない場所で時間を確認しようとしたらスマホか何かを光らせないとわかりません。もちろん、中にはバックライト付きの時計もありますが、電池を消費してしまいますし、バックライトのボタンを押す手間もあります。
しかし、夜光塗料の腕時計であれば暗い場所でもパッと文字盤を見るだけですぐに時間がわかります。荷物を持っていてスマホを取り出せない場合や何か作業をしている時に見るだけで時間が分かるというのは重要なので、暗い場所でもすぐに時間を確認できる実用性に長けた腕時計が欲しいという方にはおすすめです。
ロレックス独自の夜光塗料が使われている
現在のロレックスの夜光塗料はクロマライトという特許を取得したロレックスのオリジナル塗料です。前述のとおり、スーパーミノルバと比べて2倍の発光時間なので、深夜でも光量を落とすことなく時間を確認できます。
また、スーパールミノバの光は緑であるのに対してクロマライトは青なので、組み合わせることで新しいデザインを生み出しています。これは他のブランドではできないことなので、夜光塗料が好きな方は魅力的に感じるでしょう。
おすすめの夜光塗料ロレックス
腕時計3選!
- エクスプローラー I
余計な装飾のないシンプルなロレックスです。2016年のマイナーチェンジで長針が見やすくなっており、使い勝手が向上しました。シンプルなデザインが故にビジネスだけでなく、プライベートでも使える利便性の高いモデルです。初めてロレックスを購入するという方にいいでしょう。
- サブマリーナー
1953年に発表されたモデルで、防水防圧性能に優れたロレックスです。水深300mでも耐えられる性能となっていて、1953年当時のオリジナルデザインを踏襲しつつも細かい使い勝手を良くしています。夜光塗料は三角形、長方形、円形を使っていて、シンプルながら飽きのこないデザインとなっています。
- ディープシー
青い文字盤が特徴のモデルでサブマリーナーと同じダイバーズウォッチです。サブマリーナーよりもカジュアルな印象のデザインをしており、深海でも耐えられるオイスタースチールを使った腕時計となっています。クロマライトが広く知られるきっかけになった腕時計です。
ロレックスの古いモデルを
中古で買う時の注意点
古いロレックスの腕時計を買う時はちゃんと塗料が光っているかどうかを調べておきましょう。古いロレックスの腕時計の夜光塗料はトリチウムを使用しているので、時計によっては半減期を迎えてしまっていてほとんど光らないということがあるからです。
必ず暗所で時計を確認して夜光塗料が光っているかどうかを確認してから購入することをおすすめします。
まとめ
ロレックスの夜光塗料は暗い場所で使う時は非常に便利です。
他の腕時計にはないロレックスオリジナルの塗料を使用しているので、どうせ買うなら夜光塗料がある時計がいいでしょう。この記事を参考にして自分に合った腕時計を見つけてみてください。
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