すべてのロレックスの時計には型式番号が割り振られており、その型式番号からそのモデルの特徴を知ることができます。
中古市場でロレックスを検討している人にとっては、この型式番号を知ることが大切なポイントになっています。
ここでは、ロレックスの型式番号での桁数、特に「5桁」と呼ばれるものを紹介していきます。
Contents
ロレックスの型式番号とは?
ロレックスは歴史ある高級時計メーカーで、ロレックスが誕生した1930年代からこれまでに生産してきたモデルは数多く存在しています。
中古市場でもロレックスは圧倒的な人気を誇り、1960年代などいまから何十年も前に生産されたモデルはヴィンテージロレックスやアンティークロレックスと呼ばれています。
モデルによっては、マニアには喉から手が出るほど欲しく、いくらお金を積んでも構わないというファンがいるため、高級外車に匹敵するほどの価格がついています。
そこで、過去に生産されたモデルを知る手掛かりとなっているのが、時計に割り振られた型式番号です。
型式番号を知ることで、そのモデルが何年に生産されたものなのか、どんな特徴があるのかを知ることができます。
これはロレックスの時計に限ったことではなく、工業製品全般に対して同じといえるでしょう。
型式番号は、同じ生産時期・同じモデル・同じ材質・同じ外観・同じ性能など、生産された製品の特徴を、ひとくくりに管理するための番号が型式番号になるのです。
そのため、同じ特徴をもつ時計は同じ型式番号を生産メーカーから与えられています。
型式番号を知ることができれば、その時計の生産時期や、どんなムーブメントをしているのか、ブレスレットの材質がなんなのかまでわかってしまうのです。
型式番号の桁数には
どんな意味があるのか?
上記の説明で、型式番号でそのモデルの特徴がわかると記載しました。
これまで生産されたロレックスのモデルに与えられた型式番号には、桁数が異なるものが存在しています。
つまり、型式番号の桁数を知ることで、その時計の特徴がある程度わかることになります。
そこで大事なポイントとしては、型式番号の桁数における時計の特徴です。
ある程度ロレックスに詳しい人は、この桁数を聞けば、その時計の特徴をパッとイメージすることができるのではないでしょうか。
型式番号の桁数に関しては、ロレックスの型式番号には「4桁」「5桁」「6桁」の3つの桁数があります。
それでは、以下に各桁数の特徴を紹介していきましょう。
「5桁」にはどういう意味が
あるの?
型式番号が「5桁」のロレックスは、1980年後半から2000年代に生産されたモデルです。
一昔以前に生産されたロレックスの時計といっても過言ではないでしょう。
具体的な型式番号は、「デイトナ 16520」や「サブマリーナー 14060」があります。
長期間の間生産されたモデルが多いため、多くの人がロレックスをイメージするモデルで、見たことがあるロレックスであり、定番のモデルでもあります。
「デイトナ 16520」などは12年間もの間、長く生産され続けていました。
この「5桁」のモデルこそが、昔憧れていたロレックスという人も少なくありません。
長い期間生産・販売されていたため、市場に供給された本数も多く、その結果市場にはそれなりの数が出回っています。
ロレックスの中で最も探しやすいモデルになるのではないでしょうか。
市場に出回る本数が多ければ、必然的にその価格は抑えられており、比較的手に入りやすいという、価格の魅力があります。
ただし、デイトナのブラウンダイアルや200タキメーター、段オチなど、一部特殊なモデルやレアモデルも存在していますので、探してみるのも楽しいかもしれません。
「5桁」以外の型式番号は?
ロレックスの型式番号には「5桁」以外では「4桁」と「6桁」の2つの桁数が存在しています。
ここでは、その「5桁」以外にある2つの桁数の特徴について、詳しく紹介していきましょう。
「6桁」の型式番号の特徴は?
2000年以降に生産されたモデルは「6桁」の型式番号が付与されており、2010年頃にはほぼすべてのモデルの「6桁」化が終わっております。
したがって、「6桁」のロレックスの時計は最新のロレックスにあたり、店頭に並んでいるものや新品で購入したときは「6桁」の型式番号になっています。
例えば、具体的な型式番号は、「デイトナ 116520」や「サブマリーナー 114060」などです。
時計のスペックとしては、ほぼ最新のものになります。
本体のケースやブレスレット、ベゼル、ムーブメントなどはほぼ最新のため、最新機能を盛り込んだ、実用的で高級感あふれる時計です。
デザインは現在のトレンドにマッチしたもので、大きく見える作りになっています。
現行品のため、まだ保有している人が多く、そもそもロレックスから供給されている本数が少ないため、市場に出回っている本数が少ないのも特徴です。
そのため、中古市場の価格はどうしても高額になってしまいます。
「4桁」の型式番号の特徴は?
1980年代以前に生産されたモデルで、アンティークロレックスやヴィンテージロレックスとも呼ばれています。
例えば、具体的な型式番号では「デイトナ 6262」「サブマリーナー 5513」などがあげられます。
この「4桁」のロレックスでは、モデルごとに細かく仕様が分かれているものが多く、年月が経っているため状態が不均一であり、個体ごとのオンリーワン感を楽しめます。
長い年月によってできた、文字盤のヤケや柔らかい印象のプラスチック風防など、今の最新モデルでは出会うことができないレトロ感を感じることができます。
生産終了後から長い年月が経っているため、現存する本数自体も減っています。
ヴィンテージロレックスは、マニアやファンが購入している場合が多く、そう簡単に手放さない人が多いでしょう。
その結果、市場に出回る機会が少なく、なかなかお目にかかれないのが現状です。
したがって、入手困難なアイテムが多く、それに伴って金額も高額になることがほとんどです。
デイトナの6262などは非常に希少価値が高く、状態がよければ高級外車に匹敵するほどの価格になっています。
・桁数による特徴の把握
ロレックスの型式番号について、3つの桁数があり、それぞれには特徴があります。
したがって、全ての型式番号を把握しなくても、この桁数の特徴さえ覚えておけば、ある程度はロレックスの判断には役に立ち、それだけでも実は十分なのです。
例えば、デイトナであれば
「6桁」のデイトナは最新のモデルに近いデイトナ、「5桁」のデイトナは1世代前のデイトナ、「4桁」のデイトナはヴィンテージデイトナといった具合に判断することができます。
この3つの桁数とその特徴だけでも覚えておくといいでしょう。
まとめ
以上のように、型式番号の桁数についての紹介を行ってきました。
型式番号の桁数だけで、ある程度の特徴を掴むことができ、無数にある型式を全部覚えなくても、3つの桁数を見るだけで、ロレックスの時計の判断に役立つでしょう。
中古市場でロレックスを選ぶ際には、型式番号の桁数をみて、検討していくのもいいかもしれませんね。
高級ブランド時計の多くは価格改定がされており、新品・中古問わず需要が高まり買取価格も上昇傾向にありますので、売却にはベストなタイミングといえます。
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