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    誕生から現在までの
    軌跡とその資産価値

ロレックスのミルガウスの
誕生から現在までの
軌跡とその資産価値

磁場に強い
ロレックスミルガウスの誕生

多彩なモデルがロレックスから誕生していますが、ミルガウスは耐磁時計として1956年に誕生しました。名前のミルはフランス語で1,000という意味があります。名前からも分かるようにミルガウスは1,000ガウスの磁場、つまり80,000A/mまで耐えることができるのです。もともとは、磁力の影響を受けやすい環境で働いている物理学者や電気技師などをターゲットとして、販売が開始されました。当時の腕時計は磁場に耐えることができないものがほとんどであり、日常的に磁場の影響を受けてしまう環境下にいる人々の腕時計は、時刻を正しく示せなくなっても仕方がないとされていたのです。そのズレは一時的なものではなく、影響を受けてしまったものは磁場を離れてもムーブメント内に磁気の影響が残り続け、その後も精度に影響を与えることになります。そのような問題を回避できるように開発されたものが、ロレックスのミルガウスでした。特殊性の高いミルガウスは、開発のターゲットとなった物理学者や電気技師から購入されることがほとんどだったと言えます。他のモデルと比較してみると見た目はシンプルだと言えますが、細かい部分まで特殊なつくりとなっている時計です。強い磁場に耐えるために採用された特殊なムーブメントも、特徴的だと言えます。このようにして生まれたミルガウスは改善を重ねながら、これまでにも複数のモデルが登場しており、人気のモデルとなっているのです。

 

幻と言われる
最初のミルガウスRef.6541

ミルガウスRef.6541は、幻の製品と呼ばれることがよくあります。幻と言われる理由は、最初に登場したモデルだからではありません。稀少価値が高いためにそのように呼ばれるようになりました。最初に物理学者や電気技師の使用を想定して販売されたとき、ターゲットから購入されることは多くありましたが、それ以外の人たちから購入されることは少なかったと言えます。当時は、今よりも磁気を発する製品が身近になかったので、ミルガウスを持つメリットがない人のほうが多かったのです。そのため、購入する人が限定的で生産本数は少なかったので、1980年代後半には生産中止になったという背景があります。しかしながら、ミルガウスRef.6541は優れている点が多かったので、1990年代にロレックスブームが高まったときには、入手困難なこの時計を何とかして手に入れたいと考える人が増えたのです。独特のハニカムダイヤルや稲妻針などの意匠も、人気に繋がった理由だと言えます。憧れる人は多いものの、生産数自体が少ないので手に入れられる可能性は極めて低く、そうした理由から幻の存在だと言われるようになりました。運良く見つかったとしても、取引額は高額であり、一般の人が簡単に手を出せる価格ではないほど高騰しています。今ではなかなかお目にかかることができませんが、今後も多くのコレクターから憧れ続けられるアイテムだと知っておくとよいでしょう。

 

まだ入手が可能だが今後入手が
困難になると予測される
第二世代のRef.1019

第二世代のRef.1019も、人気が高くなっているモデルです。こちらは1950年代末に登場しましたが、初代の独特のハニカムダイヤルや稲妻針などを備えるRef.6541と比較すると、市場では見かけることが多いモデルだと言えます。ですが、Ref.1019も、特殊なCal.1580というムーブメントが搭載されていることで、人気の高さにつながっているのです。ブリッジに刻印された1580という数字、銀色のヒゲゼンマイ、ムーブメントのシリアル番号がM始まりであることが特徴になっています。オイスターケースは若干大きく作られており、独特な形状を持っていることもRef.1019の特徴です。ダイヤルはシルバーダイヤルとブラックダイヤルがあり、どちらも1970年前後にデザイン変更の影響を受けることになりました。この時点を境として、前期型と後期型の特徴が異なるのです。前期型は文字盤外周のセコンドトラックが1/5秒刻みでしたが、後期型になると1/2秒までになっていることを理解しておきましょう。Ref.1019の中でも、黒文字盤の前期型は人気が高く、希少価値が高いので幻の存在となっています。他の第二世代のミルガウスはまだ入手できる状況ですが、今後は入手困難になる可能性が高くなってきそうです。今ならまだ、初代モデルと比較すると手に入れやすい価格なので、購入したい場合は早めに行動を起こすことがおすすめだと言えるでしょう。

 

歴代モデルで最も耐磁性能が
高いミルガウスの現行モデル

初代のRef.6541も第二世代のRef.1019も今では高い人気を誇っていますが、現行モデルの存在も忘れてはいけません。現行モデルのミルガウスは、歴代モデルの中で最も高い耐磁性能を有しています。初代の特徴的な意匠である稲妻針を復活させつつも、全体は現代的なテイストに仕上げられているモデルです。歴代のミルガウス以上にオイスターケースが大型化されており、インナーケースはねじ込み式となっています。こうした構造を取ることによって耐磁性能に関する安全性が向上されていることが、ユーザーからの高い評価につながっていると言えるでしょう。現行モデルのミルガウスはグリーンガラスを採用した黒文字盤、ノーマルサファイアクリスタル風防採用の黒文字盤、白文字盤の3種類で登場しました。しかし、途中でメタリックブルー文字盤のものが登場するときに、ノーマルサファイアクリスタルモデルの生産が終了した経緯があります。一部コレクターの間ではショックの声が上がりましたが、初代や第二世代の幻のモデルほど相場の高騰が見られているわけではありません。歴代モデルの中でも最も性能が優れている現行モデルは、今のロレックスを代表する製品であり、これからも人気が続くことが予想できます。新作の登場もファンの間でかなり期待されているため、ミルガウスの現行モデルの動向は今後も注目しておく必要があるでしょう。

 

中古市場でのミルガウスの
相場動向や資産価値の高さ

ロレックスのミルガウスは、魅力的で人気のある時計だといえます。希少性が高く、価格の変動も見込まれるためです。そのため、購入や売却を検討しているのであれば、中古市場での相場動向を知っておく必要があります。現行モデルは正規取扱店などで購入可能ですが、初代や第二世代のミルガウスは、中古取り扱い店舗を利用しなければ手に入れることが難しいモデルです。初代のRef.6541の資産価値が最も高く、現在では3,000万円前後で取引されるケースが多いと言えます。第二世代であるRef.1019では、流通が少なかったデザインは相場価格が400万円を超えてもおかしくないと予測されている状況です。ある程度流通していたものでも、相場価格は300万円前後と高額です。ミルガウスは熱心なファンやコレクターが多いので、簡単に手放す人が少なく、モデルによっては相場価格がハッキリとしていないものもあります。現行モデルは買取では50万円ほどの値段がつけられることも多いですが、グリーンガラス採用のもので状態が良ければ100万円ほどで買取となる可能性が高くなっています。ミルガウスは、古いものや流通数が少ないものほど資産価値が高いと言えるのです。現行モデルも今後生産が中止されると、相場価格が高くなる可能性があります。初代や第二世代も、今後ますます価値が上昇する可能性があるでしょう。ミルガウスが気になるのであれば、最新情報をチェックしておくことをおすすめします。

 

まとめ

ミルガウスはロレックスの中でも特殊な特徴を持つ時計であり、世界中にファンがいます。コレクターもたくさん存在していますが、現在では中古市場でも取り扱いがほとんどないものもあり、幻のモデルを求め続ける人もいるほどです。このようなことから、ミルガウスは、今後もロレックスの代表的なモデルとして注目され続けることが予想できます。この時計に興味がある場合は、各モデルの特徴だけでなく生産状況や流通状況、相場や今後の動向までチェックしておくことをおすすめします。

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