ロレックスらしくないロレックス!至高のドレスウォッチ・チェリーニプリンスの評価とは

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ロレックスらしくないロレックス!至高のドレスウォッチ・チェリーニプリンスの評価とは

高級時計ブランド、ロレックスは、その高い技術力と世界規模のブランド力で、腕時計界では類まれなる資産価値を誇っています。一般的にロレックスといえばスポーツモデルが特に人気で、なかでも、レーシングドライバーのニーズに合わせて設計したデイトナ、ロレックス初のダイバーウォッチであるサブマリーナー、パイロットの声にこたえる形で生まれたGMTマスターが人気のモデルとなっています。ロレックスといえば、そういったスポーツモデルが中心となり、ロレックスらしいモデルともいわれます。

そのなかで、チェリーニというモデルがあります。このチェリーニのモデルは、ロレックスらしいスポーツモデルとは路線が違い、番外編と言える存在を担っています。フォーマルな舞台に似合うエレガントなドレスモデルです。とくに、チェリーニの中でも、プリンスモデルは、その印象が強くあります。今回はそのプリンスに着目して、ロレックスのなかでの存在や評価を考えていきたいと思います。

 

ロレックスらしくないロレックス、チェリーニ

まずはチェリーニについて説明しておきましょう。チェリーニはロレックスらしくないロレックスといわれるモデルです。スポーツモデルが本筋とするならそこから外れたイメージのあるモデルです。本編からはずれた番外編と言われる時計になります。

とはいえ、歴史はかなり古く、誕生したのは1928年になります。名称の由来はイタリアのルネッサンスの彫刻家ベンベヌト・チェリーニです。由来から想像すると、スポーツとはかけ離れた芸術的なイメージを抱くことができます。

当時のチェリーニの特徴は、非防水の自動巻きではない時計であるということです。

ロレックスといえば、防水性で自動巻きを意味する「OYSTER PERPETUAL」が文字盤に印字されています。それこそが、ロレックスの証しともいうべき重要な内容でもあります。

しかし、チェリーニに関しては、誕生当初はオイスターケースもパーペチュアルも登場前ではありましたが、その後もロレックスの代名詞ともいえるそれらの実用機能が採用されないままでした。

2014年に誕生したチェリーニタイムで、やっと自動巻きのモデルにチェンジはされますが、オイスターケースは採用されず、生活用水への耐水対策のみにとどまりました。

ロレックスがロレックスたる所以ともいえる、「OYSTER」(高い防水性)、「PERPETUAL」(自動巻き)へのこだわりがないチェリーニは、まさにロレックスらしくないロレックスといえるモデルなのです。

オイスターケースではないゴールドケースであることで、さまざまなフェイスラインが可能となりました。ラウンド型、レクタンギュラー、スクエア、オーバル、トノー型、チェリーニのコレクションはさまざまなバリエーションが華やかです。変える必要のない部分はけっして変えないという信念をもとに進化を続けたオイスターコレクションに対して、トレンドを反映したノンオイスターコレクションのチェリーニはラグジュアリーな路線をせめたものになっています。

 

チェリーニの特徴とは

現行モデルのチェリーニの特徴をまとめておきましょう。大きくは3つあります。 

ノンオイスターケース (非防水)

上記でも述べましたが、ロレックスのほとんどが防水性の高いオイスターケースを採用していますが、チェリーニはそれを使用していません。それは外観の自由度が高くなることを示していて、スクエア型やラウンド型など多彩な外観のモデルが可能となっています。

また、フラットで薄型を実現しています。オイスターケースはスクリューバック式となっています。ねじ込んで閉める裏蓋で、気密性が高くなっているのです。これはどうしても厚みが必要なものになります。しかしチェリーニではスナップバック式を採用しています。こちらははめ込んで閉める裏蓋なので、フラットで薄いバックスタイルが可能となっています。

 ドレスウォッチ

スポーツタイプが主流のロレックスでは珍しいドレスタイプの時計です。ドレスウォッチとは、つまりは薄型・エレガントでクラシカルなスタイルで、フォーマルな場所に似合う時計を言います。

素材として、基本ロレックスはステンレスとなっています。しかしドレスウォッチのチェリーニに関しては、ゴールド、またはプラチナ素材となっています。

 革ベルトを採用

ロレックスは防水性を考えて、ベルト部分もメタルバンドになっています。しかし、チェリーニは防水機能がほぼありません。そのため、革のベルトが中心です。

バリエーションとして金属のブレスレットのラインもありますが、主流はアリゲーターなどの革になっています。ドレスウォッチでもあるため、光沢のある革ベルトはとても自然で相性も良いといえます。

以上の三点がチェリーニの特徴として挙げられます。どれもロレックスのコレクションの中では希少性の高いものです。

 

チェリーニの人気モデルを解説

モデルとしては以下のものがあります。一つずつその特徴を確認しておきましょう。

チェリーニタイム

チェリーニタイムがチェリーニの基本のモデルといっていいでしょう。シンプルで見やすさを重視したドレスウォッチです。ケースはホワイトゴールド、ブレスレットは光沢のあるレザーを採用しています。

チェリーニデイト

チェリーニデイトはシルエットがチェリーニタイムに似ています。文字盤の針はチェリーニタイムだと3針のみですが、デイトは3時の位置に日付を示すインダイヤルがあります。

チェリーニデイトはケースと文字盤、ブレスレットには多彩なバリエーションが用意されています。

ケースがホワイトゴールド、文字盤がブルー、ブレスレットがブルーのアリゲーター、ケースがエバーローズゴールド、文字盤がシルバー、ブレスレットがタバコブラウンのアリゲーターなどです。特にエバーローズゴールドは独自に開発されて特許を取得しており、柔らかい優しい色合いで人気です。

チェリーニデュアルタイム

チェリーニタイムから派生したデザインのデュアルタイムの特徴は、名前のごとく、6時の位置にもう1つの時刻を刻むインダイヤルがあることです。

インダイヤルの8と10の間にさらに小窓があり、そこには太陽と月が交互に登場します。それによって午前か午後かが示されます。

チェリーニ ムーンフェイズ

チェリーニモデルの中でムーンフェイズ機能を搭載して2017年に誕生しました。新しいラインナップです。

ボディはエバーローズゴールドを使用しています。6時の位置のムーンフェイズに使用されている部品は特許を取得しており、100年以上の長い間、その正確性を維持することができます。

チェリーニプリンス

チェリーニプリンスは、ドレスウォッチとしての最高潮ともいえます。ロレックスでは珍しい長方形型が採用されており、ケースにはエバーローズゴールドとイエローやホワイトがあります。他のチェリーニより、ロレックスにとって意外性・特殊性のあるモデルといえます。

 

チェリーニプリンスとはどういう時計?その評価は

つぎに、ロレックス番外編のチェリーニのなかでもとくにロレックスらしくないといっても言い、チェリーニプリンスに着目していきましょう。どういった時計なのでしょうか。

チェリーニプリンスは、1928年に誕生したチェリーニのスタートとして誕生したモデルです。スポーツモデルが、探検家やパイロット、ダイバー、パイロットのニーズにこたえたものであったのに対し、プリンスは、医師への贈り物といわれ、その需要にこたえるタイプのものです。

なんといっても特徴的なのは独立した秒針です。医者が脈拍を計る際に秒針だけを見ると見やすいと、独立させる形で制作されました。手巻きのモデルであり、シルエットは長方形型です。長方形型はまだまだ懐中時計が主流であった当時では珍しいものでした。時代を経るとデザインとしては珍しくはなくなりましたが、ことスポーツモデルの印象が強いロレックスの中では今でも異彩を放つ存在です。チェリーニのなかでも、長方形型なのはプリンスだけになります。

さらに、当時は時計に正確さを求めていなかったというなか、ロレックスはその精度にこだわりぬきました。アンティークであってもその高い技術力からかなりの実用性を誇ります。ここには揺るぎないロレックス品質が生きています。

初代であるチェリーニプリンスは、実には20~30年程製造されました。短くない期間ではありますが、この時代にはまだ生産性も高くなく、腕時計自体の需要がなかったため、生産本数としては少ないといえます。

その後、2005年に、ロレックス創業100周年を記念してチェリーニプリンスの復刻版が発売されています。こちらも2017年にはすでに生産が終了しています。

 

復刻版チェリーニプリンスについて

チェリーニプリンスは、生産が終了し、長らく経ちました。しかし廃盤後もその人気はコアファン中心に高く、ロレックスの100周年を記念したメモリアルモデルとして、2006年には復活しています。発売当初は、現行モデルにはない長方形型が話題を呼びました。

復刻版として、以前のクラシカルな雰囲気をそのままに、個性的で現代風にアレンジされたデザイン4種類がリリースされました。さらに、復活版はシースルーバックになっているのも新しい試みでした。ケースは、ホワイトゴールド、エバーローズゴールドで展開されました。その復刻版チェリーニプリンスも、2017年には生産を終了しています。

 

チェリーニプリンスの人気、評価はどうなっているか?

チェリーニプリンスは、そもそも日本においてそれほど需要の高いモデルではありません。その理由としては、3つあります。ひとつは、販売対象はその名の示す通り、男性であることです。長方形型のドレスウォッチであり、小さめのシルエットのプリンスは、ロレックスを求める男性にはあまり購入意欲をそそるものではなかったといえます。

2つめは、チェリーニはロレックスの番外編ともいえるモデルで、せっかくロレックスを買うのならスポーツモデルと考える人が多かったこともあります。ロレックスらしからぬ外観は、日本では受け入れられなかったのでしょう。

最後は、傷のつきやすいモデルであることです。ステンレスではなく、ゴールドを使用しているのがその理由になります。オイスターケースも採用されていないため、確かな防水機能もありません。

また、復刻版に関しては、エレガントではありながらも、少し斬新なデザインであるという点で、注目度は高かったものの、スポーツモデルが根強い人気を誇る日本ではさほど求められませんでした。しかしながら、流通の少ないチェリーニプリンスは、アンティークファンにとって一つは手にしておきたい一品となっています。ロレックス品質のドレスウォッチがほしいならチェリーニプリンス、という人も少なくないでしょう。

また、人と被らないロレックスを狙うなら、チェリーニプリンスの長方形型は目をひくことは間違いありません。

 

まとめ

日本で、ロレックスの時計というと、やはり、デイトナや サブマリーナーなどのスポーツモデルが人気です。ビジネスマンの求めるタフなイメージと、ロレックスのもつステータス性(誰がみてもロレックスだとわかる)が人気の大きな理由です。

そのなかで、チェリーニはドレスウォッチであり、ビジネスマンのニーズに合いづらく、またロレックスの番外編といわれるほど一目でロレックスだと気づかれないためあまり日本では需要は高くありません。

特にチェリーニプリンスの評価はロレックスらしからぬ長方形型の印象が強く、アンティーク志向のファン以外には受け入れられにくい傾向にあります。しかし、実用性、正確性はたしかで、さすがのロレックス品質というべき風格があります。人と違うものを身に付けたい、王道ロレックスとは離れたモデルのものがほしいと考えるなら、チェリーニプリンスはおすすめです。

スポーツモデルより日本では需要が低い傾向にあるため、中古品で探せば、お得感の高いものも見つかる可能性があります。とくに復刻版チェリーニプリンスは、生産が終了してはいるものの2017年とまだ最近のことで価格も安定していません。お値打ち価格でゴールドを使用したエレガントな一品をロレックス品質で手に入れることができるかもしれません。たから探しをする気分でお気に入りを探してみるのもいいのではないでしょうか。

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