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プラチナの産出国はどこ?世界の生産量や今後の買取相場についてご紹介

プラチナ

産業や投資で注目されているプラチナ(Pt)は、産出国が比較的少ない素材です。

さらに、代表的な産出国である南アフリカやロシアは国内の情勢が不安定で、今後の供給不足が懸念されています。

この記事では、プラチナの主な産出国や、各国で発生する価格に影響を与える問題など、プラチナ価格の動向を考える上で欠かせない情報をご紹介いたします。

プラチナ製品の購入や売却をお考えの方はもちろん、プラチナ投資を検討されている方も、ぜひご参考にしてください。

 

プラチナ(Pt)の産出国は?

プラチナ

2023年の世界におけるプラチナの供給量は220.5トンで、そのうち、リサイクルではなく鉱山から新たに採掘されたプラチナは180.1トンでした。

鉱山からの採掘量において高いシェアを持つのは南アフリカで、プラチナの価格に影響を与えやすい国と言えます。

ここでは、プラチナの主な産出国をご紹介します。

 

南アフリカ

南アフリカは世界最大のプラチナ産出国で、埋蔵量・生産量ともに圧倒的なシェアを誇ります。

2023年のプラチナ産出量は124.4トンと、鉱山から採掘されたうちの7割ほどを占めています。

約12万平方kmに及ぶブッシュフェルト複合岩体は、世界最大のプラチナ鉱床であり、採掘の中心地です。

 

ロシア

ロシアはプラチナの主要な産出国の1つで、北部に位置する都市・ノリリスク周辺の鉱山が特に有名です。

2023年には、プラチナの産出量のうちの約13%となる24.3トンを産出しています。

ロシアのプラチナは、ラジウムやニッケル、銅の副産物として採掘されることが特徴です。

 

ジンバブエ

ジンバブエは、世界第3位のプラチナの産出国で、大規模な鉱床であるグレート・ダイク岩体を有しています。

ジンバブエにおける輸出収入の50%以上が金とプラチナで占めており、プラチナの総産出量は16.0トン、産出シェアにして約9%となっています。

労働生産性が低水準という深刻な問題を抱えるジンバブエですが、今後の経済成長が注目されている産出国だと言えるでしょう。

 

北米(カナダ・アメリカなど)

北米では、主にカナダとアメリカでプラチナが産出されます。

カナダはサドベリー盆地が重要な地域で、ニッケルの副産物としてプラチナが産出されることが特徴です。

一方、アメリカはモンタナ州のスティルウォーター鉱山が代表的で、どちらも安定したプラチナの供給源として高い評価を得ています。

しかし、北米の鉱山は環境規制が厳しいために生産コストが高く、2023年のプラチナの採掘量は9トンであり、産出シェアは約5%に留まっています。

 

プラチナ産出国が抱える問題

プラチナ

プラチナは、需要と供給のバランスによって、市場で取引される価格が変動します。

特に、プラチナを供給している国は限られており、主要な産出国で問題が発生すると、価格が上昇する傾向があります。

ここでは、プラチナの価格に影響を与える主要な産出国が抱える問題をご紹介します。

 

南アフリカでのストライキ・為替の変動

世界最大のプラチナ産出国は南アフリカですが、労働環境の問題から、たびたびストライキが発生しています。

2012年には、マリカナ鉱山における労使対立から、鉱山労働者と警官隊が衝突する事態に発展し、多数の死者が発生しました。

また、2014年には、「プラチナベルト」と呼ばれる鉱山で、約5ヶ月に及ぶ大規模ストライキが発生し、世界のプラチナ市場にも影響を与えました。

さらに、南アフリカの通貨「南アフリカランド」の為替変動も、プラチナ価格を左右しています。

 

ロシアのウクライナ侵攻

ロシアは、2022年のウクライナ侵攻開始以降、様々な経済制裁を受けています。

一部の国への輸出は増えているというデータもありますが、ロシアからの輸入を制限している国が多く、多数の国でプラチナの供給不足が懸念されています。

また、主要な産出国である一方、国家による資源管理が厳しいため、地政学的なリスクもプラチナ価格に影響を与える要因の1つです。

 

世界的なパンデミック・株安

2020年から始まった世界的なコロナショックは、プラチナの採掘・精製を一時的に停滞させました。

また、世界的な株安となった2020年3月には、プラチナ価格も急落しています。

これは、プラチナの主な用途である自動車産業での需要の減少や、南アフリカの通貨であるランドの下落が要因です。

その後、各国のロックダウンによりプラチナ鉱山が操業停止に追い込まれ、物流の混乱も含めてプラチナの供給が減少しました。

今後もこのような世界的なパンデミックが発生した場合は、プラチナ価格が大幅に下落する可能性があります。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

2020年3月に起きた大幅な株価下落では、金やプラチナも値下がりしたものの、金はいち早く価格を反転させて上向きました。

一方、自動車産業に需要が偏るプラチナは、金からは少し遅れ、2022年から上昇し始めています。

プラチナの供給減少や経済ショックは価格に直結しやすいため、プラチナ製品を売却する際は、タイミングを見極めることが大切です。

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・プラチナの価格はこれからどうなる?価格推移・変動・予想を解説

 

金とプラチナの希少価値を比較

プラチナ

プラチナを購入するにあたって、プラチナがどれくらい希少で価値のある金属なのかを知りたいという方もいるでしょう。

金とプラチナを2023年の供給量で比較してみると、プラチナは採れる量が非常に少ないことから、希少な金属であることが分かります。

 

  1. 金:約4,500トン
  2. プラチナ:約220トン

金:WORLD GOLD COUNCILより引用

プラチナ:一般社団法人 日本地金流通協会より引用

 

プラチナは、産出国が少ない上に残りの埋蔵量も限られているため、希少性は失われにくいと考えられます。

そのため、今後ますます需要が増えれば、プラチナの価値は更に上がる可能性があると考えられます。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

プラチナは、貴金属の中でも特に希少価値が高く、供給量が少ないことが特徴です。

そのため、プラチナの価格は需要の増減に左右されやすく、今後更に価値が高まることが予想される一方で、経済ショックが起きると大きく下落する可能性もあります。

経済リスクに比較的強い金に対して、プラチナは産業用途に使用されることが多いため、良くも悪くも産業の景気と需要によって価値が決まる貴金属と言えます。

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プラチナ(Pt)の価値や買取相場は今後どうなる?

プラチナ

プラチナの買取相場は変動を繰り返しているため、プラチナの購入や売却のタイミングを決めかねている方も多いでしょう。

ここでは、プラチナの価値が今後どのような推移をたどるのかを予測してご紹介いたします。

 

プラチナの需要は工業・医療・宇宙開発で拡大

近年、プラチナの需要は、工業を中心に様々な分野で拡大の傾向をたどっています。

特に、自動車産業における触媒コンバーターへの使用には、大きな注目が集まっています。

世界的な脱炭素社会の実現に向けて、ハイブリッド車や水素燃料電池車(FCV)の開発が進み、プラチナの使用量が増加する可能性が高まっているのです。

また、医療機器や電子機器、宇宙開発といった領域でもプラチナの利用が拡大しており、新たな需要がプラチナ価格の上昇を後押しすると考えられます。

 

投資資産としての人気が上昇

プラチナは、希少価値の高さから、価値を失いにくい投資資産として人気がある貴金属です。

日本におけるプラチナの投資のメリットには、ドル建ての取引によって円安リスクを回避できることが挙げられます。

プラチナは、金のようなインフレに対する強さはないものの、分散投資の対象としてプラチナを選ぶ方が増加傾向にあります。

 

  • おたからや査定員のコメント
伊東

プラチナ価格は、1994年と2024年で比較すると、約3.6倍に上昇しています。

金ほどの大きな上昇は見られないものの、30年で確実に資産価値は高くなりました。

そのため、数十年前に購入されたプラチナは、購入当時の価格と比較すると高い価値がついている可能性があります。

お手元にプラチナ製品がございましたら、ぜひおたからやの無料査定をご利用ください。

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経験豊富なプロの査定員が、希少性や市場動向を考慮した上で、ご納得いただける買取価格をご提示いたします。

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