黄金の王国と讃えられた
アフリカ・マリ王国の歴史
マリ王国とは
黄金の国と称されたマリ王国は、どのようにして建国されたのか、またどのような特色の国だったのでしょうか。マリ王国に関する記述は名著「大旅行記」に見ることができますが、その情報は確かとは言い難いです。謎の包まれた王国の歴史をご紹介します。
マリ王国とは
マリ王国は、中世西アフリカに興隆した国のひとつです。マリ王国は、もともとガーナ王国の支配下にあったと言い伝えられています。13世紀になると台頭を始め、民族的英雄であるスンジャータ王の時代に王国を建国しました。そして14世紀、マンディンゴ人のマンサ・ムーサ王の時に全盛期を迎えます。ムスリム商人が行った、サハラ横断貿易での黄金と塩の交易で繁栄しました。この国の情報はイスラーム世界の旅行家として有名な、イブン・バットゥータの著書「大旅行記」から察することができます。しかし、マリ王国は15世紀に相次いだ反乱により衰退し、16世紀までにはソンガイ王国によって滅ぼされました。
王国の貿易
14世紀、マンサ・ムーサ王の時代には、トンブクトゥやガオなどのアフリカの主要な商業都市を支配下に置いていました。さらにサハラ砂漠の南あるウアラータから岩塩の産地であるタカザ、ブレの金鉱などの広域を治めます。マリ王国が交易の経済基盤としていた主な品は金や塩でした。これは金や塩などの産地を治めていたことに起因します。マリ王国の支配層は当初からイスラームを受容しており、ムスリム商人の行き来も頻繁だったとのことです。エジプトのマムルーク朝やモロッコのマリーン朝に外交官を派遣し、良好な関係を保っていたとの記述もあります。
マリ王国のくらし
イブン・バットゥータの「大旅行記」には、当時のマリ王国の様子が記述されています。そこには国の見事な王宮と、豪華に着飾った臣下や召使がにぎやかに宴会をしている様子が書かれています。ここで注目すべきは、世界中を歩いたイブン・バットゥータによるマリ王国への評価です。マリ王国は広域を支配していたにもかかわらず、全体の治安をよく保っていました。広くイスラームの教えが守られることで、財産や商取引の秩序が保たれました。さらに外国人への敬意も持ち合わせていたことで、多くの商人や外国人がこの地を訪れたのです。
マリ王国の言い伝え
ここからはマリ王国がヨーロッパの中で「黄金の王国」の呼称が広がった経緯についてご紹介します。西アフリカの一国に過ぎなかった王国がいかにこの称号を手に入れたのでしょうか。それには最盛期のマンサ・ムーサ王にまつわる伝説が絡まっていました。
黄金の王国
1324年から翌25年の間に、マンサ・ムーサ王はメッカの巡礼を行いました。王は1万を超える女性奴隷を引き連れ、200キログラムに及ぶ金を積んでサハラ砂漠を横断したと伝えられています。金は現在の価格に直すと、720億円に及びました。王は巡礼途中のエジプトなどで金を湯水のように使います。その散財は旅の途中で金を使い果たしてしまうほどでした。当時のイスラーム世界では金貨や銀貨が経済の軸だったので、王の金の消費は世界経済に非常におおきな影響を及ぼしました。この豪華な様子がヨーロッパへ伝わり、「黄金の王国」のイメージがついたそうです。
首都の謎
マリ王国の首都は未だ発見されていません。首都はいくつもあったらしく、同一王朝で遷都が行われたり、王朝の交代で遷都したりと一つの場所に固定しなかったことからその詳細は不明です。トンブクトゥは主要な都市として取り上げられることが多いですが、首都であったという記述が発見されたことはありません。しかし広大な土地を所有していた国なので、発掘が進んでいない状況では首都が見つからないことも無理はないでしょう。これから首都が発見されるようなことがあれば、マリ王国に関する研究も発展するかもしれません。
まとめ
今回はマリ王国の盛隆から滅亡、ヨーロッパに国の存在が広く伝わった歴史をご紹介しました。首都が不明であるなど未だ謎に包まれているマリ王国ですが、今後新たなる発見があったらマンサ・ムーサ王の巡礼の歴史を深く知ることができるかもしれません。
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