金相場の歴史・成り立ちは?金本位制から変動制まで

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金相場の歴史・成り立ちは?金本位制から変動制まで

金には長い歴史があり、市場における金の価値も貨幣とは違った形で変動しています。金相場の成り立ちとは一体どのようなものなのでしょうか?金取引のの歴史を振り返り、どんな出来事が起こった時に相場が動きやすいかを知ることで金相場への理解を深めましょう。

古くから金の重要性は高かった

金の歴史をさかのぼると、第二次世界大戦前から金は人々から注目されていたものだということがわかります。第二次世界大戦前には、金を貨幣として流通させる「金本位制」が採用されていました。歴史を振り返ってみても重要視されていた当時の金の価値や、金本位制について詳しく確認してみましょう。

古くから特別視されていた「金」

金は古い時代から特別視されていた価値の高い資産です。金は紀元前6000年頃には既に発見されており、国内では西暦749年に宮城県で確認された記録が残っています。太古の昔より、金は変質しない金属として重要視されていたのです。

金は貨幣ができる以前から金貨として使われたり、金印や大仏、装飾品など重要なものを作ったりする時にも活躍しました。また、明治時代に取引された金は1gあたり1円と、今でいう約1万円の価値が付いており、非常に高額な取引がされたといわれています。

モノの中には、過去には高価だったものでも現在では価値を大きく下げ、手軽に手に入れやすくなったものも数多くあります。しかし、金製品が貴重だということは現代になっても変わりません。金は希少性の高い金属であり、現在でも高額で取引され続けています。現在では、資産運用のために金に投資する人も増加しました。

 

イギリスで金本位制が始まる

金本位制は1816年にイギリスで始まった制度です。金を担保として通貨の価値を補償する制度で、世界中に広がり20世紀頃まで運用されていました。当初は金を各国で鋳造し金貨として流通させたため「金貨本位制」とも呼ばれます。

しかし、金貨を作る量が追いつかなかったり人々の持ち運びが不便だという理由から、補助貨幣が金に価値を裏付けられる「金地金本位制」も採用されるようになりました。この2つは呼び分けるられることはなく、両方を合わせて「金本位制」と呼ぶことが一般的です。

金本位制が世界中で広く受け入れらた理由は、金本位制は歴史上行われていた物々交換とも相性が良買ったこと、変質しにくく鋳造などの加工が容易だったことがあるといわれています。また、兌換紙幣だからこそさらに価値を向上させてくれるなどのメリットもありました。そして日本が不景気の時には、景気が良い他国の紙幣に交換することができる事にも価値があったのです。

日本が金本位制へと切り替わったのは1871年とイギリスよりも50年以上遅れていましたが、これは世界の標準へと合わせることを余儀なくされたからだとも言えます。

第二次世界大戦後の金の歴史 

日本は第二次世界大戦で敗戦しています。戦後、勝利したアメリカが固定相場制を採用し、1ドル360円と定めたのもこの時代です。金は1ozあたり775円で取引されていました。しかし、その後アメリカの経済も悪化し、固定相場制から金価格変動相場制へと移行することとなったのです。

金価格変動為替相場制に移行

金価格変動為替相場制はこれまでの固定為替相場制と異なり、金価格が為替価格によって変動する制度です。固定相場と違うのは市場の需給によって金額が調整される点で、為替レートの変動が金の地金価格にも影響を与えます。この制度による金の価格は歴史的に大きな出来事があった時に、大きく金額が変動するという特徴を持つようになりました。

例外もありますが、金は通常景気が良い時には相場が下がり、逆に景気の悪い時に相場が上がります。手元の金製品をいつ売るかは金相場を見極めながらよく検討して行うべきです。

 

1970年代以降の金の歴史 

1970年代以降の金の歴史はいくつかの大きな出来事がありました。金本位制の終了とともに世界でも採用された変動相場制は、日本国内でも採用され現在まで続いています。金本位制から変動相場制へと切り替わった流れについて振り返ってみましょう。

金本位制が崩壊する

金本位制はロンドンで始まったため、重要な世界最大規模の貨幣両替市場もロンドンにあります。ロンドンが戦争で兌換紙幣を送ることができなくなった時に、金本位制も廃止せざるを得ませんでした。

また、金を大量に保有する必要がある金本位制度はデメリットも大きく、この制度を廃止する国が次々と増えたことによって、1971年に金本位制は完全に終わりを迎えることとなったのです。

日本国内の金相場も変動制へ

各国が金本位制から変動制へと移り変わっていく中で、日本国内の金相場も変動制へと移行しました。金はリスクが高まった時にも買われる安定資産として、現在でも変動制が広く採用されています。

 

金の価格は変動相場になってから変わったか?

変動相場になってからの金の価格は、ゆるやかな上昇傾向となっています。また時代の変化に合わせて、相場も大きく動いてきました。なかでも大きな出来事となったのがプラザ合意です。

プラザ合意とは

プラザ合意は1985年に行われた、ドル高に対して為替レートの安定化を図るための会議のことです。参加国は日・米・英・独・仏の5か国で、G5と呼ばれました。プラザ合意以降はドル安・円高傾向が進み、これまでアメリカに流れていたお金が国内に大量に残る過剰流動性が起こるきっかけにもなっています。このインフレーションが原因となってバブル経済が始まることとなりました。

金製品の需要はインフレーションの時には拡大していました。景気が良くなり人々が欲しいと思う時には金の相場も上昇します。プラザ合意後には変動相場制の影響が強く出ることとなり、その変化に応じて金の相場や動きも上がりました。

2000年代以降

意外なことに、2000年代以降にもプラザ合意の影響は出ています。2008年に起こったリーマン・ショックでは不況で失業する人々も大勢いました。リーマン・ショックではアメリカ国内に留まらず、全世界にまで不況が広がっていき、日本もその打撃を受けた国の一つです。

この時にFRDが行った景気回復のための方法が、ドルを増やすことで景気を安定させることでした。しかし、この方法によってドルの信用度が低下し、反対に金の価値が上がったといわれています。金によって市場は安定し、市場が安定したことで、その後は高騰していた金の価値も元の相場へと戻りました。

 

まとめ

金の歴史は長く、その中で経済の出来事に合わせて様々な対策が重ねられてきました。金はとても価値があるものですが、売り時を間違えると損をします。将来のために資産として保有したり、経済や相場などにも注目しながら売り時を見極めるのが良いでしょう。

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