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レーガノミクスが
金価格の推移に
もたらした影響とは?

レーガノミクスは金価格に
どのような影響をもたらしたのか

金の価値を決める単位として、国際価格であるトロイオンスが用いられています。貴金属や宝石の原石の軽量に使われる単位です。1トロイオンス(=31.1035g)が何ドルに相当するかを決めて取引の指標としています。

レーガノミクスが打ち出された理由

第2次世界大戦中の1944年、世界経済を安定させるために各国の代表が集結し、金1トロイオンス=35ドルと定めました。しかし、その後1970年代に発生したオイルショックやソ連がアフガニスタンに侵攻したことがきっかけとなり、1980年には1トロイオンス=875ドルにまで金価格が高騰します。

この経済状況を打破するべく、当時のアメリカ大統領・レーガンはレーガノミクスと呼ばれる自由主義経済政策をとったのです。目的は軍事費を増大し、減税・規制緩和・インフレ収束させることでした。

レーガノミクスの効果と金価格への影響

レーガンは軍事支出を増大して経済を発展させ、減税により労働意欲の向上と貯蓄の増加を促し投資を促進させようとします。この政策によって一時的に失業率の増加や赤字の増大に繋がり、金は1トロイオンス=280ドルまで急速に下落してしまいました。不安定な金の相場を安定させるべく、アメリカは1985年9月のG5(アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・日本5カ国の蔵相・中央銀行総裁会議)にてドル高の是正・為替レートの安定化に関する合意を結びます。ニューヨークのプラザホテルで開催されたことから、これを「プラザ合意」と呼ぶようになりました。

ドル高によりインフレ脱出・輸入拡大に繋がったものの、輸出が減少したころから通称「双子の赤字」と呼ばれる莫大な貿易赤字と財政赤字を生み出すこととなってしまったレーガノミクス。最悪の状態から脱却を図りこれ以上世界経済が混乱することを阻止するために、各国の中央銀行が市場介入を行う協調介入を実施して、ドル安へと流れを変えます。この結果下落が続いていた金相場も落ち着きを取り戻しました。近年は相場が高騰し、金投資は資産価値が下がりにくいと注目を集めています。

 

まとめ

レーガノミクスが金価格にもたらした影響についてご紹介しました。一時は金相場の急落をもたらすなどより混乱を招いたレーガノミクスでしたが、ドル安へと結びつけることで金相場は安定を見せたのです。金価格は需要と供給以外にも、世界的な経済状況に影響を受けるアイテムだと言えます。

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