南アフリカがトップではない・金生産量が減少した理由とは?

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南アフリカがトップではない・金生産量が減少した理由とは?

南アフリカといえば金の生産国というイメージはありませんか?しかし近年その優位性に変化が見られつつあることをご存じでしょうか。確かにずっと国別で金の採掘量トップだったのは南アフリカでした。今回は、南アフリカの金生産量が減少した理由について詳しく解説します。

金の生産量、今はトップではない

ここ100年、ずっと南アフリカが金の生産量トップでした。しかし長らく守ってきた首位の座を今は明け渡しているのです。南アフリカは2000年代ころまでは、金の生産量はずっと国別でトップだったのですが実は現在ロシアやペルーの下、国別で第6位という位置づけになっています。

今は中国がトップ

2007年には中国が生産量で南アフリカを抜いて首位の座に着きました。その後も南アフリカの金の生産量ランキングはどんどん下落しています。2012年の調査によると、トップは中国で40万3000kgでした。次いでオーストラリアの25万kg、アメリカの23万5000kgと続いています。まだ南アフリカの名前が出てきません。

中国は広大な国土を保有しています。しかもまだ開拓されていないエリアもたくさんあるといわれています。ですから今後も生産量は増加するのではないかと予想されていて、当面その優位さは揺るがないでしょう。

南アは減産傾向

一方で南アフリカの金の生産動向を見てみると、近ごろは減少の傾向にあります。年間あたりの生産量で見ると1970年がピークで、その生産量は1000トンにも上っていました。しかしここから徐々に生産量が落ち続け減少傾向をたどっています。

1994年以降の減少ペースはさらに加速、2009年には205トンと全盛期の1/5程度にまで減少してしまいました。現在のレベルでは、金の生産量が200トンを割ってしまうのも時間の問題といわれ、1907年当時と同じくらいのボリュームにまで下がりつつあります。

 

南アフリカの金減少の要因

南アフリカの金生産量は近年減少の一途をたどっています。なぜここまで減少してしまったのでしょうか。採掘条件の悪化やアパルトヘイトの撤廃による新たな問題など、いくつかその理由が考えられます。ここからはその要因について詳しく見ていきましょう。

採掘条件の悪化

直接的な要因として、金を採掘しつくしてしまったことが挙げられます。100年以上にわたって採掘を進めてきたことで、手軽に金が採れる場所がなくなりました。より深いところまで掘らないと、金を採掘出来なくなってしまったのです。その深さはだいたい2700メートルにまで達しているほど。

すると必然的に地球の中心部に近づいていきます。結果、地熱の影響を直接受けるようになり、過酷な環境下で作業しなければなりません。だいたい採掘できるところは55度くらいにまで達しています。この温度では冷却装置を用意しなければ作業になりません。

アパルトヘイトの撤廃も問題を深刻に

先ほど1994年を境に金の生産がさらに減少したと解説しました。実はこのころ南アフリカではアパルトヘイトの撤廃が進められてきたのです。その中で黒人も白人同様に電力供給を受けるべきという意見が主流になりました。その結果、電力需要は急激に拡大します。

冷却環境が金の採掘に必要なのに、肝心の電力の十分な供給を受けられなくなりました。実際2008年には電力危機が発生したほどです。他にも2008年以降掘削現場で必要とされる資材コストも急騰しました。併せて人件費も高騰したことで、生産効率性がダウンして金生産量がダウンしてしまったわけです。

 

まとめ

南アフリカの金生産量が低下したのは、掘削し過ぎに伴う絶対量の減少や現場環境の悪化が一つ理由として考えられます。その他に世界中から非難されていた政策のアパルトヘイトの撤廃が、間接的に弊害になったことは想像できなかったでしょう。構造的な問題もあるので、今後急激に生産量が回復するのは難しいとみられています。

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