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    それぞれの特徴を解説

正確な見分け方とは?
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「金」の定義と性質

金とは化学式「Au」で表される元素周期表11族、原子番号79の物質です。「こがねやくがね」とも呼ばれ、オリンピックの金メダルや装飾等様々な場面で活躍しており、金を身近に感じる方も多いでしょう。しかし、金がどのようなものなのか理解している方は少ないのではないでしょうか。まずは金がどういった物質なのか解説していきます。

そもそも金とは?

そもそも金とはどのような物質なのでしょうか。先ほど紹介した通り、金を構成する要素として金の原子があります。この原子が集まった存在が「金」となり、皆さんが普段目にする金属です。「非金属と金属の間に位置するもの」とされる遷移元素である金元素や金は触媒に使用されたり、色のついた金化合物(カラーゴールド等)が多く存在していたりします。

このように化合物を精製したり工業に使用されたりする金ですが、純金(金100%)や金化合物には投資商品としての側面もあり、全世界共通の安全資産として人気を誇っています。特に世界情勢が不安になると、金価格が値上がりし、「有事の金」といった言葉も生まれるほどです。

金は様々な用途で需要がある

金には様々な用途で需要があります。皆さんが思い浮かべるのは金装飾(アクセサリー)や金メッキ、金箔といったものではないでしょうか。金の需要は金装飾やメッキ金箔以外にも様々なものがあり、触媒などの産業に使ったり、歯科医師の方が使ったりと豊富です。

また、地金や模造コイン、メダルといった現物の投資商品にも用いられますので、金はいくらあっても足りないぐらいでしょう。しかし金の埋蔵量は世界で約5400トン程度となっていますので、その希少価値から今後も重宝されていくことが予想されます。

金の性質

金は金属の中でも「重く、柔らかい」という特徴を持っており、この特徴を化学の領域では「展性」や「延性」と呼びます。「展性」や「延性」とは金属を叩くと、薄く広がったり、尖らせたりできる性質のことです。

そのため金装飾や金メッキ金箔といった形で、金を様々な形に変形して使うことが可能です。「展性」や「延性」と聞くと難しく感じますが、「展性」は圧力を加えて金が伸びる性質、「延性」は金針金等、金の引き延ばす性質であることを覚えておきましょう。

金の化合物としての性質

最後に金の化合物としての性質を見ていきましょう。金の原子価は+1もしくは+3です。基本的に金化合物もしく錯体というイオンや分子が結合した状態で存在しています。また、金属化合物としては一定割合で金と他金属が結合しており、一般的に「合金」と呼ばれます。純金のみでは柔らかく、形を保つのが難しい金ですが、合金とすることにより綺麗な形を保つことが可能です。

 

金の見分け方

金の基礎を理解したところで、次は金の見分け方について紹介します。金の見分け方には「重さ」「手触り感」「磁石でくっつくか」「刻印」の大きく分けて4つがあります。

本物である金を見分ける能力がないと偽物を掴まされる可能性はありますので、本物の金を見分ける能力が非常に重要です。以下の見出しで詳しく説明します。

重さ 

最初は持ってみたときの重さで、金が本物か偽物か見極めていきます。普段金に触れていない人には難しいかもしれませんが、触っている内に金メッキの商品と金そのものの重さが大きく異なることに気づくでしょう。本物の金と金メッキとでは、素材そのものの重たさが全く違います。金は、貴金属の中で一番重量のある素材なのです。

金メッキの製品は金でできた製品と比べると軽く、安っぽい仕上がりとなっています。宝石がついたものや、デザインが大きく違うアクセサリー同士を比べてみるのはなかなか難しいかもしれませんが、装飾のないシンプルなものであれば、この方法で見極めることが可能です。普段から注意深く観察するようにすると、段々わかるようになってきます。

手触り感

次に手触り感で金が本物かどうか見極めていきましょう。金には熱の伝導率が高いという性質があるので、普通は持った瞬間に冷たくひんやりと感じます。そのため、他の金属製品と比べてひんやりしているものに関しては金である可能性が高いです。しばらくの間持ってみて、その金がすぐに温まるようであれば本物の金と言えるでしょう。

逆に、金メッキや金の純度が低い偽物の場合は、手に持った時のひんやり感はそれほど感じられません。手に持ってから時間が経っているのに、金の温度になかなか変化が見られない時は、その製品が偽物であると考えることができます。

磁石でくっつくか

3番目の見分ける方法としては「磁石でくっつくかどうか」です。単純なやり方なので、誰でも簡単に試せます。金が限りなく100%に近い場合、それが磁石にはくっつくことはありません。これは金の性質の中に「磁石にくっつかない」というものがあるからです。そのため、アクセサリー等の製品に磁石を近づけた際に、簡単にくっつくようでは偽物の可能性が高いといえるのです。

ただし、銀や錫なども磁石にくっつかない素材なので、これらの貴金属に金メッキがコーティングされたものには、この方法は有効ではありません。また、古いタイプのアクセサリーの中には、磁石にくっつく割り金を使用しているものもあります。確かさを求めるのであれば、他の方法と併用して試すことをおすすめします。

刻印

金製品には本物かどうかを示す手段として刻印をする場合があります。金のアクセサリーの場合はK18や18KTといった具合に数字とカラットの表記があります。地金の場合は製造番号や分析者マークといったさらに詳しい情報が記載されていますので、金製品が本物かどうかを見極める上でもっとも信用のおけるものです。ただし、「18K」のように数字の後ろに「K」の文字がくる刻印には注意が必要です。

「アトK」とも言われるもので、古いタイプのアクセサリーに見られます。このタイプの刻印があるアクセサリーには、刻まれている数字とは全く違う純度の金が使用されている場合があります。

 

純金と合金の違い

続いて、金の知識や金の見分け方を知ったところで、次は純金と合金の違いを紹介します。投資商品としてのインゴットや地金は純金となっていますが、アクセサリーの多くは合金となっています。金の事を普段から知らない方からすると、「金100%の方が良いんじゃないのか」と考えるかもしれません。

しかし、合金には合金なりのメリットが、純金には純金なりのメリットが存在します。ここでは純金と合金の基礎知識から解説し、最後に代表的な合金の種類を紹介します。

純金とは?

最初に純金とはどのようなものなのでしょうか。「純」という名の通り、純金は金100%のことをいいます。純金のアクセサリーやインゴット、地金にはK18等の表記がありますので、これを純金の表示と勘違いしている方もいるかもしれませんが、こちらは純金75%、銀15%、銅10%の製品です。

純金の商品は金の性質が顕著にでてしまうため、柔らかく、延びやすい製品となってしまいます。そのため形がぐにゃっと崩れてしまう場合が多く、そのような形が好きな方は良いかもしれませんが、きちっとした形が好きな方には微妙かもしれません。一方金は非常に希少価値の高い金属のため、投資価値としては申し分ないものといえるでしょう。

合金とは?

次に解説するのが「合金とはどのようなものか」ということです。合金とはその名の通り、金と他の金属が混ざったものとなり、金に不純物が混ざっている状態のことを言います。「金に不純物が混ざっていると良くないのでないか」このように考える方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

合金の中にはK18やK22K10K24といった具合に合金としてのブランドが確立しているものがあります。それでは何故、「合金のブランドが確立しているのか」や「合金が重宝されているのか」といった部分を解説します。

まず合金は2種類以上の金属元素が結合したものです。できた合金には固溶体や共融混合物もありますが、製品として出てくるのは化合物です。この化合物となることで、今までの金属にはみられなかった特性や性質がみられるようになるのです。例えば、合金として有名なステンレスやアルミニウム合金、真鍮は腐食性が高かったり、軽い金属になったりと様々なメリットをもたらします。

一方デメリットとしては強度が低くなってしまったり、コストが高くなったりといったものが挙げられます。このように各合金にはメリットやデメリットがありますので、用途によって最適な合金を選択する必要があります。合金にどの程度の割金を混ぜるかによって見た目や性能も大きく異なってきますので、各合金に特有の名前が付けられていることも特徴の一つです。

代表的な合金の種類を紹介

純金や合金がどのようなものか分かったところで代表的な合金を紹介します。合金にはメジャーなものからマイナーなものまで様々となっており、その特性も様々です。今回はその中でも特に有名な以下の合金と金合金を紹介します。

どのような合金があるか知っておくことで、アイテムに使用されている合金が何故使用されているかを知る上での手助けとなりますので、ぜひ覚えておきましょう。

代表的な合金と金合金

合金名 使用されている金属 合金の特徴
ステンレス 鉄(Fe)・クロム(Cr)・ニッケル(Ni) ・腐食に強い

・ステンレス鋼に使用される

アルミニウム合金 銅(Cu)・マンガン(Mn)・ケイ素(Si)・マグネシウム(Mg)・亜鉛(Zn)ニッケル(Ni) ・航空機材料に用いられる
真鍮 銅(Cu)・亜鉛(Zn) ・黄銅とも呼ばれる

・美しい金色を出す

K22 金(Au)・銀(Ag)・銅(Cu)など ・22/24なので、かなり高純度の金
K18 金(Au)・銀(Ag)・銅(Cu)など 結婚指輪に多く用いられる
K10 金(Au)・銀(Ag)・銅(Cu)など ・約42%が金
K24 ほぼ金(Au) ・高純度の金

・国内では約99.99%、海外では約99.50%の純度であることが多い

Pt900 プラチナ(Pt)・パラジウム(Pd) ・細工部分に主に使用される
ピンクゴールド 金(Au)・銀(Ag)・銅(Cu)・パラジウム(Pd) ・色見が綺麗で人気なカラーゴールド

・硬いことから、加工しにくい

ホワイトゴールド 金(Au)・パラジウム(Pd) ・ロジウムメッキ

・本来は合金に分類されない

イエローゴールド 金(Au)・銀(Ag)・銅(Cu) ・純金よりも黄色にみえる
グリーンゴールド 金(Au)・銀(Ag)・銅(Cu) ・緑と青の中間色

・ライムゴールドとも呼ばれる

レッドゴールド 金(Au)・銀(Ag)・銅(Cu)・パラジウム(Pd) ・ピンクゴールドよりも更に硬い
パープルゴールド 金(Au)・アルミニウム(AI) ・日本で誕生したカラーゴールド
ブラックゴールド 金(AU)・銀(Ag)・プラチナ(Pt) ・真っ黒という訳ではなく、若干黒い程度

 

割金と品位

続いては、割金と品位について解説をしていきたいと思います。割金とは金に別の金属を混ぜ合わせ新たに合金を作ることを言います。そして新たに作られた金属に、金(純金)がどれくらい含まれているか割合を表すのが品位です。さっそく1つずつ詳細を解説していきます 。

割金とは?

割金は、合金にすることにより加工しやすくしたり、強度をあげたり、色味を変えたりすることを目的に行われる加工です。割金の割合によって異なる合金ができますので、割金がどの程度入っているかは重要なポイントと言えるでしょう。

当然純金以外の含まれる金属の種類や量によって、完成する製品の種類は変わってきます。先ほど表でもまとめた通り様々な色味を帯びた合金は特徴に合わせてアクセサリーなどに活用されるのです。 

例えば「K18」であれば銀と銅が割金にあたるのですが、この銀と銅の配分も常に一定ではなく、配分の割合によっては同じK18でも様々な色を出します。このように割金とはいえ、豊富な種類があることが面白味の一つといえるでしょう。

割金比率によって色が変化する理由

先ほども説明した通り、金に別の金属を混ぜると、割金の比率によって合金の色が変化します。これは金と他の金属が混ざることにより、違う色を出すのですが、他の金属量が多い程、他の金属の色味が濃くなるからです。

例えば、銀の色は白色の金属光沢をもつ金属です。金に混ぜれば、白みがかかっていくのをイメージできるのではないでしょうか。含まれる金以外の金属の比率によって、例え同じ金属元素を含んでいたとしても、違う色合いになってきます。様々なジュエリーを生み出すのに一役かっているといっても良いでしょう。

金の品位とは?

割金を説明する際に欠かせないのが金の「品位」です。これは元の金の純度が何%であるかという部分を示すものとなり、純度が高ければ金の品位は高いということになります。

つまり、他の混じっている金属の量が少なければ少ないほど、金の品位は高いということになります。しかし、金の品位が高いのと自分の好みのジュエリーかは別問題となりますので、「自分の好きなカラーゴールドを使用したジュエリーの方が良い」といった方もたくさんいらっしゃいます。

 

純度の種類と含有率

金には純度や含有率が存在します。金の純度がどの程度かによって価値が変わってくることもありますので、必須の知識といえるでしょう。

金における純度とは?

金における純度とは合金の中に金がどの程度入っているかを表す指標です。合金の中に含まれる金の量が高いと「金の純度が高い」です。逆に、合金の中の金の量が少ないと「金の純度が低い」ということになります。よって金は希少価値の高い金属のため、純度が高ければ高い合金ほど価値は高いといえます。

含有率とは?

金の純度を計る上で大事な言葉が「含有率」です。含有率とは合金の中にどれくらい金を含んでいるかの指標を表すものとなり、金含有率が高ければ高いほど高品質な合金であることが分かります。金以外の合金でも自身がお目当ての金属が多く含まれているかは〇〇金属の含有率は◯%という形で表現されますので、「含有率」という言葉は覚えておきましょう。

また金合金の金の純度を示す「K18」や「K24」といった言葉ですが、こちらは「18%の金を含んでいる」、「24%の金を含んでいる」と誤解されがちであり、注意が必要です。金の含有率は24分割で表現されますので、正しくはK18であれば18/24(すなわち75%)、K24であれば24/24(すなわち100%)だけ金を、製品全体として含んでいることを示しています。加えてK24は100%の純金ではなく、約99.99%の金合金である点も気をつけてください。

金の純度はどうやって調べる?

先ほども紹介した通り、金の刻印は24分割で純度が示されており、刻印の数字から純度を把握できます。特に刻印は信用性の高い見分け方ですので、まず確認すると良いでしょう。

また本当に金が含まれているか程度であれば、手触り感や磁石との反応を見ることで判断できます。金単体では磁石にくっつかないので、磁石に強く反応するようであれば、金以外の金属が多く含まれていると考えると良いでしょう。

純度の種類や含有率に応じて異なる特徴

金属の純度や種類、含有率に応じて様々な特徴がでてくるのも面白味の一つです。各金属の含有量の違いに応じては「硬い」や「柔らかい」といった違いから装飾のどの部分に使用されるかが異なってきます。

例えば硬い合金は後から直しがききませんので、全体のメインにあたる部分に使用する。一方、柔らかい合金は後から直しがきくことから、細かい装飾に使用するといった感じになります。このように合金に応じて色も特徴も様々となることから、その合金の特性を活かしたジュエリー等ができあがるのです。

 

カラーゴールドの種類

カラーゴールドとは、純金と組み合わせる際の割金をどの程度、どの種類混ぜるかによって色味が異なった合金です。元は金ですが、様々な色の金合金ができますので、その用途や性質もバラバラです。今回はカラーゴールドの中でも特に有名な以下の7つを紹介します。

ピンクゴールド

ピンクゴールドは「K18PG」や「Au750PG」、「PG」といった表記がなされるカラーゴールドです。金、銀、銅(パラジウムを含む場合あり)が混合している合金ですが、銀と銅の配分が銅の方が大きいことから銅の赤み成分が増し、ピンクという名称がついています。

ピンクゴールドの特性としては赤みがかかっているという色身以外にも「硬い」という性質を持っています。これは銅の配分が多いことから銅の性質を色濃く引き継いでいるためです。そのため、装飾品にピンクゴールドを採用する場合、作り直しにくいといったデメリットがあります。しかし、ピンク色ということもあり、多くのアクセサリーにマッチしたカラーゴールドであることは言うまでもありません。

ホワイトゴールド

ホワイトゴールドは「K18WG」や「Au750WG」といった表記が用いられます。(ナチュラルホワイトゴールドやシャンパンゴールドとも)ホワイトゴールドはアクセサリーによく用いられるカラーゴールドなのですが、正式には合金という訳ではなく、パラジウムによるロジウムメッキを行ったものです。

メッキをおこなった金属ではあるのですが、ホワイトゴールドはブライダルジュエリーに用いられることが多いため、「メッキ」という表現ではなく、「コーティング」という表現が使用されます。

イエローゴールド

イエローゴールドは「K18YG」や「Au750YG」といった表記が用いられます。黄色の色味が強いカラーゴールドですが、純金よりも金色っぽいため、金色が好きな方にはもってこいのカラーゴールドといえるでしょう。イエローゴールドは銀と銅が同じ分量混ざった合金となり、銅の比率が増すと、赤みがかかってきます。

グリーンゴールド

グリーンゴールドは「K18GG」や「Au750GG」といった表記が用いられます。グリーンゴールドは希少性の高いカラーゴールドの一つで、割金は銀と銅です。銀が7、銅が3と銀が多めに混ざっているのが特徴となっています。別名青金やライムゴールドとも呼ばれるグリーンゴールドはさっぱりとした印象を持たせたい時にぴったりです。

レッドゴールド

ピンクゴールドの亜種ともいえるカラーゴールドがレッドゴールドです。レッドゴールドはピンクゴールドに含まれる銀をパラジウムにすると出現する色となっています。なお「パラジウム」を含んだカラーゴールドは金属アレルギーを引き起こしやすい傾向にありますので、注意しておきましょう。レッドゴールドはジュエリーだけでなく、時計などのアクセサリーにも多く使われる合金のため、気に入った方はレッドゴールドを使用したアクセサリーも探してみてはいかがでしょうか。

パープルゴールド

パープルゴールドは日本で誕生したカラーゴールドです。パープルゴールドは金とアルミニウムの合金となっています。(アルミニウムの他にも若干他の金属が混じっています)紫という色味からも大人の女性らしく、落ち着いた雰囲気を漂わせたい時にぴったりのカラーゴールドといえるでしょう。

パープルゴールドの特徴としては他のカラーゴールドよりも「珍しい」ということです。単なる合金ではなく、希少性の高いアクセサリーを身に着けたい方は試してみてはいかがでしょうか。

ブラックゴールド

ブラックゴールドは「K18BG」や「Au750BG」といった表記が用いられます。金とパラジウム、プラチナ、銀を混ぜ合わせた合金ですが、ブラックゴールドは金の含有量によっては大きく色が異なってくる点に注意しましょう。

そのため、「金の品位」という点では価値が高かったとしてもブラックゴールドとしては微妙…といった場合もあります。金の純度をとるのか、ブラックゴールドとしても黒さをとるのかが重要な部分となってきます。

 

金メッキと金張り

これまで金について様々な知識を紹介してきましたが、最後に紹介するのは「金メッキ」と「金張り」です。金メッキは言わずもがなですが、多くの装飾品に使用されています。

金メッキとは?

金メッキとは金以外の金属の表面部分に金をコーティングすることで金ではないのにあたかも金の様に見えるかのようにするものです。金の含有率が大きいと価格も比例して大きくなってしまうため、お手頃な価格で金色を楽しみたいといった方にはぴったりといえるでしょう。

金張りとは?

金張りとは金メッキよりも分厚い金を金属に付着させるものです。金メッキはそのデメリットとして剝がれやすいのですが、金張りの場合は金メッキよりも剥がれにくい点がメリットといえるでしょう。ただし、金メッキよりも金属加工が難しいことからお値段が上がってしまう部分は覚悟しなければいけません。

様々な場所で使われている金メッキや金張り

金メッキや金張りは日常の様々なアイテムやアクセサリーに使用されています。お箸や時計、眼鏡など「金色」というワンポイントを付けるだけでも大きく全体の印象が異なりますので、ちょっとした細工にはもってこいといえるでしょう。

 

まとめ

今回は金の基礎的な知識や様々な金の種類、特徴、金の見分け方等を紹介しました。金の含有率、純度、刻印、カラーゴールド、合金、金メッキ、金張りといった基礎知識があるだけで、そのアイテムにどのような価値があるのか分かるはずです。自分が欲しいと思う金のアイテムの参考知識を備えて、ショッピングをすると一段と楽しくなるでしょう。更に金の知識をつけて、アイテムやジュエリーに使用されている金がどのようなものかぜひ見極めてみましょう。

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