金の純度を調べられる昔ながらの手法「試金石法」とは

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金の純度を調べられる昔ながらの手法「試金石法」とは

金の真贋や純度を調べる方法として、「試金石法」があります。昔からある手法ですが、精度も良く、結果がすぐにわかるので現在でも使用されている判別方法です。試金石を用いてどのように金の真贋や純度を判別するのかを解説します。

試金石で金の真贋を調べる方法

試金石で金の純度を調べる前に、本物の金であるのか、その他の金属やメッキであるのかを調べる必要があります。金ではないとわかれば、その後の純度を調べる必要がなくなるからです。

まず調べるものが本物の金であるかを判別する方法から説明します。

試金石に調べたい金をこすりつける

試金石に使われるのは、「那智黒石」という黒く硬い石です。金の硬度は爪の硬さくらいなので、試金石にこすりつけるだけで金が削れて付着します。

試金石に調べたい金と判定基準となる金を同じ力でこすりつけて色と量を比較します。色とこすりつける時の硬さだけでも真贋を見極めることは可能ですが、経験がないと難しい技術です。

硝酸を使って真贋を調べる

試金石に金をこすりつけたら、その上に硝酸を少量垂らして真贋を調べます。金は金属の中でも腐食しにくく、純度の高い金であるほど硝酸では溶けません。すぐに消えたのなら偽物、痕が残っていれば本物です。

また、硝酸で溶けて緑色に変色した場合は鉄、銅、ニッケルなどの卑金属であることがわかります。

 

金の純度を判別する方法

試金石と硝酸によって金の真贋を調べることができれば、次は金の純度を調べます。金は混合物の割合からK10〜K24まであり、純度によって硝酸との反応が変わります。

わずかな反応の違いですが、結果がすぐに分かるのが特徴です。

硝酸と灰を使って判別する

最初に硝酸をかけて変色具合を見ます。K10はすぐに消えることはありませんが、混合物の割合が多いのでゆっくりと変色します。K14より上の純度は金の割合が多く、硝酸をかけても消えません。

そこで変色をしやすくするために、木などの燃えカスの灰をかけてさらに反応を見ます。K14は硝酸に灰を足すと変色していきます。

金の純度がK18から上は硝酸+灰でも変色することも消えることもありません。純度の高い金を溶かすことができる酸は王水だけです。判定基準となるK10~K18の金と硝酸があれば、金の純度がわかります。

金の判別は専門家に任せる

金の判別は硝酸を用いるのですが、硝酸は第6類危険物の劇薬です。取り扱いには細心の注意が必要になるので、個人で扱うのはおすすめしません。金の判別は専門家や適切な資格を持った人に任せた方が、安全かつ正確に判別してくれます。

 

まとめ

現代では金の真贋を判別するためにX線を使ったり、超音波を使ったりする技術が発展しています。しかし、それらの装置は高価であり、なかなか手が出せないものです。

昔からの技術であるものの今日まで使われている試金石法は、信頼性が高い立派な判別方法です。金の純度判別は素人判断では難しいところがあるので、経験を積んだ専門家にお願いしましょう。

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