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6月の誕生石パール(真珠)の持つ意味とは?宝石としての特徴と価値

パール

古くから人々に愛されてきたパール(真珠)は、アレキサンドライトやムーンストーンと並び、6月の誕生石として知られています。

パールは、幸福や健康を象徴する宝石として、また冠婚葬祭で使用される装飾品として、世代を超えて家族で受け継がれることが多い宝石です。

そのため、パールのネックレスやイヤリングをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

しかし、パールが宝石としてどのような意味や価値を持つのかをご存知ではない方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、パールの特徴や誕生石として込められた意味、そして価値について詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

パール(真珠)の誕生石としての意味と石言葉

パール

パールは日本のみならず、世界各国で6月の誕生石とされています。

誕生石は、その月に生まれた人の守護石となり、持ち主に幸運をもたらすと伝えられています。

そして誕生石には、石言葉があり、それぞれ意味が込められています。

6月の誕生石にはアレキサンドライトやムーンストーンも含まれますが、ここではパールの石言葉に秘められた意味をご説明します。

 

パール(真珠)の石言葉に込められた意味

パールの石言葉には、「健康」「長寿」「富」などの意味があります。

パールは古来より、美容や健康に関する伝承が多く残されている宝石です。

不老長寿の薬として用いられた逸話があり、西太后がパールの粉を溶かして飲んでいたという記録も存在します。

また、歴史上の美女にまつわるエピソードが数多く伝えられており、クレオパトラがパールを溶かして飲んだとされる話や、楊貴妃が真珠風呂を楽しんでいたとされる逸話も有名です。

さらに、パールには「純粋無垢」や「純潔」の意味合いも込められていることから、結婚式における定番のジュエリーとしても人気を集めています。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

養殖技術が発達する以前、パールは自然界で偶然採れる天然のものしか存在せず、非常に希少な宝石でした。

歴史をさかのぼると、当時の権力者たちが贅沢に使用していたことから、「富」の石言葉が生まれたのも納得できます。

現在でも、天然のパールは非常に珍しく、品質の良いものは高額で取り引きされています。

譲り受けたパールのジュエリーの価値を確認したい方は、ぜひおたからやにご相談ください。

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6月の誕生石「パール(真珠)」の特徴|産地・種類・カラーバリエーション

パール

次に、一般に流通しているパールについて、産地や種類などの特徴をご紹介します。

 

パール(真珠)の主要な産地

パールの産地は、日本をはじめ、インドネシア、オーストラリア、タヒチ、中国など多岐にわたります。

パールは、母貝(パールの元となる貝)の育成が水温の環境に大きく依存するため、産出国によって種類が異なります。

母貝は一般的に温暖な気候を好むため、パールの産地は温帯地域が中心です。


各国で採れるパールの詳細は、次の“真珠の代表的な種類”でご紹介します。

 

パール(真珠)の代表的な種類

ここからは、パールの種類について代表的なものをご紹介します。

以下に登場するパールの母貝は、すべて「二枚貝」に属しています。

二枚貝は、アワビやコンク貝で知られる「巻貝」と比較して、養殖技術が発達しており、商業的な生産が広く行われているのが特徴です。

なお、巻貝からもパールが収穫される場合がありますが、人為的な育成が非常に難しいため、商品として流通するものは一部に限られています。

 

1.アコヤ真珠

アコヤ貝から採れるアコヤ真珠は、「和珠」とも呼ばれ、主に日本で生産されています。

一部では中国やベトナム、韓国でも養殖されていますが、日本産のものが特に高品質とされています。

アコヤ真珠の一般的な大きさは6~8mmです。

中には、サイズ(直径)が1分未満(1分=3.03mm)の核を使用した「厘珠(りんだま)」と呼ばれる小粒のパールや、9mm以上の大珠も見られます。


さらに、10mmを超える超大珠も市場に流通しています。

収穫時の色は、薄いイエロー系が多く見られますが、収穫後には、白系やピンク系に調色されることも少なくはありません。

中には、異物の混入が原因で自然にブルー系へ変色するものも見られます。

 

2.白蝶真珠

白蝶真珠が採れる白蝶貝は、最大で30cm以上にも達する巨大な二枚貝です。

白蝶貝は、採取されるパールの色によって2種類に分類されます。


貝のフチの色を唇に見立てて、それぞれ「シルバーリップ」と「ゴールデンリップ(黄蝶貝)」と呼ばれます。

シルバーリップは、ホワイトからシルバーまでの範囲の色のパールが採れるオーストラリア産の白蝶貝です。

一方、ゴールデンリップは、イエローからゴールドまでの範囲の色のパールが採れるインドネシアやフィリピン産の白蝶貝です。

母貝が大きいため、採れるパールの主なサイズは10〜15mmと、非常に大きいことが特徴です。

 

3.黒蝶真珠

黒蝶真珠は、黒蝶貝を母貝とするパールで、主な原産地はフランス領のタヒチです。

「タヒチアンパール」とも呼ばれる黒蝶真珠は、特に人気があります。

名前に「黒蝶」とありますが、実際の色は真っ黒ではなく、虹色の干渉色(光の反射による色)を持ちます。

この虹色の干渉色により、グリーンやブルー、グレーなど、角度によって多彩に色が移り変わるという特徴があるのです。

この黒蝶真珠の珠の中心サイズは、8〜13mmが一般的ですが、より大きなものも存在します。

 

4.淡水パール

先にご紹介した3種類は、すべて海水真珠ですが、淡水パール(真珠)は川や湖に生息するイケチョウ貝やヒレイケチョウ貝などから採取されます。

現在流通している淡水パールのほとんどは、中国産で、
主に白、ピンク、紫の色が見られます。

この淡水パールは、核を必要としないため、1つの貝から数十粒ものパールを採取できます。

また、比較的容易に養殖ができ、大量生産が可能です。

そのため、海水真珠と比べると、安価で購入することができます。

 

アコヤ真珠の代表的な色

パールの色は、実体色(真珠本来の色)と干渉色(光の反射による色)の両方が作用して可視化されます。

特に、アコヤ真珠は、色を調色(染色)することが可能で、ブルーグレーやブラックに着色されることも少なくはありません。

ここでは、アコヤ真珠の代表的な色についてご説明します。

 

1.ホワイト

アコヤ真珠の実体色は、本来は薄い黄色です。

黄色味の薄いものがホワイトとして認識され、黄色味が強いとクリーム色と呼ばれます。


ホワイト系のパールは最も一般的で、フォーマルジュエリーの定番として広く好まれています。

 

2.ピンク

ピンク系のパールは、調色(染色)が施されているのが一般的です。

しかし、一部には処理を施さない「無調色」や「ナチュラルカラー」と呼ばれるものも存在します。


ピンク系のパールは比較的若い女性によく似合うとされ、成人記念のプレゼントに好まれる傾向があります。

 

3.イエロー(ゴールド)

黄色味が強いパールは「イエロー」、更に濃いものは「ゴールド」、または「ゴールデン」と呼ばれます。

ゴールドカラーには、天然のものと染色されたものがあり、天然色のゴールドカラーのパールは「ナチュラルゴールド」と呼ばれ、染色されたものと区別されます。

イエロー系のパールは、幅広く着用できますが、ゴールド色が強いと弔事には適していません。

華やかな印象を与えるゴールデンパールは、慶事の装いに最適です。

 

4.ブルー・グレー

真珠層に異物が混入することで、ブルーやグレーの色調が生まれます。

また、イエロー系のパールを染色して同様の色合いを作ることも可能です。


自然に発色したものは「ナチュラルブルー(グレー)」、染色したものは「ソメ」と呼ばれます。

ブルーグレー系のパールは、慶弔問わずに使用できるため、非常に使いやすく、安定した人気を誇ります。

 

5.ブラック

アコヤ真珠に天然のブラック色は存在せず、流通する黒色真珠は、すべて染料や薬品、放射線などで着色されています。

「黒真珠」の言葉を耳にすることがありますが、黒蝶真珠とは全く異なるものです。


着色されたアコヤ真珠は、「和珠の黒」などと呼ばれることもあります。

ブラック系のアコヤ真珠は、黒蝶真珠よりも珠が小さく、どのような服装にも馴染みやすく、フォーマルなシーンでよく使用されています。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

アコヤ真珠は、採取された状態では薄い黄色をしているため、多くの場合調色され、美しい白色に加工されます。

この調色されたパールは、比較的お求めやすい価格帯で取り引きされることが多いです。

一方で、無調色のアコヤ真珠は高い希少価値を持ち、「ナチュラル」と呼ばれ、高額で取り引きされる傾向にあります。

おたからやでは、色の希少性や美しさを含め、パールの価値を的確に評価し、最適な買取価格をご提示しております。

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パール(真珠)のパワーストーンとしての効果

パール

パールはパワーストーンでもあり、主に精神的な安定を促進し、潜在能力を引き出して成長をサポートする効果があるとされています。

また、母貝がパールを守り育てる特性は、母体に例えられ、妊娠や安産、子どもを事故や病気から守る守護石としての役割を果たすとも言われています。

そして、海から産出されることから、船乗りや漁師などにとっては、海難事故を防ぐお守りとしても重宝されてきました。

 

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パール(真珠)の歴史

パール

パールは、紀元前2200年頃に記された中国の歴史書に初めて登場したとされ、少なくとも4千年以上の歴史を持つ宝石です。

その後、パールは世界中の様々な伝承や神話にも登場しました。

このときに言及されているパールは、天然のものを指しています。

養殖真珠の生産は、1893年(明治26年)に、日本の御木本幸吉氏が半円真珠の養殖に成功したことから始まりました。

これにより、真円真珠を作り出す技術も発明され、白蝶真珠や黒蝶真珠など、様々な種類のパールが生産されるようになりました。

しかし、近年では地球温暖化の影響により母貝の大量死が発生し、真珠養殖業は困難な状況に直面しています。

 

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価値が高いパール(真珠)の特徴とは?

パール

パールは、色、テリ、巻き、形、傷、サイズの主に6つの項目で評価されます。

品質の良いパールを見分ける参考として、これらの特徴について詳しくご紹介します。

 

パールの色の評価は、個人の好みやトレンドにも影響を受けるため、色による優劣は存在しません。

しかし、パールには、希少性の高い色があります。


希少性の高い色の例として、金色が濃いゴールデンパールや、虹色に輝くピーコックカラー(クジャクの羽のような色合い)の黒蝶真珠、無調色で純粋な白色を持つアコヤ真珠などが挙げられます。

これらのパールは、流通量が少なく、入手が難しいため、高額で取り引きされることが多いです。

また、アコヤ真珠のうち、調色(染色)が施されていないものは「無調色」や「ナチュラル」と呼ばれ、特に高く評価されます。

 

テリ(光沢)

テリとは、パールに見られる光沢や輝きのことです。

真珠層の厚さ(巻き)が均一で厚いほど、輝きは強くなります。


一般的に、パールを観察し、顔や周囲の光がどれほど鮮明に映るかで、テリの良し悪しの判別が可能です。


そのため、鮮明に映るほど、テリが良いパールと言えます。

 

巻き(真珠層の厚さ)

巻きとは、パールの中心にある核を取り巻く真珠層の厚さのことです。

巻きの厚さは、養殖期間や育成環境に影響されます。

巻きが厚いパールほど耐久性が高く、テリも良くなります。

一方で、巻きが薄いパールは、長期間の使用により真珠層が傷んで核が露出する場合があります。

 

パールは、貝の中で回転しながら成長するため、基本的に丸みを帯びた形状をしています。

一般的に、真円に近いものほど高評価とされています。


評価順は、真円に近いものから、ラウンド>セミラウンド>オーバル>ドロップ>ボタン>バロックとなります。

ただし、養殖ではない天然のパールは、ほとんどが歪な形をしており、その自然な形やユニークな形が高く評価される場合もあります。

 

傷(エクボ)

パールには、成長過程で自然にできる穴やへこみ(エクボ)が見られます。

傷が少ないほどパールの価値は高くなりますが、完全に傷がないものは、ほぼ存在しません。


生きている貝が生み出すものであるため、多少の傷があるのは自然なことと言えます。

 

サイズ

同じ品質のパールであれば、大きいものほど価値が高くなります。

特に、10mm以上のアコヤ真珠は希少であり、価格も高額です。


また、パールのサイズは、ミリメートル単位で表され、
8mmのパールは「八ミリ珠」、7.0〜7.5mmのネックレスは「七-七半(ナナ・ナナハン)」と呼ばれます。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

パールの価値を評価する際は、色、テリ、巻き、形、傷、サイズの6項目を総合的に判断する必要があります。

しかし、これらの中には専門機器がなければ確認が難しい要素も含まれております。

そのため、ご自身での判断に迷われる方や、譲り受けた品の価値が分からずお困りの方も少なくはありません。

おたからやでは、パールを適切に評価できる専門知識を持つ査定員が対応いたしますので、安心してご相談ください。

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これにより、パール(真珠)の買取をはじめとする宝石の価値を正確に見極めることをお約束いたします。

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