※下記の画像は全てイメージです
世界最大のダイヤモンドとして知られる「カリナンダイヤモンド」をご存知でしょうか。
1905年に南アフリカで発見されたこの伝説的な宝石は、現在もイギリス王室の王冠や王笏を輝かせ続けています。
エリザベス女王の国葬でも世界中の注目を集めたこのダイヤモンドには、どのような歴史があるのでしょう。なぜ南アフリカで発見された宝石がイギリス王室のものとなったのか、そしてその価値はどれほどのものなのか。
この記事では、カリナンダイヤモンドとイギリス王室の深い関係、9つに分割された各ダイヤモンドの特徴、そして計り知れない価値について詳しく解説します。
Contents
世界最大の宝石、カリナンダイヤモンドとは
カリナンダイヤモンドは、今なお破られることのない「世界最大」という記録を持つ伝説的な宝石です。その発見から現在に至るまでの基本的な情報について詳しく見ていきましょう。
1905年に発見された「世界最大のダイヤモンド」
1905年1月26日、南アフリカのプレミア鉱山で歴史的な発見がありました。鉱山の監督官であったフレデリック・ウェルズが夕方の見回り中に、地表近くで光る巨大な石を発見したのです。
最初は水晶だと思われたほど巨大だったこの石が、実は史上最大のダイヤモンド原石だったことが判明します。発見された原石は鉱山の所有者であるトーマス・カリナン卿にちなんで「カリナン」と名付けられ、この発見は瞬く間に世界中の話題となりました。
カット前の原石の大きさと特徴
カリナンの原石は重さ3,106カラット(約621.2グラム)という驚異的なサイズを誇り、大きさは長さ約10.1センチ、幅約6.35センチ、深さ約5.9センチと、まさに手のひらサイズの巨大な宝石でした。
原石の最も特筆すべき特徴は、その卓越した透明度と美しい青白い輝きにあります。内包物が非常に少なく光の透過性も抜群だったため、専門家たちは「これほど完璧に近いダイヤモンド原石は見たことがない」と評価したほどでした。
興味深いことに、カリナンは発見時の状態から、さらに大きな原石の一部であったと推測されています。つまり元々はもっと巨大なダイヤモンドが存在していた可能性があるのですが、残りの部分は現在も発見されておらず、永遠の謎となっています。
複数の宝石に分割され、それぞれ王室の宝飾品に
当初、このような巨大な原石をどのように扱うべきか、世界中の専門家が頭を悩ませました。原石のまま保存するか、それとも複数の宝石にカットするか、2年間にわたる検討の結果、最終的に複数の宝石に分割することが決定されました。
カットを担当したのは、オランダのアムステルダムにあるアッシャー・ダイヤモンド・カンパニー(現在のロイヤル・アッシャー)が、8か月もの歳月をかけてカットを完了させました。
その結果、合計で1,055.89カラットの9つの大きなダイヤモンド(カリナンI〜IX)と、96個の小さなダイヤモンドが誕生しました。
これらの宝石は、現在もイギリス王室の貴重なコレクションとして大切に保管されています。
カリナンダイヤモンドはなぜイギリス王室のものに?由来と王室との関係
世界最大のダイヤモンドが、なぜ南アフリカからイギリス王室の手に渡ったのでしょうか。その背景には、当時の政治情勢と複雑な歴史的経緯がありました。
南アフリカからイギリスへと渡った背景
1905年当時、南アフリカのトランスヴァール地方はイギリスの植民地でした。第二次ボーア戦争(1899-1902年)の結果、この地域はイギリスの統治下に置かれていたのです。
カリナンが発見されると、その処遇をめぐって大きな議論が巻き起こります。あまりにも巨大で高価な宝石のため個人での購入は困難であり、当時のカット技術でも扱いには細心の注意が必要でした。
2年間買い手が見つからない状況が続いた後、トランスヴァール植民地政府が一つの重要な決断を下しました。イギリスへの忠誠心と感謝の気持ちを示すため、この貴重な宝石をイギリス国王エドワード7世に献上することを決定したのです。
エドワード7世への献上と王室宝飾品への加工
1907年11月9日、エドワード7世の66歳の誕生日に、カリナンダイヤモンドが正式に献上されました。しかし、国王は当初この贈り物を受け取ることをためらっていました。政治的な意味合いが強すぎることを懸念していたのです。
最終的に、当時植民地事務次官だったウィンストン・チャーチルの説得により、エドワード7世は贈り物を受け入れることになります。そして、この貴重な宝石を王室の宝飾品として活用することを決断しました。
国王は世界最高の技術を持つアッシャー兄弟にカットを依頼し、「輝いてこそダイヤモンド」という信念のもと、複数の宝石への分割を承認しました。この決断により、カリナンは永遠に輝き続ける王室の至宝となったのです。
所有権をめぐる議論と現代における評価
カリナンダイヤモンドの所有権については、現代でも議論が続いています。南アフリカでは、植民地時代に不当に奪われた文化財の返還を求める声があり、カリナンも例外ではありません。
一方で、イギリス王室は正式な手続きを経て贈与を受けたものであり、100年以上にわたって大切に保管してきたと主張しています。また、これらの宝石は単なる装飾品ではなく、イギリス王室の歴史と伝統を象徴する重要な文化遺産でもあります。
現在では、カリナンダイヤモンドは人類共通の貴重な文化財として位置づけられており、適切な保管と継承が重要視されています。政治的な議論を超えて、その歴史的価値と美しさが評価され続けているのが現状です。
王冠や王笏など王室装飾品に使われた理由
カリナンダイヤモンドが王冠や王笏に使用された理由は、単に美しいからではありません。これらの装飾品は、君主の権威と威厳を象徴する重要な役割を担っているからです。
特に最大のカリナンIが王笏に、2番目に大きなカリナンIIが王冠に使用されたのは、戴冠式や国会開会式などの重要な儀式で、君主の威厳を最大限に演出するためでした。世界最大のダイヤモンドの輝きは、イギリス王室の威光を世界中に示す象徴となったのです。
また、これらの宝石は取り外し可能な設計になっており、必要に応じてブローチやネックレスとしても使用できます。この実用性と装飾性を兼ね備えた設計は、王室ジュエリーの特徴的な要素といえるでしょう。
9つのカリナンダイヤモンドとは
xカリナンの原石から生まれた9つのダイヤモンドは、それぞれ異なる特徴と用途を持っています。大きさ順にカリナンI〜IXと名付けられた各宝石について詳しく見ていきましょう。
カリナンI(グレート・スター・オブ・アフリカ)の特徴と王笏への組み込み
カリナンIは重さ530.2カラットという圧倒的なサイズを誇り、現在でも世界最大のカットダイヤモンドとして君臨しています。「グレート・スター・オブ・アフリカ」という別名でも知られ、その美しいペアシェイプカットが特徴的です。
このダイヤモンドは、イギリス王室の王笏の頭部にセットされています。王笏は君主が持つ権威の象徴であり、戴冠式や重要な国家行事で使用される貴重な装身具です。カリナンIの輝きは、まさに王室の威光を表現しているといえるでしょう。
興味深いことに、カリナンIは王笏から取り外すことも可能で、特別な機会にはブローチとして使用することもできます。ただし、その巨大なサイズから実際に身につけられることは稀で、通常はロンドン塔で厳重に保管されています。
カリナンII(セカンド・スター・オブ・アフリカ)と英国帝国王冠
カリナンIIは重さ317.4カラットのクッションカットダイヤモンドで、「セカンド・スター・オブ・アフリカ」と呼ばれています。このダイヤモンドは、大英帝国王冠(インペリアル・ステート・クラウン)の正面中央という最も目立つ位置にセットされています。
大英帝国王冠は、エリザベス女王が国会開会式などの公式行事で着用していた王冠です。2022年の女王国葬では、この王冠が棺の上に置かれ、カリナンIIの輝きが世界中の人々の目に焼き付きました。
王冠全体の重さは約1.4キロと非常に重く、エリザベス女王は晩年には着用を控え、代わりにクッションの上に置くようになっていました。それでも、カリナンIIの存在感は圧倒的で、王冠の中心的な役割を果たし続けています。
カリナンIII(大粒のペンダントとして使われるダイヤモンド)
カリナンIIIは94.4カラットのペアシェイプカットダイヤモンドで、9つのカリナンの中でも特に優雅な美しさを持っています。このダイヤモンドは、メアリー王妃(エリザベス女王の祖母)が最も愛用していた宝石として知られています。
メアリー王妃は、ジュエリーを組み合わせて楽しむことで有名でした。カリナンIIIも、時には王冠に、時にはペンダントとして、さまざまな装いで活用していました。その多様な使い方は、王室ジュエリーの実用性を示す良い例といえるでしょう。
現在では、カリナンIVと組み合わせてブローチとして使用されることが多く、「おばあちゃんの小さなかけら」という愛称で親しまれています。この愛称からも、王室内での親しみやすさがうかがえます。
カリナンIV(カリナンIIIとの組み合わせでブローチに)
カリナンIVは63.6カラットのスクエアカットダイヤモンドで、カリナンIIIとペアで使用される「姉妹ダイヤモンド」として知られています。この2つのダイヤモンドの組み合わせは、王室ジュエリーの中でも特に人気の高いアイテムです。
エリザベス女王は、カリナンIIIとIVを組み合わせたブローチを頻繁に着用していました。公式行事から私的な集まりまで、さまざまな場面でこの美しいブローチが女王の装いを彩っていたのです。
このブローチの特徴は、2つのダイヤモンドのサイズと形の絶妙なバランスにあります。ペアシェイプとスクエアカットの組み合わせが、クラシックでありながらモダンな印象を与え、幅広い年代に愛される理由となっています。
カリナンV(エリザベス女王が愛用したハート型のブローチ)
カリナンVは18.8カラットのハートシェイプカットダイヤモンドで、その愛らしい形から特に愛されている宝石です。このダイヤモンドは、プラチナ製のブローチの中央にセットされ、周囲をパヴェダイヤモンドで美しく装飾されています。
エリザベス女王は、このブローチを特別な機会によく着用していました。2018年のユージェニー王女の結婚式や、フィリップ殿下の99歳の誕生日など、家族の重要な節目でこのブローチが選ばれていたのです。
ハート型という形状は、愛情や絆を象徴しており、家族の絆を大切にしていた女王の気持ちが表れているといえるでしょう。現在でも王室の重要なコレクションの一つとして大切に保管されています。
カリナンVI(ジョージ5世がメアリー王妃に贈ったジュエリー)
カリナンVIは11.5カラットのマーキスカットダイヤモンドで、ジョージ5世がメアリー王妃への愛情を込めて贈った特別な宝石です。この美しいダイヤモンドには、王室の愛の物語が込められています。
当初、アレクサンドラ王妃(エドワード7世の妻)のために購入されたこのダイヤモンドは、後にメアリー王妃に受け継がれました。メアリー王妃は、カリナンVIをカリナンVIIIと組み合わせて、優雅なペンダントとして愛用していました。
現在では、カリナンVIIIとセットでブローチとして使用されることが多く、その洗練されたデザインは現代でも色あせることがありません。世代を超えて受け継がれる王室ジュエリーの典型例といえるでしょう。
カリナンVII(カリナンVIIIとの組み合わせで作られたペンダント)
カリナンVIIは8.8カラットのマーキスカットダイヤモンドで、カリナンVIIIと組み合わせて使用される美しいペンダントです。メアリー王妃は、このダイヤモンドをケンブリッジエメラルドネックレスの一部として使用していました。
この組み合わせの美しさは、ダイヤモンドとエメラルドの色彩のコントラストにあります。無色透明のダイヤモンドの輝きが、深緑のエメラルドを一層引き立て、まさに宝石の調和を表現した作品となっています。
エリザベス女王も、この伝統的な組み合わせを受け継ぎ、重要な行事で着用していました。宝石の美しさとともに、王室の伝統と歴史を身につけることの重要性を示している例といえるでしょう。
カリナンVIII(王室のブローチの中心石)
カリナンVIIIは6.8カラットのエメラルドカットダイヤモンドで、多目的に使用できる実用的な宝石として設計されています。ガラード社によって製作されたこのダイヤモンドは、ブローチとしてもペンダントとしても使用可能です。
このダイヤモンドの特徴は、その汎用性にあります。カリナンVIと組み合わせればエレガントなブローチに、カリナンVIIと組み合わせれば豪華なペンダントに変身します。この柔軟性は、実用性を重視する王室ジュエリーの特徴を表しています。
現代においても、王室の重要な行事でこのダイヤモンドを見ることができます。その控えめながらも上品な輝きは、王室の品格を象徴する重要な要素となっています。
カリナンIX(エリザベス女王の指輪に使用)
カリナンIXは4.39カラットのペアシェイプカットダイヤモンドで、9つのカリナンの中では最も小さな宝石です。しかし、その美しさは他に劣ることなく、プラチナ製の指輪にセットされて大切に保管されています。
この指輪は、日常的に着用するには十分な大きさでありながら、特別な場面にもふさわしい格式を備えています。エリザベス女王も、私的な集まりなどでこの指輪を着用することがありました。
カリナンIXは、カリナンファミリーの中では「末っ子」的な存在ですが、それでも一般的なダイヤモンドと比べれば非常に大きく貴重な宝石です。王室ジュエリーの奥深さを示す好例といえるでしょう。
エリザベス女王とカリナンダイヤモンドの深い関係
70年間という長期にわたって君主として君臨したエリザベス女王にとって、カリナンダイヤモンドは特別な意味を持つ宝石でした。女王とこれらの宝石との関係について詳しく見ていきましょう。
エリザベス女王が所有・着用していたカリナン宝石
エリザベス女王は1953年にメアリー王妃からカリナンダイヤモンドを相続し、以来70年間にわたってこれらの宝石を大切に管理してきました。女王が特に愛用していたのは、カリナンIIIとIVの組み合わせブローチ、そしてカリナンVのハート型ブローチでした。
これらの宝石は、女王にとって単なる装飾品以上の意味を持っていました。祖母メアリー王妃からの贈り物であり、王室の歴史と伝統を身につけることでもあったのです。女王は常に、これらの宝石を通じて先代への敬意を表現していました。
また、女王は宝石の組み合わせを楽しむことでも知られており、場面に応じて異なるカリナンダイヤモンドを選択していました。この姿勢は、祖母メアリー王妃から受け継いだ伝統でもありました。
特別な行事での着用例
エリザベス女王は、国家的な重要行事でカリナンダイヤモンドを着用することで、君主としての威厳を示していました。最も印象的だったのは、国会開会式での大英帝国王冠の着用です。カリナンIIが輝く王冠は、女王の権威を象徴していました。
また、家族の特別な日にもカリナンダイヤモンドが選ばれることが多くありました。王室の結婚式、洗礼式、記念日など、喜びの瞬間を彩る重要な役割を果たしていたのです。特にカリナンVのハート型ブローチは、愛情を表現する場面でよく選ばれていました。
2022年のプラチナ・ジュビリー(在位70周年)の際にも、カリナンダイヤモンドが重要な役割を果たしました。長年の治世を祝う特別な機会に、これらの宝石が君主の偉業を象徴していたのです。
王室ジュエリーとしての意義と継承
エリザベス女王にとって、カリナンダイヤモンドは個人的な所有物というよりも、王室という制度の一部として管理すべき貴重な遺産でした。女王は常に、これらの宝石を次世代に適切に継承することを念頭に置いていました。
女王の逝去後、カリナンダイヤモンドはチャールズ国王(当時)に継承されました。これらの宝石は、今後も英国君主制の象徴として、代々受け継がれていくことになります。その継承の重要性を、女王は生前から強く意識していたのです。
また、女王はカリナンダイヤモンドの保存状態にも細心の注意を払っていました。適切な保管方法、定期的なメンテナンス、そして着用時の注意事項など、次世代への継承を見据えた管理を徹底していました。
カリナンダイヤモンドの価値と価格
世界最大のダイヤモンドであるカリナンの価値は、もはや金銭では計り知れないレベルに達しています。その価値の構成要素と推定価格について詳しく見ていきましょう。
市場に出回らない”計り知れない価値”とは
カリナンダイヤモンドの価値を正確に算定することは、実質的に不可能です。なぜなら、これらの宝石は市場に出回ることがなく、比較対象となる類似品も存在しないからです。通常のダイヤモンド評価基準を遥かに超越した存在といえるでしょう。
価値の要因として、まず「世界最大」という絶対的な希少性があります。カリナンIのような530カラット超のダイヤモンドは、人類史上でも他に例がありません。この唯一性こそが、価値を計り知れないものにしている最大の要因です。
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さらに、100年以上にわたるイギリス王室の歴史と伝統が価値に加わります。単なる宝石としての価値ではなく、文化財・歴史遺産としての価値も含んでいるのです。このような複合的な価値は、金銭では表現できない領域に達しています。
カリナンダイヤモンドにまつわる推定価格
それでも専門家たちは、様々な角度からカリナンダイヤモンドの価値を推定しようと試みています。最も保守的な見積もりでも、9つのカリナン全体で数億ドルから10億ドル以上の価値があると考えられています。
特にカリナンIについては、単体で2億ドル以上の価値があるとする専門家も存在します。これは同サイズの最高品質ダイヤモンドの理論価格に、希少性と歴史的価値を加算した結果です。ただし、これらの数字も推測の域を出ません。
興味深いことに、1908年当時のカリナンIの評価額は250万米ドルでした。これを現在の価値に換算すると約8000万ドル相当になりますが、実際の価値はその何倍もの水準に達していると考えられています。
カリナンダイヤモンドに込められた意味と石言葉
ダイヤモンドには古来より様々な意味と石言葉が込められてきました。カリナンダイヤモンドが持つ特別な意味について詳しく見ていきましょう。
カリナンの石言葉が表すメッセージ
ダイヤモンド全般の石言葉には「純粋」「不屈」「永遠の絆」などがありますが、カリナンダイヤモンドにはさらに特別な意味が込められています。世界最大という特性から、「至高の美」「完全性」「絶対的な力」などの石言葉も与えられています。
特に注目すべきは「永続性」という石言葉です。カリナンダイヤモンドが100年以上にわたってイギリス王室を飾り続けていることは、まさにこの永続性を体現しています。君主制という制度の継続性とも重なる、深い意味を持つ石言葉といえるでしょう。
また、「統合」という石言葉も重要です。9つに分割されたカリナンダイヤモンドが、それぞれ異なる役割を果たしながらも一つの物語を紡いでいることは、多様性の中の統一を表現しています。
「純粋さ」「権威」「忠誠」の象徴
カリナンダイヤモンドが表す「純粋さ」は、その完璧に近い透明度と美しさから来ています。不純物がほとんど含まれていない結晶構造は、理想的な純粋性を象徴しており、君主の清廉な心を表現しているとされています。
「権威」の象徴としての役割は、王冠や王笏に使用されていることから明らかです。世界最大のダイヤモンドの輝きは、君主の絶対的な権威を視覚的に表現し、国民や他国に対して威厳を示す重要な役割を果たしています。
「忠誠」という意味は、カリナンダイヤモンドが南アフリカからイギリス王室への忠誠の証として贈られた歴史に由来しています。現在でも、この宝石は王室への変わらぬ忠誠と敬意を表現する象徴として機能しています。
まとめ
カリナンダイヤモンドは、単なる美しい宝石以上の存在です。1905年の発見から現在に至るまで、この世界最大のダイヤモンドはイギリス王室と深い絆で結ばれ、君主制の象徴として重要な役割を果たし続けています。
9つに分割されたカリナンダイヤモンドは、それぞれが異なる特徴と用途を持ちながら、王室の威厳と伝統を表現しています。
エリザベス女王が70年間にわたって大切に管理し、次世代に継承したこれらの宝石は、今後も英国君主制の歴史を刻み続けることでしょう。
・ダイヤモンドの評価を決める 基本的な用語を分かりやすく解説
「おたからや」での「ダイヤモンド」の参考買取価格
ここでは、「おたからや」での「ダイヤモンド」の参考買取価格の一部をご紹介します。
画像 | モデル | 参考買取価格 |
---|---|---|
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Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 3.041 ct | 3,085,000円 |
![]() |
Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 2.038 ct | 2,722,000円 |
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Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 5.227 ct | 1,787,000円 |
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K18 ダイヤモンド リング 2.636 ct | 1,490,000円 |
![]() |
Pt・Pm900 ダイヤモンド リング 3.587 ct | 1,138,000円 |
※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。
ダイヤモンドの買取価格は、4Cを軸に評価されますが、それに加えてブランドの有無や、ルース(裸石)か指輪などの枠付きかどうかもポイントになります。ティファニーやカルティエなどの有名ブランド品の場合は、鑑定書や箱がそろっているとより高い査定が期待できます。
- おたからや査定員のコメント
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