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バーキンの外縫いモデル
「セリエ」の特徴とは?
内縫いとの違いとは?

エルメスのシンボル的な存在であるバーキンは、1980年代の誕生から現在に至るまで絶大な人気を誇るバッグです。これまでに様々なモデルが販売されてきましたが、2019年に発表された待望の新作が外縫い仕様の「バーキンセリエ」です。ここでは、バーキンセリエの特徴や従来の内縫い仕様のバーキンとの違いなどについて解説していきます。

2019年に発表された
バーキンセリエとは?

エルメスを代表するバーキンは、知名度・人気とも非常に高いバッグですが、誕生したのは1984年なのでエルメスの歴史の中では新しいアイテムと言えます。しかし、エレガントな見た目でありながら頑丈さも兼ね備えており、荷物をたくさん収納できるなど日常使いしやすいバッグとなっているため、誕生から現在まで絶大な人気を誇っています。
また、見た目や頑丈さだけでなく、品質も最高級なのもバーキンの魅力です。バーキンは、世界的に有名なタンナー(動物の皮をなめして革に加工する製革業者)であるデュプイ社から仕入れた上質な革をさらに選定し、最上級の革のみしか使われていません。製作を担当する職人も最高峰で、熟練の技術を持った極一部の職人しかバーキンの製造にかかわることができます。そして、一つのバッグの製作は最初から最後まで一人の職人が担当することになっています。
このように、バーキンはエルメスのこだわりが詰まった最高級のバッグであるため、生産数には限りがあり店頭に並ぶことは稀です。需要に対する供給量が非常に少ないためバーキンの希少性は非常に高く、その市場価値は年々高まっていますが、2019年に発表されたバーキンの新作がバーキンセリエです。
こちらは、従来の内縫いではなく外縫いによって作られたモデルとなっています。外縫いについての詳細は後述しますが、各パーツを外側から縫い合わせて繋げているため、外側からステッチ(縫い目)を確認することができるのが特徴です。外縫い仕様のモデルはケリーバッグにもありますが、バーキンセリエは従来の内縫い仕様のバーキンよりもフォーマルな印象ではあるものの、外縫い仕様のケリーバッグよりも改まった印象ではないため、日常使いしやすいアイテムと言えます。発売当初は30cm・40cmの2種類のサイズのみでしたが、後から25cmも加わってサイズのバリエーションが増えました。バーキンセリエは、従来のバーキン同様に高い人気を誇っていますが、登場から間もないこともあり流通量が少なく中古市場では高値で取引されています。

外縫い・内縫いとは?

バーキンセリエに採用されている外縫いは、もともとケリーバッグの製作に用いられていた縫製技法です。ケリーバッグはバーキンと並んでエルメスを代表するバッグですが、バーキンとは異なりハンドルが一つで、ハンドルの根元にショルダーを取り付ける金具が備わっています。現在、ケリーバッグには大きく外縫いと内縫いのモデルが展開されていますが、当初は外縫い仕様のモデルしか存在せず、後から内縫い仕様のモデルが加わりました。
バーキンセリエは、このケリーバッグの外縫いモデルと同じ技法で作られているのですが、外縫いとはバッグを立方体に見立てた際に、正面・側面・底の各パーツを外側から縫い合わせる縫製技法を指します。バッグの外側から縫われていることで、ステッチ(縫い目)をはっきりと確認できるのが外縫いの最大の特徴です。また外側から縫い合わせることで角ばったようなフォルムになるのも特徴で、しっかりとしたデザインになるため内縫いと比べると外縫いの方がフォーマルな印象になります。加えて、外縫いは型崩れが起こりにくいため、年月が経過しても美しいフォルムが維持されやすいのも外縫いの魅力です。
この外縫いに対し、従来のバーキンで採用されているのが内縫いです。内縫いはバッグの正面・側面・底の各パーツを縫い合わせた上で、全体を裏返すことでバッグの内側に縫い目がくるようにした縫製技法です。内縫いは、外側からは縫い目が見えないのが特徴で、革本来の質感を感じられるという特徴があります。各パーツを縫い合わせてから革全体を裏返すため、丸みを帯びた女性らしいフォルムになるのも特徴です。外縫いよりもカジュアルな印象になるため、内縫い仕様のバーキンの方が日常使いしやすいでしょう。
1980年代に誕生したバーキンには、バーキンセリエが登場するまでは外縫い仕様のモデルが存在しなかったため、現在市場に出回っているバーキンのほとんどが内縫い仕様となっています。外縫い仕様のバーキンセリエは流通量が非常に少ないものの、従来の内縫いに加えて外縫い仕様のモデルが加わったことで選択肢の幅が広がったと言えるでしょう。

バーキンの外縫い仕様と
内縫い仕様の違いは?

外縫いによって作られているバーキンセリエが、内縫いで作られている従来のバーキンと大きく違うのは、サイド部分にステッチがはっきりと見えることです。従来のバーキンは、外側から確認できるステッチはバッグの入り口部分のみで、サイド部分や底面の縫い目は内側に隠されています。これに対し、バーキンセリエはサイド部分にもステッチがはっきりと確認できるため、バッグの下部分しか見なければケリーバッグと見間違えるほどです。
また、外縫いと内縫いでは見た目の印象も大きく異なります。まず、従来の内縫いのバーキンは、正面・側面・底の各パーツを縫い合わせたものが裏返されているため、革に多少の余裕が生まれることで柔らかい丸みがあるフォルムになります。女性らしい印象になることに加えて、革の質感が強調されているのも内縫いの大きな特徴です。一方の外縫いが採用されているバーキンセリエは、外側から縫い合わされているため角ばった印象のフォルムになります。従来のバーキンよりもフォーマルな印象が強く感じられるため、ビジネスシーンなどでも活躍してくれるはずです。このように、同じバーキンであっても外縫いか内縫いかで印象が大きくことなるため、利用シーンに合わせて使い分けると良いでしょう。
なお、バーキンセリエはケリーバッグの外縫い仕様のモデルと比べると、丸みを帯びたフォルムになっています。ケリーバッグよりもバッグの角部分が緩やかなカーブを描いているため、バーキンセリエはケリーバッグと比べるとカジュアルな印象になります。従来のバーキンよりもフォーマルな印象になり、ケリーバッグの外縫いモデルよりもカジュアルな印象になるため、バーキンセリエはカジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで活躍してくれるバッグと言えるでしょう。
外縫いと内縫いとではサイズ感にも違いが出ます。バッグのマチ(厚み・奥行)は変わらなくても、内縫いは縫い目を隠すために革を裏返しているため、外縫いと比べると一回り小さく見えるのが特徴です。外縫いが採用されているバーキンセリエは、同じサイズでも従来のバーキンよりも一回り大きく見えるため、より凛々しく迫力がある印象が得られます。

バーキンセリエは
どのような方におすすめ?

従来のバーキンもバーキンセリエも入手性は非常に低く、簡単に手に入るものではありませんが、幅広いシーンで使いたいならバーキンセリエがおすすめです。丸みを帯びたフェミニンな印象の従来のバーキンとは異なり、外縫いのバーキンセリアは角張ったカチッとしたフォルムとなっているので、ビジネスシーンやフォーマルシーンなどで持っても違和感がありません。加えて、バーキンセリエは従来のバーキン同様に収納力にも優れるとともに、頑丈に作られているのでカジュアルシーンでも問題なく活躍してくれます。シーンを問わずに持てるだけでなく、和装などのファッションスタイルにも合うため、様々なシーンやファッションスタイルに合う万能なバッグを探している方にとってバーキンセリエは最適なバッグと言えるでしょう。また、販売開始から間もないバーキンセリアは流通量が非常に少ないため、一部の人しか持っていません。入手するのは非常に困難ではありますが、人とは違うバーキンが欲しいという方にもバーキンセリエは最適です。
一方で、普段から荷物が多いという方は従来の内縫い仕様の方がおすすめです。内縫い仕様も外縫い仕様も収納力自体に差はありませんが、外縫いはマチが広げにくいという性質があります。バーキンセリエはフラップを内側に折ることも可能ではありますが、フラップをしっかりと閉じて使った方が違和感が出にくいです。そのため、荷物が多い方にとってバーキンセリエの使い勝手は悪く感じるかもしれません。これに対し、内縫い仕様のバーキンはマチが広げやすく、フラップを内側に折り込んでも見た目的な違和感が生じにくいため、普段使いで荷物が多いという方は従来の内縫い仕様の方が向いているでしょう。年齢を重ねても持ち続けられるバッグが欲しいという方も従来のバーキンが適しています。内縫い仕様のバーキンは、カラーが落ち着いたものを選べば流行などに左右されずに長く使うことが可能です。
このように同じバーキンでも外縫い仕様と内縫い仕様では、向いている人が異なります。素材やカラーによっても印象は大きく異なるので、バーキンの購入を検討する際は使用シーンや好みに合ったものを探してみてください。

外縫いモデルと内縫いモデル
では買取額に差が出る?

2019年に発表されたバーキンセリエは、現在のところ流通量が限られているとともに、国内定価が内縫い仕様の従来のバーキンよりも高く設定されています。2024年2月時点でのエプソン素材、25cmモデルの国内定価(税抜)は、内縫い仕様の従来のバーキンが1,705,000円であるのに対し、バーキンセリエが1,826,000円です。30cmモデルの場合は従来のバーキンが1,870,000円、バーキンセリエが1,947,000円、35cmモデルの場合は従来のバーキンが1,991,000円、バーキンセリエが2,068,000円となっています。従来のバーキンと比べて流通量が限られている、国内定価が高いという要因から、買取額はバーキンセリエの方が高くなる可能性があります。
バーキンは資産価値が高く、人気も非常に高いため元々中古市場では高額で取引されてきました。特に、コロナ禍以降は入手困難な状況となっているため中古市場での取引価格は高騰しているため、新品未使用品のバーキンセリエであれば定価の1.5倍ほどの高額買取が期待できます。
一方で、ブランド品の買取額は様々な要因で変動するため注意が必要です。バーキンの査定額は、基本的に状態・素材・サイズ・カラー・付属品など様々な項目をもとに算出されます。場合によっては想定したほどの金額で売れない可能性も十分にあるので、この点はしっかりと理解しておきましょう。また、バーキンの査定額は需要にも大きく左右されます。バーキンと言えば従来の内縫いモデルという方や、外縫いモデルであればバーキンセリエではなくケリーバッグを選ぶという方も多いため、内縫いモデルと外縫いモデルで買取額に大きな差が出ないケースもあるでしょう。
バーキンの買取額は、どの買取店に持ち込むかによっても大きく変わってきます。単価が高いバーキンは、同じバッグであっても数十万円ほどの差が生じるケースも少なくないので、買取店に不要なバーキンを買取店に持ち込む際は、バーキンの買取実績が豊富かつ専門的な知識を持った熟練の鑑定士が在籍している買取店を選択しましょう。加えて、複数の買取店に査定を依頼して各店舗の査定額を比較するのも高額買取を実現するコツです。

まとめ

エルメスを代表するバーキンは、これまでも様々なモデルが販売されてきましたが、外縫い仕様のバーキンセリエが登場したことにより、さらに選択肢の幅が広がりました。流通量は非常に限られており、直営店で定価で購入することは非常に困難です。また、中古市場での希少性も非常に高く、高額で取引されていますが、見つけることができた場合は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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