金の密度とは?純度別の比重一覧から自宅での測定方法まで徹底解説

※下記の画像は全てイメージです
「手元にある金のアクセサリーは本物だろうか」「売りたいけど適正な値段がわからない」などの疑問を解消する手がかりのひとつが「金の密度」です。
純金の密度は約19.3g/cm³です。金属の中でもトップクラスに高く、見た目が同じ製品でも密度を測れば純度や真贋のヒントが得られます。
本記事では、金の密度の基本知識、純度ごとの密度一覧、自宅でできるアルキメデスの原理を使った測定手順、そして買取価格との関係まで、順を追って解説します。売却や資産管理の判断にお役立てください。

Contents
- 金の密度とは?
- 金の密度と他の金属との比較
- 金の純度と密度の関係
- 金の密度を自宅で測定する際に必要な道具
- 金の密度の測定手順
- 測定時の注意点
- 金の密度を知るメリットとは
- 金の密度以外で金を見分ける方法
- 金の密度に関する単位換算と計算の基礎知識
- 金の純度と買取価格の関係
- 金の密度に関するよくある質問
- Q. 金の密度は水の何倍にあたりますか?
- Q. 金と鉛の密度はどちらが大きいのでしょうか?
- Q. 金の密度は温度によって変わるのでしょうか?
- Q. 金メッキ製品の密度を測定すると、どのような数値が出ますか?
- Q. 自宅で金の密度を測定したとき、数値が19g/cm³に届かない場合はどう判断すればよいでしょうか?
- Q. 金のインゴット(延べ棒)が偽造品かどうかを密度で判別できますか?
- Q. 金と白金(プラチナ)では密度にどれくらい差がありますか?
- Q. K18のホワイトゴールドとK18のイエローゴールドでは密度が異なりますか?
- Q. 金の密度測定で使う水は、水道水でも問題ないでしょうか?
- Q. チェーンネックレスのように中空構造がある金製品の密度は正確に測れますか?
- Q. 密度の測定時に糸やテグスの浮力は誤差に影響しますか?
- Q. 金の密度と「カラット」の関係はどのような仕組みになっていますか?
- Q. 砂金や金粉の密度も純金と同じ19.3g/cm³でしょうか?
- Q. 金の密度をkg/m³やlb/ft³で表すと、いくつになりますか?
- Q. 金の密度は合金の割り金の種類によってどの程度変わりますか?
- Q. 古い金製品が変色している場合でも、密度は変わらないのでしょうか?
- Q. 金の密度を利用して、金製品のおおよその体積を逆算できますか?
- Q. 液体の金(溶融金)の密度は固体の金と異なりますか?
- Q. 市販の比重計と自宅での水中秤量法では、精度にどれくらい差がありますか?
- まとめ
- 「おたからや」での「金」の参考買取価格
- 金の買取なら「おたからや」
金の密度とは?

密度とは、物質1cm³あたりの質量を表す物理量で、物質の種類を判別する基本的な指標です。
同じ大きさでも密度が大きい金属ほど質量が大きく、金は1cm³(角砂糖1個ほどの大きさ)の塊で約19.3gと、見た目の小ささに対してかなりの重量があります。
金の密度が高いことの意味
純金は密度が約19.3g/cm³と高いため、小さな体積でも相当な重量を持ちます。この性質は、金がコンパクトに保管できる実物資産として投資対象に選ばれる理由のひとつです。
また、密度を測定すれば合金やメッキ品との区別がつきやすくなるため、売却前に真贋を確認する手段としても活用できます。
参考:田中貴金属
密度と比重の違い
密度と混同されやすい比重とは、物質の密度を水(1.0g/cm³)の密度で割った値です。純金の比重は約19.3で、密度と数値は同じですが、比重は「水の何倍重いか」を示す無次元の比率である点が異なります。
たとえば買取店の査定表に「比重19.3」と記載されている場合、それは「水の19.3倍の重さ」を意味しており、「密度19.3g/cm³」と実質的に同じ数値を指しています。両者の違いを把握しておくと、資料を読む際に混乱せずに済みます。
参考:日本機械学会
金製品の重さや比重の量り方について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
- 関連記事はこちら
・18金の指輪やネックレスの重さは平均何グラム?重量・比重の量り方
金の密度と他の金属との比較

金の密度を他の金属と比較すると、純金(K24)の密度は約19.32g/cm³で、銀(約10.50g/cm³)の約2倍、鉄(約7.87g/cm³)の約2.5倍にあたります。金属の中で最も密度が高いオスミウム(22.59g/cm³)には及ばないものの、日常で目にする金属の中では群を抜いた高密度です。
| 金属 | 密度 | 金との比(およそ) |
| オスミウム | 22.59 | 1.17倍 |
| プラチナ | 21.45 | 1.11倍 |
| 金(24K) | 19.32 | – |
| 銀 | 10.50 | 0.54倍 |
| 鉄 | 7.87 | 0.41倍 |
| リチウム | 0.534 | 0.03倍 |
この表からもわかるように、小さなアクセサリーでも金には見た目以上の重量感があります。
参考:石福金属興業
金の純度と密度の関係

金の純度と密度には明確な相関関係があり、金合金の密度は割り金(金以外に配合された金属)の比率によって変動します。純金(K24)は約19.3g/cm³ですが、K18では15~16g/cm³、K10では12g/cm³前後まで低下します。各純度と密度の目安をまとめたものが、下記の表です。
| 純度(品位) | 一般表記 | 密度の目安(g/cm³) |
| 99.9% | K24 | 19.3 |
| 91.7% | K22 | 17.5~18.2 |
| 83.3% | K20 | 16.0~17.1 |
| 75.0% | K18 | 14.8~16.1 |
| 58.5% | K14 | 12.9~14.4 |
| 42.0% | K10 | 11.4~13.1 |
密度計やアルキメデス法で金製品の密度を測れば、おおよその純度を判定できます。たとえば測定した密度が12g/cm³付近であればK10~K14相当、18g/cm³に近ければK22相当と推定でき、刻印と照合することで売却前の品位チェックに活用できます。
参考:造幣局
金の純度や品位について、さらに詳しく知りたい方はこちらもあわせてご覧ください。
- 関連記事はこちら
・金の品位とは?K24・K18など純度の違いと見分け方をわかりやすく解説
・18金と24金はどっちが高い?純度や特徴の違いをわかりやすく解説
金の密度を自宅で測定する際に必要な道具

金の密度は家庭にある道具だけでも概算できます。ただし、誤差を小さくするには道具の精度が欠かせないため、以下の4点を事前に揃えてから測定に取りかかってください。
| 道具 | 仕様・ポイント |
| 精密デジタルスケール | 0.01g単位まで計測できるモデルが理想。精度が測定結果を左右するため、多少高価でも高精度のものを選ぶ |
| 糸またはテグス | 細く丈夫で水を吸いにくい素材(ナイロンテグスなど)を使用する |
| 透明な容器 | コップや耐熱ボウルなど、金製品を完全に沈められる大きさのもの |
| 常温の水 | 気泡が付きにくいよう、静かに注いで水面を安定させておく |
参考:日本機械学会
金の密度の測定手順

金の密度は、水とスケールを使ったアルキメデスの原理で自宅でも算出できます。測定は以下の5ステップに沿って進めてください。
| ステップ | 作業内容 | ポイント |
| 1. 空気中の重さを量る | 金製品をスケールに載せ、空気中重量A(g)を記録する | 埃や指紋を拭き取ると測定値が安定する |
| 2. 水中秤量の準備をする | スケールの横に水を張った容器を置く。金製品に細い糸を結び、スケールの計量皿から糸で吊るせる状態にしておく | 糸は計量皿の中央から垂らし、容器の縁に触れないよう配置する |
| 3. 金製品を水中に沈める | 糸で吊るした金製品を、スケールの計量皿からぶら下げたまま水中へゆっくり沈める | 容器の底や側面に触れないよう注意し、気泡は軽く揺らして除去する |
| 4. 水中での重さを量る | 金製品を完全に沈めた状態でスケールの表示を読み、水中重量B(g)を記録する | 浮力の影響でBは空気中重量Aより軽く表示される |
| 5. 密度を計算する | 計算式「密度=A÷(A−B)」に数値を当てはめる | 結果が19g/cm³前後なら純金に近い品位と判断できる |
計算例として、空気中重量Aが30.00g、水中重量Bが28.45gの場合を考えます。A−B=1.55gとなり、これは金製品が押しのけた水の質量に相当します。水の密度を1.00g/cm³とすると体積は1.55cm³と見なせるため、密度は30.00÷1.55≒19.35g/cm³です。
純金の密度19.32g/cm³に近い値が得られれば、高品位の金製品である可能性が高いと判断できます。
参考:税関
測定時の注意点

金の密度の簡易測定でもポイントを押さえれば精度を高められます。下記の要素を確認してから実施してください。
秤の精度にこだわる
0.1g表示のキッチンスケールでも計算はできますが、0.01g単位で量れるスケールを使えば測定誤差を1%未満に抑えられます。
測定前にはスケールの校正機能でゼロ点を合わせ、手持ちの分銅で表示値にずれがないか確認してください。わずかな測定誤差でも密度の計算結果には大きく影響するため、スケールの精度はできるだけ高いものを選んでください。
参考:地質調査総合センター
気泡の付着や接触に注意する
金製品を水に沈めた際に表面に付着する気泡は、家庭での密度測定で最も大きな誤差要因のひとつです。気泡が残ると浮力が増し、水中重量Bが本来の値より軽く出るため、密度が実際より高く計算されてしまいます。
糸で軽く揺らして泡を払い、金製品が容器の壁や底に触れない宙づり状態を保ってください。測定前に水を数分間静置して水面の揺れを収めておくと、読み取り値がさらに安定します。
参考:日本機械学会
温度と水質を一定に保つ
水の密度は温度によって変わります。基準となる20℃から5℃以上ずれると計算誤差が0.1%程度拡大するため、水温は20℃前後を目安に調整してください。
水道水には溶存空気が含まれ、微細な気泡が発生しやすくなります。一度沸騰させて空気を抜いた冷却水や蒸留水を使うと、再現性の高い測定結果を得やすくなります。
参考:産総研
中空・宝石付き製品へ配慮する
中空構造のリングや宝石付きペンダントは、内部の空洞や宝石の体積が測定値に影響します。金以外の体積が加わるため、密度を計算すると純度が実際より低く算出されるケースがほとんどです。
宝石を取り外せない場合や内部構造が複雑な金製品は、家庭での密度測定には限界があります。正確な純度判定が必要なときは、蛍光X線分析器などを備えた査定環境での分析を検討してください。
参考:日本ジュエリー協会
結果は目安と理解しプロ査定を活用する
家庭での密度測定は手軽に概算を得られる反面、環境条件や操作手順の違いで数%の誤差が生じます。金の売却額は1gあたりの単価で大きく変動するため、最終的な純度判定は比重計やX線分析器を備えた環境で行うのが安全です。
「おたからや」では比重計や蛍光X線分析器を使った精密測定による無料査定を承っております。ご提示した価格にご納得いただけた場合のみ売却いただければ問題ありませんので、まずはお気軽にお持ちください。
参考:税関
金の密度を知るメリットとは

金の密度を知っておくと、金製品の真贋確認や売却前の品位チェックに活用できます。
真贋判定の手がかりになる
金製品の真贋を見極める際、輝きや手触りだけでなく密度の数値を確認すると客観的な判断が可能になります。金メッキ品やタングステン合金など見た目が似た製品でも、密度を測定して19.3g/cm³に近いかどうかを確認すれば判別の手がかりになります。
自宅で計測した密度が基準値から大幅に外れる場合は、合金や偽造品の可能性が高まり、査定に出す前にリスクを察知できるでしょう。
参考:造幣局
純度推定で買取価格の目安を掴む
金の密度は品位(カラット)と直結した値です。K18なら14~16g/cm³程度、K14は13g/cm³前後まで下がるため、刻印が読めない古い指輪でも密度を測ればおおよそのグレードを推定できます。
事前に「K18相当」と目安をつけておけば、査定時に提示された価格が適正かどうかを判断しやすくなります。遺品整理や生前贈与で金製品を分配する場面でも、密度にもとづく品位の目安は公正な判断材料として役立ちます。
参考:日本産業標準調査会
不正防止の知恵として活用できる
密度測定による金の真贋判定の歴史は古く、古代ギリシャのアルキメデスが王冠に使われた金の純度を浮力の原理で検証したとされる逸話はよく知られています。現代でも同じ原理が応用されており、たとえばタングステンを芯に入れた偽造インゴットを検出する際の初期スクリーニングに使われています。
密度の基準値を把握しておけば、インゴット購入前のセルフチェックや、オークションで金製品を出品・購入する際の判断材料としても活用できます。
一方で、金とほぼ同じ比重を持つタングステンを使った偽造品が存在することも、資産防衛の観点から知っておきたいポイントです。
参考:JOGMEC
- おたからや査定員のコメント
比重測定を行えば、目視では判別しづらいメッキやタングステン混入を数値で見抜けます。自宅で大まかな純度を把握しておくと、査定時の価格提示を検証する材料になるでしょう。刻印が欠損した製品や遺品の整理にも、密度の値は客観的な判断基準として機能します。ただし家庭用スケールと量水法では1%前後の測定誤差が生じるため、密度が基準値の境界付近にある場合は蛍光X線や超音波測定など専門機器での再確認が欠かせません。セルフチェックで数値に違和感を覚えた段階で早めに査定を依頼すれば、過大評価による損失や偽造インゴットのリスクを防げます。

金とメッキ品の違いをさらに詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
- 関連記事はこちら
・金とメッキの見分け方10選!刻印の確認から簡単な判別方法とは
金の密度以外で金を見分ける方法

密度測定が難しい場面では、刻印確認・磁石テスト・専門機器による分析を組み合わせることで金製品の真贋をおおよそ判断できます。自宅で手軽に試せる確認方法から順に紹介します。
刻印(ホールマーク)を確認する
金製品の真贋を確認する最も手軽な方法のひとつが、刻印(ホールマーク)の確認です。「K24」「K18」といった純度表示が打たれていれば、金である可能性が高まります。「GP(Gold Plated=金メッキ)」や「GF(Gold Filled=金張り)」の刻印は、表面だけに金が使われた製品を意味し、純金ではありません。
ただし、年代の古い製品では刻印が摩耗して読めない場合や、偽造された刻印が押されているケースもあるため、刻印だけで真贋を断定せず密度測定など他の方法と組み合わせて判断してください。
参考:造幣局
磁石テストで非磁性を確認する
磁石テストも金の真贋判定に有効です。金は非磁性金属のため、強力なネオジム磁石を近づけても引き寄せられない性質があります。磁石に反応する場合は、鉄やニッケルなど磁性金属が含まれている疑いがあります。
ただし、タングステンも非磁性で密度が金に近いため、磁石テストをすり抜ける偽造品が存在します。磁石に反応しなかったとしても、純金と断定はできない点に注意してください。
参考:田中貴金属
専門鑑定で最終確認を行う
専門鑑定では、試金石を使った酸テストや蛍光X線分析器による成分解析を行い、刻印の摩耗や密度測定の誤差に左右されず正確な真贋判定が可能です。
自宅での実施は困難な検査ですが、鑑定士に依頼すれば合金比率まで詳細にわかるため、売却時に不安を残さず済みます。高額な金製品を売りたいときほど、専門的な分析機器を備えた環境での鑑定が確実な方法です。
参考:関税中央分析所
刻印の種類やメッキ表記の違いについて、詳しく知りたい方はこちらもあわせてご覧ください。
- 関連記事はこちら
・【金の刻印の種類】純度やカラー別に紹介!日本と海外のホールマークも
・K18GPとK18GFの違いとは?刻印の意味や価値の見分け方も解説
金の密度に関する単位換算と計算の基礎知識

金の密度は資料によって異なる単位で表記されるため、基本的な換算方法を知っておくと役立ちます。金の密度は一般的にg/cm³(グラム毎立方センチメートル)で表され、純金の値は約19.32g/cm³です。
SI単位系ではkg/m³を使うため、金の密度は19,320kg/m³と表記されます。g/cm³の数値に1,000を掛けるだけでkg/m³へ換算できるので、論文や技術資料を読む際に覚えておくと便利です。
密度の計算式は「密度=質量÷体積」で、金の場合は質量をグラム、体積をcm³で測ります。たとえば、質量48.3gの金塊の体積が2.5cm³なら、48.3÷2.5=19.32g/cm³となり、純金に近い品位と判断できます。
逆に、純金の密度19.32g/cm³と質量がわかれば「体積=質量÷密度」で体積を逆算でき、金製品の設計やインゴットの真贋確認にも活用可能です。
トロイオンス(約31.1035g)で金の重量を管理する国際市場では、1トロイオンスの純金の体積は31.1035÷19.32≒1.61cm³と計算できます。1トロイオンスの純金は親指の先ほどの大きさに収まる計算になり、金の密度の高さがよくわかります。
金の純度と買取価格の関係

金の純度と買取価格には密接な関係があり、金製品の買取額は「重量×純度に応じた1gあたり単価」で算出されるのが基本です。K24(純金)インゴットなら単価が100%評価ですが、K18は75%、K14は約58%と品位が下がるほど単価も低くなります。
買取価格は「重量 × 純度単価」で決まる
買取価格の基本的な仕組みとして、金の買取査定額は「金の重量×当日の品位別1g単価」で算出されます。K24(純金)は金含有率100%で1gあたり単価が最も高く、K18は約75%、K14は約58%の単価に設定されるのが一般的です。
たとえば、K24の相場が1g=28,000円の日には、K18は約75%の21,000円/g、K14は約58%の16,240円/g程度が目安です。手元の金製品の刻印が読めれば、カラットに対応する割合を掛けるだけでおおよその買取価格を把握できます。
参考:田中貴金属
品位が不明なときの確認方法
品位が不明な金製品については、刻印が擦れて読めない場合や古いジュエリーで規格が曖昧な場合に、査定時に純度測定を依頼するのが確実な方法です。
比重計や蛍光X線分析器を使えば合金比率を即時判定でき、自己判断による過小評価やトラブルの防止につながります。
参考:関税中央分析所
プロ査定を利用するメリット
「おたからや」では、貴金属の状態の確認はもちろん、店舗にて比重計測を行い、確実な真贋判定を行うことが可能です。そのため、純金かどうかの判定はもちろん、市場の価値に合わせた買取価格のご提示も可能です。
できる限り高額に金製品を買い取ってもらいたいという場合は、無料査定からでも構いませんので、ぜひ一度ご来店ください。
お手持ちの金製品の買取価格が気になる方は、「おたからや」の参考買取価格一覧をぜひご確認ください。
金の売却時に押さえておきたい注意点やコツについてはこちらもご覧ください。
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・金を売るときの注意点とは?買取相場の確認方法から高く売るコツ・売却方法・必要書類・税金・トラブル対処法まで徹底解説
金の密度に関するよくある質問

ここでは、金の密度に関するよくある質問について、それぞれ簡潔に回答します。
Q. 金の密度は水の何倍にあたりますか?
A.
純金の密度は水の約19.3倍です。水の密度は4℃の条件下で1.000g/cm³とされており、純金(K24)の密度は約19.32g/cm³のため、同じ体積で比べると金は水より約19.3倍重くなります。
500mlのペットボトルと同じ体積の純金があると仮定すると、重さは約9.66kgに達します。このように、日常的な感覚と比べると非常に重く、金の密度の高さがよくわかる数字です。
Q. 金と鉛の密度はどちらが大きいのでしょうか?
A.
金の密度は鉛の約1.7倍で、金のほうが明確に大きい値を示します。鉛の密度は約11.34g/cm³、純金は約19.32g/cm³です。
鉛は「密度が高い金属」の代表格として日常的に認識されがちですが、同じ体積であれば金のほうが質量が約70%大きくなります。鉛と金は外見上の色や光沢がまったく異なるため混同されにくいものの、密度の数値差は合金の判定にも応用できる知識です。
Q. 金の密度は温度によって変わるのでしょうか?
A.
金の密度は温度が上がると若干低下します。金属は熱膨張により温度上昇に伴って体積が増えるため、質量が変わらなくても密度の値は小さくなります。
金の線膨張係数は約14.2×10⁻⁶/℃で、20℃から100℃に加熱すると体積が約0.34%増加し、密度は19.32g/cm³から約19.25g/cm³程度に下がります。日常の測定では室温の変動幅が小さいため誤差は微小ですが、精密な分析を行う場面では温度条件を20℃に統一するのが一般的です。
Q. 金メッキ製品の密度を測定すると、どのような数値が出ますか?
A.
金メッキ製品の密度は、芯材(ベースメタル)の密度に大きく左右され、純金の19.32g/cm³よりかなり低い値になります。たとえば芯材が真鍮(密度約8.5g/cm³)の場合、表面にごく薄い金の層が付いていても全体の密度は8~10g/cm³前後にとどまるケースが大半です。
銅(約8.96g/cm³)を芯材にした金メッキ品も同様の傾向を示します。密度が12g/cm³を下回るようであれば金メッキや金張り製品の可能性が高いため、刻印の「GP」「GF」表記と合わせて判断材料にできます。
Q. 自宅で金の密度を測定したとき、数値が19g/cm³に届かない場合はどう判断すればよいでしょうか?
A.
密度が19g/cm³に届かない場合は、純金ではなく金合金である可能性か、測定時の誤差を疑う必要があります。K18(18金)の密度は14.8~16.1g/cm³、K14(14金)は12.9~14.4g/cm³が目安です。
まず測定に使ったスケールの精度や気泡の付着、水温の変動など誤差要因を確認してください。誤差を排除しても数値が低い場合は、製品の刻印と照合して合金の品位を推定するのが合理的な手順です。
Q. 金のインゴット(延べ棒)が偽造品かどうかを密度で判別できますか?
A.
金のインゴットの偽造品判別に密度測定は有効ですが、密度だけでは見破れないケースもあります。
タングステンの密度は約19.25g/cm³で、金の19.32g/cm³と差がわずか0.07g/cm³しかないため、タングステンの芯を金で覆った偽造品は簡易的な密度測定をすり抜ける恐れがあります。インゴットの真贋を確実に判定するには、密度測定に加えて以下の検査を併用するのが安全です。
- 超音波検査による内部構造の確認
- 蛍光X線分析による表面元素の特定
- シリアルナンバーと証明書の照合
高額なインゴットほど、複数の方法を組み合わせた検査が欠かせません。
Q. 金と白金(プラチナ)では密度にどれくらい差がありますか?
A.
白金(プラチナ)の密度は約21.45g/cm³で、純金の19.32g/cm³を約11%上回ります。同じ体積で比較すると、白金のほうが約2.1g/cm³重い計算です。見た目は白金が銀白色、金が黄金色と明確に異なりますが、ホワイトゴールド(金にパラジウムやニッケルを混ぜた合金)とプラチナは外観が似ています。
外観だけでは区別が難しい場合でも、密度を測定すればホワイトゴールド(密度14~16g/cm³程度)と白金(約21.45g/cm³)の違いは明確に表れます。
Q. K18のホワイトゴールドとK18のイエローゴールドでは密度が異なりますか?
A.
K18ホワイトゴールドとK18イエローゴールドでは、割り金の種類が異なるため密度に差が生じます。K18イエローゴールドは銀と銅を割り金に使い、密度は約15.2~15.6g/cm³が一般的です。
K18ホワイトゴールドはパラジウム(密度約12.0g/cm³)やニッケルを割り金に使うことが多く、密度は約14.8~15.4g/cm³とやや低くなる傾向があります。ただし割り金の配合比率はメーカーごとに異なるため、密度の値だけで色の種類を特定するのは困難です。
Q. 金の密度測定で使う水は、水道水でも問題ないでしょうか?
A.
水道水でも金の密度の簡易測定は可能ですが、精度を上げたい場合は蒸留水や一度沸騰させた水を使うのが望ましい方法です。水道水には溶存空気や微量のミネラルが含まれており、密度がわずかに1.000g/cm³からずれる場合があります。
ただし、金の密度が約19.3g/cm³と大きいため、水道水による誤差は最終結果に対して0.05%未満にとどまるケースがほとんどです。気泡が付着する問題のほうが測定精度に与える影響は大きいため、水の種類よりも気泡の除去に注意を払うほうが実用的です。
Q. チェーンネックレスのように中空構造がある金製品の密度は正確に測れますか?
A.
中空構造を持つ金のチェーンネックレスは、密度を正確に測定するのが難しい製品の代表例です。チェーンの内部に空気が閉じ込められていると、水中に沈めても空気の浮力が加わり、水中重量が実際より軽く測定されます。
結果として算出される密度は実際の金の密度より低い値になり、純度を過小評価するおそれがあります。中空チェーンの密度を家庭で正確に測りたい場合は、チェーンを水中でよく揉んで内部の空気を完全に追い出す方法が有効ですが、完全に空気を除去するのは現実的に困難です。
Q. 密度の測定時に糸やテグスの浮力は誤差に影響しますか?
A.
糸やテグスの浮力は誤差に影響しますが、影響の程度は極めて小さく、通常は無視できる水準です。直径0.3mmのナイロンテグスを10cm水中に沈めた場合、テグスが押しのける水の体積は約0.007cm³で、浮力は約0.007gにとどまります。
一方、金製品が数グラム以上あれば押しのけた水の量は数百倍に達するため、テグスの浮力が密度計算に与える影響は0.1%未満に収まるのが通常です。ただし、極端に細い金のピアスや小さなチャーム(1g未満の製品)を測る場合は、テグスの影響が相対的に大きくなるため注意が必要です。
Q. 金の密度と「カラット」の関係はどのような仕組みになっていますか?
A.
カラット(K)は金の純度を24分率で示す単位で、カラットの数値が高いほど金の含有割合が大きくなり、密度も高くなります。K24(純金)は、金含有率99.9%以上で密度は約19.32g/cm³、K18は金含有率75%で密度は約14.8~16.1g/cm³、K10は金含有率42%で密度は約11.4~13.1g/cm³です。
カラットが下がると割り金(銀・銅・パラジウムなど)の割合が増え、割り金の密度は金より低いため、合金全体の密度も比例して低下します。カラットの数値から密度の概算を導き出せるため、金製品の品位判定に活用できる関係です。
Q. 砂金や金粉の密度も純金と同じ19.3g/cm³でしょうか?
A.
砂金や金粉の素材としての密度は純金とほぼ同じ19.3g/cm³前後ですが、粒子の集合体としての「かさ密度」はそれより大幅に低い値になります。砂金や金粉は粒子間に空気が挟まるため、容器に入れて体積を測ると実際の金の体積よりかなり大きくなります。
砂金のかさ密度は粒度や形状によって異なりますが、おおむね10~15g/cm³程度が一般的です。砂金の純度を密度で判定したい場合は、粒子を溶かしてインゴットに鋳造するか、個々の粒を水中秤量法で測定する必要があります。
Q. 金の密度をkg/m³やlb/ft³で表すと、いくつになりますか?
A.
純金の密度をSI単位系で表すと19,320kg/m³、ヤード・ポンド法では約1,206lb/ft³です。換算方法は以下のとおりです。
- g/cm³ → kg/m³:数値に1,000を掛ける(19.32 × 1,000 = 19,320)
- g/cm³ → lb/ft³:数値に62.428を掛ける(19.32 × 62.428 ≒ 1,206)
国際的な論文や技術資料ではkg/m³が標準的に使われ、アメリカの工業規格ではlb/ft³が併記される場合があります。金の密度は単位が変わっても物理的な性質は同じなので、換算係数さえ覚えておけば混乱を避けられます。
Q. 金の密度は合金の割り金の種類によってどの程度変わりますか?
A.
金合金の密度は、割り金に使う金属の種類によって同じカラットでも1g/cm³以上の差が出ることがあります。K18を例にとると、割り金が銅と銀の場合(イエローゴールド)は約15.2~15.6g/cm³です。一方、割り金にパラジウムを多く含む場合(ホワイトゴールド)は約14.8~15.4g/cm³とやや低くなります。
銅の密度は約8.96g/cm³、銀は約10.50g/cm³、パラジウムは約12.02g/cm³であり、割り金そのものの密度差が合金全体の密度に反映される仕組みです。買取査定で純度を推定する際は、割り金の組成まで特定できない点を考慮し、密度の幅を持たせて判断するのが現実的です。
Q. 古い金製品が変色している場合でも、密度は変わらないのでしょうか?
A.
金そのものは化学的に安定しているため、変色によって金の密度が変化することはありません。純金は酸化や腐食に対して極めて強い耐性を持ち、空気中で変色しない性質があります。古い金製品が変色している場合、原因は金ではなく割り金(銀や銅)の酸化・硫化である場合がほとんどです。
表面に酸化膜が形成されても金合金全体の質量と体積はほぼ変わらないため、密度測定の結果に影響を与える可能性は極めて低い水準にとどまります。ただし、表面の汚れや酸化膜が厚い場合は、水中での気泡付着を招きやすくなるため、測定前に中性洗剤で軽く洗浄しておくと測定精度が向上します。
Q. 金の密度を利用して、金製品のおおよその体積を逆算できますか?
A.
金製品の重量と純度がわかれば、密度の値を使って体積を逆算できます。計算式は「体積=質量÷密度」です。たとえば、K24の金製品が50gの場合、50÷19.32≒2.59cm³と算出できます。K18(密度約15.5g/cm³と仮定)の50gなら、50÷15.5≒3.23cm³です。
体積の逆算は、ジュエリーのデザイン設計や、金塊のサイズ感を事前に把握したい場面で役立ちます。ただし、宝石やロウ付け部分を含む製品では、金以外の素材が体積に含まれるため、逆算結果はあくまで目安として扱ってください。
Q. 液体の金(溶融金)の密度は固体の金と異なりますか?
A.
溶融状態の金の密度は、約17.31g/cm³で、固体の金(約19.32g/cm³)より約10%低い値になります。金の融点は1,064℃で、融点を超えて液体になると原子間の結合がゆるみ、体積が膨張するため密度が低下します。
鋳造やリサイクルの現場では、溶融金が固化する際に体積が収縮する「凝固収縮」が起こり、インゴットの寸法設計に影響を与えます。日常的な密度測定の場面で溶融金を扱うことはありませんが、金の物性を理解するうえで知っておくと役立つ知識です。
Q. 市販の比重計と自宅での水中秤量法では、精度にどれくらい差がありますか?
A.
市販の電子比重計は測定精度が±0.01g/cm³程度で、自宅での水中秤量法(精度±0.1~0.3g/cm³程度)より一桁高い精度を期待できます。電子比重計は温度補正機能や気泡検知機能を備えた機種もあり、操作者のスキルに左右されにくい点がメリットです。
自宅での水中秤量法はスケールの分解能や気泡の付着、水温の変動によって誤差が生じやすく、とくに1g未満の小さな製品では誤差が大きくなります。純度の境界(K18とK14の判定など)が微妙な場合、自宅での測定結果だけで品位を断定するのは難しいため、精密機器を備えた環境での再測定が望ましい方法です。
まとめ
金の密度は約19.3g/cm³と金属の中でも際立って高く、この値を手がかりにすれば金製品の真贋や純度をおおよそ推定できます。
自宅でも水とスケールを使って金の密度を簡易的に測定できますが、結果はあくまで目安です。正確な純度判定を求める場合は、専門機器を備えた鑑定環境での分析を利用してください。
金の密度だけですべてを判断するのは難しいものの、刻印確認や磁石テストと組み合わせれば、手持ちの金製品の品質を見極める精度がぐっと高まります。
「おたからや」での「金」の参考買取価格
「おたからや」での「金」の参考買取価格は下記の表のとおりです。
2026年04月20日14:00更新
今日の金1gあたりの買取価格相場表
| 金のレート(1gあたり) | ||
|---|---|---|
| インゴット(金)26,776円 -48円 |
24金(K24・純金)26,562円 -47円 |
23金(K23)25,544円 -46円 |
| 22金(K22)24,420円 -43円 |
21.6金(K21.6)23,831円 -42円 |
20金(K20)21,796円 -39円 |
| 18金(K18)20,055円 -36円 |
14金(K14)15,530円 -28円 |
12金(K12)12,049円 -22円 |
| 10金(K10)10,764円 -19円 |
9金(K9)9,666円 -17円 |
8金(K8)7,176円 -13円 |
| 5金(K5)3,481円 -6円 |
||
※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、
付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。
※土日・祝日を除く前営業日の日本時間9:30の価格と比較
- おたからや査定員のコメント
金の密度測定は真贋判定の有効な手がかりになりますが、家庭で量った値には誤差が出やすい弱点があります。ロジウム張りやタングステン芯を使った高度な偽造品は、簡易テストをすり抜ける場合もあるため注意が必要です。刻印確認や磁石テストに加え、比重計や蛍光X線分析を併用すれば判定の正確性は飛躍的に向上します。インゴットやコインの場合は証明書とシリアルナンバーの一致を必ず確認してください。アクセサリーはカット検査を避け、外観を保持したまま評価を受けるほうが査定額の維持につながります。

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※本記事は、おたからや広報部の認可を受けて公開しております。
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