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金の密度とは?純度別の比重一覧から自宅での測定方法まで徹底解説

※下記の画像は全てイメージです

金の売却を検討している方は、「金の密度」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 金は金属の中でも特に密度が高く、この性質を知っておくとお手持ちの金製品が本物かどうか、またその純度を見極めるヒントになります。

本記事では金の密度の基本知識から、純度による密度の違い、自宅でできる密度の測定方法、さらには金の買取価格との関係まで丁寧に解説します。金の密度への理解を深め、安心して金の売却に臨みましょう。

金の密度とは?

金

密度とは、物質1㎤あたりの質量を示す物理量で、同じ体積でも密度が大きいほど重く感じられます。金は代表的な高密度金属で、一円玉ほどの小さな塊でも驚くほどの重量があります。

そのため、外見が似ていても重さの違いから金属の種類を推定でき、金はわずかな量でも高い価値を生み出しやすいのです。

密度の定義と基本

密度は「同じ体積でどれだけ重いか」を数値化した指標です。金属ごとの密度を比較すれば、鉄や銅に比べ金は約2.5倍、銀に対しても約2倍の重量があります。

この顕著な差が、金製品を手に取ったときの“ずっしり感”を生み、少量でも高額で取引される背景になっています。

金の密度が示す価値

金の密度は純金で約19.3g/㎤という大きな値を示します。高密度ゆえに小さな体積に多くの質量が詰まり、重量あたりの価格が高騰しやすい点が投資対象としての魅力です。

また、密度を測定することで合金やメッキ品との区別がしやすくなり、売却前の真贋確認にも役立ちます。

密度と比重の違い

比重は物質の密度を基準物質(通常は水=1.0g/㎤)と比較した値で、純金の比重は約19.3です。数値自体は密度と同じですが「水との比率」を表すのが比重という用語の特徴です。

密度と比重を併用すれば、学術的にも実務的にも金の性質をより正確に理解できます。

金の密度と他の金属との比較

金塊や銀

純金(24K)の密度は約19.32g/cm³で、銀の約2倍、鉄の約2.5倍、プラチナにわずかに及ばないものの金属中でも極めて高密度です。自然界最高のオスミウム(22.59g/cm³)に迫り、最軽量リチウムの約36倍となります。

金属 密度 金との比 (およそ)
オスミウム 22.59 1.17 倍
プラチナ 21.45 1.11 倍
金(24K) 19.32
10.50 0.54 倍
7.87 0.41 倍
リチウム 0.534 0.03 倍

この重さゆえ同体積でも価値が凝縮され、小さなアクセサリーでも手に取ると“ずっしり”感じられるのが金の特徴です。密度が高いほど少量でも重量と価値が増すため、投資対象としても魅力があります。

金の純度と密度の関係

金

金合金は割り金の割合によって密度が変動します。純金(K24)は約19.3g/cm³、K22は18g前後、K18は15〜16g/cm³、K14は13g/cm³程度、K10では12g/cm³前後まで低下します。純度や密度の目安は下記の通りです。

純度 (品位) 一般表記 密度の目安 (g/cm³)
99.9% K24 19.3
91.7% K22 17.5〜18.2
83.3% K20 16.0〜17.1
75.0% K18 14.8〜16.1
58.5% K14 12.9〜14.4
42.0% K10 11.4〜13.1

この特性を利用すれば、密度計で量るだけで手持ちアクセサリーの純度をおおよそ判定可能です。目安として12g/cm³付近ならK14以下、18g/cm³近くなら純金に近い高品位と判断できます。

金の密度を自宅で測定する際に必要な道具

秤

金属の比重は家庭にある道具だけでも概算できますが、誤差を小さくするには精度の高い測定環境が欠かせません。以下の4点を揃えておくと、金の密度の測定をスムーズに進められます。

  • 精密デジタルスケール(出来れば0.01 g単位まで計測可能なもの)
  • 糸またはテグス(細く丈夫で水を吸いにくい素材が理想)
  • 透明な容器(コップや耐熱ボウルなど、金属を完全に沈められる大きさ)
  • 常温の水(気泡が付きにくいよう静かに注ぐ)

これらはネット通販や量販店でも手軽に入手可能ですが、特にスケールは精度が結果を左右しますので、多少高価でも0.01 g単位で量れるモデルを選ぶと安心です。

金の密度の測定手順

秤

ここでは水と秤を使った古典的なアルキメデスの原理を応用した方法を紹介します。5つのステップを順に行えば、おおよその密度を自宅でも割り出せます。

金属の重さを量る

まず、金製品をそのまま秤に載せ、空気中重量A(g)を記録します。埃や指紋を軽く拭き取っておくと測定値が安定しやすくなります。

水の容器をセットする

水を張った容器を秤に置き、風袋引きで表示を0にリセットします。これで容器と水の重さを自動的に差し引ける状態になります。

金属を水中に沈める

糸で金属を吊り、ゆっくり水中へ沈めます。底や側面に触れず、気泡が付いたら軽く揺らして取り除いてください。

水中での重さを量る

金属を完全に沈めたまま秤を読み取り、水中重量B(g)を記録します。Bは浮力の影響で実際より軽く表示されます。

密度を計算する

押しのけた水の量=A-Bが体積(cm³)に相当します。密度=A÷(A-B) で算出し、19g/cm³前後なら純金に近い品位と判断できます。

測定時の注意点

注意

簡易測定でもポイントを押さえれば精度を高められます。下記の要素を確認してから実施してください。

秤の精度にこだわる

秤は測定結果の土台になります。0.1g表示のキッチンスケールでも計算は可能ですが、0.01g単位まで量れる秤なら誤差が1%未満に抑えられます。

使用前に校正機能でゼロ点を合わせ、既知の分銅で表示値にズレがないか必ず確認してください。微小な誤差でも体積の計算時に増幅されるため、精度への投資は結果的に時間と手間の節約につながります。

気泡の付着や接触に注意する

金属を水に沈める際は、表面に付着する微細な気泡が誤差の最大要因です。気泡が残ると浮力が増し、水中重量Bが過小に出て密度が高く計算されます。

糸で揺らして泡を払い、容器の壁や底に触れない宙づり状態を維持しましょう。測定前に水を静置し、水面の揺れを鎮めておくとさらに安定した値が得られます。

温度と水質を一定に保つ

水の密度は温度によって変化します。一般的に20℃を基準とし、常温より5℃以上高低差があると計算誤差が0.1%程度拡大するため注意が必要です。

また、水道水に気泡が混じると比重がわずかに変わります。可能であれば一度沸騰させて空気を抜いた冷却水や蒸留水を使うと、より再現性の高い結果が得られます。

中空・宝石付き製品へ配慮する

リングやペンダントは中空構造や宝石セッティングの影響で、実体積に対して金の含有量が少なくなります。このまま密度を求めると純度が低く算出されることがほとんどです。

宝石を外すことが難しい場合や内部構造が複雑な場合は、家庭測定では限界があると割り切り、専門店での分析を検討してください。

結果は目安と理解しプロ査定を活用する

家庭測定は手軽に概算を得られる反面、環境条件や操作の違いで数%の誤差を含みます。売却額は1gあたりの単価で大きく変わるため、最終的な純度判定は比重計やX線分析器を備えた買取店で行うのが安全です。

無料査定を活用すれば費用負担なく精密測定を受けられ、提示価格に納得したうえで売却を進められます。

金の密度を知るメリットとは

考える人

金の密度は学術データであると同時に、資産管理や売却判断を支える実務的な指標でもあります。

手持ち品の真贋や純度を自宅で推測できれば、買取価格の交渉材料になり、偽造や損失のリスクも低減できます。ここでは代表的な利点を3つに分けて解説します。

真贋判定の手がかりになる

金製品が本物かどうかを見極めるには、輝きや手触りだけでなく密度という客観的数値が重要です。金メッキやタングステン合金など外観が似ていても、比重を測れば19.3という純金特有の値かどうか一目瞭然です。

自宅で計測して基準値から大幅に外れる場合は合金や偽物の疑いが濃くなり、買取店に持ち込む前にリスクを察知できます。正しい真贋判断は損失を防ぎ、安心して売却へ進む第一歩となるほか、コレクション保全や家族・友人への助言にも役立ちます。

純度推定で買取価格の目安を掴む

密度の値は品位と直結します。18金なら14〜16g/cm³程度、14金は13g/cm³前後まで下がるため、刻印が読めない古い指輪でも比重を測ればおおよそのグレードが分かります。

事前に「K18相当」と把握して買取店へ行けば提示価格の妥当性を冷静に判断でき、複数店を回る必要性の有無も判断しやすくなります。遺品整理や生前贈与など家族で資産を分配する際も、公正な基準として重宝するなど、簡易測定でも得られる情報は大きいのです。

不正防止の知恵として活用できる

密度計測は古来より不正を見抜く手段として用いられてきました。アルキメデスが王冠の純金性を調べた逸話はその好例で、王冠が押しのけた水の体積を利用して比重を判定しました。この原理は現代でも延べ棒にタングステンを混ぜた偽造品を検出する際に活躍します。

基準値を知っていればオークション出品時の信頼性提示やインゴット購入前のセルフチェックにも応用でき、思わぬ詐欺被害を未然に防げます。歴史に裏付けられたシンプルな物理法則が、今も資産防衛に直結しているのです。

  • おたからや査定員のコメント
伊東

比重測定は目視では判別しづらいメッキやタングステン混入を数値で炙り出すことが可能です。自宅で大まかな純度を把握しておけば、買取店での価格提示を検証する材料になり、刻印欠損品や遺品の整理でも公正な指標として機能します。ただし家庭用スケールと量水法では測定誤差が1%前後生じるため、密度が基準値ギリギリの場合は蛍光X線や超音波厚み測定など専門機器での再確認が不可欠です。セルフチェックで怪しいと感じた時点で早めに専門店へ相談すれば、過大評価による損失や偽造インゴットのリスクを未然に防げます。

 

金の密度以外で金を見分ける方法

査定結果を出す人

密度測定が難しい場面でも、刻印・磁性・専門機器など複数の簡易チェックを組み合わせれば、手元の金製品がおおよそ本物かどうかを判断できます。

以下では自宅で試せる方法からプロ鑑定まで順に解説します。

刻印(ホールマーク)を確認する

最も手軽なのは刻印チェックです。純度表示として「「K24」「K18」などが打たれていれば金である可能性が高まります。一方で「GP(Gold Plated)」「GF(Gold Filled)」はメッキや張り合わせを示し、純金ではありません。

ただし古い製品では刻印が摩耗して読めなかったり、偽刻印が押されているケースもあるため、刻印だけで断定せず総合的に判断してください。

磁石テストで非磁性を確認する

金は非磁性金属なので、強力なネオジム磁石を近づけても引き寄せられません。磁力に反応すれば鉄やニッケルが含まれている疑いがあります。

しかし、タングステンは磁石に反応せず金とほぼ同じ密度を持つため、このテストをすり抜ける偽造品も存在します。磁石で問題がなくても、必ずしも純金と断定できない点に注意が必要です。

専門鑑定で最終確認を行う

試金石による酸テストやX線蛍光分析など、専門店が扱う機器を用いれば刻印の摩耗や密度測定の誤差を排除して真贋判定ができます。

自宅では困難な検査ですが、プロに依頼すれば合金比率まで詳細に判定してくれるため、売却時の価格交渉でも安心です。高額取引を前に不安を残したくない場合は、信頼できる鑑定士や買取店でのチェックが最も確実な手段となります。

金の純度と買取価格の関係

査定員

金製品の買取額は「重さに純度係数を掛けた値」が基本となります。純金インゴットなら100%の評価が得られますが、18金は75%、14金は約60%など、品位が下がるほど1g単価も比例して低く設定されます。

買取価格は「重量 × 純度単価」で決まる

買取店の査定額は基本的に「金の重量 × 当日の品位ごとの単価」で算出されます。純金インゴット(K24)は含有率100%なので1gあたりの単価が最も高くなり、18金は75%、14金は約58%という具合に純度が下がるほど単価も比例して低下します。

例えば、市場相場が1g=8,000円の場合、K24はそのまま8,000円、K18は約75%の6,000円、K14は約60%の4,800円程度となります。お手持ち品の刻印が読めれば、この割合を掛け算するだけで大まかな価値が把握できます。

品位が不明なときの確認方法

刻印が擦れている、古いジュエリーで規格が曖昧という場合は買取店で純度測定を依頼するのが確実です。

比重計や蛍光X線分析器で合金比率を即時判定できるため、自己判断による過小評価やトラブルを避けられます。

プロ査定を利用するメリット

「おたからや」では、貴金属の状態の確認はもちろん、店舗にて比重計測を行い、確実な真贋判定を行うことが可能です。そのため、純金かどうかの判定はもちろん、市場の価値に合わせた買取価格のご提示も行うことができます。

できる限り高額に金製品を買い取ってもらいたいという場合は、無料査定からでも構いませんので、ぜひ一度ご来店ください。

まとめ

金の密度は、金属の中でも際立って大きな値を持ち、金を見極める重要なポイントになります。約19.3g/cm³という数字は純金ならではの特性であり、この密度を手がかりにすることで金の真贋や純度を推測することができます。

自宅でも水と秤を使って簡易的に密度を測定できますが、結果はあくまで目安であり、より正確な鑑定には専門家の力を借りるのがおすすめです。金の密度だけですべてを判断することは難しいものの、刻印の確認や磁石によるチェックとあわせて活用することで、ご自身の金製品への理解が深まるでしょう。

「おたからや」での「金」の参考買取価格

「おたからや」での「金」の参考買取価格は下記の通りです。

2025年7月22日09:30更新

今日の金1gあたりの買取価格相場表

金のレート(1gあたり)
インゴット(金)17,605
+171円
K2417,389
+169円
K2316,509
+161円
K2215,981
+156円
K21.615,628
+152円
K2014,396
+140円
K1813,204
+128円
K149,995
+98円
K128,410
+82円
K107,002
+68円
K96,298
+62円
K85,242
+52円
K52,601
+26円

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。

「おたからや」では、インゴットやコインはもちろん、刻印のないアクセサリー・片方だけのピアスなど金製品を幅広く買取に対応しています。世界44ヵ国との取引実績を活かし、最新相場を即時に反映した査定額をご提示可能です。

無料査定だけでも歓迎しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

  • おたからや査定員のコメント
伊東

金の密度測定は真贋判定の有効な手がかりですが、家庭で量った値は誤差が出やすく、ロジウム張りやタングステン芯など高度な偽造は簡易テストをすり抜けることがあります。刻印の有無や磁性チェックに加え、専門店での比重計測や蛍光X線分析を併用することで正確性が飛躍的に向上します。インゴットやコインは証明書と番号の一致を確認し、アクセサリーはカット検査を避けて外観を保持したまま評価してもらうのが高価買取への近道です。手元で目安を掴んだら、早めにプロの査定を受けて確定価値を把握しましょう。

 

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