かつては金よりも価値の高い金属があった!それは銀
かつては銀のほうが高価だった
金よりも銀のほうに価値があったのはかなり長い期間です。紀元前1000年から紀元後1500年の2500年間近く、銀のほうが優位でした。貿易の支払い手段など、さまざまな用途で銀は高価なものとして扱われていたのです。
貿易の支払い手段も銀
銀が金よりも価値があったのは、古代エジプトのころがルーツといわれています。両者の価値を比較すると、銀は金の2.5倍ほどの価値であったとされるのです。ちなみに日本では銀は金の1/5程度の価値が目安とされているので、いかに両者の関係性が異なったかがうかがえるでしょう。
中世ヨーロッパの時代でも依然と銀のほうが優位でした。銀器は高価なアイテムと認識され、錬金術と呼ばれるものがありましたが、当時は銀を作り出す錬銀術も盛んにおこなわれていたといわれるほどです。世界的にもこの認識は共有されていました。また中世から貿易は盛んにおこなわれていたのですが、この際の売買手段として銀が使われていたといいます。金本位ならぬ銀本位の時代もあったわけです。
お金を扱うところが銀行なのは?
皆さんお金を引き出したり預けたりする時に銀行を利用するでしょう。お金を扱っているのに「金行」ではなく「銀行」と呼ぶのはなぜかと不思議に思いませんか?あくまでも一説ではありますが、中国が関係しているといわれています。宋の時代、中国では銀を取り扱うお店のことを銀行といいました。19~20世紀くらいまでは経済価値を銀ベースで判断していたのです。
その後銀鉱山が立て続けに見つかったことで銀の価値は相対的に下がりました。しかし貨幣として銀貨が中心だったことで、お金を扱う場所を「銀行」と呼ぶようになったとされています。中国と日本は古くから地理的な関係で非常に強い結びつきがありました。中国が呼んでいた「銀行」が日本に流れたとしても何の不思議はないわけです。
今でも銀が上回ることも
上記のようにかつては銀のほうが価値的に上の存在でしたが、今では金のほうが高価だと世界共通で認識されています。しかし今日でも、先物相場などにおいてタイミングによっては銀のほうが上になることもあるのです。
先物相場で上回ることも
金や銀は先物相場で取り扱われています。金マーケットがどんな時でも比較的安定しているのは、有事の資産といわれている所以です。リーマンショックやコロナ禍のような世界を揺るがす大きな問題が起きた時でも、金が暴落することあまりありません。そんな金と比較して、銀の値動きは時として不安定になりがちです。
その理由として、銀の相場のボリュームが金と比較して小さいことがあげられるでしょう。市場規模が小さいとちょっとした売買でも一気に急騰や暴落してしまう可能性があります。大口の投資家の中には銀の先物取引に手を出したために相場に振り回されて、痛い目に遭った人も少なくありません。値動きの激しさ、先の相場の不透明感から時折銀のことを「魔の金融商品」とのニックネームで紹介することもあるほどです。
国の経済に密接につながっている
銀はマーケットの規模がそんなに大きくないのですが、さまざまな用途で利用されています。金は宝飾品をはじめとした装飾品としての需要が高い存在です。加工のしやすさから電化製品でも活用されていますが、全体の1割強といったところでしょう。一方で銀はとても幅広い分野で利用されている金属です。
医療現場で手術器具などに使われていることはご存じでしょう。また食品関係や衛生用品にも使われています。銀イオン配合の汗拭きシートなどをドラッグストアで見かけたことはありませんか?銀イオンは抗菌性に優れています。一方で安全性も担保されていて、持続性にも優れているため多くの商品で使われているのです。
このように銀は産業界には欠かせない存在といえます。その分各国における経済状況の影響を受けやすいのです。もし経済が悪化したり政情が変化したりと国の運営が不安定になると、銀が暴落してしまうこともあります。逆に国が成長局面に入って経済も好調であれば、銀が高騰することもあり得るわけです。銀価格の上下動が激しくなると、一時的に金の価値を抜く可能性もあります。
まとめ
2021年に東京オリンピックが開催されました。コロナ禍だったので残念ながらほとんどの競技が無観客でしたが、多くの人がテレビで視聴したことでしょう。その中で優勝者が金メダル、2位が銀メダルを授与されるのでどうしても金>銀のイメージがあるはずです。
しかし上で見たように長いこと銀のほうが金よりも価値のあった時代がありました。また今でも相場の規模から銀のほうが金よりも価格を上回ることもあり、私たちの常識がそのまま通用しないのがわかります。
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