トランスヴァール共和国とイギリスの深い関係とは?

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トランスヴァール共和国とイギリスの深い関係とは?

トランスヴァール共和国という国をご存知でしょうか。1852年、現在の南アフリカ共和国周辺に、大英帝国の支配から逃れた人々が建国した国として知られています。当時の国の中では金の鉱脈やダイヤモンドの産地を数多く有していたため、大英帝国によって侵略され滅亡しました。今回は、トランスヴァール共和国とイギリスの深い関係について詳しく解説していきます。

トランスヴァール共和国とは

この国は南アフリカで暮らしていたオランダ人の子孫であるブール人が、大英帝国からの支配を逃れるために建国した国です。1852年に建国され、1902年に再び大英帝国によって支配され南アフリカの一州となりました。

 

金を求めた大英帝国の被害を受けた

当時大英帝国といえば、世界でも最大の軍事力と権力を有していた国です。

大英帝国は貿易や自国の優位性を引き上げるために、金本位制を導入しました。一定量の金と通貨を交換できることによって、より貿易を容易にし世界中での影響力を高めることが目的だったといわれています。

金本位制の性質上、この制度を導入した国は金がどうしても必要になるので、金の産出量が多いアフリカの地域では度々略奪や侵略が行われるようになりました。実際にトランスヴァール共和国でも、1852年イギリスから逃れて建国したにも関わらず、幾度も侵略の脅威にさらされることとなったのです。

 

大英帝国はダイヤモンドにも着目 

当時の大英帝国はアフリカ大陸で大量に産出される「ダイヤモンド」にも着目していたようです。トランスヴァール共和国には金が大量に採掘される鉱脈だけではなく、ダイヤモンドが生み出される鉱山も存在していました。

特にこのダイヤモンドをふんだんに使用した宝飾品などは、大英帝国を統治していた女王陛下に好まれていたこともあり、積極的な侵略戦争が始まるきっかけにもなったようです。

これによって大英帝国によるトランスヴァール共和国への侵略戦争が開始し、1899年には第二次ボーア戦争と呼ばれる戦いが始まります。

 

世界の流れも戦争に影響

もっとも大英帝国が侵略戦争を仕掛けた理由は、金やダイヤモンドだけではなかったのではないかとも考えられています。

その当時の世界では各地で同じような戦争が勃発しており、特にヨーロッパ列強諸国による中国の分割統治など帝国主義による国々の侵略が活発に行われていました。

そのため大英帝国自体もこの流れに取り残されて、他の国々との経済的な格差がついてしまうことを恐れ侵略戦争を始めたのではないかとも考えられています。

実際にトランスヴァール共和国内では、イギリス出身の政治家を擁立して傀儡政権にすることで戦争を回避しようとした動きもあったようです。 

 

戦争が与えた影響

大英帝国が仕掛けた侵略戦争は、南アフリカ大陸に存在していた様々な国々に多大なる影響を与えました。また当時の国だけではなく、現在にも色濃く残った悪しき伝統までもが生み出されることに。以下ではこのような戦争が与えた影響について詳しく解説していきます。

人種差別の発端に

大英帝国が侵略戦争を仕掛けて、トランスヴァール共和国などの国々を植民地化したことによって、現在でも色濃く残る悪しき風習「人種差別」が発生しました。侵略戦争で土地を統治することになった大英帝国の白人の人々が、黒人を差別をするようになりました。南アフリカ大陸で暮らしていた本来の住人である黒人に対して、侵略者からの差別が公然と行われるようになったのです。

あたかも同じ人間ではないかのように黒人の人々を扱った行為は、残念ながら現在でも悪しき風習として色濃く残っています。そのためイギリス国内では、この侵略戦争を大変愚かなものだったと振り返る風潮が強いようです。

 

南アフリカ周辺国の発展の遅れ

当時勝利したのは大英帝国でしたが、勝利を掴むまでに非常に苦労したのも事実です。当初はすぐに勝利することができるとの見方でしたが、トランスヴァール共和国の人々のゲリラ活動によって戦争は思いの外延びてしまいました。

そのため大英帝国も焦り、後の影響などを考えず焦土作戦などを採用したようです。その結果当時の金の生産量は約10分の1以下に低下し、農地の荒廃も悪化したことによって経済活動が滞ってしまいました。

その結果南アフリカ周辺国の発展は大いに遅れてしまい、現在にまで影響してしまったのではないかと言われています。

 

まとめ

トランスヴァール共和国とイギリスの深い関係について詳しく解説しました。

現在にも大きく影響を与え、人種差別などの悪しき風習を残してしまった侵略戦争。現在のイギリス国内でも恥ずべきものと考えられており、現在の世界にも大きく影響を与えた出来事であったといえるでしょう。経済力を確保するために戦争を起こすような、愚かな選択を許してはならず、今後語り継いでいかなければならない歴史的出来事です。

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