金に投資するなら金鉱株ファンドがおすすめ?

最近では誰でも簡単に金に投資することができるようになっているので、金に興味を持つ人も多くなっています。そこで今回の記事では、金の投資でおすすめの金鉱株ファンドについて紹介していくので、投資に興味をお持ちの方はぜひ参考にしてください。
Contents
そもそも金鉱株ファンドとは
金鉱株とは採掘作業をしている企業や、金の鉱脈を保有している企業の株式のことを指し、そのような企業に投資をしている投資信託のことを「金鉱株ファンド」といいます。以下では主な特徴や投資をするメリット・デメリットについて、詳しく解説していきます。
金鉱株ファンドの特徴
まず挙げられる特徴としては、金そのものの値段の変化と同じように株式の価値も動く点が挙げられます。金と株式が同じような形で値動きする理由としては、金の鉱脈そのものを保有していたり採掘作業に携わっていたりする企業であるため、金と株式の価値が直結しているからです。
そのため世界全体で金の価値が上昇している場合は、それに伴い株式の価値も上昇していき、金の価値が下がっている場合は株式の価値も下がってしまいます。もっとも金とは異なる形で取引がされている株式ですので、値動きの幅は金よりもかなり大きいのが特徴です。
金鉱株ファンドに投資するメリット
1番大きなメリットとしては、世界全体で大きな景気変動やテロなどが起きている時に、大きな利益を得ることができる可能性がある点です。
「有事の時の金」といわれているように、金に関連している企業の株式の価値も景気変動やテロなどが起きてしまうと大きく上昇します。
そのため金そのものが資産を守るために投資をする対象であるのに対して、金鉱株ファンドへの投資はより利益を得るための目的で行う人の割合が多いといえるでしょう。
金鉱株ファンドに投資するデメリット
大きな利益を得ることができる一方で、ハイリスクな一面を有しているのがデメリットといえます。
世界全体に影響を与えてしまうような景気変動やテロが起きている間は、どのようなことが市場で起きてもおかしくはありません。そのため金に関連している企業に投資をする場合であっても、大きな損害が出てしまう可能性があります。
また金そのものに投資をしている場合とは異なり、金に関連している様々な企業に分散して投資をすることになるので、金よりもリスクが高い金融商品であることは間違いないです。
金鉱株ファンドへの投資はおすすめなのか?
金そのものに対する投資は、資産を守る上でも世界中で様々な人達が行っています。しかし金に関連する企業に投資をしている金鉱株ファンドに対しての投資は、おすすめだといえるのでしょうか。以下で詳しく解説していきます。
長期投資には向いているのか?
金そのものに対する投資とは異なり、ファンドへの投資は信託報酬という手数料が必要となります。そのため長期で保有していると思った以上に手数料がかかってしまうことが見込まれるので、あまり長期保有には向かない金融商品といえるでしょう。
そもそも金は一般的な投資対象である株式とは異なり、大幅に成長して利益を生む性質ではありません。昔から多くの権力者や経済的に豊かな人たちが、何かあった時のために資産を金に換えていたことからもわかるように、有事の時への備えとなる資産が金の1番の特徴です。
近年では投資のタイミングの重要度が増している
近年でもアメリカで起きた同時多発テロやリーマンショック、新型コロナウイルス感染拡大に伴う社会情勢への不安などが影響した時に、金の価値が大幅に上がっています。そのため何か大きな景気変動やテロが発生しそうな時に、あらかじめ金そのものやファンドに対する投資をするのが良いでしょう。
タイミングを見計らってあらかじめ投資できていれば、社会情勢が安定し世界が落ち着いた時に金を売って、他の金融商品へと投資できます。そのため金や金鉱株ファンドに投資をしようと考えている人は、最適のタイミングでできるように常に様々なニュースへとアンテナを張っておきましょう。
まとめ
金鉱株ファンドはタイミングを見計らって投資をすることができれば、大きな利益を生む可能性があります。もっとも手数料などの関係で、長期投資には向かない可能性もあるため注意が必要です。金鉱株ファンドに投資をしようか迷っている人は、最適なタイミングを見計らって投資してみてはいかがでしょうか。