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今後の相場推移は?
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プラチナの買取相場

金とプラチナはどちらも貴金属ですので、アクセサリー等の宝飾品や車、パソコン、スマートフォンといった工業製品にも用いられます。またプラチナは、レアメタルと呼ばれる希少金属のひとつ。どちらも空気中や水中といった一般的な環境下で酸化しないといった同一の特性を持っています。

2つの違いは主な使用用途です。一般的に、金は資産やアクセサリなどの宝飾品に用いられることが多く、対してプラチナは工業製品に用いられることが多いといえます。金は加工がしやすいため、宝飾品に用いられることが多く、対してプラチナは融点が高く、溶けにくいなどといった特性があるため、工業用や産業用として多く用いられています。

金とプラチナの資産価値はどちらの方が高いのか、気になったことはありませんか。結論、現段階ではプラチナよりも金の方が高値で取引されます。

プラチナの買取価格を左右するのはその純度。プラチナの買取価格の欄に「Pt950」「Pt900」などと書かれているのを見たことがあるでしょうか。これが純度表示といわれるものです。Pt=プラチナが千分率にしてどのくらい含有されているのかを表します。Pt900は純度90%、Pt1000は純度100%となるのです。

プラチナの買取相場はおおよそ1グラムあたり4,000円くらいで推移しています。(2024年3月現在)この金額は純度100%のプラチナを取引したもので、純度が下がれば下がるほど金額も安くなると考えていいでしょう。買取専門店では純度別に価格が書かれていることが多いです。ご自身でもしプラチナ製品をお持ちであれば、純度についても調べ、買取価格の参考にしてみましょう。

 

金の買取相場

金も純度によって買取価格は異なり、純粋な金であればあるほど価格が高くなります。金の純度は24分率で表され、「K24」が一番高い純度を誇る高価な金です。

金の買取相場は大体1グラムあたり1万円くらいで推移しています。(2024年3月現在)こちらも純度100%の場合。アクセサリー等のジュエリーに主に使われているのはK18の金で、こちらも純度が下がる分、買取価格も減少します。

プラチナにも言えることですがこの買取価格は業者によってかなり差があります。買取実績は豊富であるのか、知識は十分であるのか、そのような点をポイントに買取業者を吟味することが大切です。いくつか比較検討してみるのもいいかもしれません。

 

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プラチナの希少価値と逆転現象

前項を見るとわかるように金とプラチナでは金の方が買取価格は高くなっています。しかし元々は金よりもプラチナの方が希少価値は高く、貴重な貴金属として扱われていました。その理由としては次の3つの点が挙げられます。

ひとつは採掘量が金よりも少ないこと。金の年間産出量は約3000トンほどですが、それに比べてプラチナが年間にとれる量は約200トン。この数字をみるとどれほどプラチナが希少なものかがわかるでしょう。また含有量もはるかに少なく、原鉱石1トンからとれるプラチナはわずか3グラム程度です。これはわずか指輪1つ分。このように元々存在している量が少ないので価値が上がるのは当然のことでしょう。

次に産出される地域が限られていること。金は中国やアフリカ、アメリカなど世界各地で採掘が可能なのに対して、プラチナはごく限られた場所からしか産出されません。南アフリカやロシアなどが主な産出国となっており、世界の総需要量の9割をこの2国で産出しています。このように世界どこでも手に入るわけではない点が希少価値を高める要因に。また国土が広ければたくさん産出できるという見解はプラチナにおいては通じません。

最後に化学的に安定性が高いこと。融点が高く、変質・変色もしにくい性質を持ち、耐久性・加工性にも優れているので、工業や医療の精密機器を必要とする場に需要が高くなっています。産業の発展には欠かせない貴金属と言えるでしょう。

買取価格は金の方が高い「逆転現象」

これほどプラチナの希少価値が高いにもかかわらず、買取相場は2015年あたりから金の方が高くなっている「逆転現象」が起きていますなぜこのようなことが起こるのでしょうか。その理由としては以下の2点が考えられます。

ひとつはプラチナの需要が減少している点。金のジュエリーが世界中で好まれているのに比べて、プラチナをジュエリーとして好む地域は限られています。プラチナが人気の地域は中国や日本ですが、近年中国でのプラチナジュエリー需要も減少傾向に。中国で質の悪いプラチナが多く取引されたことがこの引き金になっているようです。

もう1点は金に比べて価格の変動が起こりやすい点。金は普遍的な価値があるとされ、いつになってもどこであっても安定して高い価値があります。「有事の時の金」と言われるように社会情勢が不安定になったり、天災が起こったりしても資産価値が変わらないのが魅力でしょう。一方プラチナは金よりも値動きが激しいとされています。前項の通り、プラチナはごくわずかな国でしか産出されません。産出全体の9割を南アフリカやロシアなどに頼っているので、これらの国が不安定になることで値動きも左右されてしまいます。

ジュエリー用よりも工業用として需要が高いプラチナですが、主に使われることが多いのは自動車産業です。2008年のリーマンショックなどで景気が悪くなると共に自動車産業も不況に。このように工業メインであるために、業界の不況がプラチナの需要に直結し、価格へと影響しています。

もちろんプラチナの希少価値は変わらないのですが、それを上回る金の需要の高さと価値の安定性で逆転現象は起こっているのでしょう。

 

プラチナのこれからの
見通しは?

これから金やプラチナについて購入しようか、売却しようかと考えている人にとって、この2つが今後どのように推移していくのかが気になる点です。

2021年8月に安値を記録したプラチナ相場ですが、現在では回復傾向に。コロナ禍で投資家による買い戻しは先送りされそうなので、それ以外の要因によって価格上昇が見込まれます。どのような動きがプラチナの価値回復につながるのでしょうか。

プラチナ需要の約6割が自動車産業への需要です自動車産業が回復すれば、プラチナの需要も高まります。新型コロナウイルスの影響で生産・販売とともに大打撃を受け低迷していた自動車業界でしたが、2021年に入り回復傾向を見せている地域もあるようです。新型コロナウイルスが収束に向かえば自動車産業もさらに回復していくことが予想されるので、動向に注視した方がいいでしょう。

さらにアメリカでバイデン大統領が就任し、トランプ政権下で脱退したパリ協定に復帰する宣言を出しました。これにより、世界中で一丸となって温室効果ガスの削減へ取り組もうという気運が高まってきています。温室効果ガスの削減が世界規模で実現するとなった場合、プラチナに関する新たな需要が生まれてくることが見込まれます。

その新たな需要の1つが、水素精製装置。主な温室効果ガスである二酸化炭素からの脱却は世界各国の課題ですが、その取り組みの一環で水素が注目されています。温室効果ガスを発生させずに作られた水素を作る装置の材料として必要なのがプラチナとされているのです。この装置が完成し、全世界に普及すれば、その分だけプラチナの需要が高まります。

 

まとめ

有事の際に強い金とプラチナ。今後の社会情勢を踏まえると、エネルギー問題の観点からより需要増加が期待されることもおわかりいただけたのではないでしょうか。現在は金より低い相場で値動きをしているプラチナも、状況が変われば高騰していく可能性があります。日頃から状況を見極めて投資できるよう準備しましょう。

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