金が錆びないのは本当?その性質や活用事例とは

NEW
金が錆びないのは本当?その性質や活用事例とは

金は錆びない金属といわれています。そして他にもさまざまな特性がある金は、その性質を活かして宝飾品や工業用途などさまざまな場面で活用されているのです。本記事では金が錆びない理由と併せて、その性質や活用事例について解説します。

金の性質と錆びない理由

金は安定した耐性をもっており、1064℃以上の温度にならなければ溶けることはありませんし、蒸発となると2500℃以上の温度が必要です。そのため、火事が起きた場合でも金は溶けずに残ります。また、金はアルカリ性・酸性の水溶液にも耐性がある金属です。このように金はさまざまなものに強い耐性をもつため、日常生活の中で劣化してしまうことはほぼないといって良いでしょう。

また、金は陽イオンになりにくい性質をもっており、他の金属類と比べて錆びにくい特性があります。しかし、間違ったお手入れをしていると錆びてしまう場合も。金の錆びを防ぐためには、日常のお手入れ方法に注意が必要です。なぜ金が錆びないのか、その性質を理解して日頃のお手入れに活かしましょう。

 

金が錆びない理由

まず「錆び」とは、金属が酸化還元反応によって腐食することをいいます。原因は主に空気中の酸素や水分です。すべての物質は原子からできていますが、この原子の構成要素には陽の電気をもつ原子核と陰の電気をもつ電子があります。酸化とは原子から電子が取り去られて陽イオン化することをいい、それによって錆びが生じるわけです。

金は陽イオンになりにくい性質をもっており、他の金属類よりも錆びにくい特性があります。金属はそれぞれにイオン化傾向が異なり、陽イオンになりやすい性質をもった金属ほど錆びやすくなるのです。

錆びにくいといわれている金ですが、中には錆びるものもあります。それは「合金」です。合金には、強度を増す目的などから金以外の金属が混ぜられています。金以外の金属が錆びてしまうことで、合金全体が錆びてしまうわけです。このため、合金が用いられている製品を扱う際には少し注意が必要となります。

 

日常のお手入れのポイント

金は錆びにくい一方、合金は錆びる可能性があることが分かりました。そこで大切になってくるのが、日々のお手入れ方法です。注意すべきポイントを確認していきましょう。

まず、アクセサリー類は外したらすぐに柔らかい布などで拭くのがおすすめです。また金には、知らないうちに目に見えない皮脂や細かいゴミが付着しており、そのままにしておくと劣化の原因になります。汚れがひどい時には、中性洗剤を混ぜたぬるま湯にしばらくつけると汚れを落とせますので、ぜひお試しください。

 

金はさまざまな場所で活用されている!

金といえば、アクセサリーに使われているイメージが強いかもしれません。しかし、金は電気伝導性や耐食性が高いことから、多岐にわたる分野で活用されています。金が活用されている分野をいくつかご紹介しましょう。

 

航空分野

金は、宇宙飛行士が使うヘルメットのバイザーや人工衛星の表面などに使用されています。金は光や電磁波をよく反射する性質をもっているため、航空分野で幅広く使用されているのです。また、自衛隊の飛行機など特殊な電磁シールドとしても金が利用されています。

また、金は優れた展延性をもっているため、電子機器分野でも高需要です。最高で1万分の1mmまで薄く伸ばせるため、小さなICチップなどにも多く使われています。電子部品に多く用いられる金メッキは、錆びにくい金の性質を活かして長持ちさせる工夫の1つです。

 

医療分野

金は医療現場でも活躍しています。中でも歯科材料の金歯は一番身近ではないでしょうか。金歯は口の中で使われるものですので、錆びてしまっては大変です。そこで、耐食性の高い金が利用されています。金はアレルギー反応も起こしにくく、長い期間利用できることから、金歯として最適な金属と言えるのです。

他にも医療現場では、検査時のコーティング剤やリウマチの治療、針治療やがん治療などにも金が使われています。

 

食品分野

食品にも金が活用されています。食用の金箔や金粉を目にしたことのある方は多いのではないでしょうか。食品添加物として認可された食用金は、主に料理の見栄えを良くする目的で使われています。

金は体内で吸収されることがないため、食用としても安全性が高いのです。より食品向けに開発された、成分の90%以上がデンプンという食用金箔も流通しています。

 

金以外にも錆びにくい金属は存在する!

金は数ある金属の中でもっとも錆びにくい性質をもっていますが、金以外にも錆びにくい性質をもった金属があります。錆びにくい性質から、さまざまな分野で活用されている金属です。代表的な2つをご紹介しましょう。

銀も錆びにくい性質をもった金属として知られています。金やプラチナほどの耐食性はありませんが、熱と電気の伝導性が特に高く、金と同じく展延性にも優れている金属です。このような特性をもちながら金よりもコストがかからないため、さまざまな分野で広く活用されています。

銀は金と同じくアクセサリー類にも多く使われており、柔らかな白い光沢が人気です。ただし、銀は化学変化を起こしやすく、硫化・塩化・酸化などにより変色してしまう恐れがあります。

銀の変色が起こってしまった場合には、研磨剤の入ったシルバー専用のクロスや研磨用クリームなどで磨き、硫化銀の皮膜を落とすと、本来の輝きを取り戻せるでしょう。銀の硫化はメッキをかけることで防げるため、現在市場に出回っている銀製品のほとんどにメッキ加工がされています。

 

プラチナ

プラチナは、金の次に錆びに強い性質をもった金属です。金よりも融点が高く溶ける心配が少ないため、工業分野に高い需要があります。特に、自動車の排気ガスを浄化するための金属として、多く活用されているのです。

プラチナは、金よりも希少性の高い金属として知られています。全体産出量は、金の約30分の1ほど。耐食性が高いことから、結婚指輪など長く使うことを想定したアクセサリーの素材として人気があります。資産として保有する人も増えていますが、その錆びにくい特性から工業分野でも活用されている金属なのです。

 

まとめ

金が錆びない理由と併せてその性質や活用事例について解説してきました。金をはじめとする錆びない特性をもつ金属類が、非常に多くの場面で活用されているのです。

需要が高い金ですが、その埋蔵量には限りがあります。今のペースで採掘し続ければ、近い将来枯渇してしまうともいわれているのです。そんな金の新たな入手手段として、今「都市鉱山」の考え方が注目されています。さまざまな製品に利用されている貴金属を再利用して活用する取り組みです。金も錆びに強く汎用性が高いため、今後も需要が高まっていくことでしょう。リサイクルも活用しながら、金を活用する場面がさらに増えていくかもしれませんね。

まずは査定額を聞いてみる

【年中無休】受付時間 9:00〜21:00

まずはお気軽にお電話ください!

  • 初めての方でも親切・丁寧にご対応
  • お近くの店舗をわかりやすくご案内
  • ご不明点はなんでもご相談ください
LINEで査定をする!
上へ戻る