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身の回りにある金!
工業用の用途を紹介

工業用の金とその役割

工業用の金は薄い板状だったり、小さくカットされたり、パウダー状だったりと、工業製品を作るのに適した形に加工されています。そして私たちが日常的に使うものの中に色々な形で工業用の金が隠れています。実際に金が使われている工業用品にはどんなものがあるのでしょうか。

工業用の金の主な用途

工業用の金の代表的な用途はパソコンやスマートフォンそれにテレビやデジタルカメラなどの電子機器です。電子機器に欠かせない電子回路を構築する基板の表面処理に金メッキが使われます。またICチップの電極をリードフレームに繋ぐ際に用いられるボンディングワイヤも金でできていることが多いです。ボンディングワイヤは直径十数マイクロメートルから数百マイクロメートルの極細のワイヤーです。

電子機器を一切持たない方はほとんどいないでしょう。金はわたし達の生活になくてはならない身近な貴金属と言えます。

 

金が工業用品に
使われる理由

工業用と言えども金は金。少量といえど使えばコストがかさみます。製品の価格競争が激化する中でそれでも金を使うのは、金に他の金属では代用できない性質があるからです。金が電子機器の基盤の上で使われるのは電気伝導に優れているため。しかも錆びにくいため長期間たっても電気伝導がスムーズなままです。そのため基板のコネクターや接点の部分に金メッキが使われます。

もう一つの代表的な金の性質は展延性が非常に高く簡単に様々な形状に加工できることです。極限まで薄くすることができ、1gの金は1㎡に引き延ばせます。また他の金属と混ざりやすく様々な合金を作りだせるのも特徴です。

このように金は他の金属と比べても電気を通しやすい、錆びにくい、加工しやすいなど工業製品を作る際に必要な特性を兼ね揃えています。

都市鉱山から金の再利用

このように工業用品の中には世界的に希少価値が高い金が眠っています。そのため毎年廃棄される大量の電子機器は「都市鉱山」と呼ばれ、近年その中から金を取り出し再利用する動きが出てきました。東京オリンピックの金メダルにもこの都市鉱山から集めた金が使われています。

もちろん1台の電子機器に使われている金はごく少量です。機種にもよりますがノートパソコンなら1台100㎎前後、スマートフォンなら1台約3㎎と言われており、スマートフォン1t集めてやっと金280gがとれます。ただ金山の鉱石1tからとれる金の量は3gほど。こう考えると鉱山から金を発掘するより都市鉱山から金を採掘する方が効率がいいともいえるでしょう。

 

まとめ

工業用に使われる金の割合は金全体の需要に対しほんの10%ほどです。それでもわたしたちの生活を支える電子機器のなかで重要な役割を果たしています。現代の情報社会を陰で支える貴金属ともいえるかもしれません。再生可能なため都市鉱山からの再利用の動きも拡大しています。

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