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    これから上がる?
    売却のコツと
    高額記念硬貨10選を紹介

記念硬貨の価値は
これから上がる?
売却のコツと
高額記念硬貨10選を紹介

「記念硬貨」を購入して、引き出しに入れたまま忘れてしまっていませんか?記念硬貨の種類は豊富で、その価値もさまざまです。

「手もとにある記念硬貨に価値があるのか」「記念硬貨を現金に換えたい」と考えている方も多いでしょう。

現在、金の買取価格は上昇傾向にあり、2023年9月には史上初めて1万円台を記録しました。金を含んだ記念硬貨の売却を検討しているのであれば、今がチャンスといえます。

この記事では、記念硬貨の基本知識や高額査定が期待できる記念硬貨10選、高く売るためのコツについて詳しく解説します。

今日の金1gあたりの買取価格相場表

金のレート(1gあたり)
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Contents

記念硬貨とは

記念硬貨とは、オリンピックやワールドカップといった国家的行事の開催を記念して発行される金貨や銀貨のことです。日本では、皇室に関する行事の際にも多くの記念硬貨が発行されてきました。

ここでは、記念硬貨の基本知識を簡単に紹介します。

記念硬貨はコレクターに人気の品

記念硬貨は一般的な硬貨と違い、コレクターの収集品としての側面が強く、保管用ケースに入った状態で販売されることがほとんどです。

また、「プルーフ貨幣」という記念硬貨も多く流通しています。プルーフ貨幣とは、表面を鏡面仕上げし、模様を艶消しすることで浮き上がらせた貨幣のことです。

「プルーフ貨幣」は見た目が美しく、通常の硬貨より発行枚数が少ないため、収集品としての価値も高くなっています。

ほかのコレクターズアイテムと同様に、記念硬貨も発行枚数が少ないものや入手が難しいものほど高値で取引されています。また、おもに金や銀でできていることから、蓄財や投資の目的で記念硬貨を集める人も少なくありません。

記念硬貨は通常の通貨として使用可能

記念硬貨は通常の通貨と同じように、お店でお金として使うこともできます。お金として使う場合の金額は額面どおりで、表面に「壱万円」と書いてある硬貨であればその価値は1万円です。

海外においても、記念硬貨を発行した国では通貨として使えるのが通例です。

ですが、実際に手渡しのレジ清算時には断られるケースがあります。記念硬貨が通貨として使えることを、店員が知らない場合があるからです。

自動販売機や自動精算機なども記念硬貨に対応していないため、注意が必要です。記念硬貨は通常の硬貨と大きさや重さが異なり、機械で班別できないためです。

記念硬貨を額面どおりの額で使いたいのであれば、金融機関で同じ金額の硬貨やお札に交換してもらうのがよいでしょう。

とはいえ、記念硬貨には額面以上の価値がある可能性があります。特に、純金の記念硬貨は金の価値だけで額面を超える場合が多いでしょう。

保存状態が良い硬貨や希少価値が高い硬貨も、高値で取引される可能性があります。記念硬貨を通貨として使う前に、現在の価値を確かめてみることをおすすめします。

記念硬貨の価値は
これから上がる?

手もとにある記念硬貨を今売るべきなのか、まだ待つべきなのかと悩まれている方も多いのではないでしょうか。

現在、記念硬貨のコレクター需要は減少しているのが現状です。コレクターが記念硬貨を手放していることも考慮に入れると、今後は価値が下がる可能性が大いにあります。

需要がなくなれば記念硬貨の買い手は見つからず、宝の持ち腐れとなってしまうでしょう。記念硬貨に高い価値があるうちに、売却を検討するのもよいかもしれません。また、金を含む硬貨には金としての価値を期待できます。

買取専門店「おたからや」では、プロの査定士による無料査定を行なっています。記念硬貨の売却を検討している方は、ぜひ「おたからや」へご相談ください。

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高額査定が期待できる
記念硬貨10選とその買取相場

ひと口に記念硬貨といっても、その買取金額の相場はさまざまです。金貨や銀貨の場合は、硬貨本来の価値だけでなく、保存状態や付属品の有無も買取金額に影響します。

ここでは、高額査定の可能性が高い日本製の記念硬貨10選と、その大まかな買取相場を紹介します。

【1986年】天皇陛下御在位60年記念硬貨

昭和天皇の御在位60周年を記念して、1986年と1987年に発行された硬貨です。

金貨・銀貨・白銅貨の3種類があり、金貨は日本で初めて発行された記念金貨として知られています。

金貨は額面金額が10万円で、表面には鳩と水が、裏面には菊の紋章が描かれています。純金製でサイズは直径30mm、重さは20gです。1986年に1,000万枚発行され、1987年に100万枚が追加発行されました。

銀貨は額面金額が1万円で、表面には日の出と瑞鳥および瑞雲が、裏面には菊の御紋章が描かれています。純銀製でサイズは直径35mm、重さは20gです。1986年に1,000万枚発行されました。

白銅貨は額面金額が500円で、表面には天皇陛下御即位の儀式が行なわれた京都御所内の「紫宸殿(ししんでん)」が、裏面には菊の御紋章が描かれています。

素材は銅75%・ニッケル25%で、サイズは直径30mm、重さは13gです。1986年に5,000万枚発行されました。

買取相場は金貨で18~19万円程度です。ただし、1986年製・1987年製のものがセットで、かつ保存状態が良好であれば38万円以上の価値になる場合もあります。銀貨は1万~1万4,000円程度、白銅貨は500~600円程度です。

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【1990年】天皇陛下御即位記念硬貨

平成天皇が御即位したことを記念して、1990年に発行された硬貨です。金貨と白銅貨の2種類があります。

金貨は額面金額が10万円で、表面には鳳凰と瑞雲が、裏面には菊の御紋とそのまわりに桐と唐草が描かれています。純金製でサイズは直径33mm、重さは30gです。発行枚数は200万枚、うち10万枚は白銅貨とセットで販売されました。

白銅貨は額面金額が500円で、表面には特別御料儀装車、裏面には菊の御紋と束帯の紋様が描かれています。素材は銅75%・ニッケル25%で、サイズは直径30mm、重さは13gです。3,000万枚が発行されました。

買取相場は、金貨が28~29万円程度と高い価格で推移しています。金の相場高騰の影響もあり、額面金額の倍以上の価格で取引されていることがわかります。

一方、白銅貨は500~600円程度で額面金額とほぼ変わりません。

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【1993年】皇太子殿下御成婚記念硬貨

皇太子殿下が御成婚されたことを記念して、1993年に発行された硬貨です。金貨・銀貨・白銅貨の3種類のほか、さらに記念切手も発行されました。

金貨は額面金額が5万円で、表面には瑞鳥である2羽の鶴と波の模様が、裏面には菊の御紋章と皇太子殿下の御印である梓が描かれています。

純金製でサイズは直径27mm、重さは18gです。発行枚数は200万枚で、うち10万枚はプルーフ金貨として発行されました。

銀貨は額面金額が5,000円で、表面には2羽の鶴と瑞雲が描かれており、裏面は金貨と同様です。純銀製でサイズは直径30mm、重さは15gで、発行枚数は500万枚です。

白銅貨は額面金額が500円で、表面には2羽の鶴と波が描かれており、裏面は金貨と同様です。素材は銅75%・ニッケル25%で、サイズは直径26.5mm、重さは7.2gで、発行枚数は3,000万枚です。

買取相場は、金貨が16~17万円程度、銀貨が5,000~8,000円程度、白銅貨が500円前後となっています。

【1998年】長野オリンピック記念硬貨

長野オリンピック開催を記念して、1998年に発行された記念硬貨です。金貨・銀貨・白銅貨の3種類があり、表面のデザインはそれぞれ3種類ずつ用意されました。

金貨は額面金額が1万円で、表面には「スキージャンプ」「フィギュアスケート」「スピードスケート」の3種類が、裏面には長野県の県花「りんどう」と五輪マークが描かれています。

純金製でサイズは直径26mm、重さは15.6gです。発行枚数は各5万5,000枚、計16万5,000枚です。

銀貨は額面金額が5,000円で、表面は「アイスホッケー」「バイアスロン」「パラリンピック・アルペンスキー」の3種類が、裏面には長野県の県獣「かもしか」が描かれています。

素材は銀と銅の合金でサイズは直径30mm、重さは15gです。発行枚数は各500万枚、計1,500万枚です。

白銅貨は額面金額が500円で、表面は「スノーボード」「ボブスレー」「フリースタイルスキー」の3種類が、裏面には長野県の県鳥「らいちょう」が描かれています。

素材は銅75%・ニッケル25%で、サイズは直径26.5mm、重さは7.2gです。発行枚数は各2,000万枚、計6,000万枚です。

買取相場は金貨が14~16万円程度、銀貨が5,000~6,000円程度、白銅貨が500~600円程度です。

【1999年】天皇陛下御在位10年記念硬貨

平成天皇の御即位10周年を記念して、1999年に発行された硬貨です。金貨と白銅貨の2種類が発行されました。

金貨は額面金額が1万円で、表面には鳳凰と桐と白樺が、裏面には菊紋と橘と桜が描かれています。サイズは直径28mm、重さは20gです。発行枚数は20万枚で、うち10万枚はプルーフ仕上げの500円白銅貨とセットで販売されました。

白銅貨は額面金額が500円で、表面には富士山と菊が、裏面には金貨と同様のデザインが描かれています。サイズは直径26.5mm、重さは7.2gで、発行枚数は1,500万枚です。

買取相場は金貨が18~19万円程度、白銅貨が500~700円程度です。

【2002年】FIFAワールドカップ記念硬貨

日韓共同開催されたFIFAワールドカップを記念して、2002年に発行された硬貨です。21世紀最初のワールドカップでアジア初開催ということもあり、当時国内では大いに盛り上がりました。

発行されたのは、金貨・銀貨・ニッケル黄銅貨の3種類です。

金貨は額面金額が1万円で、表面にはサッカーをプレイする選手とストライプ、裏面にはワールドカップのエンブレムと桜、虹、サッカーボールが描かれています。サイズは直径26mm、重さは15.6gで、発行枚数は10万枚です。

銀貨は額面金額が1,000円で、表面にはトロフィーと桜、韓国国花のムクゲが、裏面にはエンブレムと選手の姿が描かれています。サイズは直径40mm、重さは31.1gで、発行枚数は10万枚です。

ニッケル黄銅貨のみ、3種類発行されています。額面金額は500円で、表面には選手の姿と、それぞれ「南北アメリカ」「アジア・オセアニア」「ヨーロッパ・アフリカ」の地図が、裏面にはエンブレムと試合時間が描かれています。

サイズは直径26.5mm、重さ7gです。発行枚数は各1,000万枚、計3,000万枚です。

買取相場は金貨が14~15万円程度、銀貨が1,500~3,000円程度、ニッケル黄銅貨が500~700円程度です。

【2005年】日本国際博覧会記念硬貨

愛知県で開催された万国博覧会「愛・地球博」を記念して、2005年に発行された硬貨です。

日本では1970年の大阪万博以来、実に35年ぶりの開催で期間中は国内外から2,200万人もの人々が訪れました。記念硬貨は、金貨・銀貨・ニッケル黄銅貨の3種類があります。

金貨は額面金額が1万円で、表面には地球とその自然と地球にすまう生命(コノハズクの親子)が、裏面には万博のシンボルマークと大地を表す5本の線が描かれています。

サイズは直径26mm、重さは15.6gで、発行枚数は7万枚です。

銀貨は額面金額が1,000円で、表面には若木が地球を取り巻いている図柄が、裏面は金貨と同様のデザインが描かれています。サイズは直径40mm、重さは31.1gで、発行枚数は7万枚です。

ニッケル黄銅貨は額面金額が500円で、表面には地球と世界地図が重なった図柄が、裏面は金貨と同様のデザインが描かれています。サイズは直径26.5mm、重さは7gで、発行枚数は824万1,000枚です。

買取相場は金貨が14~15万円程度、銀貨が1,500~3,000円程度、ニッケル黄銅貨が500~700円程度です。2002年のFIFAワールドカップ記念硬貨とほぼ同じ価格水準となっています。

【2009年】天皇陛下御在位20年記念硬貨

平成天皇の御即位から20年を記念して、2009年に発行された記念硬貨です。金貨とニッケル黄銅貨の2種類があります。

金貨は額面金額が1万円で、表面には鳳凰と瑞雲と皇居・二重橋が、裏面には菊花紋章が描かれています。サイズは直径28mm、重さは20gです。発行枚数は10万枚で、金貨とニッケル黄銅貨のセットも同時に販売されました。

ニッケル黄銅貨は額面金額が500円で、表面には菊の花が、裏面には菊花紋章が描かれています。サイズは直径26.5mm、重さは7gで、発行枚数は1,000万枚です。

買取相場は金貨が18~19万円程度、ニッケル黄銅貨が500~1,200円程度となっています。

【2015年】東日本大震災復興事業記念貨幣(第一次発行)

2011年、東日本大震災によって東北地方は甚大な被害を受けました。これを受けて政府は復興庁を創設し、多様な復興事業を展開しています。

この一連の復興事業を国民的事業とみなし、2015年に発行された記念硬貨が「東日本大震災復興事業記念貨幣」です。

記念貨幣は、第一次から第四次の計4回発行されました。第一次発行分のみ造幣局がデザインし、そのほかは一般公募でデザインを選んでいます。

金貨(第一次)は額面金額が1万円で、表面には復興特別区域の地図と鳩が、裏面には奇跡の一本松と鳩が描かれています。サイズは直径26mm、重さは15.6gで、発行枚数は1万4,000枚です。

銀貨(第一次)は額面金額が1,000円で、表面には大漁船と稲穂が、裏面には奇跡の一本松と鳩が描かれています。サイズは直径40mm、重さは31.1gで、発行枚数は6万枚です。

買取相場は金貨(第一次)で14~15万円程度、銀貨(第一次)は4,000~7,000円程度です。

【2018~2020年】東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念硬貨

東京オリンピック・パラリンピックの開催を記念して発行された記念硬貨です。新型コロナウイルスの影響で開催は2021年となりましたが、「2020」の文字がしっかりと刻印されています。

記念硬貨は、金貨・銀貨・クラッド貨幣・バイカラークラッド貨幣の4種類があります。第一次から第四次にわたり4回発行されましたが、バイカラークラッド貨幣は第四次のみの発行です。

金貨(第一次)は額面金額が1万円で、表面に流鏑馬(やぶさめ)と心技体の文字が、裏面には大会エンブレムと五輪マークが描かれています。サイズは直径26mm、重さは15.6gで、発行枚数は4万枚です。

銀貨(第一次)は額面金額が1,000円で、表面には水泳の図柄が、裏面には大会エンブレムとソメイヨシノ、イチョウの葉が描かれています。サイズは直径40mm、重さは31.1gで、発行枚数は10万枚です。

クラッド貨幣(第一次)は額面金額が100円で、表面にはフェンシングの図柄が、裏面には大会エンブレムが描かれています。サイズは直径22.6mm、重さは4.8gで、発行枚数は394万8,000枚です。

バイカラークラッド貨幣(第四次)は額面金額が500円で、表面には雷神の図柄が、裏面には大会エンブレムと五輪マーク、スポーツピクトグラムが描かれています。サイズは直径26.5mm、重さは7.1gで、発行枚数は400万1,000枚です。

買取相場は金貨が14~15万円程度、銀貨が3,000~5,000円程度、クラッド貨幣が100~150円程度、バイカラークラッド貨幣が500~700円程度となっています。

【番外編】1964年東京オリンピック記念硬貨

1964年の東京オリンピック開催を記念して発行された、日本初の記念硬貨です。1,000円銀貨と100円銀貨の2種類があります。

1,000円銀貨は、表面には富士山と桜が、裏面には五輪マークと桜が描かれています。100円銀貨は、表面には聖火台と五輪マークが描かれ、裏面は太陽に「100」が重なったデザインです。

1,000円銀貨は各世帯に1枚、100円銀貨は各国民に1枚を目安に発行枚数が決められたため、1,000円銀貨が1,500万枚、100円銀貨が8,000万枚発行されました。

この銀貨の発行は日本での記念硬貨収集ブームを生みましたが、現在は価格も落ち着いています。発行枚数も多いことから、買取相場は1,000円銀貨で1,000~2,000円程度、100円銀貨で100~300円程度です。

海外で発行されている
人気の記念硬貨

海外でも記念硬貨は発行されており、人気の高い一部の硬貨は日本でも高値で取引されています。

ここでは、海外で人気の記念硬貨の概要と買取相場を紹介します。

ブリタニア硬貨

イギリスのブリタニア硬貨は2種類あり、1987年にブリタニア金貨が、1997年にブリタニア銀貨が発行されました。発行されている金貨は、1・1/2・1/4・1/10トロイオンスの4種類です。

デザインは、表面には2022年まではエリザベス女王の横顔が、2023年からは新たな国王であるチャールズ3世が描かれています。裏面のデザインはブリタニア女神です。

ブリタニア女神はイギリスを擬人化した女神で、2000年以上にわたってイギリスで崇められてきた存在です。ブリタニア硬貨には、平和を象徴するオリーブの枝、軍事力を象徴する三つ又の槍や盾とともに、ブリタニア女神が描かれています。

原料は、2012年まで金貨に銀や銅を混ぜていましたが、2013年以降は純金で製造されています。同年に銀貨も純銀製となりました。

買取相場は、金貨が2万8,000~29万円程度、銀貨が5,000~2万円程度となっています。

メイプルリーフ金貨

メイプルリーフ金貨は、1979年からカナダ王室造幣局によって発行されている純金製の硬貨です。発行されている金貨は、1・1/2・1/4・1/10・1/20トロイオンスの5種類です。

デザインは、表面にはエリザベス2世が、裏面にはサトウカエデの葉(メイプルリーフ)が描かれています。

金貨としては世界一の流通量を誇り、国際市場でもその価値は高く評価されています。流通量が多いことから、買取価格は希少価値よりも金の価格動向に左右されるのが特徴です。買取相場は1~22万円程度です。

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パンダ硬貨

パンダ硬貨は、1982年から中国が発行している地金型硬貨です。

金貨と銀貨があり、パンダ金貨は1・1/2・1/4・1/10・1/20トロイオンスの5種類です。収集用として、鏡面仕上げをしたプルーフコインも発行されています。

表面にジャイアントパンダが、裏面に北京の天壇がレリーフされていて、パンダのデザインは毎年異なります。人気のあるデザインは需要も高いのが特徴です。特に、1980年代と1990年代初期のデザインは人気が高く、高値で取引される傾向があります

買取相場は、金貨が1万3,000~50万円程度、銀貨が5,000~10万円程度です。

ソブリン金貨

ソブリン金貨は、1817年からイギリスで法定貨幣として発行されている金貨です。1929年の世界恐慌を機に法定貨幣としての役割を終えてからも、記念硬貨として現在にいたるまで製造されてきました。

発行されている金貨は、5・2・1・1/2ポンドの4種類があります。

デザインは、表面にはイギリスの君主の横顔が描かれており、裏面はゲオルギオスという聖人が竜を退治する姿を描いたものが多いです。

発行枚数が多く、取引価格はそれほど高くありません。ですが、希少性の高い年号のものは高値で取引されます。希少価値の高い発行年度として、おもに1819年・1828年・1841年・1875年などが挙げられます。買取相場は2~50万円程度です。

ちなみに、イギリスでは1489~1604年にもソブリン金貨と呼ばれる金貨が発行されており、表面には王座に腰かける国王が描かれていました。

ウィーン金貨

ウィーン金貨は、1989年からオーストリア造幣局が発行している地金型金貨です。正式名称を「ウィーン金貨ハーモニー」といい、資産的な価値だけでなく、デザインの美しさからも人気を博しています。

発行されている金貨は、1・1/2・1/4・1/10・1/25トロイオンスの5種類ですが、2004年に限定15枚で1,000トロイオンスの金貨が発行されました。

デザインはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団にちなみ、表面にはパイプオルガンが、裏面にはバイオリンやハープ、ウィーンホルンなどがレリーフされています。

買取相場は、1万5,000~30万円程度です。

カンガルー金貨

オーストラリア政府公営のパース造幣局が、1990年から毎年発行している硬貨です。カンガルー金貨・メイプルリーフ金貨・ウィーン金貨は「世界三大金貨」と呼ばれています。

発行されている金貨は、1・1/2・1/4・1/10・1/20トロイオンスの5種類です。

デザインは、表面にはエリザベス2世、裏面にカンガルーが描かれています。なかでも、カンガルーは毎年デザインが変わるのが特徴です。

1986~1989年に発行されたものは、裏面にカンガルーではなく自然金塊(ナゲット)が描かれていたことから、「ナゲット金貨」とも呼ばれています。

買取相場は1~30万円程度です。

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記念硬貨を売却するには?
ネットオークションでの
売却時の疑問と注意点

現在、フリマアプリやオークションサイトで気軽に取引できることから、さまざまな記念硬貨が出品されています。しかし、安易にネットオークションを利用した記念硬貨の売却はおすすめできません。

ここでは、ネットオークションで記念硬貨を売却する際の注意点を紹介します。

金貨を額面以上で売るのは違法?合法?

記念硬貨は額面どおりの金額で通貨として使えます。これを額面以上の額で取引することは法に触れるのでは、と感じる方も少なくないでしょう。

結論からいうと、これは合法です。そもそも造幣局が販売する時点で、記念硬貨発行時の金相場などを考慮した価格が設定されています。そのため、個人が趣味で購入した記念硬貨を額面以上の金額でオークションに出しても、何ら問題はありません。

ただし、これはあくまでも趣味の範囲内である必要があります。商売として取引する場合は、古物商の許可を受けなければならないため注意が必要です

金貨を普通に郵送するのは違法?合法?

無事に取引を終えても、まだ安心してはいけません。落札された記念硬貨を普通郵便で発送すると違法になります。硬貨の郵送には現金書留を利用しましょう。

古銭のように現代では貨幣として使えないものは現金に該当しないため、普通郵便で発送することが可能です。ですが、額面金額が設定された記念硬貨は貨幣として使えるため、現金書留によって発送しなくてはならないのです。

特に、金や銀を素材としている記念硬貨は貴金属に該当するので、二重の意味で現金書留での発送が必須となります。

郵送での取引は安全面のリスクをともなう

落札者への郵送には多くの人がかかわります。そのため、輸送中の事故や盗難のリスクはゼロではありません。

現金書留には50万円までの損害賠償が付けられますが、補償金額を高くするほど送料も高くなります。送料が高くなると販売利益が減ってしまうため、コストを抑えるか、安全性を優先するかの二者択一を迫られることになるでしょう。

記念硬貨の売却にネットオークションを利用する場合は、こうしたリスクや出費についても考慮しておかなくてはなりません。

売却額が本来の金貨の価値に満たない場合も

ネットオークションへの出品は多くのユーザーの目に触れるため、すぐに売れる可能性もあります。ですが、競合相手のいない状況で硬貨の価値を知らない人が入札してしまうと、安い金額で落札されることになるのです。

また、自分自身が価値を理解していないために、落札金額を本来よりも安く設定してしまうこともあるでしょう。本来の価値を知っている人が見付ければ、「これはお得だ」と判断してそのまま落札するはずです。

ネットオークションの取引で損をしないためには、専門的な知識が必要です。知識が備わっていないのであれば、まずは記念硬貨を知り尽くしたプロに相談するのが最善の選択肢といえるでしょう。

記念硬貨のプロに相談する

記念硬貨を高く売るコツ

記念硬貨を高く売るためのポイントは以下のとおりです。

  • 付属品をすべてそろえる
  • セット品をそろえて査定に出す
  • 保存状態に注意する

ここでは、それぞれのポイントについて簡単に解説します。

付属品をすべてそろえる

記念硬貨専用の箱やケースなどの付属品がそろっているかは、査定額に影響を及ぼすことがあります。付属品がそろっていれば価値が高まり、より高い金額での買い取りが期待できるはずです。

また、専用ケースで保管されている記念硬貨は、保存状態が良い傾向にあります。付属品がそろっていることに加えて、硬貨自体の保存状態も評価につながります。

セット品をそろえて査定に出す

いくつかの種類を発行している記念硬貨の場合、金貨と銀貨など、素材の違う硬貨がセットで販売されることがあります。記念硬貨のセット品は希少価値が高いため、なるべくそろえて査定に出すことをおすすめします。

高価買取を狙うのであれば、金貨のみを売るといったことはせず、セット品がすべてそろった状態で査定してもらいましょう。

保存状態に注意する

買取価格は保存状態に応じても変動します。なるべく高く売るためには、良好な状態を保つ努力が重要です。

まず、高温多湿の環境を避け、直射日光が当たらないように気を付けましょう。高温多湿はカビなどの原因となります。また、直射日光が当たると日焼けして、記念硬貨のコンディションは悪くなります。

メンテナンスを最小限にすることもポイントの一つです。特に、年代の古いものは汚れが気になり磨きたくなってしまいがちですが、自分でメンテナンスをすると硬貨を傷付けてしまう恐れがあります。

歳月の経過を表す埃などが高評価につながる場合もあるため、昔の記念硬貨は慎重に取り扱いましょう。

記念硬貨を売るなら
専門の買取業者が安心

記念硬貨の価値を正しく見極めるには、専門的な知識や経験が必要です。記念硬貨の売却で損をしないためには、能力の高い査定士が在籍している専門の買取業者へ依頼することが重要です。

専門業者に鑑定を依頼する

ここでは、信頼できる買取業者の見極め方を紹介します。

信頼できる買取業者を選ぶポイントとは

記念硬貨をリサイクルショップなどで売るのは避けるのが賢明です。専門知識を持つ査定士が在籍していない店で記念硬貨を売ると、本来の価値を見過ごされてしまうケースも少なくありません。

売ろうとしている記念硬貨が価値のあるものかもしれないので、正しく査定できる貴金属の買取専門店を選びましょう。なかでも、特に信頼できる業者の特徴は以下のとおりです。

  • 記念硬貨の買取実績が豊富
  • 記念硬貨の買い取りに積極的
  • 経験豊富な査定士が在籍
  • 問い合わせの対応が丁寧
  • きちんとした見積もりを出す
  • 手数料などの提示が明確

上記のポイントを判断材料として、複数の買取専門店を比較してみましょう。

記念硬貨の売却なら買取専門店「おたからや」へ相談を!

買取専門店「おたからや」は、全国に1,000店舗以上を展開する買取専門店です。

プロの査定士による査定を行なっており、買い取りに特化することで販売コストを削り、納得できる買取価格の提示を実現しています。

店頭買取も出張買取も無料で行なっているので、気軽に査定依頼をしていただけます。また、即日現金買取で取引できることも人気の理由です。

記念硬貨についても、天皇陛下御即位記念硬貨や皇太子殿下御成婚記念硬貨、メイプルリーフ金貨など、幅広い買取実績があります。

記念硬貨の売却を検討している方は、業界最大級の規模を誇る買取専門店「おたからや」をぜひご利用ください。

記念金貨の買取情報をチェックする

まとめ

近年、金の価格上昇が顕著になっており、金や銀が使われた記念硬貨の注目度も高まっています。さらに、記念硬貨にはコレクターズアイテムとしての価値もあります。

家に眠っている記念硬貨を査定に出せば、思わぬ収入が得られるかもしれません。

記念硬貨の価値を正しく判定してもらうには、豊富な実績がある買取専門店を利用するのがおすすめです。プロの査定士が多数在籍する「おたからや」で、お手持ちの硬貨を無料査定に出してみてはいかがでしょうか。

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