Contents
珊瑚のアクセサリーデザインや
座金、価値など選ぶ
ポイントと注意点
アクセサリーを選ぶポイントになるデザイン
珊瑚のアクセサリーは種類が豊富にあるので、その中から自分に合ったものを選ぶためには、ポイントを絞ることがおすすめです。デザインは、アクセサリーの印象を決める重要なポイントになります。珊瑚は軟らかい素材のため、さまざまな形状に加工された商品が販売されています。球状に加工されたものや、丸い山型に加工したものが特に多く使用されています。このように加工したコーラルの魅力は、独特の光沢があり美しく輝くところです。リングや耳飾りなどに多く使用されていて、複数の球をつなげたものはブレスレットやネックレスとして販売されています。
座金を選ぶ時のポイント
金属を台座に使用した珊瑚のアクセサリーも、数多く販売されています。金をはじめとした幅広い種類の金属が使用されており、どのような金属の座金を使用するかによって、アクセサリー全体の雰囲気が変わってきます。使用するコーラルの色や形状によって最適な金属は違うので、相性の良い金属を選んで使用すれば、珊瑚の魅力をより引き立てることができます。コーラルにふさわしい台座を使用したアクセサリーを探すことがポイントのひとつです。赤い珊瑚ならばホワイトゴールドやプラチナなどの白に近い色の金属との相性が良いです。ピンク色のコーラルは、色に暖かみのある金属との相性が良く、ピンクゴールドなどの金属も台座によく使われています。
アクセサリーの価値と選ぶ時の注意点
価値の高い珊瑚のアクセサリーを選びたい時には、その色が重要なポイントになります。赤が濃いものが高い価値を持つ珊瑚とされていて、その中でも血赤という種類のものは、特に高い価値を持っています。大きさも価値を決める重要なポイントになり、色が赤く、かつ直径10mmを超える球状の珊瑚は非常に価値の高いものです。その一方でアクセサリーを選ぶときに注意した方が良いこともあり、特に気をつける必要があるのはコーラルの色についてです。赤い珊瑚の中には白い珊瑚を着色して作られたものもあるので、天然の赤い珊瑚を購入したい場合は注意する必要があります。また天然の赤いコーラルであっても、赤珊瑚のような高い価値を持っていないものもあります。
硬度が低い珊瑚の取り扱いの
注意とお手入れ方法
硬度が低い宝石
珊瑚のお手入れをする時には、一般の宝石とは違った取り扱いが必要になります。その理由は、コーラルが一般的な宝石よりも硬度が低いからです。他のジュエリーは鉱物からできていることが多いので硬度が非常に高いですが、珊瑚は生物であり、カルシウムなどが主な成分になっています。そのため、硬い金属などを使用してお手入れをすると欠けてしまう場合もあるので、注意する必要があります。珊瑚の内部に細かい穴が開いていることも、お手入れをする時に注意をした方が良いことです。この穴が多く開いているものは、特に慎重なお手入れが必要になります。化学物質に対して耐性が弱いことも珊瑚の特徴で、酸性やアルカリ性の強い化学物質はお手入れに使用しない方がよいです。アクセサリーとして身につけている時にも取り扱いに気をつける必要があり、特に注意しなければいけないのが外部からの衝撃です。表面に硬いものが当たってしまった場合、簡単にキズがついてしまうので、指輪などを身につけている時には特に注意が必要です。自分でも気がつかないうちに、指輪をつけた手で珊瑚に触れている場合もあり、キズがついてしまいます。硬いもので表面をこするだけでもキズがつくことがあるので、できるだけデリケートに扱うのがおすすめです。
熱や水にも弱い宝石
珊瑚を取り扱う時には、熱に注意することも重要です。生物であるコーラルは温度の影響も受けやすくなっていて、高い温度のものに長時間触れていると劣化する原因になってしまいます。冬場の管理などは特に重要で、暖房の近くに置き忘れたりしないようにする必要があります。珊瑚に汚れがついた場合には、乾いた軟らかい布でふき取るのが最適な方法で、水には濡らさないようにお手入れします。水をかけると良くないのは、珊瑚の表面に小さな穴が開いているからです。表面に水をかけることで、これらの小さな穴から内部に水が浸入してしまいます。コーラルの中は空洞になっている部分も多く、水が浸入することにより成分が溶けてしまうこともあります。水がついてしまった場合には、すぐにふき取るのが最適です。
ほんの一握り。「宝石」として扱われる珊瑚の特徴
宝石として扱われているのはごく一部のもの
海中で採取できる珊瑚の中でも、宝石として取り扱われている種類のものは非常に少ないです。一般的に宝石は鉱物であることが多いですが、珊瑚はもともと生物であることが大きな違いになっています。生物が宝石になるという種類のものは、珊瑚の他にはパールや琥珀などが有名です。珊瑚は珊瑚虫という生物が複数集まって作られたもので、海の中では魚などの生物が住む場所の土台として使われています。海の生物は、珊瑚があることにより住み家を安定した状態にすることができます。このような珊瑚の大部分には宝石としての価値はないですが、特定の種類ものは貴重な宝石として高値で取引されています。コーラルと呼ばれるのはこうした種類のものです。宝石に分類できるものは八放珊瑚という種類のもので、海中でも深度の深い場所に生息しています。宝石として扱われない一般の珊瑚は、海中の浅い地域に生息していることが多いです。一般的な種類のものは六放珊瑚という名前で呼ばれています。この2つの種類の珊瑚は外観に違いがあるだけでなく、それぞれ生物学的にも違った種類のものです。
宝石の中でも人気がある色
宝石として扱われている貴重なコーラルにはさまざまな色があります。どのような色をしているかによって価値に違いがあり、それぞれ独自の個性を持っています。宝石に分類されるものの中で特に高い品質を持つことで知られているのが、表面が赤いタイプのコーラルです。またひとくちに赤色と言っても、赤色の種類によってジュエリーとしての価値は違ってきます。特に価値が高いのは、血のように深い色をした赤です。色がどのようについているかによっても宝石としての価値は異なり、均一に深い赤色をしたものが最高品質のコーラルです。これは日本では血赤と呼ばれており、欧米では雄牛の血という意味のオックスブラッドという名前がつけられています。ピンク色のコーラルも価値の高い宝石で、日本ではボケという名称で呼ばれています。淡い桃色をしたものは本ボケと呼ばれていて、特に価値の高いものとして有名です。
珊瑚の豆知識①海の木の伝説
海に生えていた木であったという伝説
珊瑚に関する豆知識をたくさん知っていることで、アクセサリー選びがより楽しくなります。珊瑚は古い時代から貴重な宝石として大切にされてきたため、さまざまな伝説が現代まで残されています。その中でも昔からよく知られているのが、海の木の伝説と呼ばれている話です。昔の人々は珊瑚を海の中に生えている木だと考えていました。珊瑚の一部が折れて海岸に流れ着いたものを見て、昔の人はこのようなことを想像しました。昔の人が珊瑚を水中に生えている木だと勘違いしたのはもっともで、陸に流された珊瑚は海の中にある状態と大きく形状が変化することがその理由でした。水の中で生きている状態の珊瑚は、内部の骨格部分が隠れているので木の形にはあまり似ていませんが、海流により陸まで運ばれたものは、内部の骨格をおおっている外側の部分が自然にはがれてしまいます。これは、陸上では水分が不足しているため、珊瑚が乾燥してしまうことが主な原因です。時間が経過するごとに骨格の外側をおおっている部分は少なくなっていき、最終的には内部の骨格がそのまま露出したような形になってしまいます。この内部の骨格部分が陸上に生えている木の形に非常に似ていたことから、昔の人は珊瑚を海に生えている木と考えるようになりました。昔は生物や植物に関する知識が少なかったので、昔の人が勘違いしてしまうのも無理のない話です。
人間が生活している海中の世界
昔の人が珊瑚を海中の木と考えていたのには、海中にも陸上のような人間が住む世界があると考えられていたこととも深く関係しています。このような海中に人間が住んでいるというモチーフは子供が読むおとぎ話などにもよくあり、その中でも非常に有名なのが浦島太郎の話です。子供にいじめられていた亀を助けた浦島太郎が、亀の背中に乗って海の中にある竜宮城に行くという話ですが、こうしたストーリーが作られたのも、当時は海の中に人が住む世界があると信じられていたからです。海に人が住んでいると考えるのであれば、陸上と同じように木が生えているという発想も当然と言えます。
珊瑚の豆知識②生命力の象徴
生命を象徴している珊瑚の色
珊瑚は、世界中で古くから宝物として大切にされてきました。さまざまな地域の海中で採れることもコーラルが多くの人に愛されてきた理由ですが、この宝石が愛されてきたのにはもう一つの理由が存在します。それは、この宝石だけが持っているイメージです。コーラルは昔から生命力を象徴する宝石として親しまれており、コーラルのような強い生命力を手に入れることができるようにと、この宝石を愛用している人が多くいました。多くの人が珊瑚を生命力の象徴と考えていたことには理由があります。それは珊瑚の色と大きく関係しており、赤い色のコーラルほど強い生命力を象徴するものと考えられ、多くの男女に愛されてきました。赤い色が生命力を連想させるのは、それが人間の血の色だからです。コーラルの中には人間の血の色と似たような色を持っているものがあり、強い生命力を連想させるものという意味で貴重な宝物として扱われていました。
海が近くにない地域の人も知っていた珊瑚の価値
生命を象徴する宝石としての魅力を持つ珊瑚は、海に近い場所に住む人たちの間では貴重な宝物として取引されていました。健康な体を求める人は昔から多かったために、生命力を高めるための宝石として、珊瑚はさまざまなアクセサリーなどに使われてきました。身に着けているだけで生命力が強くなると考えていた人々も多くいて、非常に人気のある宝石でした。赤い色の珊瑚は昔から高値で取引されており、生命力の向上を求める人に購入されていました。その一方で、コーラルは海に近い地域のみならず、海から遠い地域に住んでいる人々にもその価値を良く知られていました。海から離れた地域に住んでいる人たちは、さまざまな方法で珊瑚を入手していたのですが、海に近い地域よりも入手が困難であったことから、より一層貴重なものとして扱われていました。ネイティブアメリカンやチベットに住む人の中には、珊瑚を神聖な石と考えている人もいて、非常に特別な宝石でした。このようなことが、珊瑚に「長生き」という宝石言葉がつけられた理由だと考えられています。
珊瑚の豆知識③化石でも宝石になる
貴重な価値を持つ珊瑚
珊瑚は通常の状態でももちろん高い価値がありますが、それ以外のものであっても貴重品として扱われることがあります。珊瑚は、実は化石の状態でも宝石同然に扱われる場合があるのです。その理由はこの宝石が非常に貴重なものだからです。化石の状態になったものを宝石として扱う地域は世界の中でも限られていて、主に海から離れている地域が多いです。このような地域で化石の状態になったコーラルを貴重なものと考えていたのは、海中で簡単に採取できる海の近くに住んでいる人たちに比べて、入手することが非常に難しかったからです。珊瑚の希少性が非常に高かったからこそ、通常のものだけでなく、化石になってしまったものでも非常に貴重な宝物として扱っていました。アジア大陸の内陸部には、このように化石のコーラルを貴重品として扱う地域がいくつかあります。その一つがモンゴルで、周囲を陸地に囲まれ海から遠く離れた内陸の地域であったことから、一般の珊瑚を入手するのは非常に困難でした。海から離れた高度の高い地域ではコーラルは非常に手に入りにくいことから、アジアでも特に高い山が連なっていることで有名なチベット地方でもまた、化石になった珊瑚を大切にしてきました。
山で採れる山珊瑚
珊瑚は海中で採取することが一般的ですが、中には山で採取できるものがあります。こうしたタイプのものを山珊瑚と呼んでいます。海が近くにない地域でもコーラルを入手することができるのは、こうしたものを採集しているからです。海から遠く離れた地域でコーラルが採れるというのは不思議な話ですが、これには理由があります。山で採取できる珊瑚は化石の状態で地中に埋まっていることが多く、こうしたものが宝石として利用されています。山の中にコーラルの化石が埋まっているのは、過去に地球の地殻変動が発生したことが理由です。昔は海の底であった場所が、地殻変動により隆起して山になったために、海の中にあった珊瑚が年月の経過により化石となりました。これらの地域で発見されたコーラルの化石は、色を塗ってより本物に近づけています。
まとめ
人気の宝石である珊瑚の魅力などについてご紹介してきました。珊瑚は生物であることが一般的な宝石との大きな違いで、その分硬度が低いため取り扱い方法には注意する必要があります。硬いものでこするとキズがついてしまうこともあり、水や熱などにも弱い性質です。珊瑚の中でも宝石として扱われているのはごく一部のもので、血のような赤い色をしているものが特に高い価値を持っています。海の木の伝説など、古くからさまざまな言い伝えが多く残されていることでも有名な宝石です。
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