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イエローダイヤモンドの価値が上がる理由とは?石の魅力や買取価格アップのコツも

※下記の画像は全てイメージです

イエローダイヤモンドは、近年その美しさと希少性から注目を集めているカラーダイヤモンドの一種です。「価値がどれほどあるのか」「天然と処理の違いが分からない」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エローダイヤモンドの基礎知識から価値が上昇している理由、査定のポイントや買取価格の目安まで丁寧に解説します。今後の売却や購入を検討している方にとって、有益な判断材料となる情報をお届けします。

イエローダイヤモンドとは?

大粒のイエローダイヤ

まずは、イエローダイヤモンドにおける基礎知識をわかりやすく解説します。

イエローダイヤの定義と種類

イエローダイヤモンドとは、黄色い色味を帯びたダイヤモンドのことで、宝石業界では「ファンシーカラーダイヤモンド」に分類されます。通常の無色透明〜淡黄色のダイヤモンドは、DからZまでのカラーグレードで評価されますが、Zよりも濃い黄色を示すものは「ファンシーイエロー」として扱われ、特別な評価基準が適用されます。

ファンシーイエローは色の濃さに応じて、「ファンシーライト」「ファンシー」「ファンシーインテンス」「ファンシービビッド」などにグレード分けされます。色味が強く鮮やかなほど希少価値が高くなります。

なぜ黄色くなる?着色のメカニズム

ダイヤモンドが黄色く発色する主な要因は、結晶内に含まれる窒素原子です。窒素が混入すると青い光を吸収し、黄系統の光のみが反射されるため、石全体が黄色に見えます。窒素の含有量が多いほど色は濃くなり、逆に窒素がほとんど含まれない場合は、無色透明に近づきます。

天然とトリートメントの違い

イエローダイヤモンドには、天然に黄色いものと、人為的な処理(トリートメント)で着色されたものがあります。トリートメントには加圧加熱処理(HPHT)や放射線照射処理があり、無色または淡い色の石を鮮やかな黄色に変化させます。処理後の色は安定していますが、市場価値は天然よりも低くなります。

たとえば、同じグレードの石でも処理石は天然石の半額以下で取引されることもあり、二級品と見なされることがあります。

なお、GIAではトリートメントが行われたダイヤにも鑑定書を発行しますが、「Treated Color」と明記し、石にはレーザー刻印が施されます。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

「おたからや」では、天然かトリートメントかをしっかり見極めたうえで査定を行っています。見た目が似ていても価値は大きく異なるため、専門的な知識が求められる分野です。
「本当に天然かどうか不安…」というお品物があれば、まずはお気軽にご相談ください。ジュエリーの正当な価値を評価いたします。

 

 

イエローダイヤモンドの意味や石言葉

イエローダイヤモンドは、その明るい黄金色から「幸福」や「希望」を象徴するとされます。太陽のような色合いは繁栄・豊かさ・ポジティブなエネルギーを表し、喜びや創造性のシンボルとして親しまれています。

海外では結婚指輪としても人気があり、「長く幸せな人生の約束」を示す宝石ともいわれています。

ティファニーとイエローダイヤモンドの関係性

イエローダイヤモンドを象徴する存在として有名なのが、ティファニー社が所有する「ティファニーダイヤモンド」です。

128.54カラットのファンシーイエローダイヤで、1878年に南アフリカで発見された287カラット超の原石からカットされました。クッションブリリアントカットで、通常より24面多い82面に研磨されており、その輝きが特徴です。

ニューヨーク本店で展示され、オードリー・ヘプバーンやレディー・ガガ、ビヨンセが着用したことでも知られています。また、ティファニーは「バード・オン・ア・ロック」などのデザインでもイエローダイヤの魅力を発信し、長年にわたりブランド価値を高めてきました

イエローダイヤモンドの価値が上昇している理由

資産の推移

近年、イエローダイヤモンドを含むカラーダイヤモンドの注目度と市場価値は上昇傾向にあります。

その背景には、色の美しさ、全体的な人気の高まり、産出量の減少といった複数の要因があります。

明るく華やかな色合い

イエローダイヤモンドの最大の魅力は、明るく華やかな黄金色の輝きにあります。ブリリアンス(煌めき)と太陽のような色合いの組み合わせが目を引き、ジュエリーとして高い視認性を誇ります。

「無色のダイヤでは物足りない」「個性的なリングが欲しい」といった層からの支持が高まり、特に「カナリアイエロー」と呼ばれる濃い色調は幸福感やポジティブな印象から人気を集めています。

カラーダイヤ全体の人気上昇

ファンシーカラーダイヤモンドは、もともと「1万個に1個」の希少石とされており、その資産価値がここ数十年で急速に認められるようになりました。

Fancy Color Research Foundation(FCRF)の調査によると、ファンシーカラーダイヤ全体の価格指数は2005年比で205%に達し、イエロー単体でも同期間で約49.3%上昇しています。

2014年には、100.09カラットの「グラフ・ビビッドイエロー」が約16億6000万円で落札され、当時の記録を更新。このような実例が報道されることで、カラーダイヤの市場はさらに活性化しています。

希少性と産出量の減少

イエローダイヤはカラーダイヤ全体の約60%を占めると言われていますが、それでも1万6,500カラットの原石から1カラットしか得られないという統計もあるほど稀少です。

さらに、かつて高品質なファンシーイエローの主要供給元であったエレンデール鉱山(オーストラリア)は、2015年に閉山。この鉱山はティファニー社とも供給契約を結んでいましたが、原石の品質低下と価格下落を理由に操業を停止しました。

こうした供給減少の影響を受け、2022年にはファンシーイエローダイヤの価格指数が前年比で2.5%上昇。安定的な価格上昇が続いており、「需要に対して供給が追いつかない」状況が市場価格を押し上げる要因となっています。

イエローダイヤモンドの価値を決める4つの基準(4C)

ダイヤの中に置かれたイエローダイヤ

ダイヤモンドの品質評価基準である**4C(カラー、カラット、クラリティ、カット)**は、イエローダイヤの場合も重要な指標です。ただし、カラーダイヤ特有のポイントもあります。それぞれの基準がイエローダイヤの価値にどう影響するか見てみましょう。

カラー(色):色の濃さ

イエローダイヤモンドでは色の美しさが最も重要な評価要素です。色の評価には、色相(黄の純度)、濃さ(彩度・明度)、分布(色ムラの有無)が含まれます。もっとも高評価なのは「ファンシービビッド」や「ファンシーインテンス」といった濃く鮮やかな黄色。中でも純粋な黄色(ピュアイエロー/カナリアイエロー)は価値が高く、茶色味が混じると評価は下がりがちです。

一方で、オレンジやグリーンが加わると「オレンジッシュイエロー」「グリーニッシュイエロー」と呼ばれ、希少性や個性によっては高評価となることもあります。また、GIAの鑑定書では主・副の色が明記され、色の分布(Even/Uneven)も評価に含まれます。総じて、「鮮やかで均一な黄色」が選定の大きなポイントになります。

カラット(重さ):重さと大きさのバランス

カラーダイヤモンドでは、サイズが大きいほど希少性が増し、価格は指数関数的に上昇します。特にイエローダイヤは、色の濃さとサイズの両立が難しいため、大粒で鮮やかな石は極めて稀少です。実際の相場では、1カラットのファンシーイエローが約3,000〜4,000ドル、2カラットで8,000〜10,000ドル、3カラットになると18,000〜25,000ドルに上るとされます。

さらに「ファンシービビッドイエロー」になると、1カラットあたり1万ドル超えも珍しくありません。したがって、色の美しさとサイズのバランスを見極めることが、価格と希少価値の両面でカギとなります。

クラリティ(透明度):内包物による差

クラリティは重要な要素ですが、イエローダイヤでは無色ダイヤほど厳格には評価されません。これは色味が内包物を目立たせにくいためです。SIクラス程度の透明度でも肉眼で問題がなければ価値に大きな影響はなく、特に色味が優れていれば高評価につながります。ただし、大きな割れや黒い包有物がある場合は輝きや耐久性に影響し、評価が下がります。

一方で、VVSやIFといった高クラリティのイエローダイヤは市場でプレミアが付きやすく、オークションの高額落札例でもVS以上のクラリティが多く見られます。リセールバリューの観点からも、可能であればVS以上を選ぶと安心です。

カット(研磨):輝きの美しさを左右

カットはイエローダイヤの美しさと価値に大きく関わる要素であり、色味を最大限に引き出す工夫が施されます。クッションカットやラディアントカットなどは、色をより濃く美しく見せる効果があり、イエローに多く採用されます。

ラウンドカットから再研磨することで色の見え方が向上し、鑑定グレードが上がった例もあります。ファンシーカラーでは、輝き(ブリリアンス)よりも色の強調が優先されることもあり、研磨角度が意図的に調整されます。

特にフェイスアップカラー(正面から見たときの色の濃さ)は重視され、重量よりも見た目の色を重視してカットされる傾向があります。また、カットの対称性やポリッシュの質も色や輝きに影響するため、鑑定書に記載されるカット評価も確認が必要です。総合的に、カット技術はイエローダイヤの真価を左右する重要なポイントです。

イエローダイヤモンドの買取相場・価格の目安

虫眼鏡を持った男性

イエローダイヤモンドは無色透明のダイヤモンドより高い希少価値を持つことがあります。ただし、その価値は色の濃さによって大きく左右されます。色が薄いイエローダイヤモンドは、比較的安価に取引される傾向があります。一方、評価の高い石であれば、1カラットでも10万円を超えることがあります。

特に彩度の高い鮮やかなイエローダイヤモンドでは、1カラットで200万円を超える査定額となるケースもあります。また、0.1カラット程度の小粒なファンシーカラーダイヤモンドでも、色の濃さによっては50万円を超える可能性があります。

イエローダイヤモンドを高く売るためのコツ

ルーペで拡大したダイヤ

イエローダイヤモンドを高く売却するには、信頼性のある鑑定書の提示が有効です。特にGIAやCGLの鑑定書があれば評価が高まりやすく、保証書やブランド証明書も加点要素となります。

また、カラーダイヤ専門の買取店やオークションなど、適切な売却先を選ぶことが価格差に直結します。さらに、売却前にクリーニングや枠のメンテナンスを行い、石の魅力を最大限に引き出しましょう。市場動向や季節による価格変動も考慮し、タイミングを見極めることも高額査定のカギとなります。

イエローダイヤモンドの将来性と資産価値

貯金の推移

イエローダイヤモンドは近年、価格が安定して上昇傾向にあり、堅実な実物資産として注目されています。過去20年で価格指数は約1.5倍となり、特にビビッドやインテンスなど高彩度の大粒石は投資価値が高いとされています。

他のカラーダイヤと比べると値動きは穏やかで、市場が成熟しているため暴落リスクも低い傾向にあるのが特徴です。

今後は鉱山の閉鎖などによる供給減が希少性を高め、長期的にはさらなる価値上昇が期待されます。短期的には相場の変動もありますが、宝飾品として楽しみながら長期保有するスタンスが推奨されます。

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他のカラーダイヤと比べたイエローダイヤの価値

カラフルなダイヤ

イエローダイヤモンドはカラーダイヤの中で最も産出量が多く、価格も比較的手頃なため、「入門編」として紹介されることが多い宝石です。特にファンシーライト〜ファンシーイエローは無色系ダイヤと同等か、それ以下の価格帯で取引されることもあります。

一方で、ビビッドやインテンスの大粒イエローは数千万円〜数億円で取引されることもあり、ピンクやブルーに劣らない価値を持つこともあります。ピンクやブルーに比べて値動きが穏やかで、取引実績も豊富なため、価格の透明性や市場の安定性が高いのも特徴です。

希少色に比べて現時点では価格が抑えられている分、今後の成長余地も期待されており、「堅実で将来性もあるカラーダイヤ」としてコレクターや投資家から注目されています。

イエローダイヤモンドを活用したジュエリーの例

イエローダイヤとジュエリー

鮮やかなイエローダイヤモンドは、その存在感を活かして世界的なハイジュエラーの名作にも数多く使われています。ここでは代表的なブランドによる注目のジュエリーをご紹介します。

ティファニー:バード・オン・ア・ロック

ティファニーの代表作「バード・オン・ア・ロック」は、128.54カラットのティファニーダイヤモンドを使ったブローチ/ペンダントです。

デザイナーのジャン・シュランバージェによるもので、鮮やかなカナリアイエローの石にカラフルな小鳥がとまる独創的なデザインが特徴です。アート性と石の希少性が融合したジュエリーとして、展示や著名人の着用を通じ世界的に知られています。

グラフ:グラフ・ビビッドイエロー

イギリスの名門グラフは、大粒イエローダイヤを多数扱うことで知られています。特に有名なのが、「グラフ・ビビッドイエローです。これは2014年に約16億6000万円で落札された、当時のイエローダイヤ最高額記録を持つリングです。

他にも「ザ・ブロードウェイ・イエロー」、「ゴールデンエンペラー」など、グラフならではの圧倒的存在感を放つ作品がそろい、世界中の富裕層を魅了しています。

まとめ

イエローダイヤモンドは、美しい発色と希少性、そして安定した需要の高まりから、近年その価値が着実に上昇しています。特に、天然で色の濃いイエローは希少性が高く、資産性の面でも注目されています。今後さらに価格が上昇する可能性もあるため、投資対象としても人気が高まりつつあります。

価格は、4C評価やブランド、鑑定書の有無によって大きく変動します。購入や売却を検討している方は、まず信頼できる専門店での査定を受け、相場やグレードを正しく把握することが重要です。

「おたからや」での「カラーダイヤモンド」の参考買取価格

ここでは、「おたからや」での「カラーダイヤモンド」の参考買取価格の一部を紹介します。

モデル名 参考買取価格
K18 ブラウンダイヤモンド リング 1.00ct 153,000円
Pt900 ブラウンダイヤモンド リング 1.27ct 148,000円
K18 ブラウンダイヤモンド ピアス 0.60ct 101,000円
K18 ブラウンダイヤモンド ピアス 98,000円
Pt・Pm900 ピンクダイヤモンド リング 0.581 ct 91,000円
K18 ブラウンダイヤモンド ピアス 0.40ct 79,000円

 

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

カラーダイヤモンドの査定では、「色の希少性」と「色の鮮やかさ」が重視されます。色味が濃く均一なものほど高く評価されます。また、ブランドの有無も価格に影響し、ティファニーやグラフといったハイジュエラーのジュエリーであれば、石単体よりも高額査定が期待できます。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

おたからやでは、カラーダイヤモンドの色のグレードやブランド価値を総合的に見極めたうえで査定を行っています。微妙な色の違いやカット技術も評価対象となるため、他店では見落とされがちな要素もしっかりと見極めます。
大切なカラーダイヤの正当な価値を知りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

「カラーダイヤモンド」の買取なら「おたからや」

カラーダイヤモンドは、色の希少性や彩度によって価値が大きく異なり、正確な査定には高度な専門知識が求められます。おたからやには、GIA認定のGG(宝石鑑定士)資格を持つ専門スタッフが在籍し、天然・処理の判別、カラーやクラリティ、カットのバランスまで丁寧に評価します。

鑑定書がないお品物やキズ・汚れのあるジュエリーでも査定は可能で、ブランド品の場合は付属品の有無やデザイン性も加味し、最大限の価格をご提示いたします。全国1,450店舗以上のネットワークと、最新の国際相場に基づいた取引実績を活かし、納得のいく査定を行っています。カラーダイヤモンドの売却は、信頼と実績のある「おたからや」にお任せください。

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