ダイヤモンドの品質を決定する要素となる「カラーグレード」とは?

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ダイヤモンドの品質を決定する要素となる「カラーグレード」とは?

自然界で発見されるダイヤモンドの多くは色が付いていて、無色透明の個体はなかなか見つかりません。色味の要素は化合物であり、含まれている化合物が少ないほど透明度が増して価値も上がっていきます。ここでは購入する前に知っておきたい、ダイヤの評価基準の一つであるカラーグレードに関して解説します。

カラーはダイヤモンドの品質評価基準「4C」のひとつ

ダイヤモンドは現存するそのほとんどが、カリフォルニア州に本拠を構える宝石研究機関および鑑定機関であるGIAが開発した手法、4Cによって鑑定されています。4Cとは重量を示すカラット、色を識別するカラー、透明度を計るクラリティと形の基準を定めるカットといった四つの品質評価基準を指します。四つの単語の頭文字がCで共通していることから、4Cと呼ばれるようになりました。ダイヤモンドを取引する際に必ず用いられる評価基準であり、世界各国において最も普及している方法で現在は実質世界基準となっています。4Cを用いてダイヤを評価した際に発行されるのがダイヤモンド・グレーティング・レポートと呼ばれる書類であり、一般的にはダイヤモンド鑑定書という名称で認知されています。

4Cにはダイヤのカット・研磨の美しさを測定するための基準がありますが、中でもスタンダードなカット方法としてラウンドブリリアントカットが挙げられます。このカットで理想的な形と定義されているのが、中央部分が丸く、真ん中から放射状にカットされている形状です。宝石・貴金属店に置いている宝石は、このラウンドブリリアントカットで加工されていることが多いです。カット自体は57もしくは58面体におよぶ、精緻なカットが施されています。そして4Cの各種項目の数値・グレードが高いほど、ダイヤの評価が高くなるという仕組みです。

カラーグレードはDからZの23等級に分類される

4Cの評価基準の一つ、カラーグレードはDからZまでの合計23もの等級に分かれています。化合物が多く黄色い個体をZとして、化合物が少なければY・Xといったように評価が上がっていきます。無色透明であるほど、アルファベットが若い文字へと移っていき最高ランクがDです。

23段階に区分けされたカラーチャートは、さらに細かく五つのサブカテゴリーに分類されます。SからZまでをライトと呼び、NからRまでの個体をベリーライトと名付けています。KからMをフェイント、GからJは色味がなくなっていることから付いた名称がニアカラーレスです。上級に位置づけられるDからFの個体を一括りにしたのが、カラーレスです。サブカテゴリーがあることで、一般人でも見分けやすくなっています。同じフェイントの内のLとMとでは見分けるのが難しいですが、フェイントのMと最上級ランクのカラーレスのEと比べると一目瞭然です。これは裏を返せば、慣れてないと見分けが付きにくいという反面、若干グレードが低いものであっても気にせずダイヤの美しさを堪能できるという証でもあるでしょう。

ちなみにカラーグレードの値が、Dが頂点である理由は後から開発された評価方法だからです。GIAによって開発され広まる前は、アルファベットのAからCまでの最初の3文字やアラビア数字およびローマ数字など評価方法が混在していました。一貫性を持たせるためであり、これまで最高品質に使われていなかった文字であるDから始めることにしたというわけです。

カラー判定はダイヤモンドのグレーディングの中で最も難しい

ダイヤモンドの4Cの判別・評価は、専門の鑑定士であっても困難とされています。特にカラー判定は4Cの中でも格別難しいといわれており、各種グレード同士の境界付近にある個体の識別は困難を極めます。ダイヤモンド単体であっても非常に困難である上に、指輪などアクセサリー類に設置された状態である場合はその難解さは図りしれません。

実はカットおよびカラー判定は、機械の手を借りずに目視で行われています。照明は昼光色という条件があり、特定の光源の下で服装・背景といった環境を用意して作業します。GIAによる基準を満たした見本石(マスターストーン)を用意して、見比べながら無色透明の度合いを見極めるという地道な作業です。基準の石があるとはいえ、人間の目によって判断された結果であるため、鑑定人によって結果が異なる場合もあります。別の店舗の鑑定士に依頼したら、色のランクが上がったり下がったりというケースはよくある話です。4Cの判定結果に記された内容はある程度判断基準となりますが、ランクが下がったとしてもそのダイヤに対する思い出が色褪せることはありません。同じように購入する際に予算がないからといって、低ランクとされる宝石しか買えないと必要以上に落ち込む必要もないです。カラー判定を含む4Cの鑑定書だけを信じるのではなく、自身の目で見て良いかどうか確認することも非常に大事です。

カラーダイヤモンドはカラーグレードとは別の基準で評価される

ダイヤモンドは無色透明に近いほど高い評価が得られるのが通常ですが、カラーダイヤモンドに関してはまた別です。GIAが開発したカラーチャートには8色が記載されていますが、それ以外にも自然界にはたくさんの色味が存在します。色味は実に多彩であり、それぞれのカラーに評価が付与され人気もあります。

人気のある色味として挙げられるのが、窒素が混入したことで生じるイエローです。まばゆい太陽の光のような輝きが魅力的で、ティファニーがコレクションを発表したこともあるほどです。同じく結晶化する段階で、ホウ素が影響を与えて生じる人気カラーにブルーが挙げられます。無色透明ではないにもかかわらず、神様の気まぐれと称されるほど希少価値が高く人気がある色味です。希少性の高さでは、ピンク色のダイヤも負けず劣らず重宝されています。

カラーダイヤモンドは着色された過程によって、2種類に分かれています。自然界において結晶化する時点や内部の物質の含有率によって色味がついたナチュラルダイヤモンド、人の手によって加工されたトリートメントダイヤモンドの2種類です。人工着色のダイヤモンドは高熱および高圧処理を施したり、着色したりといった方法で生み出されます。当然ながら天然で色がついたダイヤの方が希少性は高く、価格は跳ね上がります。

カラーダイヤモンドの場合、通常の場合とは逆に色味が濃いものの方が尊重されるのが一般的です。ただし色の濃度だけでなく明度も判断基準となるなど、判定の難しさは通常のダイヤと変わりません。

まとめ

無色透明であるほど価値が高いとされるダイヤモンドにおいて、4Cは世界基準とされている評価方法です。カラー判定もその鑑定方法に含まれるものの、専門の鑑定士であっても見分けるのが困難とされています。大きな区分となるサブカテゴリーも別の個体同士を隣に並べてようやく分かるほどであり、一般人ともなれば判別は至難の業です。購入する際に大きさを確保したいけれど予算が厳しい場合、カラーランクを少し下げるのも一つの方法といえます。手持ちのダイヤの評価を知りたい場合は、専門家に見てもらうのがおすすめです。

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