宝石・ジュエリー
2021年11月4日

【トリフェーン-Triphane】の買取

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【トリフェーン-Triphane】の買取

トリフェーンはスポジュメンと呼ばれる鉱物の中でも黄色のものを表す名称で、クンツァイトやヒデナイトと同じ種に属する宝石です。繊細で加工が難しいレアストーンですが、多色性や燐光性を持っていることから人気があります。

トリフェーンの特徴と宝石言葉

トリフェーンは輝石あるいはパイロキシンと呼ばれる火成岩中に産するケイ酸塩鉱物の一つで、リチウムとアルミニウムを含有するリシア輝石に属します。リシア輝石はスポジュメンやスポジュミンとも呼ばれ、鉱物を構成しているアルミニウムが微量の別な元素と置き換わることにより、いくつかの色合いを呈します。例えば、スポジュメンの中で最も知られているクンツァイトは微量に含有されるマンガンが、アルミニウムと入れ替わった影響で紫色からピンク色を得ており、黄色が特徴的なトリフェーンは微量の鉄がその役割を果たし、黄色から黄緑色にかけての色彩を得ています。もし、この元素がクロムだった場合には、緑色を呈するヒデナイトですが、ヒデナイトは産出量がごくわずかの宝石です。トリフェーンはイエロー・クンツァイトの名称でも表されており、この名前はギリシャ語で『三つの顔』を意味しています。トリフェーンを含むリシア輝石には、見る角度によって色が変わる多色性があるので、熟練した職人は最も色が濃く見える結晶の上下を意識してカットを施します。トリフェーンの宝石言葉は『寛大』と『優しさ』です。トラウマを克服して運気を上げたり新しい知識を取り入れたりするなど、さまざまな効果があるパワーストーンとしての側面を持つ宝石です。

 

トリフェーンの色と魅力

トリフェーンはクンツァイトに代表されるスポジュメンに属し、微量に含有される鉄の影響で黄色や黄緑色を呈するものの総称です。イエロー・スポジュミンやイエロー・クンツァイトの商品名で流通することもありますが、ピンク色のクンツァイトや緑色のヒデナイトと区別したトリフェーンの名称も多く使用されます。トリフェーンは非常に珍しい黄色の宝石ですが、ガラス光沢を持った黄色の宝石は他にも多く存在します。しかし、トリフェーンの黄色はただ単に鉱物を構成するアルミニウムが鉄と置き換わっただけではなく、色中心(カラーセンター)と呼ばれる現象により発生している点が特徴的です。色中心とは鉱物に見られる現象で、本来は無色の鉱物の内部で鉱物を構成する結晶の部分に乱れている部分が発生することにより、鉱物が着色される現象です。トリフェーンにもこうした色中心により黄色を呈していますが、詳しい機序は判明していないため、偶然の産物としての神秘性も魅力といえるでしょう。加えてクンツァイトに代表されるスポジュメンには、燐光性と呼ばれる特徴があり、これはダイヤモンドにもみられる現象で、紫外線に当たった後で暗い場所に置かれると石自体が発光します。トリフェーンは希少性だけではなく、神秘性にも魅力のある宝石です。

 

トリフェーンの産出国

トリフェーンは意外にもスポジュメンの中では最初に発見された鉱物で、1877年にブラジルで最初に見つかったといわれています。スポジュメンを代表する宝石のクンツァイトが、1902年にカリフォルニアで発見されたという記録と比べると非常に早い発見ですが、クンツァイトが1877年に発見されたとする説もあり、詳細ははっきりしていません。現在は商業的な採掘が行われている土地を見ると、アメリカではノースカロライナ州とサウスダコタ州、そしてカリフォルニア州があり、メキシコやブラジルでも採掘が行われています。クンツァイトもトリフェーンも同じリチウムを含有するスポジュメンであることから、採掘地が近いため、歴史的に混同されている可能性はあるでしょう。鉱物的にみるとスポジュメンは火成岩中に産するケイ酸塩鉱物で、条件のそろった環境であれば世界各地で産出される可能性のある鉱物です。アメリカ大陸以外の産地も多く、オーストラリアやロシア、ナイジェリアからの産出もありますが、宝石としての質が特に評価されるのはマダガスカルとアフガニスタンです。これらの地域から産出されるものは、パステルカラーの美しさが高く評価されており、同じスポジュメンのクンツァイトが持つ多色性や燐光性の特徴も兼ね備えています。

 

トリフェーンのお手入れと保管方法

トリフェーンはモース硬度が6.5から7とジュエリーに加工するには十分な強度があるように思いますが、リシア輝石にはへき開性という割れやすい性質があり、なおかつその方向が二方向に存在するため、硬度に対してもろいのが特徴です。モース硬度の低い宝石で代表的なのはオパールですが、オパールの場合は表面を丸く仕上げるカボション・カットが最も宝石を美しく見せることから、硬度が低くても加工がしやすい宝石です。しかし、トリフェーンの場合はガラス光沢を持っているため、ダイヤモンドのようなファセット・カットでの加工が必要ですが、研磨が難しい宝石です。このような性質があるため、トリフェーンのお手入れは研磨剤を含まない乾いた布での乾拭きが基本です。乾拭きだけでも汚れ落ちのよいセーム革を用いるのもおすすめですが、強くこすることは避けましょう。衝撃に弱いため、超音波洗浄や流水での水洗いにも適していません。落ちない汚れがある場合には、ぬるま湯に浸して軽くこすり洗いをして、水気を十分に取り除いて風に通すようにしましょう。また、トリフェーンの色を生み出している色中心という現象は、紫外線による退色の起こりやすい性質を持っているため、直射日光や紫外線への暴露がない環境での保管が必要です。

 

トリフェーンの市場価値

トリフェーンを含むリシア輝石はアメリカやヨーロッパなど、世界各地に産出が見られる鉱物であり、決して産出量の少ない鉱物ではありません。近年はリチウムイオン電池の需要が高いことから、リシア輝石は重要なリチウムの資源として工業的に利用されています。ところが、宝石としての価値は産出量の少ないレアストーンに含まれているにもかかわらず、極端な高値が付かないのが特徴的です。そもそもスポジュメンはクオリティーの低い原石は宝石として加工されず、インクルージョンやクラックの多いものは市場に流通していませんが、それでもレアストーンの中では比較的手に取りやすい部類です。しかしながらトリフェーンは流通自体が多くないので、価格よりも販売されている個体が少ないという意味では入手が難しいレアストーンといえます。このようにクラリティが高くガラス光沢が顕著な個体しか珍重されていませんが、シャトヤンシー効果が現れている場合は、ガラス質とクラリティに寄らず希少性が高いので価値が高まります。パワーストーンの世界では人気のある天然石でもあり、ブレスレットに加工されたものやアクセサリー用のビーズが流通しています。しかし、トリフェーンは宝石以外の原石が加工されていないため、流通が少なくパワーストーンとしては割高な商品が多いです。

 

トリフェーンの値段と価格相場

トリフェーンはレアストーンの中では価格が高騰していない宝石ですが、流通量が少ないために入手が難しい宝石です。また、ピンク色のクンツァイト、緑色のヒデナイトに分類ができないマルチカラーのスポジュメンをトリフェーンと称して販売する場合もあるため、イエロー・クンツァイトの異名をとるトリフェーン本来の黄色を持った個体は少ないです。とはいえ、トリフェーンらしい黄色を十分に持った宝石質ルースでも、1カラット当たり1万円程度が相場であるため、鉱物のコレクションとしての収集は難しくないです。しかし、宝石そのものの希少性が高いため、ジュエリーへの加工よりは鉱物愛好家向けにルースや原石での流通が多く見られることから、実用的なアクセサリーとしての利用は少ないです。ジュエリーの場合も石そのものの価値はルースに準じているので、数は多くないですが手の届かない価格帯ではありません。なお、通常は宝石に満たない品質のものが多く利用される天然石アクセサリーの場合も、宝石質以外の原石が加工されないことから流通が少ないのも特徴です。パワーストーンとしての利用で、頻繁にみられるビーズに加工されたものの場合、使いやすい8ミリ大のラウンドカットビーズが1粒3,000円程度、ブレスレットに加工されていれば玉の大きさと数に応じて2万円から5万円くらいの品が多いです。

 

まとめ

トリフェーンはスポジュメンに属する黄色が特徴の宝石で、クンツァイトと同じ鉱物に属していることからイエロー・クンツァイトとも呼ばれています。微量の鉄を含有しており、色中心と呼ばれる現象によって黄色を呈する珍しい特性を持っています。宝石質の原石があまり産出されないため、流通量の少ないレアストーンに含まれますが、極端な価格の高騰はしていません。紫外線による退色が見られ、割れやすい性質があるため宝石の中では特に繊細で、加工も難しいのが特徴です。

 

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