スファレライトの
特徴と宝石言葉
スファレライトは閃亜鉛鉱とも呼ばれている鉱物で、宝石言葉は「調和」や「幻惑」などといわれています。
ダイヤモンドのような光沢があり、さまざまな色のものがあります。光が当たるときらきらと輝くのが特徴です。自然に産出されるものは色の濃いものが多く、透き通るような色合いのものは多くありません。そのような透明度が高いものは希少性が高く、「クライオフェン」と呼ばれて珍重されています。
また質の良いスファレライトには、強い光が当たるとファイアと呼ばれる虹色の輝きが現れるものもあります。その美しいきらめきからスファレライトは「幻惑の石」とも呼ばれるようになりました。
ダイヤモンドのような美しい輝きが魅力ですがその硬さは大きく異なります。ダイヤモンドがモース硬度10であるのに対して、スファレライトはモース硬度3.5程度という柔らかい石です。
スファレライトの色と魅力
美しい輝きが特徴的なスファレライトには、さまざまな色のものがあります。中でも多いのは黒や濃赤などの色の暗いもので、こうした色はスファレライトに含まれている鉄分と関係しています。黒や濃い赤色、茶色などさまざまな色合いのものがあります。
これらのスファレライトは透明度が低いのが一般的です。しかし価値が高いとされているのは透明度が高いもので、とくに緑や黄色といった輝きの美しさが分かりやすいものとされています。透き通るスファレライトには、クライオフェンという別名があります。クライオフェンの中には無色や黄色などのものがありますが、これらが産出されることは稀です。この鉱物のもととなるのは硫化亜鉛ですが、含まれている不純物が少ないほど透明度が高くなり輝きが増します。スファレライトの魅力はやはりその輝きにあり、面に光が当たると美しいきらめきを見せてくれます。
スファレライトの産出国
光が当たるとダイヤモンドのように強い輝きを見せるスファレライトは世界のさまざまな地域で産出されています。一般的に、鉛や亜鉛を採掘している鉱山から見つかることが多いのがこの鉱物の特徴です。ただし、透明度が高く宝石のように鑑賞するのに適した品質の石となると見つかる量は非常に少なくなります。
そのようなスファレライトの産出国として知られるところの一つは、スペインです。内陸にあるピコス・デ・エウロパという連山でよく見つかっています。またアメリカのペンシルベニアやカナダのモントリオール、ブラジルなどもスファレライトが比較的産出されています。その他では、アフリカやヨーロッパ、中国などが挙げられます。かつて日本でもこの鉱物が採掘されていました。具体的な場所は新潟や秋田、岐阜などの鉱山です。しかし現在は閉山され、国内では採掘されていません。
スファレライトの
お手入れと保管方法
ダイヤモンドのような強い輝きが見られるスファレライトですが、その硬度はダイヤモンドと比較するとかなり低いです。モース硬度はダイヤモンドが10である一方、スファレライトは3.5程度といわれているので、お手入れや保管をする際には取り扱いに注意が必要となります。
硬い物が擦れると表面に傷が付いてしまいますし、衝撃によって欠けたり割れたりすることも考えられます。そのためお手入れをする際には、傷を付けないように配慮することが大切です。ブラシで擦ったり、超音波洗浄機を使用したりすることは避けた方がよいでしょう。
スファレライトは保管する際にも傷が付かないよう気を付けましょう。例えば他の硬いジュエリーと一緒に保管していると、ぶつかって傷が付く可能性があります。そのようなことからスファレライトを保管するときには、他のジュエリーと混ざらないように専用のケースに分けてしまっておくのがおすすめです。
スファレライトの市場価値
世界のさまざまな地域で産出されている石とはいえ、宝石のように鑑賞に適した、品質が高く美しいスファレライトが産出される量はそれほど多くはありません。塊状のものが見つかるケースが多いですが、結晶が発見されることもあります。これらはともに産出される方鉛鉱とも呼ばれる「ガレナ」に結晶が似ているため、紛らわしい場合があり注意が必要です。
この鉱物のシャープな面は光が当たるとダイヤモンドのように美しく輝き、多くの人を惹きつけています。クライオフェンと呼ばれる透明度の高いスファレライトは、不透明のものよりも市場価値が高いです。またこの鉱物は黒や茶、暗い赤色などのものもありますが、そういった色よりも緑や黄色などの鑑賞する際に美しく見えるものの方が市場価値が高くなっています。透明度が高く、さらに美しい色のスファレライトはなかなか見つからないため特に高い値段で取引されます。
スファレライトの
値段と価格相場
光が当たると強い輝きを放つスファレライトの価格は、色や透明度によって大きく左右されるため値段の幅が広いです。またその大きさによっても変わってきます。
価値が高いとされている透明度が高く発色が美しい品質の石であれば、小さなサイズなら数万円、大きなサイズとなると数十万円以上になることもあります。例えば、スファレライトに多く見られる黒や茶色ではなく、価値が高いとされている鮮やかな色合いのグリーンやイエローのスファレライトであれば、裸石の状態で2カラット以下だと3万円ほどになることがあります。10カラットを超えるものとなると、数十万円以上の価値のある石です。
硬度の低いスファレライトは複雑なカットが難しい鉱物であるため、なかなか市場に出回りませんでしたが、技術も進歩し美しいカットが施されたものが見られるようになっています。こうしたカットの美しさ、傷の有無も価格に反映されます。
まとめ
スファレライトはダイヤモンドのような光沢が美しい石で、モース硬度は3.5程度と低いのが特徴です。宝石言葉は「調和」や「幻」といわれています。黒や濃赤が多いですが、希少価値が高いのは緑や黄色です。世界各地で産出されていて、スペインやアメリカ、カナダなどで見付かっています。硬度が低いため手入れや保管の際には傷が付かないように取り扱う必要があります。クライオフェンと呼ばれる透明度の高いものは市場価値が高く、小さいサイズの価格は数万円、大きなものなら数十万円以上です。
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