1. 買取専門店・おたからやTOP
  2. コラム
  3. 宝石・ジュエリーのお役立ち
  4. 【プレシャスオパール
    -PreciousOpal】

【プレシャスオパール
-PreciousOpal】

プレシャスオパールの
特徴と宝石言葉

オパールはケイ酸鉱物の一種で、大きく遊色効果を有しているものと、有さないものの2種類に分けられます。遊色効果とは、光の当たり方によって虹色のようなさまざまな色合いを見せる現象のことを指しますが、この遊色効果を有したオパールをプレシャスオパール、遊色効果を持たないものをコモンオパールと呼びます。

遊色効果はプレシャスオパールの最大の特徴となりますが、プレシャスオパールにもさまざまな種類があり、地色によってブラックオパール・ホワイトオパール・ファイヤーオパールなどに分類されています。また、通常の宝石は母岩を取り除いた上で研磨されますが、プレシャスオパールの場合は母岩とともに研磨された、ボルダーオパールやカンテラオパールといった種類も存在します。

オパール全体の特徴として挙げられるのが、水分を含むことです。数ある宝石の中でも水分が含まれる宝石はオパールのみで、十分に天日乾燥させた後にカットが施されます。乾燥途中で割れてしまうものも少なくありませんが、乾燥に耐えた原石のみがカットされ、指輪などのジュエリーに加工されて市場に流通しています。

このような特徴があるプレシャスオパールですが、その宝石言葉は希望・潔白・幸福・安楽などで、希望に溢れた潔白な心を持ち、幸福や安楽をもたらしてくれることから「幸運の石」とも呼ばれています。

 

プレシャスオパールの色と魅力

プレシャスオパールの最大の魅力は、遊色効果によってさまざまな表情が楽しめることですが、上記の通りプレシャスオパールは地色の色によってさまざまな種類に分類されます。代表的なものとしては、地色がブラックからグレーのブラックオパール、ホワイトから乳白色のホワイトオパール、イエローからオレンジのファイヤーオパール、無色透明から淡いブルーのウォーターオパールなどが挙げられます。

また、さまざまな遊色パターンが存在するのもプレシャスオパールの特徴です。例えば、ピエロの衣装のようにさまざまな形状の斑点がパッチワークのように繋がっているハーレクイン、帯状の太いラインが何本も横切っているリボン、特定の角度で見た際にカメラのフラッシュのような強烈な閃光が現れるフラッシュ、数多くの直線が交差している模様が漢字に見えることから名づけられたチャイニーズライティング、麦わらのような模様のストローといったパターンがあります。その他にも、シャフやパレット、ピンファイヤー、フレームといった遊色パターンもありますが、どのパターンも独自の魅力があります。加えて、同じパターンでもカラーや柄は石によって異なります。

さまざまなカラーが存在することに加え、遊色パターンも千差万別で100個のオパールがあれば100通りのパターンが存在するため、プレシャスオパールには自分好みの石を探す楽しみを味わえるという魅力もあります。

 

プレシャスオパールの産出国

プレシャスオパールは世界各地で産出されていますが、プレシャスオパールの産出国として特に有名なのがオーストラリアです。オーストラリアは、世界有数のオパールの産地として知られており、世界で産出される95%ほどがオーストラリア産となっています。オーストラリアの中でも特に有名なのがニューサウスウェールズ州のライトニングヘッジで、良質なブラックオパールが産出されることで知られています。クイーンズランド州は、堆積岩や鉄鉱石などの母岩の中に入り込んだ状態で発掘され、母岩ごと研磨されるボルダーオパールの産地として有名です。南オーストラリアの広い地域からは、ホワイトオパールが産出されています。

また、オーストラリアとともに有名な産出国がメキシコです。メキシコは、ファイヤーオパールやウォーターオパールなどの産出国として知られており、メキシコ産のものはメキシカンオパールと呼ばれています。さらに、2011年頃からはエチオピア産のオパールも流通量が増加していますが、エチオピアオパールやメキシカンオパールは他の産地のものよりも水分量が多く透明度が高い傾向があります。その他にも、ブラジルやペルーなどでも産出されていますが、オーストラリア産やメキシコ産の方が高品質なものが多いです。

 

プレシャスオパールの
お手入れと保管方法

プレシャスオパールは水分を含む宝石なので、高温や乾燥に弱いという特徴があります。また、プレシャスオパールは衝撃に弱く、ひび割れなどが発生しやすいという特徴もあるので、お手入れや保管の際はこれらの特徴を踏まえておくことが大切です。

普段のお手入れとしては、柔らかい布を使って乾拭きする程度で十分ですが、汚れが目立つ場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯を用意して、メイク用のチークブラシなどの毛先が柔らかいブラシで汚れを落としてください。また、つけ置き洗浄は劣化の原因となることがあるので行わない方が無難です。洗浄後は柔らかい布などで水分を軽く拭き取り、直射日光が当たらない風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。水分を含むオパールでも、濡れたままの状態で放置すると変色などが起こる恐れがあるので注意が必要です。加えて、ひび割れのリスクが高まるため、乾燥させる際に直射日光に当てたり、ドライヤーを使ったりすることも避けましょう。

また、保管の際は、ひび割れや変色を予防するために直射日光が当たる場所や乾燥状態になる場所を避けるとともに、他の宝石との接触を防ぐために柔らかい布などに包んで保管することが大切です。なお、エチオピア産のプレシャスオパールは、吸水性が高く乾燥にも非常に弱いデリケートなオパールなので、お手入れや保管の際は細心の注意が必要です。

 

プレシャスオパールの市場価値

上記の通り、プレシャスオパールにはさまざまな種類が存在しますが、最も市場価値が高いのはブラックオパールです。ファイヤーオパールやウォーターオパールも市場価値が高いものの、ブラックオパールには及びません。ホワイトオパールに関しては、透明に近いものの方が評価は高くなりますが、産出量が多いため市場価値は低めです。ボルダーオパールの価値は、母岩の地色に左右されることがありますが、市場価値は高くはありません。

また、プレシャスオパールの価値は、遊色の美しさにも左右されます。基本的には、遊色の動きがはっきりとしており、より広い範囲で遊色が見られる方が価値は高いです。遊色効果の色の種類としては、大きくレッド・オレンジ・イエロー・グリーン・ブルー・パープルに分けられますが、レッドに近づくほど発色までに長い年月を要するので価値が高まります。遊色パターンに関しては、ハーレクインが最も価値が高いとされていますが、リボンやチャイニーズライティングなども比較的高く評価されています。

さらに、カボションカットが施されたプレシャスオパールの場合は、厚みがあるものの方が価値は高まります。その他にも、プレシャスオパールの価値は、ポッチと呼ばれる色がない部分や、ポッチラインと呼ばれるブラックオパールに見られる黒い内包物、ウインドウと呼ばれる色が抜けてしまった部分などの要素にも左右されますが、基本的にはこれらが少ないものの方が価値は高くなります。

 

プレシャスオパールの
値段と価格相場

宝石の売却を検討中の方にとって最も気になるのは、手持ちの宝石がどの程度の金額で売れるのかという点に尽きるかと思います。プレシャスオパールの大まかな買取相場としては、最高品質の場合は1カラットで2~3万円ほど、3カラットで20~25万円ほど、5カラットで35~50万円ほどとなっています。最高品質よりも多少質が落ちる場合は、1カラットで1~2万円ほど、3カラットで10~12万円ほど、5カラットで18~20万円ほどが大まかな相場です。一方で、遊色が美しくなく、割れや傷が多い低品質なものだと、5カラットでも数千円程度、1カラットだと数百円程度の値段しか付きません。

ただし、プレシャスオパールの買取額は買取業者によって大きく異なるケースも少なくありません。プレシャスオパールには、価値を判断するための明確な基準が存在しないため、プレシャスオパールの買取額は鑑定士の技量に大きく左右されます。同じプレシャスオパールでも買取を依頼する業者が異なるだけで数万円もの差が生じるケースもあるので、上記の買取相場は目安として考えるようにしましょう。

プレシャスオパールの買取を依頼する際は、経験豊富な鑑定士が在籍していることに加えて、プレシャスオパールの買取実績が豊富な買取業者を選択することが大切です。

 

まとめ

オパールの中でも遊色効果を有したプレシャスオパールは、見る角度によってさまざまな表情を見せてくれます。石によってカラーやパターンが大きく異なるため、自分好みの石を見つける楽しみが味わえるという魅力があります。一方で、プレシャスオパールは高温や乾燥、衝撃に弱いという性質があるので、取り扱いやお手入れ、保管には細心の注意を払う必要があります。また、プレシャスオパールの買取額は鑑定士の技量に左右されるので、買取依頼を検討する際は慎重に買取業者を選定することが重要です。

ダイヤモンド・高級ジュエリーの相場高騰中!
ダイヤモンドなどの高級ジュエリーは安定した価格を保っており、資産運用としても高い価値をもっています。さらに近年の相場高騰の影響で買取価格も大幅に上昇しており、まさに今が売却のベストタイミングといえます。
ダイヤモンドなどの宝石の高価買取は「おたからやへ」

関連記事

タグ一覧

悩んでいる今が売り時です!あなたの品物の本当の価値知りたくないですか?
いつでも!どこでも!気軽にご相談ください
悩んでいる今が売り時です!あなたの品物の本当の価値知りたくないですか?
店頭買取

店頭買取

査定だけでもOK!

買取店舗数は業界最多の
約1,200店舗以上!

おたからやの店舗数は全国 約1,200店舗以上(待機店舗を含む)。これは、数ある買取店の中で最多を誇ります。日本全国津々浦々にて、地域密着でお買取りを承っております。

最寄りのおたからやを探す

出張買取

出張買取

査定だけでもOK!

買取専門店おたからやの
無料出張買取。

買取専門店おたからやの無料出張買取です。出張料・査定料・買取手数料は全て無料、査定は最短5分です。随時キャンペーンを実施をしております!まずはお気軽にご相談ください!

出張買取の詳細はこちら

おたからやの買取商品から探す