宝石・ジュエリー
2021年11月5日

【アイドクレース-Idocrase】

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【アイドクレース-Idocrase】

アイドクレースは、淡い緑色や褐色をした宝石です。正式名ベスビアナイトは発見された地名を由来としており、最近ではパワーストーンとしても注目を集めるようになりました。独特の輝きを持つアイドクレースの魅力を探っていきましょう。

アイドクレースの特徴と宝石言葉

アイドクレースは、二酸化ケイ素と金属酸化物の塩で構成されるケイ酸塩鉱物で、大規模な炭酸岩塩と銅や鉛、亜鉛などの有用金属が濃集するスカルン鉱床で産出されます。同鉱床で産出されることの多いガーネット原石と酷似しているため、肉眼で見分けるのは困難です。日本を始めとして世界各地で採掘されますが、結晶サイズの大きなものは少ないため、宝石として市場で見かけるものも少なくなっています。発見されたイタリア・カンパニア州にあるヴェスヴィオ火山の名からベスビアナイト、あるいはベスブ石と呼ばれます。また産出される国や地域によって色合いや石質が違ってくるため、カリフォルニアナイトやザンサイト、シブリンといった別命が与えられました。

アイドクレースの硬度は6~7とされており、正長石(オーソクレース)とクォーツ(水晶)と同等程度なので、宝石加工に適しています。アイドクレースには「二人の愛」と「真実」という宝石言葉を持ち、真実の愛という絆で結ばれる、障害や困難な状況を乗り越えるといった意味が含まれているため、ペアアクセサリーに利用されることも多いです。心を癒やしてくれるような淡い緑色からリラックスや邪気祓い、怒りや嫉妬といったネガティブな感情を抑止するパワーストーンとしても親しまれるようになりました。

 

アイドクレースの色と魅力

アイドクレースを用いたネックレスや指輪、ブレスレットなどが人気を集めていますが、やはり見る者の心をリラックスさせてくれる色合いが共通した魅力といえるでしょう。淡い緑色をしたものが多くを占めますが、褐色のものも見つけられます。特に淡い緑色は健康や回復、平和などを表すカラーとされており、見ているだけで落ち着きを感じさせてくれます。また内包する元素によってはエメラルドのような深緑色のシブリン、黄色が混ざっているクサンサイト、産出される地域によってジェードのような石質を持つカルフォルニアジェードも知られています。

宝石に耐えうる十分な硬度を持つため、さまざまな宝飾品に加工されており、他の人とは違ったジュエリーを身に着けたい方や、個性的な宝飾品を求める方に選ばれています。ダイヤモンドやサファイア、エメラルドなどと比較すると手頃な価格帯であるため、大振りなジュエリーを探している方にも魅力的です。様々なアイドクレースジュエリーがある中で、特徴的な色合いの魅力を活かすため、いたずらにカット数を追わず、軟らかい輝きを感じられる仕上がりをしています。さりげなく落ち着いた美しさを演出できますので、身につける方のワンポイントアクセサリーにも良いでしょう。アイドクレースは、夜空の浮かぶ月のような淡い色合いが魅力になっており、ジュエリーからパワーストーンまで幅広く選ばれています。

 

アイドクレースの産出国

世界各国で産出されているアイドクレースは、内包される不純物によって違った特徴を持ちます。見た目からも感じられる軟らかい石肌や翡翠のような色合いを特徴とする、米国カリフォルニアのカリフォルニアジェード、稀ではありますが銅を含むエメラルドのような深緑色をしたノルウェーのテレマークで産出されるシブリンなどが有名です。この他にもフランスのオート・ピレネー県やコルシカ島やコルス島、北米カナダ東部に位置するケベック州や中米のメキシコ、南米ではブラジルが産出国に名を連ねています。また欧州ではアルプス山脈を臨むスイスや豊富な天然資源埋蔵国であるロシア、1795年に世界で初めて発見されたイタリアも有名です。さらにインド洋に浮かぶマダガスカルやスリランカ、ダイヤの産出国でもあるインド、アフリカではケニアや南アフリカが有名であり、オーストラリアでも採掘されています。日本では北海道や本州の茨城や埼玉神奈川と長野と岐阜、吸収では大分と宮崎などになります。

ダイヤモンドやサファイアなどの宝石と違って、日本を始め世界各国で産出されますが、宝石に適した結晶を持つものは少ないため、一定の希少性を持ちます。神奈川県では、西丹沢から産出されるものを県指定天然記念物に指定。和名のべブス石として登録しています。

 

アイドクレースのお手入れと保管方法

アイドクレースは硬度6~7と宝石として必要な硬度を持ちますが、カッターやナイフなど尖った金属だと傷をつけてしまいます。そのため汚れがついたときは、金属を使って落とすのは絶対に避けてください。基本的なお手入れ方法としては、乾いたタオルや布で包むようにして汚れを拭き取ります。この方法で汚れが落ちない場合は、タオルを人肌のお湯で濡らして水気を落として汚れを拭ってください。しつこい汚れの場合は、コップに人肌程度のぬるま湯を入れてからアイドクレースを浸して(ブレスレットやネックレスは避ける)揺らすように左右に振り、その後にタオルで汚れを拭います。ぬるま湯が汚れに浸透して浮かしてくれますので、タオルで汚れを落としやすくなります。終わったらしっかりとタオルで水気を取り、紛失を避けられる場所で乾かしましょう。この時、直射日光で乾かすのは厳禁です。アイドクレースは直射日光や紫外線に弱いため、暗所にて乾燥させてください。

保管する際は購入したときに付属していたケースに収納してから化粧台の引き出しやタンスに保管します。湿気によるカビや害虫などが気になるからと言って乾燥剤や防虫剤と一緒に保管しないようにしてください。アイドクレースは宝石であるため、一定の湿度が必要としており、乾燥剤や防虫剤と一緒に保管すると劣化してしまう恐れがあります。

 

アイドクレースの市場価値

アイドクレースは、色合いやサイズによって市場価値が違ってきます。最も市場価値の高いものは、内包する元素の少ない透明なものになります。ダイヤや水晶のような完全無色に近いものほど、希少性が高くなるので市場価値も上がります。この他にもエメラルドグリーンのような深緑の色合いなどがはっきりしていると市場価値が高くなる傾向です。いずれも希少性が理由となっているため、ほとんど見かけませんが、もし出合う機会があれば、とてもラッキーといえるでしょう。

サイズによっても市場価値が違ってきます。基本的に1カラット未満のものが多いですが、1カラット以上のものになると存在感が高まり見栄えも良くなりますので、比例するように市場価値も上がります。アイドクレースの原石も見かけるようになりました。原石は様々な色合いをした大小の結晶がそこかしこから伸びており、外観からはジュエリーとしての魅力を感じられません。ただしパワーストーンや置物、インテリアとして利用する方もいるため、一定の市場価値がつくものと考えられます。

原石の中でも珍しい深緑や透明度の高いものですと価値も高くなる傾向がありますので、やはり出合う機会があったら運がよいと言わなければなりません。アイドクレースそのものは、各国で産出されますが、不純物の少ない透明度の高いものや深緑色に染まりきったものは極めて希少性が高いため、市場においても高く評価されます。

 

アイドクレースの値段と価格相場

アイドクレースは透明度やカラット、粒の大きさ、施されたカット数が値段や価格相場に影響します。優しい石質が人気のカリフォルニアジェード5mm玉を用いたブレスレットなら約9,000円ほどとなっており、9mm~11mm珠なら13,000円ほどで取引されます。透明度が高く1.8カラットほどあり、美しいカットが施されたジュエリーですと34,000円、2カラットを超えると42,000円ほどが相場になります。

他の宝石同様にカラットとカラー、クラリティ(透明度)、カットの4Cを満たすものほど値段も上昇します。アイドクレースは、硬度6~7と一定の加工に耐えられますが、ダイヤモンドやサファイアのような複雑なカットは施されないので、このあたりも値段や価格相場に影響していると考えられます。アイドクレースの原石の値段は、その重量や結晶の状態や数が影響します。最も多く見られる100g前後のものですと3,000~5,000円前後で取引されており、400gを超えるような大振りなものですと15,000円前後で取引されています。ジュエリーと違って加工料金や人件費がかからない原石は、室内の置物やインテリアとしての魅力から根強い需要があります。アイドクレースを探していたり、手放したりする際には値段や価格相場をチェックしておくことがおすすめです。

 

まとめ

夜空に浮かぶ月のように幻想的な雰囲気を漂わせるアイドクレースは、個性的な宝石やパワーストーンとして注目を集めています。淡い緑色が放つ輝きは見るものの心を落ち着かせ、ネガティブな感情を浄化してくれることでしょう。二人の愛や真実という宝石言葉が示すように、恋人のペアアクセサリーにうってつけ、またシーン選ばない控えめな輝きも魅力になっています。特に透明度が高いもの、深緑色のもの、大粒のものは、希少性が高いため市場価値も高くなります。

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