ヴァンクリーフ＆アーペルのアイコニックなコレクション「アルハンブラ」は、高級感あふれるデザインと上品なイメージで世界中から愛されています。

その一方で、市場に流通する人気ブランド品は需要が高い分、偽物も多く存在するのが現実です。

誤って偽物を購入してしまうと、思わぬ損失やトラブルに巻き込まれるリスクも否めません。

今回は、正規品とコピー品を見極めるためのポイントをわかりやすくご紹介します。

アルハンブラのスーパーコピー（偽物）とは？

Van Cleef & Arpels（ヴァンクリーフ＆アーペル）の「アルハンブラ」はフランス発の高級ジュエリーで、高い人気を誇ります。

そのため市場には正規品ではないコピー品、いわゆる「偽物」も多く出回っています。

最近では偽物のクオリティも向上し、素人目には本物と区別がつかない精巧なものも増えてきました。

特にスーパーコピーと呼ばれる高品質な偽物が流通しており、インターネット上でもこれを販売するサイトが散見されます。

まずは偽物の違法性やリスクについて確認しましょう。

アルハンブラの偽物を購入することは違法？

偽物のブランド品と知りつつ購入すること自体は、自分で楽しむ範囲であれば法律上直ちに処罰される行為ではありません。

しかし、購入した偽物を転売する行為は違法となります。たとえばフリマアプリやオークションでスーパーコピー品を売ることは法律で禁じられており、個人間の売買であっても処罰対象です。

さらに怖いのは、自分が偽物と知らずに売却してしまった場合でも違法になるという点です。

うっかり偽物を売ってトラブルにならないよう、アルハンブラを手放す際はそれが正規品かどうか十分注意しましょう。

偽アルハンブラを入手するリスク

スーパーコピーを含む偽物のアルハンブラを入手・所持することには様々なリスクがあります。

まず、海外旅行先などで偽物と知らず購入し日本に持ち帰ると、偽ブランド品の輸入は禁止されているため税関で没収されたり最悪の場合は処罰の対象となる可能性があります。

また、正規品と比べ素材や作りが劣るため、石が取れる・チェーンが切れるなど壊れてしまうことも多いです。

当然ですが、ブランド公式店での修理やメンテナンスなどのアフターサービスも受けられません。

さらに、前述のように偽物をうっかり売却すると法律違反になるリスクも伴います。

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アルハンブラの本物と偽物の見分け方

アルハンブラの本物と偽物を見分ける際にはいくつかのポイントがあります。

どのような箇所を確認するのかをご紹介いたします。

刻印・ロゴ・シリアルナンバーの違い

アルハンブラのネックレスやブレスレットでは、留め具（フック）部分にブランドの刻印が入っています。

正規品の刻印は文字やロゴの輪郭がはっきり鮮明であるのに対し、偽物は刻印が潰れていたり不鮮明なことが多いです。

例えば、手元のアルハンブラの刻印が薄かったりロゴ字体が妙に崩れている場合は注意が必要です。

さらに、シリアルナンバーにも注目しましょう。製品ごとに刻印されている固有の番号が、付属の保証書に記載された番号と一致しているか確認してください。

正規品であれば刻印のナンバーと保証書のナンバーが一致しますが、偽物の場合そもそも番号が刻印されていなかったりナンバーが一致しないということもあります。

モチーフデザインや仕上げのクオリティの違い

アルハンブラシリーズの象徴である四つ葉クローバー型のモチーフの仕上がりにも注目しましょう。

正規品では、モチーフを縁取るミルグレイン（小さな玉模様の縁取り）が均一で滑らかに施され、モチーフの形状も左右対称で非常に整っています。

偽物ではこの縁の玉模様の大きさが不揃いだったり、モチーフの形がわずかに歪んでいたりする場合があります。

横から見るとその差は顕著で、本物は側面まで滑らかに磨かれていますが、偽物は側面に凸凹や微細な波打ちが見られることも多いです。

表面の光沢についても、正規品は上質な研磨による上品な輝きがあるのに対し、偽物は艶の感じが異なり不自然な光り方をしていることがあります。

チェーン・クラスプの構造と素材の違い

ネックレスやブレスレットの場合、チェーン部分やクラスプ（金具）の作りにも真贋のチェックポイントがあります。

正規品のチェーンは繊細ながらもしっかりした造りで、コマの一つひとつに滑らかさがあり強度が高いです。

偽物ではチェーンのコマの繋ぎ目処理が甘かったり、経年でメッキが剥げやすい素材が使われていることがあります。

留め具自体の構造にも違いがあり、本物はスムーズに開閉できて丈夫ですが、偽物はややチープな造りで壊れやすかったり、開閉に違和感を感じることもあるでしょう。

先述した刻印も含め、チェーンや金具の細部に至るまで精巧に作られているかを確認して、少しでもチープな印象を受けるようであれば、偽物の可能性があると言えます。

使用されている素材の違い

アルハンブラの本物と偽物では素材そのものの質にも差が生じます。

正規品のアルハンブラジュエリーには基本的に18Kのゴールドやプラチナが使用され、モチーフ部分には上質な宝石や半貴石がセットされています。

偽物では金メッキや低品位の合金で代用されていたり、モチーフの石もプラスチックやガラスで安価に再現されている場合があります。

そのため、色味や輝きにも微妙な違いが現れます。例えば正規品のゴールドは上品で落ち着いた淡い色合いなのに対し、偽物の金属部分は不自然に黄味が強かったりテカテカしすぎていることがあります。

また重量も、素材の違いから本物と比べて偽物の方が軽かったという報告もあります（ただし製造年代による個体差もあるため重さだけで断定はできません）。手に取った際の素材の重厚感や石の美しさに違和感を覚えたら注意しましょう。

箱・保証書など付属品の違い

アルハンブラの場合、製品そのものだけでなく付属品からも真贋を推測できます。購入時に付いてくるケース（外箱・内箱）や保証書をお持ちの場合は、そちらもチェックしてみてください。

例えば、本物の外箱では中央の「Van Cleef & Arpels」のロゴで「&」の文字が両隣の文字より小さめですが、偽物の箱では&のサイズが他の文字と同じ場合があります。

またロゴの書体も、本物は細身で丸みを帯びた字体ですが、偽物は太字で角張った字体になるなど微妙に異なります。

次に内箱を見ると、本物は上質なスエード調の生地で手触りがさらさらしていますが、偽物の内箱は質感が異なりチープに感じられるでしょう。

また、保証書には購入日や店舗、製品番号などが記載されていますが、偽物の場合は書式や印字が正規のものと異なるケースがあります。

例えば、本物の保証書に貼られたホログラムシールは一部だけ光の反射が異なる精巧なものですが、偽物のホログラムシールは全体がギラギラ均一に光るなど粗さが見られることがあります。

ヴァンクリーフのアルハンブラを購入する方法

スーパーコピーに騙されず、ヴァンクリーフのアルハンブラを購入する方法は下記の2つがあります。

正規ブティックや信頼できる店舗で購入する

一番確実なのは、ヴァンクリーフ&アーペルの直営店や正規取扱店で購入する方法です。正規ブティックで購入すれば確実に本物ですし、購入時に国際保証書や専用ケースが付属します。

また、アフターサービスも受けられるため安心感があります。

デメリットは新品定価になるため高額になる点ですが、「一生モノ」の高級ジュエリーですから安心を買う意味でも正規店での購入が推奨されます。

どうしても新品定価が難しい場合は、鑑定済みの信頼できる貴金属・ブランド専門の中古店を利用しましょう。

その際も評判の良い大手の店舗や真贋保証を明記している販売店を選ぶことが大切です。

シリアル番号や刻印を確認した上で中古品取扱店で購入する

中古市場でアルハンブラを購入する場合は、自分で真贋を見極める目を持つことが求められます。

まず、商品説明や付属品の有無を細かくチェックしましょう。

信頼できる出品者であれば、商品の詳細にシリアル番号や刻印の写真、保証書の有無など真贋判断に役立つ情報を掲載しています。

説明に不明瞭な点が多い場合は質問して確認し、それでも情報開示に消極的な出品者は避けた方が無難です。

実際、偽物を掴まされるケースはフリマアプリや個人売買で入手した場合に多いため、中古で手に入れる際は「本物と断言できる根拠」があるか慎重に見極めましょう。

フリマアプリ・個人取引で気を付けること

メルカリやヤフオクなどの個人間取引でアルハンブラを購入するのは最もリスクが高い方法です。

どうしても個人出品から購入する場合は、次の点に十分注意してください。

価格が極端に安すぎないか

価格が安い商品は魅力的に映りますが、相場より著しく安い出品は要注意です。

アルハンブラの中古相場は比較的安定しており、大きく逸脱した安値は偽物の可能性があります。

そのため、価格が極端に安い商品は偽物のリスクが高まるので避けるようにしましょう。

掲載写真や説明の信用性はあるか

画像が綺麗すぎるカタログ写真だったり、不自然に加工された写真しか無い場合は注意が必要です。

刻印部分などの細部の写真がない出品は真贋が不明瞭なため避けましょう。

また、説明文が極端に簡素で詳細が書かれていない場合も怪しいです。

出品者の評価や取引履歴に問題はないか

新規アカウントや評価が著しく低い出品者からの購入はリスクが高いです。

過去の出品物に同ブランド品の偽物疑惑があった履歴がないか、他の購入者からクレームが出ていないか確認しましょう。

信頼できる出品者かどうかを見極め、少しでも不安を感じたら取引を控えるのが賢明です。

アルハンブラの真贋に迷ったらプロの鑑定を依頼しよう

自分でできる真贋チェックを行っても「やっぱり素人では判断が難しい…」と感じるケースも多いでしょう。

実際、スーパーコピーともなると、経験豊富な鑑定士でも見極めが困難な場合があるほどです。

そこで重要なのが、プロの鑑定士に真贋判定を依頼することです。宝石やブランド鑑定の専門家であれば、刻印の細部や素材の鑑別など豊富な知識と専用機器を用いて確実に本物かどうかをチェックしてくれます。

鑑定士に見てもらえば短時間で白黒はっきりさせられるため、疑いを引きずったままモヤモヤする必要もありません。

さらに正規品と判明すれば、その時点での買取相場についても教えてもらえるでしょう。

まとめ

ヴァンクリーフ＆アーペルのアルハンブラは人気ゆえに精巧な偽物も出回っていますが、刻印の鮮明さや仕上げの品質などいくつかのポイントを押さえれば自分でも真贋チェックは可能です。

しかし、少しでも「おかしいな？」と感じた場合や、自分では判断しきれない場合は、無理に素人判断せずプロの鑑定に頼ることをおすすめします。

偽物を掴まされてしまった場合、決して転売などは行わず適切に処分し、改めて正規品を手に入れましょう。

お持ちのアルハンブラの真贋でお悩みの際は、お気軽に鑑定の専門機関へ相談してみてください。

「おたからや」での「ヴァンクリーフ＆アーペル」の参考買取価格

「おたからや」での「ヴァンクリーフ＆アーペル」の参考買取価格は下記の通りです。

※上記の買取価格はあくまで参考価格であり、市場の動向、付属品の有無などによって実際の査定額が変動する場合があります。

上記の参考買取価格は一例であり、実際の査定額は使用状況や付属品の有無、ストーンの状態、刻印の確認など多岐にわたる要素を総合的に評価したうえで決定されます。

おたからやでは、ブランドジュエリーを熟知した鑑定士が、市場動向を常にチェックしながら一点一点丁寧に査定します。

大切なジュエリーを手放す際は、まずはお気軽にご相談いただき、最新の相場を踏まえた適正な価格をご確認ください。

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