エルメス（HERMÈS）の結婚指輪は、高級ブランドらしい洗練されたデザインと品質の高さが魅力です。しかし、「後悔する」「ダサい」という一部の意見を見て、選択肢に入れるべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エルメスの結婚指輪が「後悔する」と言われる理由とともに、実際にはどのような特徴や魅力があるのかを、詳しく解説します。エルメスの結婚指輪が自分に合っているかどうかを見極めて後悔しない結婚指輪を選ぶために、ぜひ最後までご覧ください。

エルメスの結婚指輪の特徴

エルメスの結婚指輪は、高級ブランドならではのこだわりと、洗練されたデザインが際立つジュエリーです。老舗ブランドらしい職人技が光る精巧な仕上がりと、ファッションブランドらしい独創的なデザインが特徴を特徴としています。

老舗ブランドの高い技術とこだわり

1837年創業の老舗ブランドであるエルメス。もともと高級馬具工房として創業した同ブランドは、金属加工をはじめとするクラフトマンシップをジュエリー制作にも受け継いでいます。

結婚指輪には、ゴールドやプラチナ、厳選されたダイヤモンドなど、最高品質の素材が使用されているのが魅力です。熟練の職人が一つひとつ丁寧に手作業で仕上げることで、優れた耐久性と着け心地が実現されています。

ブランドの歴史と職人技が光るエルメスの結婚指輪は、まさに芸術作品とも言えるクオリティです。

人気ファッションブランドならではのデザイン

エルメスの結婚指輪は、一見シンプルながら、ファッションブランドならではの独創性が感じられる洗練されたデザインが魅力です。

例として、人気コレクションである「エヴァー・ケリー」は、エルメスの象徴的なケリーバッグの留め具をモチーフにしたデザインが特徴。過度な装飾を排し、素材本来の美しさと職人技を引き立てたミニマルな仕上がりが魅力です。

また、ブランドの頭文字「H」を取り入れたモデルも展開されています。ファッション性と上品さを兼ね備えたスタイルとして人気を集めるデザインです。素材は、プラチナに加えてピンクゴールドやホワイトゴールドなど多彩に展開されており、肌の色や好みに合わせて選べるのも魅力の一つです。

エルメスの結婚指輪は後悔する・ダサいと言われるのはなぜ？

エルメスの結婚指輪は独自の魅力を持つ一方で、一部の人からは、「後悔した」「ダサい」といった声が聞かれることもあります。

その理由としては、商品ラインナップの少なさや控えめなデザイン、結婚指輪で定番のプラチナ素材の採用が少ない点などが挙げられます。

商品数が少なく選択肢の幅が狭い

エルメスはジュエリー専門ブランドではありません。結婚指輪のラインナップは他のジュエリーブランドと比べると、やや選択肢が限られています。

実際に展開されているコレクションは数えるほどで、決して多くはありません。ダイヤモンドの有無やリング幅といったバリエーションも、比較的シンプルな構成にとどまっています。特別なカスタマイズには対応しておらず、既製デザインから選ぶスタイルが基本です。

そのため、豊富な選択肢からじっくり選びたい方にとっては、やや物足りなさを感じるかもしれません。その結果、「理想的なものがない」と感じる人もいるようです。

控えめなデザインが多い

エルメスの指輪はミニマルで上品なデザインが特徴で、洗練された雰囲気を備えています。一方で、華やかさやインパクトのあるゴージャスな雰囲気を求める方にとっては、控えめに感じられるでしょう。

また、他ブランドに比べてダイヤモンドの装飾が抑えられている傾向があります。落ち着いた佇まいが魅力である一方で、物足りなさを感じるという声もあるようです。

エルメスのリングは、シンプルで洗練された美しさを重視する方に特に適した選択肢と言えるでしょう。

結婚指輪としては定番のプラチナ素材が少ない

日本では「結婚指輪といえばプラチナ」というイメージが強く認識されています。変色しにくくアレルギー反応が起きにくいことなどが、その人気の理由です。

一方で、エルメスではプラチナ素材の結婚指輪は限られたモデルのみの展開で、多くはホワイトゴールドやピンクゴールドが使用されています。そのため、プラチナリングを希望する方にとっては、選択肢が少ないと感じることもあるでしょう。

エルメスと他ブランドの結婚指輪の比較

エルメスの結婚指輪は、ティファニーやカルティエなど他の人気ジュエリーブランドと比べてどのような違いがあるのか解説します。

商品数の違い

ティファニーやカルティエといったジュエリーブランドでは、結婚指輪のデザインが非常に豊富に揃っています。ソリティア（一粒石）やエタニティリング（宝石が全周または半周に並ぶ）など、ダイヤモンドの数や配置、リングの形状も多岐にわたります。

一方、エルメスは指輪コレクションのバリエーションが限られており、デザイン数では他ブランドに劣ります。

さらに、他ブランドではリングの幅やダイヤの数を変更できるなど、カスタマイズの自由度が高いのも魅力です。一方で、エルメスでは既成のデザインをそのまま選ぶスタイルが基本となります。

デザインの方向性の違い

多くのジュエリーブランドでは、伝統的なブライダルリングらしいデザインを幅広く展開しています。

エルメスの指輪は、それらと比べてファッション性が高く、独創的な点が特徴です。ケリーバッグの留め具や錨のチェーンなど、ブランドならではのモチーフを取り入れたデザインが目を引きます。ダイヤモンドをあしらっていないデザインも多く、装飾を好まない男性でも日常的に使いやすいでしょう。

一見シンプルでありながら、他のブランドにはない個性を備えており、ブライダルジュエリーの定番とは一線を画しています。

素材の違い

ブライダルリングの素材として定番のプラチナは、ティファニーやカルティエ、ハリー・ウィンストンなどの人気ジュエリーブランドで広く採用されており、多くのモデルで選択可能です。

例えば、ハリー・ウィンストンでは、プラチナ土台にダイヤモンドをセットしたリングが代表的なスタイルとなっています。

一方で、エルメスの結婚指輪はゴールドを使用したデザインが中心で、プラチナ製のモデルは限られています。「どうしてもプラチナ素材にこだわりたい」という方は、他ブランドと比べて選択肢が少ない点を事前に理解しておきましょう。

エルメスの結婚指輪の魅力

一部では否定的な意見も見られるエルメスの結婚指輪ですが、エルメスならではの魅力も数多く存在します。

シンプルだからこそ飽きのこないデザイン

エルメスの結婚指輪は、派手さや過度な豪華さに頼らずシンプルでありながら、独創性と洗練を兼ね備えたデザインです。素材の美しさを活かしつつ、エルメスらしいエッセンスを加えた指輪は、流行に左右されないタイムレスな美しさが魅力。さりげなくエルメスらしさを感じさせるデザインには、ブランドならではのセンスが光ります。

結婚指輪としての知名度は低く人と被りにくい

エルメスはバッグや財布が有名な一方で、結婚指輪を展開していることを知らない人も少なくありません。そのため身につけている人も少なく、結婚指輪の定番ブランドと比べると、他のカップルとかぶる可能性が低いとも考えられます。「自分たちだけの特別な指輪」を求める人にとって、魅力的な選択肢と言えるでしょう。

比較的手に入れやすい値段設定

「エルメス」と聞くと、バッグや時計など高額なアイテムを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、結婚指輪については比較的手の届きやすい価格帯で展開されているのが特徴です。

例えば、ティファニーやハリー・ウィンストンといった世界的なジュエリーブランドでは、高グレードのダイヤモンドを使用した婚約指輪が200万円ほどになることも珍しくありません。

一方、エルメスの結婚指輪は、20〜70万円程度が中心で、高額なモデルでも100万円前後に収まります。

このように、同じ高級ブランドでありながら、エルメスはブライダルリングにおいて比較的手頃な価格設定となっています。「上質でありながら過度に高価すぎない」という点は、エルメスならではの魅力と言えるでしょう。

※2025年3月時点で公式サイトに掲載されている情報です。最新の情報は販売店へお問い合わせください。

世界的ブランドというネームバリュー

エルメスは言うまでもなく、世界的なトップブランドの一つであり、そのネームバリューがもたらす満足感も大きな魅力のひとつです。指輪を見るたびに、「憧れのエルメスを身につけている」という喜びを実感できるでしょう。品格あるデザインは、周囲からも一目置かれる存在となり得ます。

•  おたからや査定員のコメント

エルメスの結婚指輪で人気のデザインコレクション

エルメスの結婚指輪には、代表的なデザインコレクションがあります。それぞれの特徴を知って、自分たちにぴったりの指輪を見つけてください。

※2025年3月時点で公式サイトに掲載されている情報です。最新の情報は販売店へお問い合わせください。

アリアンヌ

「アリアンヌ」は、無駄を削ぎ落としたミニマルな美しさが魅力のひとつである、エルメスらしいタイムレスなコレクションです。

その名前は、ギリシャ神話に登場する王女アリアドネに由来しており、彼女が紡いだ「糸」の逸話に着想を得ています。この物語をもとに、糸が繋がるようなラインがデザインに落とし込まれており、シンプルながらも深い意味を感じます。

エヴァー・ケリー

「エヴァー・ケリー」は、エルメスのアイコンであるケリーバッグの留め具（クロージャー）をモチーフにデザインされた結婚指輪です。

リングの正面には、金具を思わせるディテールが施されており、リングの両端がつながり円を描くような構造になっているのが特徴です。この独特のデザインは、結婚する二人の絆の強さを象徴しており、ファッション性と象徴性を兼ね備えた、エルメスらしいリングです。

エヴァー・ヘラクレス

「エヴァー・ヘラクレス」は、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスにちなんで名付けられた、エルメスのコレクションです。

デザイン面ではエルメスの頭文字「H」をさりげなくあしらった構造が特徴。モチーフは控えめに作られており、ロゴとして過度に主張することなく洗練された美しさを感じます。直線的で構築的なデザインの中に、力強さと繊細さが共存する一本。日常使いにも馴染みやすく、スタイリッシュなデザインとして人気を集めています。

エヴァー・セリエ

「エヴァー・セリエ」は、エルメスが誇る馬具製造の伝統と美意識を受け継いだ、ユニークなコレクションです。

リング中央には馬具に着想を得たモチーフが施されており、結び目を思わせる造形が、絆や結びつきを象徴しています。このモチーフは、エルメスの馬具由来のデザインコードを現代に再解釈したもので、伝統と革新が融合するスタイルが魅力です。

※「エヴァー・セリエ」は人気コレクションのひとつとして知られていますが、2025年3月時点では公式サイトに掲載されていません。最新の取扱い状況については、販売店へお問い合わせください。

エヴァー・シェーヌ・ダンクル

「エヴァー・シェーヌ・ダンクル」は、鎖のパーツが連なったような、立体的で存在感のあるデザインが印象的なリングです。

結ばれた鎖の形は、「強い絆」や「永遠のつながり」を象徴しています。結婚という人生の節目にふさわしい、ロマンチックな意味が込められたデザインです。

※「エヴァー・シェーヌ・ダンクル」は人気コレクションのひとつとして知られていますが、2025年3月時点では公式サイトに掲載されていません。最新の取扱い状況については、販売店へお問い合わせください。

フィル・カレ/フィル・ロン

「フィル・カレ/フィル・ロン」は、フランス語で「四角い線/丸い線」を意味するシンプルなコレクションです。

フィル・カレは断面がスクエア型でシャープな印象を、フィル・ロンは断面が丸みを帯びた甲丸型でやわらかく優しい印象を与えます。どちらもミニマルなデザインが特徴で、素材とフォルムの美しさが際立ちます。

流行に左右されないオーソドックスな結婚指輪を探している方や、派手な装飾を好まない男性にもおすすめです。

エルメスの結婚指輪の選び方

エルメスの結婚指輪を選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。

好きなデザインコレクションから選ぶ

まずは、エルメスならではの各デザインシリーズから、自分たちの好みや価値観に合うモチーフを選んでみてください。

エルメスファンの方であれば、「ケリー」をモチーフにしたモデルや、「シェーヌ・ダンクル」のデザインを取り入れたリングに魅力を感じる方も多いでしょう。一方、「アリアンヌ」や「フィル・ロン」のようなシンプルで装飾の少ないシリーズは、控えめなデザインを好む方におすすめです。

また、普段のライフスタイルを考慮することも大切です。日常的に使いたい方の場合、凹凸の少ない滑らかなデザインが安心です。逆に、パーティーやフォーマルな場面での使用が多い方には、華やかなデザインも映えるでしょう。

自分たちの生活に合ったデザインを選ぶことで、長く快適に愛用できる指輪に出会えるはずです。

ダイヤモンドの数や有無で選ぶ

エルメスの結婚指輪には、ダイヤモンドを留めたモデルと、石を使わないモデルがあります。ダイヤありの指輪は華やかさや特別感が増し、指元に上品な輝きを添えてくれます。

一方で、石のないデザインは非常にミニマルで飽きが来にくく、日常使いしやすいのが魅力です。エルメスの場合、ダイヤモンドが使われていても控えめなサイズや個数に留められていることが多く、派手すぎる印象は感じられません。

日常的に指輪を常に身につける方や、仕事柄華美なリングが難しい方にはダイヤなしのデザインがよいでしょう。華やかさや記念感を重視する方にはダイヤ付きのデザインを選ぶのがおすすめです。

指輪の素材で選ぶ

プラチナかゴールドかも、結婚指輪を選ぶ際の重要な検討ポイントの一つです。

プラチナは、変色しにくく、金属アレルギーも起こしにくい素材として人気があります。一方、ゴールドは、ホワイトゴールドやピンクゴールドなどのカラーバリエーションがあり、肌なじみのよさや華やかな印象が魅力です。特に柔らかく優しい色味のピンクゴールドは、女性に人気の高い素材となっています。

自分の肌の色に合っているか、パートナーとのペアとして見たときのバランスなど、見え方もしっかり確認するとよいでしょう。

エルメスの結婚指輪のアフターサービス

エルメスのジュエリーに破損や摩耗などの不具合が生じた際には、エルメスの店舗に製品を持参することで対応が可能です。専門スタッフが個別に査定を行い、必要に応じて修理を提案します。また、質問や不明点についても丁寧に対応してもらえるので、安心して相談できる環境と言えるでしょう。

エルメスは、製品の修理やケアに特化した専用窓口として「エルメス アフターセールスカウンター」を設置しています。この窓口では、エルメスの高品質な製品を長く使用できるよう、定期的なメンテナンスや幅広いアフターケアサービスを提供しています。

専門知識を持つスタッフが、修理の受付や内容の提案を行い、必要に応じてリペア対応が実施されます。高品質な製品を長く愛用するための体制が整えられており、高級ブランドならではのサービスが魅力です。

まとめ

エルメスの結婚指輪は、商品数の少なさやデザインのシンプルさから、物足りなさを感じる方もいるかもしれません。一方で、シンプルながら職人技が光る洗練されたデザインや、比較的手の届きやすい価格帯、ブランドのネームバリューを考えると、長く愛用できる魅力があります。

後悔しない選択をするためには、ブランドの長所と短所を理解しておくことが大切です。自分たちが重視するポイントを明確にして、一生の宝物になる結婚指輪を探してみてください。

「おたからや」での「エルメスの指輪」の参考買取価

ここでは、「おたからや」での「エルメスの指輪」の参考買取価格の一部を紹介します。

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

エルメスは、誰もが知る世界的ハイブランドであることから、中古市場でも人気の高いブランドのひとつです。

エルメスの指輪の査定額に影響する要素の一つが、指輪本体の状態です。傷や変形が少なく、購入時の光沢を保っている指輪ほど、高値がつきやすくなります。

また、付属品の有無も重要なポイントです。エルメスのジュエリーは、専用のケースやギャランティカードがセットで販売されるため、これらが揃っていることで、査定額が上がる傾向にあります。

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「おたからや」には、GIA（米国宝石学会）認定のGG（Graduate Gemologist）資格を持つ鑑定士が在籍しており、国際基準に基づいた査定を行っています。ジュエリー市場の動向を熟知したプロが、エルメスのブランド価値や素材、デザインの希少性を的確に見極め、適正な価格で買取いたします。

また、鑑定書や鑑別書がなくても買取は可能ですので、証明書を紛失された方でも、安心してご相談ください。キズや汚れがあるリングでも査定の対象となるため、「使用感があるから売れない」と諦める必要はありません。エルメスの結婚指輪を売るなら、ぜひ一度「おたからや」にご相談ください。