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1910年、ココ・シャネルにより創業された「シャネル」は、シンプルかつエレガントなスタイルでファッション業界に革命を巻き起こしました。シャネルの本格的な腕時計が誕生したのは1987年。メンズウォッチを小さくしただけのレディースウォッチが大半を占める状況の中、女性のための腕時計として「プルミエール」を販売しました。シンプルさを極めたダイヤルにチェーンブレスレットという、まるでブレスレットのような腕時計は、瞬く間に世の女性たちを魅了しました。2000年には、それまでラグジュアリーウォッチでは用いられることのなかった素材・セラミックを使用した「J12」をリリース。スポーティさとエレガンスさを兼ね備えたデザインは、時計業界で一大ブームとなりました。

進化を続けるシャネルの時計

シャネルの時計は常に進化しています。2016年には初の自社製ムーブメントを搭載したメンズウォッチ「ムッシュー ドゥ シャネル」をリリース。完成度の高さと美しいデザインから、男性の時計マニアからも高い評価を得るようになりました。そして2017年、女性のための機械式腕時計「プルミエール カメリア コレクション スケルトン」を発表。 シャネルのアイコンでもあるカメリアをモチーフにしたムーブメント部品が印象的なデザインは、ラグジュアリーウォッチの金字塔と言っても過言ではありません。

①流通量

シャネルの時計はその品質およびブランド性を維持するため、製造本数を制限しています。そのため市場に出る商品は常に少ない状態になっており、流通量が他の時計に比べて圧倒的に少ないのです。だからこそ一つの時計に対する価値がいつまでも下がらず、ともすれば新品の時よりも高値で売却できるケースがあります。

②知名度／ステータス

またシャネルというブランドの強さも理由の一つになります。時計に興味のある男性はもちろん、普段はそれらに関心がない女性でも、シャネルという名前を聞いたことが無い人はほとんどいないでしょう。これほど広く浸透したブランドは他にはそうそうありません。だからこそ、単なる時間を確認するもの以上の価値が、シャネルの腕時計には付与されるのです。

①為替変動によって高く売れる

シャネルはフランスの時計ですので、日本で買うには輸入が必要になります。そのため「為替の変動」を非常に受けやすく、円安であれば高額に、逆に円高だと安価になる傾向があるのです。元々が高額な商品であるため、為替が少し動いただけで数万円の差が出ることもしばしば。買う時はもちろん、売る時の為替はしっかりチェックした方が良いでしょう。

②人気確立モデルのため高く売れる

人気モデルであればあるほど、売値は高くなる傾向があります。業者としては買い取った商品が売れなければ利益になりませんが、シャネルの人気モデルであれば店頭に出せば「即完売」という事も常です。人気ゆえに流通もしづらくなっていますから、場合によって買った時よりも高く売れることが十分にありえるのです。

③プレミアモデルのため高く売れる

生産が終了しているプレミアモデルは、希少価値がより高くなりますので、購入した時よりもさらに高値で売れる事もあります。とにかく時計に関してはそのようなレア度が非常に重要になりますので、例え今はプレミアのついていないものであっても、将来の可能性を鑑み、保持しておくのも良いかもしれません。