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「テディベア」の名称は、20世紀初頭のアメリカ大統領、セオドア・ルーズベルト大統領に由来しています。彼が趣味の熊狩りをしていた時、弱った熊を撃たなかったという逸話が新聞に挿絵入りで掲載されました。この時の熊は、新聞記者の名前（クリフォード・ベリーマン）から「ベリーマンベア」と呼ばれました。その記事を読んだニューヨークの雑貨店主モリス・ミットムがそのイラストに基づいて熊のぬいぐるみを作り、アイディアル社を興しました。ルーズベルト大統領の愛称テディにちなみ「テディベア」と名付けて店頭に置いたのが始まりです。1902年秋のことでした。

また一方で、現在のテディベアの老舗トップメーカーで知られるドイツのシュタイフは、モリスがテディベアを作った同じ頃、すでに熊のぬいぐるみを1902年に発表し、それが大量にアメリカに輸入されました。これが見本市を経て1903年にセオドア大統領の晩餐会のテーブルを飾り話題になりました。アメリカからの発注の記録が公に残っていることから、ティディベアメーカーとしての販売はシュタイフが世界初である、とされている説もあります。

より高い査定額を目指すためにも、よい状態を保つのは大切なことです。ここではぬいぐるみのクリーニング方法をご紹介します（ただし、ご自宅でのクリーニングは自己責任で行ってください）。 まず、表面のホコリをしっかり取り除きます。手の汚れがつかないよう、ブラシで払うか掃除機で吸い取るのがおすすめです。掃除機の場合はポリ袋の中にぬいぐるみを入れ、掃除機の先端を差し込み、口を輪ゴムで閉めると効果的です。また、ダニ退治として直射日光に当てるのも効果的です。

次に、洗濯表示のタグで洗えるかどうか確認してください。水洗いOKのマークがあれば洗えます。目立たない部分で色落ちを確認し、脱ぎ着できる洋服やアクセサリーはすべて外し、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし優しく押し洗いをしてください。すすぎも押し洗いの要領で2回以上水を換えて行います。タオルで軽く水をふき取り、そのままタオルでくるみ、ジャストサイズの洗濯ネットに入れ洗濯機で10秒程度脱水した後、乾いたタオルで水気をふき取り、風通しのよい日陰で乾かします。

保管する際は、無臭の防虫剤と一緒に直射日光の当たらない場所に保管しましょう。またできれば室内でも夏と冬で寒暖差があまりないところ、なるべく湿気のないところでの保管がおすすめです。 なお、アンティークなど水洗い不可のぬいぐるみは注意が必要です。買取をご検討の際にはぜひご相談いただき、プロに任せていただくことをおすすめします。