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金の先物取引って
どんな条件があるの?

金の先物取引する時の条件

金を現物取引ではなく、先物取引する時には様々な条件があります。少々難解ではありますが、条件を把握すれば個人でも金の先物取引が可能です。金の先物取引がどのようにおこなわれるのかをご紹介していきましょう。

取引単位と証拠金

金は1キログラム(1000グラム)単位で取引を行っており、金1000グラムの1セットを1枚と数えます。

もし金1グラムが5000円の場合、金を1枚購入するのに必要な金額は500万円。しかし、先物取引の場合は現時点で全額を用意する必要はありません。「来年に金を1グラム5000円で買います」と先の価格を今決めて、その時期が来た時に取引を行います。

そのため、証拠金があれば必要な総額を持っていなくても取引を行えることに。証拠金はSPANという証拠金計算方法で算出され、毎週変更されます。

金の先物取引を行っている場所と時間

日本で最初に金の先物取引が始まったのは1982年の3月23日、東京商品取引所(TOCOM)でした。そして2020年7月27日に大阪取引所(OSE)へ移管。取引の時間が決められていて、日中と夜間の時間帯があります。日中は午前8時45分から午後3時15分までで、夜間は午後4時30分から翌日の午前5時30分までです。

かなり長時間取引をしているので、どのような職種でも取引に都合のいい時間帯を見つけやすいのではないでしょうか。

 

金の先物取引を行う
メリットとデメリット

証拠金の確保と取引の条件を把握することで、金の先物取引を行えます。実際に取引を行う前にメリットとデメリットを知っておきましょう。先物取引は自己責任の部分が大きいため、メリットとデメリットを知っておくことは非常に重要です。

メリットは大きな金額を運用できる
・デメリットはハイリスクなこと

メリットとして挙げられるのは、証拠金があればそれよりも大きな金額を運用できること。金を買って価値が少しでも値上がりすれば、利益は大きくなるため資金効率がとても良いです。

逆に金の値下がりを予想する場合は、売りからスタートして利益を狙えます。

デメリットとしては、金の先物取引がハイリスクになりやすいということが挙げられます。資金効率が良いということは、利益も大きければ損失も大きいということ。金の先物取引はハイリスク・ハイリターンです。

取引に2ヶ月から1年の猶予があるとはいえ、日々の動向をチェックして、売買の適切な判断をする必要があります。

 

まとめ

相場は多少変動するものの、金は昔から高い価値を誇る優秀な資産です。宝飾品だけでなく、工業用品としても使用されている希少価値の高い貴金属だから価値があります。金の価格変動を見て、上手く取引をすれば大きな利益を生むことに。先物取引の条件を把握して、金を有効に扱いましょう。

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