ロレックスで絶大な人気と高級時計の象徴としても注目を集めるデイトナは、スタンダードなビジネスモデルからラグジュアリーな高級感のあるものまで様々な種類が展開されています。

中でも注目したいのが近年一気に価値を上げたコスモグラフ デイトナ 116508。

グリーンの文字盤にイエローゴールドがそのロレックスの高級感をより際立たせる人気モデルです。ここでは、ロレックスの中でも最高級で人気のデイトナについてご紹介します。

ロレックスの中でも最高級の
スポーツウォッチデイトナ

成功者の証として人気芸能人や資産家が身につけ、多くの人の憧れの的となりました。そしてその精密な作りに洗練されたデザインは、当然時計ファンの心も掴んで離さず、どのモデルも価格は200万円以上と高額です。

デイトナとは？

1963年の登場から今なお愛されるモデルデイトナは、その名をオイスターパーペチュアルコスモグラフデイトナと言います。もともとはカーレーサーのために正確な測定や視認性が高い実用的なモデルとして発表され、高性能なクロノグラフが人気を集めました。

このデイトナはロレックスのスポーツウォッチの中でもとくに人気が高く、ビジネスシーンにふさわしいモデルからドレッシーな高級感のあるモデルまで様々なモデルが出ています。中でも高級感のある金無垢モデルは、シンプルなホワイトの文字盤、ブラックの文字盤、そして近年その価格が跳ね上がったグリーンの文字盤と様々な個体が存在します。

ここ数年で高騰したロレックス
コスモグラフ デイトナ 116508

ロレックスのコーポレートカラーでもあるコスモグラフ デイトナ 11650のグリーンの文字盤は、定番カラーに並んで人気の高いカラーです。しかし、発売から数年はそこまで大幅な価格変化はなく、2018年には300万円程度の価格でした。

300万円が1000万円に？
注目されたグリーンダイアル

2018年段階では300万円程度の価格だったコスモグラフ デイトナ 11650は、ほかにない洗練されたデザインとグリーンの文字盤が魅せる角度によって変わる見え方、金無垢のラグジュアリーさも相まって少しずつ人気が高まりました。とくにここ数年の変化は目覚ましく、2022年では1300万円の中古価格を記録しています。

ですが、時間の経過とともに価格は落ち着いてきてはいるものの、まだまだ人気が高く、高価買取が期待できるモデルと言っていいでしょう。

2024年現在の中古価格は、1000万前後となっています。

ロレックスのコーポレートカラーでもある上品なグリーンは、もともと人気が高いモデルということもあり、評価自体は発売から非常に高いものでした。

コーポレートカラーのグリーンは
ロレックスでも人気モデル

コスモグラフ デイトナ 11650のほかにもGTMマスターやサブマリーナにも取り入れられているグリーンの文字盤は、イエローゴールドとの相性が良く、程よい高級感が人々の注目を集めています。通常モデルであるブラック、ホワイトとは200万近く価格に差があり、グリーンの文字盤であるコスモグラフ デイトナ 11650のほうが高額買取されます。

2025年にはまた価格が
上がるのではないかと予測する人も

そんなコスモグラフ デイトナ 11650ですが、2022年の12月に一度1300万円の中古価格を記録していますが、再び価格は緩やかに低下し、現在では1000万円の中古価格となっています。

そのため、このまま価格は下がるのではないかと予測している人もいますが、実は2025年以降に価格が高騰するのではないかとも言われています。

それは2025年の新作発表が影響すると考えられているためで、もしここでデイトナの新作が発表されれば現行モデルの価格が上がることが予測されます。

新作が発表される時期に価格が上がるロレックスですので、同様に2025年の新作発表でまた価格が跳ね上がるかもしれないと期待されています。

レア個体の存在も注目

ロレックスのなかにはレア個体と呼ばれる経年の変化によって価値が出てくる個体が存在します。こうした個体はもう手に入らない、保存状態が良いかどうかが重要、ということで、滅多にお目にかかることはありませんが、今後自分の持っているデイトナがこのように変化する可能性もあるので、ぜひどんな特徴があるのかチェックしてみてください。

経年により魅力が出るブラウンアイ

デイトナ Ref.16520などのモデルに見られる現象で、インダイヤル部分の白枠が琥珀色に変色した状態の個体です。このブラウンアイ個体の原因はとくにはっきりしていないのですが、主に1994年から1年間製造した個体に見受けられる仕様とされています。

生産終了しているデイトナ Ref.16520の価値ももともと高いのですが、さらに保存状態が良く、ブラウンアイのような美しい変化をしていると、高価買取が期待できます。

色味に落ち着きが加わるクリームダイヤル

デイトナ 116520のホワイト文字盤には、経年とともに文字盤が変化するクリームダイヤルという現象が存在します。こちらも変化する大きな原因は解っていませんが、製造初期の個体に多く見られる現象とされています。落ち着いた色合いがもともとの色よりも深みがあり、人気が出ています。

少しでも高くデイトナを
売るなら

人気のあるデイトナですが売り方を考えなければその価格に数百万の差が出てしまいます。とくに売る時期に関しては数年ズレだけで3倍近く価格が変わっていますので、売る際は慎重に選択しなければなりません。

また、査定に出す際、時計の状態はもちろん、付属品や保証書も重要なアイテムとなりますので、扱いには注意してください。

オーバーホールは定期的に行う

腕時計は基本的にオーバーホールと呼ばれるメンテナンスが必要です。これはロレックスのような高級時計も同様で、定期的に実施しないと精密性がなくなってしまいます。資産として価値を残しておきたいのなら、普段使用している、していないにかかわらず、ロレックスの正規店や正規部品を取り扱っている時計屋さんなどでしっかり行ってください。

もしこの段階で付属品の保証書を持っていない場合は、オーバーホールをした証明書を受け取るようにしましょう。万が一保証書がなくなってしまっても、持っているロレックスが紛れもなく本物であるという証明になります。

レア個体のオーバーホールは注意が必要

クリームダイヤルやブラウンアイのような経年劣化が魅せるレア個体をオーバーホールする場合は、ロレックスの正規店ではなく、正規部品を取り扱っている時計屋さんに相談してください。ロレックスの正規店の場合、時計の部品を交換する際、レア個体特有の大事な部品まで交換してしまうことがあり、オーバーホールにより価値が損なわれてしまいます。

そのため、こうしたレア個体をオーバーホールするのであれば、ロレックスの正規部品を取り扱っている時計屋さんで事情を説明し、オーバーホール後も価値を損なわないように相談できるお店で対応してもらうようにする必要があります。

付属品の管理は徹底する

時計の売却で重要なのは説明書や保証書といった付属品を大事に保管すること。とくにロレックスは精密な偽物も多く出回っており、プロでも見極めが難しく、保証書がないと価値が下がってしまうことがあるほどです。

保証書や説明書があれば、買取がスムーズに進み、査定額も高額になる可能性が非常に高いので、こうした付属品はしっかりとっておいてください。

まとめ

ロレックス コスモグラフ デイトナ 116508は今後も買取価格上昇の可能性を秘めており、ますます目が離せない状況になっています。シックで落ち着いたグリーンの文字盤にラグジュアリーなイエローゴールドの本体は、売却をしなくともその手にとって身につけておきたくなる洗練されたデザインです。

ロレックス コスモグラフ デイトナ 116508の売却を考えている人は、ぜひ慎重に検討し、自分にとって良いタイミングで査定に出せるようにしておきましょう。

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