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ロレックスデイトナの
超レアモデルとは?

ロレックスのなかにはレアモデルといって、発売初期にしかないデザインや、マイナーチェンジによって同じモデルでも極端に数が少ないモデルなど価格が高くなるものが存在しています。なかでもデイトナは定番モデルというだけあり、長く販売されている間にマイナーチェンジがほどこされ、希少性の高いロレックスが多く存在しています。今回はこのデイトナのレアモデルについてご紹介していきます。

 

デイトナはレアモデルの宝庫?その特徴について

デイトナに限った話ではありませんが、生産数が少なく人気の高い個体というのはレアモデルとして価格が高騰する傾向があります。とりわけデイトナは定番モデルということもあり、1963年の登場から高い人気を誇り、1990年には爆発的に人気が高まりました。現在でも人気芸能人が愛用しているということもあり、その人気は留まることを知りません。特段レア個体でなくとも価格が高くなるデイトナですが、そのなかでも希少価値のあるものはさらにプレミア価格で取引され、いま注目を集めているのです。

 

デイトナは同じモデルであっても生産された時期によってレアモデルが存在します。とくにアンティークロレックスのデイトナの特徴でもあるのがビッグデイトナ、スモールデイトナです。発売初期生産のデイトナは文字盤にデイトナ表記がありませんでした。しかし数年後という短い期間でビッグデイトナが採用され、さらに短い期間でスモールデイトナの文字へマイナーチェンジしました。デイトナ表記が無いものも当然レア個体として価値が高いのですが、とくにこのビッグデイトナ表示はレア度の高い個体となっています。

 

さらに時間の経過とともに価値がでてくるのが時計の劣化です。経年変化により味のある状態に変化したモデルは、こうした変化を遂げることでさらに注目されることになりました。コスモグラフ デイトナ Ref.116520クリームダイヤルはデイトナのなかでもこうした経年による変化が劣化では無く美しい変化として評価され、さらに価格が上がっています。

 

デイトナは人気モデルであるからこそ、生産中のマイナーチェンジも多く、こうした希少性の高い個体が多く存在しています。レアなモデルを探してみたいとかんがえているのでしたら、デイトナは奥が深いのでおすすめのモデルといえます。

 

ロレックス
コスモグラフ デイトナ
Ref.16520に見られるレア個体

デイトナRef.16520は3種類のレア個体が存在しています。市場に出回っていて確認されているレア個体は、逆6文字盤と200タキメーター、そしてブラウンアイです。初期モデルの一部に搭載されていて、原因こそ明らかになっていませんが、経年劣化による変色などがこうしたレア個体の特徴です。

 

逆6文字盤ですが、こちらは初期モデルの旧型の「L・S」シリアルの一部に存在しています。12時間計部分の6の表記がさかさまになっているため、9のように見えるのです。直ぐに表記は6が縦向きになるように修正され、この逆6文字盤はすぐに生産されなくなってしまいました。非常に少ない個体ですので、レア個体を求めるファンから熱狂的な人気を集めており、市場に出ると中古でも700万円近い金額で取引されます。

 

同じく旧デイトナRef.16520の初期モデルの一部に搭載され、注目を集めているのが200タキメーターです。クロノグラフ搭載のデイトナはベゼル部分にタキメーターが搭載されており、最大値が製造された時期によって異なります。標準は400を最大とした記載ですが、旧デイトナのごく一部には200を最大とした通称200タキメーターというものが存在しています。この200タキメーターは非常に希少性が高く、中古でも860万円と非常に高額な価格で取引されています。希少性が高いタキメーターはほかにも225が最大値のものもあり、こうしたモデルも高値で取引されます。

 

続いて本体の劣化が生み出す希少個体の特徴、ブラウンアイです。ブラック文字盤内にあるインダイアルのホワイトの縁取りが、経年とともに鮮やかなブラウンに変化した状態です。Ref.16520でこの変化が出てくるのは1994年から1995年に製造された個体で、この年代に製造されたS番~W番はとくに美しい琥珀色になると人気を集めています。その後の製造モデルでもこの変化は確認されているものの、S番~W番ほどの鮮やかな琥珀色は確認されていませんので、同じブラウンアイでも価格に差が出てきます。このブラウンアイが注目されるのは、外観の美しさだけではなく、そのブラウンアイという現象が起こる理由が明確に解明されていないという神秘性にあります。この現象は主にトリチウム塗料を使用している個体に現れていることから、その塗料の焼けではないかとされていますが、変色の仕方から完全に焼けといえないというのも不思議な部分です。

 

落ち着いたブラウンのインダイアルは上品な見た目で、人気も高く、その希少性からこちらの個体も700万円前後で取引がされています。ほかのモデルには無い、理由がわからない経年変化の神秘性、そしてシックに落ち着いたブラウンのインダイアル、多くのファンがコレクションにと需要の高い個体です。もちろん、資産価値も非常に高いので、資産として投資目的の購入もされます。

 

コスモグラフ デイトナ Ref.16520だけでもこれだけの逆6文字盤、200タキメーター、そしてブラウンアイといったレアモデルがみられます。いずれもデイトナの中でも超レア個体となっていますので、確かに価格自体は非常に高額です。その価格は中古でも700万円~800万円前後で取引がされ、通常個体の200万円から300万円を遥かに上回る価格ですが、購入できるときに持っていて損はない個体といえます。こうした希少モデルは価格が下がることはほとんどありませんので、購入できるときの購入がおすすめです。

 

時間が作りだした希少価値
ロレックス コスモグラフ
デイトナRef.116520
クリームダイヤル

2000年~2016年の16年間という長い期間製造されていたロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116520には、クリームダイヤル(アイボリーダイヤルとも呼ばれる)というレア個体が存在しています。このアイボリーダイヤルは経年が魅力のひとつで、通常個体のホワイトダイヤルよりも落ち着いた優しい色味が特徴です。こちらも製造初期あたりのモデルによく見られる変化のため、2000年から2004年の製造個体のロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116520は注目しておきたいところです。

 

アイボリーダイヤルを見分ける方法は製造個体のほかに、マークIダイアルという特徴をもっています。このマークIダイアルというのは、OYSTER PERPETUAL表記のRとPの幅が狭く、ミニッツサークルの27分、33分のメモリが長いといった特徴をもったものです。こうした特徴を持っている個体に関しては、現在は純白のホワイトダイヤルであっても、経年とともに味の出たクリームダイヤルに変化する可能性がおおいにあるのです。こうした経年変化により価格が上がる個体は、購入した段階ではわからないものですが、変化をするかもしれない個体はこのように見分けることが可能です。とはいえ、使用されている塗料などについては公開されていないため、必ずしも同じ変化をすると言い難いのがむずかしいところではあります。

 

時間の経過がもたらす鮮やかな変化が楽しめるロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116520を探すのであれば、マークIダイアルを狙って探してみるというのも一つの手段です。今は美しいホワイトダイヤルであったとしても、さらに時間が経過することによってアイボリーダイヤルへと変化していく可能性もあります。状態の良いアイボリーダイヤルは高額で取引がされますので、資産として所有しておくのももちろん良いのですが、味わい深いその見た目は新品のデイトナにはないシックな雰囲気をプラスしてくれますので、自分用に所持しておくのもいいかもしれません。経年による変化を受けたロレックスは、それこそ唯一無二の存在で、同じようにロレックスを愛用している人と被らないのが大きなメリットですので、自分だけの特別な一つとしてもっておくのもおすすめです。

 

1億以上の価格もついた
デイトナRef.6240

非常に生産数が少なかったものの、有名なハリウッドスターであるポール・ニューマンが着用していたことにより注目を集めたモデルで、ポール・ニューマンモデルとも呼ばれている個体です。市場に出ていたのがわずか2~3年程度だったということもあり、パーツがオリジナルの状態で品質も良かった状態のものに関しては1億円を超える値段がつきました。このポール・ニューマンモデル自体、非常に希少性が高く、多少状態が悪くても数千万以上の価格がつけられるほどのものです。

 

ポール・ニューマンモデルのダイアルはエキゾチックダイアルと呼ばれるデザインで、このエキゾチックダイアル自体1960年~1970年ごろにのみ流通していました。このエキゾチックダイアルを搭載しているモデル自体非常に希少なものとなっており、流通量は限られています。さらにこのポール・ニューマンモデルにはデイトナ表記にも違いがあり、中央部分に記載されたデイトナの表記が太く、大き目に描かれているものがビッグデイトナと呼ばれ価値が高くなります。以降は表記が無い、または小さい文字でデイトナと記載がされており、価格は美遇デイトナ、文字無し、スモールデイトナの順番で値が下がります。文字表記が小さい物は生産後期のもので、オーバーホールなどでもこのスモールデイトナ表記に変わってしまっています。こうした背景からも、ビッグデイトナ表記は極端に数が減ったため、価値が高いのです。

 

ポール・ニューマンモデルは製造された年代からもわかるようにヴィンテージロレックスに分類される古い物です。そのためその当時にしかなかった特徴やレア仕様が存在しており、価値も数千万円と非常に高額です。Ref.6240に関してはレア中のレアモデルですので、状態が悪くてもこれほどの価値がつきますが、だからといって他のポール・ニューマンモデルが安いのかと言われると、決してそんなことはありません。同様にポール・ニューマンモデルと呼ばれるRef.6263やRef.6265もヴィンテージロレックスとして非常に人気が高いモデルですので、現在は1000万円以上で取引された個体も存在するほどです。どのポール・ニューマンモデルもレア個体ですので、見かけたら間違いなく即買いの商品と言えるでしょう。

 

ロレックスデイトナの
レアモデルはどこで手に入る?

経年の変化で価値が出るブラウンアイやアイボリーダイヤル、初期生産にのみ見られる200タキメーターや逆6文字盤、こうした個体は正規代理店での購入はあまり現実的ではありませんので、購入するなら信用できる買い取り専門店やオークション、インターネットで探したほうがまだ見つかります。ヴィンテージロレックスともなれば、そうそう簡単に手に入りませんので、価格が張ってもポール・ニューマンモデルのようなヴィンテージロレックスを入手したいと考えているのなら、それこそ多くのオークションサイトをチェックしたり、買い取りショップの情報を集めたり、または信頼できるお店を見つけて情報交換をしたりといった工夫が必要となって来ます。レア個体はそれだけでも非常に魅力的な個体ですので、多くのロレックスファンが血眼になって探しています。当然、市場に出れば即完売の状況ですので、欲しいモデルに巡り合ったら即購入をしないと逃してしまいます。

 

とはいえ、偽物も多く出回っているのがロレックスですので、偽物を購入しないようにお店はちゃんと信頼できるお店なのか、ギャランティはついているのか、オーバーホール証明書は付属しているのか、など購入予定のロレックスが確実に本物であるかどうか自分でも判断できるようにしておく必要があります。それは自分で鑑定をして見極める、というものではなく、ギャランティのように一目でわかるものが付属しているかどうかというものと、購入先のお店は信用のできるお店を選ぶ、ということです。

 

しかし、今出ている現行モデルのものも、10年、20年と時間が経過したらどのような価値が出てくるのかは予想ができません。デイトナのような人気モデルなら、販売期間が長くてもその期間に何度もマイナーチェンジがされ、そうしたモデルに将来的にプレミアがつく超レア個体になる可能性もあります。すぐにレアモデルの入手が難しくても、今手元にあるロレックスにも将来性があるかもしれません。

 

レアモデルのオーバーホールは
どうするの?希少モデルの
取り扱いの際の注意点

レアモデルは正規店でオーバーホールを依頼する際に注意が必要となります。パーツ交換によってレア個体特有の価値を損なわないためにも、しっかり相談できて正規のパーツを扱っている時計店に依頼するのがおすすめです。

 

せっかく手にしたレアモデルですから、いつまでも良い状態をキープしておきたいものです。そのためには定期的なオーバーホールが欠かせません。しかし、ヴィンテージロレックスやレア個体のロレックスはこのオーバーホール時にそのまま正規のお店でオーバーホールをしてしまうとパーツ交換の際にレア個体特有のパーツが交換されてしまうことがあります。文字盤ひとつとっても表記が異なるだけで数百万の違いが出てくるので、オーバーホールをするお店は信用できる正規のパーツを使用しているお店を選ぶ必要があります。

 

また、同じデイトナでも製造から30年以上経過しているヴィンテージロレックスは取り扱いにも注意が必要です。確かにロレックスは優れた耐久性と防水性、そして耐磁性が魅力的ですが、製造からある程度時間が経過し、内部のパーツもほぼオリジナルの状態ということなら、その性能も落ちてしまっている可能性があります。そのため、現行モデルのように着用したまま水仕事をしたり、磁気の強い物と一緒に扱ったりするのは避けるようにする必要があります。現代まで良い状態を保ち、オリジナルの部品を維持してきたのですから、今後もどの様に価格が上がるか想像できません。そのときのために、大事に扱うようにしましょう。

 

ロレックスの正規の部品を使用してオーバーホールができるお店は、同時にオーバーホール証明書を発行してもらうことが可能です。このオーバーホール証明書はギャランティに次いでロレックスを本物と証明するために重要な役割を果たします。ヴィンテージロレックスのオーバーホールを実施して発行してもらったら、今後自分のロレックスに価値が出てきたときにそれを証明する大切な書類となりますので、大切に保管しておきましょう。

 

レアモデルはパーツの経年変化、初期生産のレア個体などさまざまです。ひとつ例をあげるとすれば、ビッグデイトナ表記はオーバーホールによりスモールデイトナ表記の文字盤に交換されてしまった個体があり、その分価値を落としてしまっています。このように価値を下げないようにするためには、普段から大切に扱うほか、自分の持っているデイトナにどのような特徴があるのかしっかり把握しておくことです。せっかく手にしたレアモデル、今後も価値を落とさないように、細かい部分まで知っておくようにしましょう。

 

まとめ

1963年の初登場から高い人気を誇るデイトナは、世界的に有名なハリウッドスターや、時計マニアの芸能人が着用しているということでさらに多くの人に注目され、その価値がぐんぐん上がっています。とくにデイトナはレア個体と呼ばれる特殊な個体が多く存在しており、ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.16520ひとつとっても逆6文字盤、200タキメーター、ブラウンアイなどがあげられます。

 

デイトナに限った特徴ではありませんが、ロレックスは経年による変化が価値として評価され、思わぬ金額になることもあります。ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116520クリームダイヤルのように、本来なら劣化とされマイナス要因になるようなものでも、その劣化の仕方すら美しいとされ、多くの時計ファンから注目されています。ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116520に関してはまだまだクリームダイヤルになる可能性のある個体も存在していますので、自分の持っているデイトナがさらに高額な価値になるかもしれないという奥深さがあるのです。

 

デイトナのレアモデルは今回ご紹介したもの以外にもまだまだ多く存在していますので、ロレックスのレア個体を探したいと考えているのでしたら、デイトナから探してみるのが良さそうです。こうしたレア個体は正規代理店ではなく、信頼性の高い買い取りショップやオークションなどで探すことができますので、しっかりと情報を集めて、逃さないようにしていきましょう。

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