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    パールの価値を決定する基準

買取依頼の前に
押さえておきたい
パールの価値を決定する基準

パールの価値は
4つの基準で決まる

4つの基準があるパール

どのようなパールでも価値を決めることができるように、パールには価値を判断するための基準があります。一般的に使用されているのは4つの基準で、それぞれ評価するポイントが違います。パールの価値を決定する基準の一つが種類です。どのような種類のものかによって、買取価格にも大きな違いが出ます。採取できる数が少ない種類は希少価値が高くなるので高額で取引されることも多いです。人気のある種類も高額で取引されることが多く、それぞれの種類ごとに異なる需要の高さで価格が決められています。種類はさらに細かく見ると、色と品種に分けることができます。パールには一般的な白系の色の他にも様々な色のものがあり、色によっては非常に高額で取引されているものや、貴重な色ほど価値が高いです。品種も価値を左右する重要なポイントになり、それぞれの品種には独自の個性があります。

パールの価値に影響するテリや形状

テリや形状も、パールの価値を決める4つの基準の一つといえます。テリとは石の持っている輝きのことで、美しい輝きを持っているものほど高く評価されています。形状が良いとさらに評価も高くなり、どのような形をしているかによって、その石の持つ価値は大きく違ってきます。形状は地域によって価値観が変わることがあり、特定の地域で好まれている形状だとしても、他の地域ではそれほど重要視されない場合もあります。大きさも基準の一つで、一般的にサイズが大きいものほど価値が高くなります。これら4つの基準の他に、キズの存在や巻きの状態なども重要なポイントです。多数のパールが使われている商品では、一つ一つ石の品質が揃っているかどうかも評価の対象になります。

 

パールの価値が
決まる要素「種類」

種類によって価値が決まるパール

パールの価値を決める重要な要素の一つが種類です。パールと一口に言っても実際にはさまざまな種類のものが含まれており、それぞれの種類ごとに細かく価値が決められています。種類を決める際の基準の一つとして産出した場所があります。主に淡水で産出したものと海水で産出したものの2種類があり、淡水では質の高いものが作りにくいことから、一般的に淡水産のものは評価が低く、さらに大量の真珠を容易に生産できるという点も価格が低くなってしまう原因となっていました。しかし近年では技術が進歩し、淡水でも質の高いパールを作ることが可能になりました。現在は価値の高い大粒のものや、貴重な色のものも淡水で作られており、この場合、淡水産であっても高く評価されることがあります。また産出する方法によっても種類は分かれ、養殖のものよりも天然のパールの方が価値の高いものが多くなっています。

高く評価されている色

パールの価値を決める基準には色も含まれています。真珠が持っている本来の色は薄めの黄色ですが、中にはクリーム色に近いものやゴールドに近いものもあります。一方で、黄色の成分がほとんど含まれていない貴重なものもあり、ホワイトやピンクなどの色が代表的なカラーとなっています。高く評価されることが多いのはこのホワイトやピンクの色のもので、これらの色の真珠を好む人が多いことから買取市場でも高値で取引されています。また、どのような方法で発色したかによっても価値は異なり、人工的に色がつけられたものは一般的に評価が低くなり、価値が高いのは美しい色に自然発色したものになります。

 

パールの価値が
決まる要素「テリ」

パールの価値を決めるテリ

パールの価値はテリによっても決まります。テリとは、パールの持つ光沢のことです。美しい輝きを持っているパールほど、買取市場でも高値で評価されることが多く、パールに光が当たった際、虹色の輝きが出るものが品質の高いものとされています。このパールが虹色に輝く理由は、当たった光が内部で方向を変えて、互いに干渉しあうからです。真珠の種類によってこのテリには大きな違いがあり、特に美しい輝きを持っていることで知られるのが、アコヤ貝から採取できるアコヤ真珠という種類で、この貝を使用して真珠を養殖する方法は日本で考案されました。アコヤ真珠の中でも、特に美しいテリを持っているものは、花珠という名称で呼ばれています。花珠は買取市場でも高く評価されることが多いですが、評価している機関ごとに基準が異なるため、花珠であっても高い価値がつかないこともあります。また花珠の基準が厳しい機関もあれば、条件が緩い機関もあり、信頼できる機関で鑑定された花珠ならば、買取店でも高く評価される場合が多いです。

種類により異なるテリの名前

真珠科学研究所という機関では、パールの種類ごとにテリに独自の名称をつけて鑑定しています。白蝶貝からとれる銀色系のパールのテリには、ヴィーナスという名称がつけられており、同じ白蝶貝からとれるものでも、金色系の真珠の場合には、その輝きは茶金と呼ばれます。黒蝶貝から取れる真珠のテリにも独自の名前をつけていて、緑が強い色のものにはラグーンという名称がつけられ、赤が強いものには、サンセットブラックという名称がつけられています。

 

パールの価値が
決まる要素「形状」

形状によって違いがある価値

パールを買取しているお店では形状も査定の対象にしており、形状の評価に大きな影響を与えているのはそれぞれの地域における真珠の形の好みです。パールはさまざまな形状のものがありますが、特定の地域では特定の形状のものが好まれていることもあります。そしてその地域で一番好まれている形のものが高く評価されることが多く、同じタイプの形状でも形が整っているものの方が価値はさらに高くなります。中でも日本で好まれているのは球形のパールです。形のバランスが悪いものよりも、完全な球体に近いものの方がさらに価値は高くなります。日本で球形のものが高く評価されている理由としては、フォーマルなイベントに出席する時に使用することが多いからです。結婚式に招待された時に使用する人も多く、形が整っているものの方が、大切なイベントのためのアクセサリーとしては最適といえます。そこで、パールがネックレスの材料として使用されている場合には、それぞれの真珠の形状が統一しているかどうかも、買取店ではチェックするポイントの一つです。きれいな形の真珠を揃えて作られているアクセサリーの方が、買取市場での価値も高くなります。

球状以外のものが評価されている地域

日本では球状のパールが非常に人気がありますが、日本以外の地域ではそれ以外のものも高く評価されています。例えば、ヨーロッパで人気があるのは、バロックというタイプの真珠です。このタイプは完全な球形というよりも、形の一部にゆがみがあることが特徴になっています。自然のままの状態であることに高い価値があり、動物の形に似ている真珠を使用した装飾品も高く評価されることがあります。

 

パールの価値が
決まる要素「大きさ」

パールの大きさと価値の関係

大きさもパールの価値を決める重要なポイントです。大きいサイズのものほど、高額で評価してもらいやすいですが、サイズが大きくてもそれほど価値の高くないものもあるため注意が必要になります。ジャンボサイズの真珠の中でも特に高く評価されているのは他の要素も共に優れているものです。またテリなどもサイズと関係している要素で、テリが良いジャンボサイズのものは、虹色の輝きもその分目立ちやすくなるので、高額で評価されています。その一方で、真珠の大きさを判断する際に、巻きの厚さも重要視されています。核となる部分の外側に真珠層が重なることでパールは作られますが、この外側の層のことを巻きと呼び、どれだけ厚く真珠層が巻かれているかで価値は大きく変わります。巻きが厚いものほど高額で取引されることが多いです。サイズが大きめでも、内側の核の部分が占める割合が多く、外側の層が少ないものはあまり高く評価されていません。

真珠の種類によって異なる大きさ

真珠の種類によって大きさは異なっていて、日本で多く養殖されているアコヤ真珠はあまり大粒のものは取れません。そのため直径が9mmを少し超える程度のものでも大粒と評価されています。白蝶貝や黒蝶貝から採取できる真珠は、アコヤ貝よりもサイズが大きいものが多いのが特徴です。白蝶真珠や黒蝶真珠の中には、直径が2cmを超えるものもあり、見た目にも非常に美しさがあります。これらの種類のパールは大粒のものが多く、9mm程度では大粒と評価されず、1.2cm程度のものから大粒と評価されるためアコヤ真珠よりも大粒と判断される基準が厳しくなっています。

 

パールの買取金額は
キズや附属品の有無にも
左右される

買取価格に影響を与えるキズ

大粒のパールが高く評価されるためには、表面にキズが付いていないことも重要なポイントになります。サイズが大きいものでも、目立つような大きさの傷があるものは価値が大きく下がることが多いです。サイズが大きくなるほど細かな傷もつきやすくなるので、大きいのに傷が全くないものは非常に希少価値があります。表面にキズが付いていないように見えても、細かく鑑定していけばキズが見つかることもあります。そのため、できるだけ高額で手持ちのパールを買い取ってもらいたい場合には普段からできるだけパールを丁寧に扱うようにすることが重要です。硬いものにこすりつけると傷がついてしまうこともあるので、取り外して棚などに収納する時には特に注意が必要になります。細かい傷もつけたくない場合には柔らかい布などでしっかりと保護してから保管しておいた方がキズも付きにくくなります。

付属品の有無にも左右される買取金額

買取店で査定されるパールの買取価格は、付属品の有無によっても変化します。鑑別書などは特に重要になり、信頼できる機関が発行している鑑別書を揃えて買取に出せば高く評価してもらえることが多いです。ブランド品として販売されているパールの中には特定の種類の付属品が購入時に付けられている商品もあります。こうした付属品も無くさないで保管しておけば買取に持ち込むことで査定額のアップが期待でき、重要な付属品としてメーカーの保証書なども持参した方が、高く評価してもらいやすい傾向があります。購入する際はパールが入っていた箱や袋なども保管しておいた方がおすすめです。

 

パールの価値を維持するための
メンテナンス方法

正しいメンテナンスの方法

パールの価値を維持し続けるためには定期的なメンテナンスが重要です。メンテナンスの方法によっては真珠が劣化してしまう危険性もあるので、正しい方法でお手入れをする必要があります。誰でも簡単にできるお手入れとしておすすめなのが、使用した後にしっかりと汚れを拭き取っておく方法です。汚れをそのままにして収納すると、汚れが定着して取れにくくなることもあるので、使用するたびにしっかりとメンテナンスをしておく必要があります。パールの汚れを落とす際は柔らかい布を使用しましょう。硬すぎる物で強くこすると真珠の表面にキズが付いてしまうこともあるので、適度に力を加減しながら汚れを拭き取るのがコツです。軟らかい素材ならば革を使用して汚れを落とすこともできます。また、乾拭きを丁寧にすることで表面についてしまった皮脂や汗などを取り除くことができます。皮脂や汗がついたままだと表面の輝きが鈍くなってしまうので、パールの美しさを保つためにもメンテナンスは欠かせません。

落としにくい汚れがついた場合

パールに落ちにくい汚れがついてしまった場合には洗浄剤を使用して洗うこともできます。落ちにくい汚れに対してはパール専用の洗浄剤を使用する必要があり、他の種類のものを使用すると劣化の原因になります。さらに、真珠を磨くために開発された特殊な素材が使用されているクロスを使えば通常の布よりもパールを美しく輝かせることができます。乾拭きで簡単に汚れが取れない場合には、水洗いをすれば汚れが取れる可能性もありますが、真珠の種類によっては水に弱い場合もあるので全てのパールには使用できません。淡水産の真珠は水に強いため水道水でも洗いやすくなっています。

 

まとめ

今回はパールの価値を決める基準についてご紹介してきました。パールには価値を決める4つの基準があり、そのうちの一つは種類です。種類は色と品種にさらに細かく分類されています。またパールの表面にあらわれる虹色の輝きをテリと呼び、こちらもパールの価値を判断する重要な基準の一つです。形状もパールの価値を左右する基準となり、日本では完全な球形に近いものが高く評価されています。大きさも価値を判断する基準ですが、サイズが大きくてもキズがついているものは評価も低くなります。

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