宝石・ジュエリー
2021年11月3日

ダイヤモンドのシンジケートを構築しプレミアム鉱山を持っていたデビアス社も衰退の実態

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ダイヤモンドのシンジケートを構築しプレミアム鉱山を持っていたデビアス社も衰退の実態

20世紀前半にダイヤモンドのシンジケートを築き上げ、圧倒的な地位を誇ったのがデビアス社です。デビアス社は永遠の価値と愛、ダイヤモンドを結び付けた広告をテレビやラジオで展開し国際的な成功を収めました。現在も大きな力を持っていますが、全盛期に比べると影響力は弱くなっています。

プレミアム鉱山を持ちほぼ世界のダイヤモンドの流通量と売り先を牛耳っていたデビアス社の全盛期

1881年、ロスチャイルド家から多額の資金援助を受けデビアス社を設立したセシル・ローズは、南アフリカで鉄道や新聞も支配するようになりました。会社を設立した後は次々とダイヤモンド鉱山を買収し、全盛期には世界の流通量の9割を占めています。10社で構成されたシンジケートと販売契約を結び原石を供給するようになると、勢力を拡大します。ローズが亡くなるとビジネスで苦戦が続くようになりますが、筆頭株主になったオッペンハイマーが会社を再生させました。生産組合を作って生産をコントロールし、ダイヤを買い占めて流通させるための貿易会社を設立したのです。彼は発掘から販売まで一括して行うシステムに加え、実績や生産量により価格を決める相場も作り出して世界の市場を独占しました。ダイヤモンド生産の大手であるデビアス社の管理によってダイヤモンド取引の流れが制御されたため、ダイヤモンドが値崩れせず、その希少価値が守られてきたとも言えます。デビアス社のダイヤモンドの価値を作り出した手腕は国内外で認められ、高く評価されています。

新たなダイヤモンド鉱山の発見が相次ぎシンジケートの統治を緩めたデビアス社

新しい鉱山の発見もあり、支配力は徐々に縮小していますが、デビアス社は現在でも世界のダイヤモンド産業をコントロールしています。ダイヤモンドの評価基準になっているのが4Cですが、この4Cを作り出したのがデビアス社です。市場価格を安定させるシステムは名前を変えてDTC(ダイヤモンド貿易会社)となり、原石の販売を行っています。ダイヤモンドの原石を扱えるのは、会社から選ばれたサイトホルダーだけです。年に10回開催されるサイト(販売)は、宝飾業界では重要な取引場所になっています。厳しい審査があり、審査を通過したものだけが参加資格を得ます。業界を支配してきたデビアス社ですが、イスラエルやロシアなどの影響もあり勢力が弱まっています。しかし、シンジケートの統治を緩めた状態になった現在でも、サイトは存在しています。独占禁止法に触れ問題を抱えた時期もありますが、独占は宝石の価値を守るための重要な戦略です。デビアス社は世界シェアでも約5割を占めており、未だに大きな力を持っています。

現代でもデビアス社のダイヤモンドは品質が良いと高評価で高額買取

長く業界に君臨しダイヤモンドの価値と品質を守ってきたデビアス社は、宝石のイメージにも大きな影響を与えています。上品な輝きを持つ石を熟練の職人がカットし、芸術的なジュエリーを作り続けてきたからです。宝石を取り扱っている買取店でも、デビアス社の宝石は高額買取されています。米国宝石学会が定める4Cは、ダイヤモンドの品質と美しさを決める要素ですが、デビアス社はさらに芸術性を追求し、カッティングの美しさを細分化しています。Fireは内部に見える虹で、Lifeはダイヤを動かした際の煌めきです。真正面から見たときの反射光は、Brillianceになります。デビアス社にはダイヤモンド専門研究機関があるため、デビアス社のブランド品に使用するダイヤモンドは1粒ずつ鑑定が行われ、カッティングの図や4Cの評価が明記された鑑定カードが付属しています。デビアス社のダイヤモンドを買取店に売却する場合、この鑑定カードを一緒に持参すれば、査定評価が上がりやすいです。

まとめ

デビアス社は、日本でも広く知られているダイヤモンドの巨大シンジケートです。設立から130年以上も業界を牽引し、ダイヤモンドの価値を守り続けてきた功績があります。昔も現在も、ダイヤモンドを美しく輝かせるための努力は一貫しています。ライバルが多くなり業界への影響力は弱くなったものの、強力なブランド力は健在です。商品の品質の高さと芸術性を誇るデビアス社はサービスも一流で、現在も世界中に多くの顧客を持っています。

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